恋愛

青春は変態 - 山本中学の新作は陰キャ同士の悶々とした恋愛をニヤニヤ見れる

これ、本当におすすめです。

内面の心理描写が抜群の山本中学先生の新刊「青春は変態」がめでたく発売されました。もう、とにかくニヤニヤが止まらなくて一気に眠気が覚めてしまいました。これは恋愛もののひとつとして絶対に人気が獲得出来るレベルです。知名度が上がれば売れるはず。

実は、山本中学先生が描く作品ってドロドロしてたものが多かった気がするんですよ。「繋がる個体」は好きなのに理由があって別れたアラサーがくっつく話だし、「戯けてルネサンス」は高校ものだけど出てくるクラスメイトの過去が壮絶だったし、「サブスク彼女」はそもそもメンヘラがテーマだったし、「左様ならこんばんは」に至ってはヒロイン最初から死んでるし。

だけどこの「青春は変態」はとにかくピュアな陰キャの恋愛が見れるんです。相手のこと好きなんだけど、実は好き避けしちゃってたり、勝手に卑下して相手に不快な思いをさせていると思いこんで落ち込んでいたり。

そんな男女それぞれの心理描写が代わる代わる表現されることで、陰キャ思考が実は全然大したことない杞憂で、そんなごちゃごちゃしなくていいからとっととくっつけよコンチクショーとなるんです。そう、ちょうど作中の樒(しきみ)さんと同じ立場になれます。

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序盤から友人にからかわれることを契機に、隣同士の席だった二人が、これまで実はお互い密かに意識しあっていた二人が急に接近を始めるんです。しかも女の子の檜さん側からの大胆のアプローチで一緒に帰ることに。そんなきっかけで、少しずつ二人の歯車が動き出すんですね。

だけど前述した通り、自分のことなんか好きになるわけがないという勝手な思い込みが二人共あって、一緒に帰って楽しいはずなのに緊張して考えすぎて、そしてその心理描写が次々と繰り返されます。ある意味双方が主人公として様々な思いを交差させるわけです。

もちろんこの二人の思考なので、それぞれの思いには気づいていません。読んでいる第3者の読者だけがわかるという、まさに神視点で二人を見守る事ができるんです。これがやっぱり、元々心理描写が上手いからこそ出来た手法なんじゃないかと思うわけです。これは上手いと思うなあ。


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えっこの時間はもはやデートでは!?

色々あって、何かおごるということで喫茶店に入った二人、実際にケーキを食べるまでこれがデートであると気づきませんでした、初々しくて可愛い。

そしてこのシーン、水を注ぎに来る店員がこの二人を見てニヤニヤしていて、それがまた良いんです。この店員もまさしく、読者である我々と同様に二人の初々しい姿を見守ってるんですねえ。作中キャラと読者もシンクロさせて、何よりもこの主人公二人の恋愛がメインですと主張してるのがまた上手い。


こんな展開をしながら、徐々に近づいたと思いきや、陰キャ思考が故にやっぱりなかなかすぐにはくっつかなくて、ニヤニヤもモヤモヤもさせてくれる展開になっていきます。

そんな展開が続いてくのかなーと思いきや、中盤に息を呑むような大きな動きがあります。

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このシーン。ポイントになるのはこの前のページなのですが、さすがにそれはネタバレなので貼れません。ただ、このシーンがめちゃめちゃ良すぎて、「青春は変態」が絶対に売れるべき作品だと思わせてくれました

これがきっかけでお互いの意識がさらに深まっていって、いよいよタイトルにある「変態」的な妄想やらなにやらが始まっていくのです。


いいなあ、若い頃は確かにこういう思考しちゃった時もあったなあと色々思い出させてくれます。なので、二人が考える陰キャ思考もわかるし、そんなのは杞憂だというアドバイスもしたくなるし、それでも徐々にお互いのことを理解して思いが深まっていくのをじっくりニヤニヤ見届けたいしという気持ちになるんです。

これ好きな人は好きどころか、知名度上がれば絶対に注目されると思うんだよなあ。それくらい一般向けな内容になっている気がするし、山本中学作品に触れるならすごく入り込み易いと思うんです。

何より他の作品よりもドロドロしたところがないし。せいぜい陰キャ思考が過ぎてイライラするかもくらい。出てくるキャラも悪い人物はいないし、作中キャラはみんな杉村くんと檜さんのそれぞれの思いに気づいていて、二人を応援してる人たちしかいないし。

