バトル

平穏世代の韋駄天達 6巻 - クーデター編完結

天原先生原作のWeb漫画を正式にコミカライズした「平穏世代の韋駄天達」6巻です。この巻でクーデター編が終わります。

たぶん7巻でWeb漫画の分が終わりですかね、このペースだと。早くその先が読みたいのでもうちょっとだけ待ちましょう。


さて、6巻はクーデター編が終わるので、リンがあんなことになったり新しい韋駄天が出てきたり魔族のほとんどがあんなことになったりします。

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この作品の良いところは、主人公達である韋駄天が神の存在であり圧倒的な力を持っているのに対し、敵対勢力である魔族が挑戦者であるところが面白いと思うのです。

ブランディ対リン戦もまさしくその形で表現されていて、とにかく適当に戦ってればリンに対してブランディはあらゆる手を考えて対抗していきます。

その展開がどうしても「忍者と極道」のそれとも重なってしまって、だからやっぱり面白いのかなと再認識したり。

最近こういう、敵が弱者だけど挑戦者ポジションになって挑んでくるのが凄く好き。昔ながらの主人公が弱者で成長するジャンプ形式ももちろん悪く無いんですが、敵が弱者の場合そもそも敵の方が魅力的なことが多くて良いんですよ、カッコいい。


そしてこの「平穏世代の韋駄天達」が面白くなるのってまさしくこのあとだと思うんですよ。逃げ切ったミクが色々と暗躍してあんなことやこんなことになっていくところが最高。次の巻からこそ期待。


眠気覚め度 ☆☆☆


5巻までの感想はこちら(天原先生のWeb漫画原作を商業化した作品)


平穏世代の韋駄天達 6 (ヤングアニマルコミックス)
クール教信者(著), 天原(著)
白泉社 2022-06-29T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.7
¥660


終末のワルキューレ 15巻 - また過去回想をまるまる1話やったりしてだらだら長くなってます

始皇帝対ハデス戦がひたすら続く「終末のワルキューレ」15巻です。この巻で決着しません、おそらく16巻まるまる使って決着です。

うーん、やっぱり回想やるんですな。強さの秘密みたいな回想を。わざわざそんなに掘り下げなくても、実際の戦いの面白さで主張すればいいと思うのですが。いつもこの手法になってしまったからもう毎回こうなるのは仕方ないのか。

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回想編、つまらないとは言わないんですよ。特に人間側のはまだ何故人間が強くなったのかという話があるから一応必要な話というのも理解してます。でも1話まるまるは長過ぎない?4話しか載ってないんだから、50ページこの話よ?週刊誌ならほぼ3週分よ?

しかもそれを戦いの最中にやるもんだから、尚更邪魔に感じてしまうのが惜しいなあ。もうちょっとコンパクトに小出しにするとか、登場時にやってしまうとか、やりようはあると思うのだけど。


そして15巻、というか始皇帝とハデスの戦いがいまいち盛り上がりに欠けるというか。いつもどおりと言えばいつもどおりなのですが、強力な技の応酬だけで戦いをしてしまっていて、駆け引きも何もない戦闘になっています。正直面白くな(ry

おまけに流れもいつもどおりで、片方が強い技を出す、もう片方がもっと強い技を出す、もう片方がさらに強い技を出す、そしてさらに強い技を出すとなっており、単なる力比べなんですよこれ。もう少し、駆け引きをいれてくれたならば。。。

というか、この流れは単純な力比べだからハデス勝つなこりゃ。人類側が勝つのは決まって相手の裏を読みきった時だった気がするし。


回想がやっぱり始まって、おまけに戦いもうーんな15巻でした。上げ下げが激しいなあ。16巻で決着といっても、戦いがつまらなかった厳しいかもなあ。


12巻の感想はこちら(1回の戦いが長くないですかこれ)
13巻の感想はこちら(12巻から一変して面白くなりました)
14巻の感想はこちら(7戦目開始で15巻へ弾みをつけるための巻です)


眠気覚め度 ☆☆☆


終末のワルキューレ 15巻【特典イラスト付き】 (ゼノンコミックス)
アジチカ(著), 梅村真也(著), フクイタクミ(著)
コアミックス 2022-06-20T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.4
¥594


