社会でまともな大人の仮面を被った映画大好き人格破綻者、木根真知子が今日も自分だけの正義の映画評論ナイフを振り回す「木根さんの1人でキネマ」9巻です。

今回の大きなトピックはなんと言っても「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」と「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」でしょう。やはり知っている映画だと読み応えが変わりますね。

なお、私は「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」を観ていませんし、原作も読んでいません。「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」は3回映画館で観ました。それを前提とした感想となります。


「鬼滅の刃」の話は、みんなが観てる映画なのに何故観てないの!?日本歴代興行収入1位になるほど人気なのに何故!?「千と千尋の神隠し」より上ってことだよ!?と、いわゆるキメハラをキメられる回です、木根じゃなくて佐藤が。

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世の中のキメハラに真っ向から文句を言う回とも言えます。というか毎度この課のメンバは映画でどっちが上とかどっちが下とか繰り返してますが学習しないなあ。学習したら漫画としてのお話として成立しないから仕方ないけれども。

興行収入が1位だからみんな観ないとおかしいとか、いやいや面白い映画は他にもいっぱいあるんだから映画好きなら他のものも啓蒙するべきだとか、結局数字だけ見てサブカルエリート気取りたいだけだとかもうケンカ腰が止まりません。

普通こういう関係性になってしまうのであれば、絶対職場の雰囲気悪いはずなんだけどな。自己中で傲慢な人間ばかりとか壊れちゃうでしょ。それともそういうメンバばかりだからこそ何故か上手くいっているのだろうか。謎過ぎる。

正直「木根さんの1人でキネマ」ではこのメンバが出てくるのはあまり好きじゃなかったりします。主張ばかり強くて話し合いするつもりない相手とは厳しい。

というわけで最終的には佐藤が説教していつも通り終わるわけです。いやあ、世の中、自分の周りにはそういう人がいなかったからいいですが、こんな風に主張されたらきついですなあ。映画だったりなんでもそうですが、周囲が騒いでいようがいまいが、自分が観たいものを観るのが一番健全です。強要される謂れはないんやで。



そしてお次は「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」ですね。3回見た内訳は以下となります。(記憶だけで書いてるので、作中の名前とかと違ったらごめんなさい)



■1回目
公開当日にたまたま会社休んだため、朝一で映画館に。当然混んでて、中頃の座席へお茶1本を手に着席。周囲も埋まっていくので用意には離席出来ない状態で上映開始。

最初のパリ戦で量産型エヴァを次々と撃破していく姿に思わず笑ってしまい、必死に笑いを堪えながらシンジが村に到着。トウジやケンスケとの再開に親の様な気持ちになって「立派になったなあ」と思い涙腺が緩む。

そのあと黒波が村に馴染んでいき、言葉を覚え、優しさや嬉しさを覚え、それに心を溶かされたシンジの「なんでそんなに優しいんだよ」の台詞に一筋の涙。この辺りで膀胱に違和感を覚える。

南極作戦開始、ヴィレが暴れてるあたりでおしっこがしたくなると明確に意識する。そこでそういえばこれ150分という長編だったと気づく。

南極点?でアスカとマリが量産エヴァを次々に倒して撃破エフェクトが出まくるところにやはり笑いが止まらない。尿意も当然止まらない。口寂しいのでちびちびお茶も飲むのがまた尿意に拍車を掛ける。

ミサトさんがシンジに会って母親のようなことをするところで再び一筋の涙が流れる。尿意がだんだん腹痛っぽくなってきた。ゲンドウとシンジの親子喧嘩開始したあたりでまったく映画に集中出来なくなり、あと何分で終わるかだけを考えるようになる。

でっかい綾波が出てきたけどまだ終わらない。

ゲンドウの回想シーンが出てきたけどまだ終わらない。

シンジがみんなを解放していくけどまだ終わらない。

大人になったシンジにマリがいちゃつき始めて「マリエンドかよwww」と思い、ようやく終わるぞーと少し気が緩む。膀胱はもう痛みを感じ始めている。

スタッフロール開始、誰か立つだろうからと期待するも、さすがは公開日上映一発目から参戦している生粋のつわもの共、誰も立ち上がらない。おしっこしたすぎて貧乏ゆすりが止まらない。

終わりの文字と共に劇場内ライトアップ。慌てず騒がず、流れに沿ってトイレに向かう。

トイレ混んでる、待ち時間発生、地獄。

ようやくおしっこ排出。1分弱放出を続けるおしっこに我ながら呆れる。

というわけで、後半はおしっこした過ぎて全然集中できなかった1回目でした。



■2回目
前回の反省を活かし、途中でトイレに行ける席を選択。レイトショーだったので席もちらほらしか埋まっておらず、難なく良いところの通路側を選択。

やはり最初のパリ戦で笑ってしまう。陽電子砲撃ってくるやつギャグでしかないでしょアレ。

やはりシンジの「なんでそんなに優しいんだよ」で泣く。

南極作戦開始直前あたりで、ここから戦闘始まるからーと考えトイレに行く。後半に向けての準備を万端にする。当然だがトイレもガラガラなのでゆっくりまったりしっかりたっぷり放出。

やはりミサトさんとシンジの会話に泣く。

前回ほとんど理解出来なかった後半を大体わかった気になって終了。スタッフロールもじっくり観れた。



■3回目
来場特典がついたこともあり、もう一回観てもいいかなと3回目の鑑賞。おしっこ対策は万全だ。

パリ戦でマヤのケツ エロいなあとため息をつく。そしてやっぱり陽電子砲で笑いを堪える。

アスカとマリがエヴァに移動してる途中でシンジにちょっかいかけるあたりで、このプラグスーツもケツもエロいなあと感心する。あと乗り込む時の虹色に光る演出はパチンコでシン・エヴァテーマに使われたら絶対確定演出に使われるだろうなとほくそ笑む。

銃でシンジを撃とうとしたミドリと、撃ってしまったサクラが座り込んでしまった時のケツがエロいなあと感慨深くなる。あまり難しく考えたことなかったのだけど、冷静になるとエロい格好し過ぎだよねエヴァって。

3回目のゲンドウ回想シーンで、改めてゲンドウが一番子供のままだよなあと色々とわかった気になる。

マリと成長したシンジがいちゃついてるシーンで「乳のでかくていい女」発言にシンジの成長度合いを確認する。その後スタッフロールまでしっかり観て終了。


というわけで、「木根さんの1人でキネマ」でもシン・エヴァ感想戦をしてて楽しかったです。過去の劇場版の感想コマがそれぞれあって、Qではコマ全体が「?」で埋まってしまってホント笑ってしまった。あとはやっぱりカップリングに納得行かない人は多かったんでしょうねえ。それをベースに話も展開してました。


「木根さんの1人でキネマ」は安定して面白いです。昨今映画評論漫画が妙に流行っている気がしますが、個人的にはこれが一番好きかなあ。映画をテーマにしつつ、しっかりキャラの掛け合いがあるところとか。

他には「邦画プレゼン女子高生邦キチ!映子さん」はテーマにしてる映画が特殊なので別物として面白いですね。違うベクトルなので甲乙はつけるべきではないです。



眠気覚め度 ☆☆☆☆


木根さんの1人でキネマ 9 (ヤングアニマルコミックス)
アサイ(著)
白泉社 2021-12-24T00:00:00.000Z
5つ星のうち5.0
¥660