じっくりとニヤニヤしながら二人の行く末を見守りたくなる「青春と変態」でした。抜群にオススメです。


眠気覚め度 ☆☆☆☆☆


青春は変態 1
青春は変態 1
posted with AmaQuick at 2022.06.10
山本中学(著)
日本文芸社 2022-06-09T00:00:00.000Z

¥734


おぼこい魔女はまじわりたい! 3巻 - 普通のラブコメになってきました

魔女見習いから昇格するために男の子とシたいのだけど、1から関係を築きましょうとなって妙にピュアな中学生生活を送っている「おぼこい魔女はまじわりた!」3巻です。

普通のラブコメになってきましたね。2巻で学校生活に馴染み始めてクラスメイトとも友達になってきた流れから、本当に普通の子になってきています。3巻の最初を読んだ時は、あれ、古森さんってこんな普通に喋れる子だっけ?と違和感を覚えたほど。

しかしクラスメイトと日々楽しそうに生活する古森さんは見ていて楽しいし、ヒイラギくんの家にお風呂に入りに来る古森さんは可愛いし、中学生になってもお父さんとお風呂に入ってる佐枝木さんも可愛いのです。

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普通はこういうの女の子の方から嫌がると思うんだがw


そんな感じで、至って普通のラブコメになっているのですが、キャラが良いのと絵が可愛いこともあって何の問題もなく楽しめて読めます。時折古森さんの魔法の話とか魔女の話とかもきちんと出てくるし、しっかり設定を生かしたお話になっています。

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普通のラブコメですよ。


クラスメイトとも魔女の話を明確に明かしたわけではないですが、徐々にそういった話にも巻き込まれているのがまた楽しいです。このままもっと打ち解けて古森さんが言わなさそうなセリフまで言うようになってほしい。


というわけで、引き続き安定して楽しく読めます。「おぼこい魔女はまじわりたい!」の世界はみんな優しくて意地悪なのもいないのでとにかく安心して読めるのが良いですね。次巻も期待です。


眠気覚め度 ☆☆☆


1巻の感想はこちら (思春期真っ只中で迫る美少女)
2巻の感想はこちら (クラスメイトとも仲良くなっていく世間知らず魔女の成長譚で優しい気持ちになろう)


おぼこい魔女はまじわりたい!(3) (ヤングキングコミックス)
仲邑エンジツ(著)
少年画報社 2022-06-16T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.9
¥759


となりの信國さんは俺のことが好きな気がする 3巻 - ポンコツ信國さんが可愛すぎる上に笑えて素晴らしい

当サイトでもまとめ記事等の見出しに使わせてもらってるほどお気に入りの「となりの信國さんは俺のことが好きな気がする」3巻です。

やっぱり好きこれw 女の子側が頑張る作品で、女の子がポンコツでホント可愛い。信國さんが劣等感持ってて自己評価低いのはちょっとイライラするのだけど、そこがまた可愛い。

最初の「好きな人いる?」といきなり問いかける話も、めぇ子様のコラムで「その質問をして相手に好意をさりげなく伝えよう」としてるだけで、まさか佐々木くんから答えが来るなんて思いもよらず、

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「何の話??」

となるところがすごく面白くて可愛いw

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「だ…だって…まさか好きな人おるんか訊いたら 好きな人おるんか云うて来るとは思わんかったんじゃもん…!!」

このポンコツ思考たまらんなあ。好意をさりげなく伝える目的しか見てなくて、そのあとのこと考えてないのが最高。このバカさ加減がホント可愛い。

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さらに回答を聞くのが怖くて遮るところも可愛い。信國さんホント魅力的な女の子なんですよ。可愛くてポンコツで恵体でポンコツで佐々木くん好き好き光線出しまくっててポンコツでポンコツで。そして極めつけはポンコツで。キャラをかっちり確立しててホント素敵。良いキャラだなあ。

そんな信國さんの好き好き光線を連日浴びている佐々木くんは当然その好意に気づいているわけでタイトルの「となりの信國さんは俺のことが好きな気がする」を回収しててまたグッド。

こういうポンコツ系のお話が好きなら絶対に気に入ると思うので本当におすすめです。上記の好きな人の話は腹抱えて笑ってしまった。

めちゃめちゃ好きなのでもっと続きを沢山読みたいですね!


