青年誌で不定期連載している藤田和日郎の黒博物館シリーズ、今回は「三日月よ、怪物と踊れ」です。
テーマはフランケンシュタインの怪物。が、あくまでそのものではなく、フランケンシュタインの怪物作者が出会った本物のフランケンシュタインということで話が展開されます。
メアリー・シェリーが出会った本物の怪物。死体を蘇らせたことで誕生した怪物を教育するという奇妙な関係性が展開されます。見た目は怪物だけども、心は心優しい町娘。そんな怪物とのハートフルコメディが見どころです。
人造人間の、包帯まみれで醜い姿の怪物が、メイドに仕事を求めて働き始める。うーん、まさしく優しい世界。ほのぼのしますなあ。
妻を苦しめる不貞の旦那に一発入魂、ハートフルな展開ですなあ。
そんな、フランケンシュタインの怪物をベースとした、怪物とのやり取りが繰り広げられていきます。こういった容姿や風貌で差別されるキャラが、徐々に周りと打ち解けていき信頼関係になっていくお話って定番だとは思うんですけど、やっぱ何度見てもいいですよね、優しい世界。
話としても、ハートフルコメディしつつしっかり藤田和日郎ワールド全開で戦闘シーン多々あり。怪物のエルシィが悩みながら剣を振るうことになりそうなところも見どころですね。見た目は怪物、心優しいエルシィが、信頼してくれた仲間たちのためにどういった行動をするのか、この先が楽しみです。
また、当時の男性感というか女性感というか、いまだといわゆるポリコレ的なところにも若干触れているところがまた面白いです。こういった時代物によくある、女性が活躍すると男性がやいのやいの言い出すのは、当時をよく検証して再現されている感じがして凄く好きです。そういう背景をしっかり取り込むのもやはり上手いなあ。
読んでみるとやっぱり藤田和日郎先生はド安定の面白さを発揮すると改めて思わされる「黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ」でした。ハズレが無いというのはとんでもないことだと思います。ホントお見事。続きももちろん楽しみです。
眠気覚め度 ☆☆☆☆
テーマはフランケンシュタインの怪物。が、あくまでそのものではなく、フランケンシュタインの怪物作者が出会った本物のフランケンシュタインということで話が展開されます。
メアリー・シェリーが出会った本物の怪物。死体を蘇らせたことで誕生した怪物を教育するという奇妙な関係性が展開されます。見た目は怪物だけども、心は心優しい町娘。そんな怪物とのハートフルコメディが見どころです。
人造人間の、包帯まみれで醜い姿の怪物が、メイドに仕事を求めて働き始める。うーん、まさしく優しい世界。ほのぼのしますなあ。
妻を苦しめる不貞の旦那に一発入魂、ハートフルな展開ですなあ。
そんな、フランケンシュタインの怪物をベースとした、怪物とのやり取りが繰り広げられていきます。こういった容姿や風貌で差別されるキャラが、徐々に周りと打ち解けていき信頼関係になっていくお話って定番だとは思うんですけど、やっぱ何度見てもいいですよね、優しい世界。
話としても、ハートフルコメディしつつしっかり藤田和日郎ワールド全開で戦闘シーン多々あり。怪物のエルシィが悩みながら剣を振るうことになりそうなところも見どころですね。見た目は怪物、心優しいエルシィが、信頼してくれた仲間たちのためにどういった行動をするのか、この先が楽しみです。
また、当時の男性感というか女性感というか、いまだといわゆるポリコレ的なところにも若干触れているところがまた面白いです。こういった時代物によくある、女性が活躍すると男性がやいのやいの言い出すのは、当時をよく検証して再現されている感じがして凄く好きです。そういう背景をしっかり取り込むのもやはり上手いなあ。
読んでみるとやっぱり藤田和日郎先生はド安定の面白さを発揮すると改めて思わされる「黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ」でした。ハズレが無いというのはとんでもないことだと思います。ホントお見事。続きももちろん楽しみです。
眠気覚め度 ☆☆☆☆
黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ(1) (モーニングコミックス)
posted with AmaQuick at 2022.08.13
藤田和日郎(著)
講談社 2022-07-22T00:00:00.000Z
¥924
講談社 2022-07-22T00:00:00.000Z
¥924