どるから 9巻 - バトルロワイヤルがメインの巻です

石井館長監修のもと、格闘経営を深堀りしながら女子高生格闘技を描写する「どるから」9巻です。

9巻は経営の話は大きくて出てこず、8巻の後半から始まった様々な人間が入り乱れるバトルロワイヤル巻となっています。正直読み直さないと誰がなんだかという感じで、よくわからないまま話が進んだというのが率直な感想です。たぶんもう一回8巻とかそれ以前読み返せばまた面白さが違うのだろうけど。。。

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とはいえ、バトルロワイヤル自体は面白いです。単にケンカするだけでなく、地形だったり武器だったりを考慮したバトルになっていて、しっかりと知恵比べの戦いになっています。


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「観の目つよく見の目よはく 遠きところを近く見 近きところを遠く見る事 これ兵法の書なり!」

宮本武蔵の五輪書を引用するなど、きちんと論理や教えに則った行動をする、合理的な考えをするところがやっぱり面白いんですよね。単純に強いとか弱いとかじゃなく、合理性を持っているからこうなるというのは筋が通っていて納得出来ます。


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と思いきや、合理性をぶっとばして人間の思いだけで乗り切るシーンもあったり。そういうところのバランスが上手いと思うんです。

しっかりと理論付けて話は展開しつつ、漫画として盛り上げるところは盛り上げるのが漫画の上手さに繋がっていると思います。もうちょっと人気出てもいいと思うんだけどなあ、これ。


感想書くまでは正直なんかよくわからんかった9巻でしたで締めようと思っていたのですが、感想書くために何回か読み直していると上述したような魅力を再確認した次第です。やっぱり面白いじゃないか。

ただ、今回のバトルメインよりも経営戦略の話をしてる方が面白いのは否めません。そういった意味では9巻は個人的にテンション落ちたかなというのが最終的な感想かも。まあ、人が多すぎてよくわからなったからという原因の方が強いか。

しかし、好きな人は好きな展開だと思います。「どるから」のバトル理論が好きな人にはバッチリ合う9巻でしょう。


眠気覚め度 ☆☆☆


8巻の感想はこちら(多様性に溢れる現代社会で古き道場が生き残る為の経営戦略)


どるから (9) (バンブーコミックス)
ハナムラ(著), 石井和義(著), 龍造寺慶(著)
竹書房 2022-06-16T00:00:00.000Z
5つ星のうち5.0
¥792


ケンガンオメガ 13巻 - ケンガンアシュラでお流れになった設定がここで復活

若槻対飛戦が繰り広げられる「ケンガンオメガ」13巻です。

拳願会と煉獄の対抗試合も最終盤、残すは若槻対飛戦と、王馬対ロロン・ドネア戦です。13巻では若槻対飛戦が決着し、王馬対ロロン・ドネア戦が開始されます。

この対煉獄との対抗試合、純粋な戦いになる組み合わせもあれば、蟲絡みの戦いもありで、正直なところ戦いによって面白さがまちまちです。個人的にはやはり、二徳対劉戦とか嵐山対速水のような純粋な戦いが面白かったですね。

そしてこの若槻対飛戦、純粋な戦いと思いきやここで二虎流が絡んでしまうんですな。元々若槻戦ってあまり戦いの展開に恵まれないことが多いのに、二虎流絡んだおかげでまた微妙な展開になってしまうのが可哀想なところ。

いや、若槻の戦いって面白くするの難しいとは思うんだけどね。とにかく力が強いって設定だから、殴れば相手は終わるのが基本だし。元々強者設定な上に主人公格の設定だから、ピンチになるとなんだ弱いんじゃんと思われてしまうのがまた可哀想。

そんな若槻の相手が実は二虎流だったという流れなわけです。

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憑神と降魔を組み合わせたような奥義「神魔」。これを使って、さらに二虎流も使って若槻を苦しめます。飛が神魔を使ったり次々と色々な技を繰り出すところは楽しい。だけど、ここまで見せてきた飛のキャラが一変してしまって、キャラに一貫性が無いように見えてしまうのがもったいない。良いキャラだったと思うんだけどなあ。


そしてこのキャラ、実はケンガンアシュラで登場させる予定だったらしいです。が、色々設定を練るとお流れになってしまったのだとか。そのあたりは13巻のおまけページで語られていました。