眠気覚め度 ☆☆☆☆


2巻までの感想はこちら(空回り系恋愛ギャグが本当に面白い)




青野くんに触りたいから死にたい 1~3巻 - これほどまでに青春と恋愛とホラーが噛み合った傑作があっただろうか

死んでしまった恋人の幽霊が単なる霊なのか悪霊なのか判断がつかなくなる「青野くんに触りたいから死にたい」です。今回は1~3巻までの感想となります。

前から読んでみたいと思い続けていた椎名うみの初連載作品となります。何かのセールに乗じて8巻まで購入、ようやく最近読み終えて、一気に最新刊の9巻まで購入してしまうほどハマってしまいました。面白い。


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簡単なあらすじは、男の子に免疫が一切なく、どこかクラスで浮いている女の子 優里ちゃんが、青野くんにひょんなきっかけで惚れてしまいあっという間に付き合うことになり、そして2週間で死に別れするところから始まります。

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その後、青野くんがいないことに絶望し、死を考えてしまう優里ちゃん。カッターを手に当てるほど追い詰められてしまいます。

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すると突然現れる青野くん。そう、幽霊の姿で優里ちゃんの前に現れたのが青野くんです。しかし幽霊だから触れません。目の前に愛しい人がいるのに、死ぬほど追い詰められていたのに、話は出来ても触れることは叶いません。

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「青野くんは幽霊でわたしは生きてるから君に触れないんでしょう!?だったらわたしが死ぬしかないじゃない君は生き返れないんだから!?」

ここでタイトル回収です、「青野くんに触りたいから死にたい」優里ちゃんのお話となります。幽霊となった付き合ったばかりの恋人、そんな幽霊と仲良く生活していくハートフル青春ストーリーがここから展開されます。


しかし、単なる恋愛ものではなく、純然たるホラー展開をするのが「青野くんに触りたいから死にたい」なのです。


正直な感想を述べると、この作品のホラー要素はそんじょそこらのホラー漫画では太刀打ちできないくらい怖いと思います。椎名うみが描く漫画の間、漫画の上手さ、作品の空気感が相乗効果となって最高の恐怖感を演出しています。


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「君の中にちゃんと俺を招いて」

ふとした瞬間に出てくる青野くんの別の顔。これが出ると一気にホラー感が増します。

日常では絶対に見せないこの顔へ、ふとした瞬間に切り替わるその空気が物凄く上手く恐怖を演出しています。本当に、瞬時に日常から非日常に切り替わるのが凄くて怖くて、得も言われぬ恐怖感を感じることが出来ます。

この恐怖演出が本当に怖い。普段読む時は寝る前の暗い部屋でタブレットで読んでるのですが、思わず怖くなってしまうくらいに本当に怖いんです。

果たしてこの青野くんは青野くんなのか、それとも他の悪霊なのか、その謎に近づきながら優里ちゃんと青野くんはより関係を深めていき、謎を解くための仲間も増えていきというのが基本のお話となります。

1巻では謎のまま話が進んで、2巻から怖い青野くんに関する話が徐々に明らかになっていき、3巻で青野くんや優里ちゃんの取り巻く環境が明らかになっていくこととなります。

3巻では青野くんとは違う霊の話が出てきて、別の話も同時に展開されていきます。その霊と青野くんの違いが出てきたりして、さらに青野くんのことを深く知れることになるわけです。


本当に面白い作品だと思います。見てるこっちが恥ずかしくなるような初々しい恋愛表現があると思いきやいきなりホラー展開になるし、ホラー要素もきっちりそれなりの理由をつけてあって徐々に明らかになっていくのが先の展開を気にさせます。

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2巻のこのシーンとか、抜き出しただけではなんとも思わないのに、読んでる流れだとめちゃめちゃ怖かった。本当にゾクッとした。普通の絵なのにものすごいホラー演出なんですよここ。こういう表現が上手い。


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3巻で出てきた優里ちゃんの姉である翠と、優里ちゃんの家庭事情が垣間見えるところはホラー演出じゃないのでこれだけで怖い。

こんな頭おかしい人間いるのかよと思うくらいひどい翠ですが、これがまた現実にはこういう人もいるんだろうなと思わせてしまうところがまた。たぶん家庭崩壊の家とかはこういうところもあるんだろうなあ。

そして3巻の後半から始まる学童保育篇が別の視点になっててまた面白い。藤本や新たに幽霊が見える小学生との交流が始まり、話に深みが出てきます。読む人によっては脱線してるとも捉えられそうですが、私はこの話を楽しく読めました。


今回は作品紹介と3巻までの簡単な感想に留めましたが、既刊9巻までは読んでいますので是非ともそこまで感想を書ききりたいところです。こういう作品が出てくるから漫画読みはやめられない。


眠気覚め度 ☆☆☆☆☆


青野くんに触りたいから死にたい(1) (アフタヌーンコミックス)
椎名うみ(著)
講談社 2017-06-23T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.5
¥660


青野くんに触りたいから死にたい(2) (アフタヌーンコミックス)
椎名うみ(著)
講談社 2017-10-23T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.7
¥660


青野くんに触りたいから死にたい(3) (アフタヌーンコミックス)
椎名うみ(著)
講談社 2018-04-23T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥660


双子たちの諸事情 - 好きな人には絶対刺さりまくりの双子恋愛

内心好きあってたけど血縁関係から公表できないと思っていたら実は血は繋がっていなくて感情が爆発する「双子たちの諸事情」です。誰もが羨む設定すぎてその時点で爆発しろ案件ですねこりゃ。

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「…双子じゃなきゃなあ」

からの

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「それじゃ私たちは…」「本当の双子じゃないのか…!?」

からの

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「恋できる!!」

になってしまって、ここからお互い意識しまくりの生活が始まるのです。もうこれで話完結してるじゃんとも思ってしまいます。

というのも実は、作者あとがきにも書いてあったのですが、これ本当の最初はTwitterに上げた単発ネタだったらしいのです。

おそらくそこからあれよあれよと広まり、ある編集者の目に止まり、連載に繋がったということなのでしょう。漫画家自身が容易に発信できることによる成功例です。お見事。

なので単発と思われる話が第一話で、その後の恋愛模様が赤裸々に描写されていくわけです。もうね、こっちが恥ずかしくなるような展開がされてお腹いっぱいになってしまうんですよ。

好きあっていて、お互いそれがわかっているはずなのに思いは伝えきらず、ずっとその関係を楽しんでいるという状態で、もう実質付き合ってるのにそうはなっていないというか、もどかしいw

なのでそういうむず痒くなるような、学生時代の青春のような恋愛を覗きたい人には刺さりまくります。そういう人には是非読んでほしいです。

そして何気にこの双子だけでなく、この2人を取り巻くキャラも良いキャラが揃っていて、それもまた顔をニンマリさせる流れなのが素晴らしいのです。


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特にこの子がホント良い子で。メインキャラ4人の中で一番好きです。良い感じの砕けた性格だし、気を遣えるし、自分の立ち位置もしっかり理解しているし、思わず応援したくなる。

こういった良いキャラに恵まれた作品というのは得てしていい作品になるという例ではないでしょうか。作品を引っ張るのは設定、そしてキャラだということを痛感します。

3巻で完結してしまいましたが、こういうものは長く続けすぎても食傷気味になってしまうのでそれくらいが一番いいかもしれませんね。べったべたの青春を謳歌したい人にはオススメです!


眠気覚め度 ☆☆☆


双子たちの諸事情 (ビームコミックス)
鉄一(著)
KADOKAWA 2020-11-12T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.7
¥663


双子たちの諸事情 2 (ビームコミックス)
鉄一(著)
KADOKAWA 2021-07-12T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥663


双子たちの諸事情 3 (ビームコミックス)
鉄一(著)
KADOKAWA 2022-04-12T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥663


アニメ その着せ替え人形は恋をする 12話 感想

アニメ「その着せ替え人形は恋をする」12話の感想となります。

その着せ替え人形は恋をする

遂に最終回、想定していた通り5巻の夏休み部分が描写されていて、5巻ラストのあのシーンで終わりました。

なんでなんだろう、花火のシーンから盛り上がって、最後のシーンで涙腺が少し緩んでしまった。これは一体何に対しての涙なのか、謎です。間の取り方や表現、映像から見て取れる五条くんと海夢の気持ちに感化されてしまったのかもしれません。

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良いシーンですよね。五条くんのこの夏の思い出と、これからのことを想像できない気持ちを一言で海夢の言葉が打ち砕くシーン。青春してるなあ。

海夢の浴衣のシーンも、花火を一緒に見ているシーンも、思わず五条くんが「奇麗」と言いそうになるように、しっかりと思いを頭の中で巡らせている間を取っており、展開を知っているのにこちらがドキドキしてしまいました。

正直これまでのどの回よりも力を入れて描きあげた最終回なのではないでしょうか。コスプレしてない回が一番力入るとはこれ如何に。


最終回の夏休み展開は宿題の件と学校の件と花火の件とホラー映画の件をまぜこぜにして良い感じに調整してますね。その結果、海夢の父親の出演は無くなったり五条くんをデートに送り出すじいちゃんが描かれていたり、上手くまとまっていたと思います。

あとは海夢の舌を見せるシーンでは舌ピアスが描かれていなかったり、ホラー映画のラストシーンはアニメオリジナルで貞子風のキャラがチェーンソーを振り回してるとかそれだけで観たくなるシーンにされていたりしました。

とはいえ、それ以外に特筆すべきオリジナル要素は無いです。あくまで原作を大切に、そして原作をさらに盛り上げるように、非常に丁寧な作りになっていました。この最終回はホントグッドです。手放しで喜びたい、スタンディングオベーションしたい、そんな最終回でした。


あー、終わっちゃったなあ。これきっと原作たまったら2期あるでしょ、来年とか再来年とか。今から既に2期を期待するくらい最高なアニメ化でした。原作の良さや構成の上手さも改めて実感出来たし本当に良かったです。


1話の感想はこちら
2話の感想はこちら
3話の感想はこちら
4話の感想はこちら
5話の感想はこちら
6話の感想はこちら
7話の感想はこちら
8話の感想はこちら
9話の感想はこちら
10話の感想はこちら
11話の感想はこちら


その着せ替え人形は恋をする 5巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)
福田晋一(著)
スクウェア・エニックス 2020-05-25T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.9
¥660


その着せ替え人形は恋をする 9巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)
福田晋一(著)
スクウェア・エニックス 2022-03-25T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥660


漫画原作の感想はこちら

8巻の感想はこちら(五条くんの心の扉が開いた音が聞こえる)
9巻の感想はこちら(五条くんが今までで一番の恐怖を感じる巻です)


その着せ替え人形は恋をする 9巻 - 五条くんが今までで一番の恐怖を感じる巻です

アニメ絶好調で人気を一気に獲得した「その着せ替え人形は恋をする」9巻です。記事を書き始めた3/26の夜の時点(発売からほぼ2日経過)でAmazonのレビュー数1670件は尋常じゃないです。アニメでどれほど人気を伸ばしたのでしょうかこの化け物は。


9巻はこれまでと打って変わって、閑話休題という印象が強いです。次のコスプレに向けて体型のことだったりカメラのことだったり次に一緒になるキャラクタが勢揃いしたりの準備巻です。

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「太ったよね」「はへあ」

ここに来て遂に、海夢の食いしん坊万歳設定が活かされてきました。元々好きなものを好きなだけ食べる欲望に忠実な海夢ですが、毎晩五条くんの手料理を食べる習慣がついたことにより尚更カロリー摂取が増えています。


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「俺が朝ご飯用に持たせてた物…全部…食べてたんですか…?」

おまけに持たせてくれてたものもその夜食べてたらそりゃ摂取カロリーもオーバーするってことで。仕方ないよね、美味しいものはいくらでも食べられるもんね。食べるものがあったらそりゃ全部食べちゃうよね。

つまりこれは美味しい料理を作る五条くんが悪いんです。もっとまずい料理を振る舞えば海夢もここまで際限なく食べることはしなかったはず。五条くん、罪な男やで。

そして8巻の乃羽が気づいていたのはこのことだったとは。もっと深刻なことに気づいたのかと思っていましたがこの伏線だったんですなー。

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8巻より、乃羽が海夢の体型変化に気づくシーン。

正直なところ8巻学園祭で回収されてるものだと勝手に思っており、ここでこの回収するとは思いませんでした。意外とこういう先を見据えた伏線も入れてるんですな。


とまあ、体型とダイエットの話はこのあたりまでで、次からカメラの話に移ります。

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「新菜は今までで一番の恐怖を感じていた」

今までで一番の恐怖を感じている五条くんです。海夢の思い切りの良さ、とんでもない行動力に毎度驚かされる五条くんですが、遂にその驚きは恐怖へ進化します。

そら高校生(しかも1年生)からしたら8万のカメラは大金よな。働き始めても8万のものを買うのはちょっと躊躇するし。バイト代が入ってるとはいえ目的の為にバイトしていると金の使いっぷりも豪快やなあ。

そしてそのカメラの魅力に毒されていく五条くんが見てて清々しい。すっかりコスプレの世界に染まっていて微笑ましいなあ。

このカメラの試しシーンが、コスプレシーンの無い8巻の中での最大の魅力でしょう。コスプレしていなくても海夢の魅力が存分に詰まっていて、下手したらこれまでコスプレシーンよりも気合入れて描かれれています。


そのあとはコスプレせずカメコとしてコスイベントに参加する五条くんと海夢で、ここであまねさんと再開したり涼香さんと再開したり新たなコスキャラが登場したりする、10巻の集団合わせに向けた布石の話となります。

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「ダブルクラッチ登場人物カッコ良くてえっちで最高だよね~~」「少年誌のスポーツ漫画でえっちな要素一切なかったけどな…」

こういった涼香さんの性癖が段々露わになっていくの面白い9巻でもあります。推しに掛ける力具合だったり見てる目がそっち系で凄い。おそらく2巻の初登場時点である程度のキャラ付けはしてたんでしょうけど、ここで一気に解放された感じがします。


そして一番の大事になりそうなのが初登場のアキラさんです。

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造形レイヤーに興味を持った五条くんが、あの他人と仲良くなることを拒絶していた五条くんがその殻を打ち破り、遂に自らアクセスを取った相手がこのアキラさんでした。

ただ、話の流れで何故か海夢のことを知っていて、どこかで海夢を避けている描写が続けられます。片や海夢は全くアキラさんのことを知らない様子。このあたりが全く解消されないで10巻に続くので、モヤモヤしたまま終わる9巻とも言えるでしょう。

このアキラさん、涼香さんの友人であるということも伏線になっていて、おそらくルナ先生のコスしてた人ですよね?

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6巻より、ルナ社長のコス。

涼香さんの友人で、コスしていてってことから、間違いないと思うんだよなー。だとしたら、アキラさんが海夢のことを知っていてもおかしくないのだけれども、その態度が全く腑に落ちません。10巻か11巻で明かしてくれるんだろうか。

あと、まさかなあと思うのですが、「その着せ替え人形は恋をする」のタイトルに従ってこのアキラさんが五条くんに惚れるみたいなことないですよね?

既に海夢、ジュジュサマと2人も陥落させている五条くん、今度は年上をフォーカスにしてしまうのか?もしそうなら、どう収拾つけるのかわからんなこの関係w


色々と長くなってしまいました。大きな一大イベントがあるわけでもない、ある意味閑話休題の9巻でしたが、それでも十分に面白い1冊でした。

9巻読んでるとセリフがアニメの声で再生されてしまうんです。それくらいアニメの魅力がすごかったということでしょう。9巻の感想で書くのもあれですが、アニメ2期も期待したいところですな。


眠気覚め度 ☆☆☆☆


8巻の感想はこちら(五条くんの心の扉が開いた音が聞こえる)


その着せ替え人形は恋をする 9巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)
福田晋一(著)
スクウェア・エニックス 2022-03-25T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥660



アニメ感想はこちら

1話の感想はこちら
2話の感想はこちら
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5話の感想はこちら
6話の感想はこちら
7話の感想はこちら
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9話の感想はこちら
10話の感想はこちら
11話の感想はこちら


アニメ その着せ替え人形は恋をする 11話 感想

アニメ「その着せ替え人形は恋をする」11話の感想となります。

その着せ替え人形は恋をする

予想通り、リズきゅんコスの話で1話を使い切って、五条くんの思春期爆発で終わった11話でしたね。

尺の都合上か、ほぼ原作通りなのと間延びした展開という風に観れました。「サバこま」の4コマは原作まるコピーしたのかと思うくらいそのままでした。

パッと見で気づいたアニメ差分は最初の漫画喫茶のフラットシート度合いでしょうか。ただこれは、原作に無い角度だったからそう見えたのかな。

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PC側から二人を見下ろす形になるカットがあり、そこでは海夢の足が掘りごたつ式に下ろしているように見えました。しかしその直後の足を伸ばす海夢のカットでは左右に足を開いたりしているので、完全フラットシートでしょう。このこと書こうとするまでアニメオリジナルかと勘違いしてしまった。


あとはやはりこの回、肝はラブホのあれこれなわけです。ここは特に気合入れてましたね。

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この五条くんがAVに見入るシーン、しっかり間を取っていてまさに五条くんがずっと見ている感じを表現していて最高でしたw


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この五条くんのごじょうくんが五条くんになるシーンもしっかり丁寧に描かれていてこだわりを感じます。いやあ、青春っていいなあ、思春期っていいなあw

そのあとの騎乗位から対面座位に移るシーンも非常に丁寧に描かれていて、その瞬間のベッドのスプリングが軋むシーンとか細かすぎて気合入りすぎですね。このあたりの2分描写だけで11話の元取れてるでしょw


あと何気に気になったシーン。最初のリズきゅん子守唄シーンですが、どう見ても海夢がパンツ履いてないように見えます。

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このアングルのこのシーンです。原作でも遠目で描いてるから下は見えてないですが、アニメではもっとはっきりくっきりと見えてません。ケツ丸出しです。気になる人はアニメで確認してね(17:48あたり)!


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そしてこのシーンの五条くんはアニメでオーバーに描きすぎw そのあとの思春期爆発も丁寧に描きすぎw 五条くんはこういうところで男の子をしっかり見せてくれるのが親近感持てるんですよね。男ならそらそうなるわと。


さて次回いよいよ最終話、「その着せ替え人形は恋をする」のタイトルを話タイトルにもってきました。ということは、やはり5巻の最後のページで終わりでしょう。綺麗に終わりを迎えそうで最終話も楽しみです。


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その着せ替え人形は恋をする 5巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)
福田晋一(著)
スクウェア・エニックス 2020-05-25T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.9
¥660


その着せ替え人形は恋をする 9巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)
福田晋一(著)
スクウェア・エニックス 2022-03-25T00:00:00.000Z

¥660


その着せ替え人形は恋をする 1(完全生産限定版) [Blu-ray]
直田姫奈(出演), 石毛翔弥(出演), 種崎敦美(出演), 羊宮妃那(出演), 斧アツシ(出演), 篠原啓輔(監督)
アニプレックス 2022-03-23T00:00:01Z
5つ星のうち3.8
¥6,300


漫画原作の感想はこちら

8巻の感想はこちら(五条くんの心の扉が開いた音が聞こえる)
9巻の感想はこちら(五条くんが今までで一番の恐怖を感じる巻です)


アニメ その着せ替え人形は恋をする 10話 感想

アニメ「その着せ替え人形は恋をする」10話の感想となります。

その着せ替え人形は恋をする

予想通り、前半がジュジュサマ達の話で、後半がベロニカたゃの話まで走りきりましたね。着せ恋お得意のオープニングを遥か後ろに持っていって2部構成にする見せ方はお見事。毎度オープニング挟んだか忘れて見入ってしまい、オープニング始まってからまだだったことに気づきますw

前半はほぼ原作通りです。ブラックロベリアの決め顔があまり原作っぽくないなとは思ったり。目のハイライトの差かな。

あとはみんな大喜びのジュジュサマ完落ちのとこが見ててニヤニヤ。簡単だなージュジュサマw ただこの辺、ジュジュサマの目線表現とかは漫画の方が印象深いでしょう。

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このあたりとか。ジュジュサマの目線のやり方が漫画は天才的。

こう見ると、やはり原作が本当に良く出来てるんですね。絵でわかる人の感情だったり、余計なことを解説させないマンガ表現だったり。そんな原作をベースにアニメで色々補完しているのだから、そりゃ面白くなりますわと。説明が少ないがゆえ、アニメ向きとも言えるのでしょう。


そして後半はベロニカたゃのコス話。だいぶ色々端折ってます。なんとしても10話で全部終わらせようという意思を感じるw 元々この話、コス話半分、五条くんとのデート半分でしたし、これでいいのでしょう。閑話休題的なとこもあるし。

むしろ最後のあたりのコスするけど下乳見れない話を重点的に表現してました。ちょっと変に盛り上げ過ぎな気もするけど。

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この決め顔実質2回使ってます。流れとしては確かに自然。


あと五条くんにどんな服も似合わないというの、実は漫画ではそんなに思わなかったのです。それがアニメだとバッチリ似合わなくて素晴らしいw

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原作だとそこまで似合わないとは思えないような。ただこれがアニメだと完璧に似合ってないw 作務衣安定www


さて、あと2話ですか。次はラブホで騎乗位するみたいなんで、リゼきゅんの話も11話で完結しそうです。12話は夏祭りとホラーの話で終わりでしょう。となると、最後はコスプレ関係なくてラブコメで終わりそうです。キリいいもんな、綺麗に終わる。原作としてもきっちり5巻で終わって完璧。

そしてそうか、アニメ終わりとほぼ同時に新刊9巻の発売だ。合わせてきてますな。


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その着せ替え人形は恋をする 4巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)
福田晋一(著)
スクウェア・エニックス 2019-10-25T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥660


その着せ替え人形は恋をする 5巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)
福田晋一(著)
スクウェア・エニックス 2020-05-25T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.9
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その着せ替え人形は恋をする 9巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)
福田晋一(著)
スクウェア・エニックス 2022-03-25T00:00:00.000Z

¥660



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9巻の感想はこちら(五条くんが今までで一番の恐怖を感じる巻です)


アニメ その着せ替え人形は恋をする 9話 感想

アニメ「その着せ替え人形は恋をする」9話の感想となります。

その着せ替え人形は恋をする

心寿のコスプレ話全部盛りの9話でしたね。そのせいかやたらと駆け足で、原作オリジナルもほとんどなく、むしろマンガ表現(オノマトペとか)までそのままで表現しているところがありました。詰め込み優先だったからでしょう。

そのため最初から生地屋のおじさんが出てこなかったので今後も出番が無いのかな。まあ、バニースーツの時に再登場だから、今回そこまでやらないなら出さなくてもいいのか。

20220309_000
五条くんはきちんと思春期の男の子を表現してくれるのがいいよねw


20220309_001
でもここの悩める五条くんもカットかー。この自問自答は文字起こしでもいいから見たかったw


20220309_002
ここのシーンはむしろ説明をものすごく追加してました。海夢が気の利いたことをコメントしたくなるような深い話してますね。「この生地動きが出にくいかも~」「連射で摂れば大丈夫~」みたいな。


そういえばこういう追加セリフに関して、インタビュー記事で作者が言及されてました。

「その着せ替え人形は恋をする」作者・福田晋一の初インタビュー!アニメ化は「うれしくてうれしくて13時間観ました」 - コミックナタリー 特集・インタビュー 

引用すると
どうしても何を優先するかでカットしないといけない部分が多数出てきてしまうんです。ですがアニメでは、そのカットした部分を全部丁寧に足して作っていただいて、かつ内容はものすごく伝わりやすくなって補完されているのが本当にありがたいです。
とのこと。
なので、アニメオリジナルというよりも、原作ネームから追加してるものも多数あるのかもしれません。きっと上述のマント生地の話とかはそうなんだろうなあ。


あと上記インタビュー記事で思わず笑ってしまったのがこの発言。
当初は新菜にも友達がいる設定だったんですが、衣装製作の作業に困ると海夢よりもどうしても友達に相談してしまう流れになってしまって、海夢と2人で協力してなんとかする、という状態が生まれなかったので、新菜を追い詰めるために友達も両親もなくしました
作者の作品に掛ける思いのために孤独な幼少期を過ごした五条くんが不憫やwww


20220309_003
このシーンのセリフ、気合の入れようが尋常じゃなくて吹き出してしまったw

やっぱアニメで見返すと、五条くんはキャラ立ってますよね。きっちり職人だし、思春期の男の子してるし、理解できないものには素でツッコミするし、好きな気持ちを否定しないし。そらジュジュサマも、ねえ。

何気に敬語を崩さないのも五条くんらしさを強めてると思うんです。相手に常に誠実であるというか。このあたりも、上記インタビュー記事で言及されてました。読んでない方は是非チェックしてみてください、面白いです。


というわけで、駆け足で進めたからてっきりこのまま合わせの終わりまでやるのかと思いきやその直前で終了。ということは、10話の前半でジュジュサマ達の話が終わって、後半でベロニカたゃのコス話まで終わらせちゃうのかな?そこから残り2話でリズきゅんと騎乗位して終わりでしょうか。え、それだと五条くんの思春期爆発で終わるけど本当にそれでいいのか?w


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