本当はユリウスが飛に変わって若槻と拳願絶命トーナメントで戦う予定だったとか。そのために、各企業は選手交代を認めるという特別ルールが用意されていたんですね。

思い返すと、ケンガンアシュラの方では結局選手交代が使われていなかったので、そういう事情があったんですね。途中でシナリオが変わると事前の設定が活かされなくなる、惜しい方の展開でした。

作中では選手交代の設定を2回使おうとしてました。一度は関林がムテバとやる時に、マーヴェラス関として別選手扱いしたもの。だけどこの時、選手交代したとは判定しないだろうと作中で言及されていました。

もうひとつは、今井コスモが王馬とやる前に、大久保と交代させようとしたところ。阿古屋に執拗な攻撃を受けた身体では戦えないと判断した時のものです。結局コスモは王馬と戦い破れましたが、大久保と交代して王馬とやってたら大久保勝っただろうなこれ。

そんなこんなで、選手交代設定がうまく活かされなく、ボツになっていたキャラが飛だったわけです。そして若槻とやりあって、あの結末を迎えます。


13巻の最後は前述したように、王馬対ロロン・ドネア戦です。王馬よりもアギトの方が戦えるんじゃないかと思ってるんですが、そういえば王馬って一応拳願絶命トーナメントのファイナリストだったんですよね。

雷庵を倒し、今井コスモを倒し、若槻を倒した上で黒木玄斎と戦ったからこそ、今の拳願会のナンバーワンとして君臨すべきということだったのだろうか。それでもまだまだ、アギトの方が強いと思ってしまうのだけど、それはこれまでの戦いのインパクトがゆえなのかなあ。


さて、おそらく次巻で煉獄との試合は決着します。そのあともまだまだ続くので「ケンガンオメガ」からは目が離せません。そもそもこのままじゃケンガンオメガの主人公である光河くんがまだ弱いままだしね。


眠気覚め度 ☆☆☆


10巻の感想はこちら(嵐山十郎太がカッコいい)
11巻の感想はこちら(二徳対劉戦は抜群に面白いぞ)
12巻の感想はこちら(純粋な格闘家同士の戦いが一番面白いよね)


ケンガンオメガ(13) (裏少年サンデーコミックス)
サンドロビッチ・ヤバ子(著), だろめおん(著)
小学館 2022-06-10T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.6
¥693


忍者と極道 9巻 - ガムテが主人公になりました

ガムテが主人公になった「忍者と極道」9巻です。

9巻でグラス・チルドレン篇が完結します。忍者の犠牲者3名、破壊の八極道の犠牲者3名、双方とも残るは5人ずつで、互いの素性も明らかになり、10巻から第2部が始まる形となります。

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「これがッッ 殺し屋ガムテすべてを賭けた本気の本気だ!! 多仲忍者 てめーには絶対負けない!!」

これまで共に戦ってきたグラス・チルドレンの極道技巧を次々と使い、仲間と共に宿敵忍者(しのは)を倒そうとするガムテ。こんなんもう主人公だろ。。。


しかも忍者(しのは)を倒す為に、自分の命を投げ出してヘルズクーポン2枚服用しているガムテ。

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「オレは…5分で死ぬ」

こんな命の賭け方、もう主人公だろ。。。



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「他人に殺された心はッッ!他人を殺さなきゃ正気ではいられないッ!! 殺さなきゃ生きらんない!!」


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「オレ達は!!そんな生き物なんだ!!! そんな生き物になっちまった!! なっちまったんだ!!!」

いずれも悲しく辛い過去を持つ、グラス・チルドレン。大人に壊されて、壊す立場にならなければ生き残れなかったグラス・チルドレン。彼らの代表として、彼らの受け手として振る舞ってきたガムテの強い思いの吐露。こんなんもう主人公だろ。。。


ガムテが終始格好良くて、正直なところ主人公の忍者(しのは)よりも応援したくなるくらい魅力的なキャラでした。9巻の作者あとがきで少し触れていたのですが、ガムテの初登場はとことん道化で、嫌われる為に存在するキャラだったんですよ。

そんなガムテの思いが解き放たれて、グラス・チルドレンを束ねるカリスマ性を持つ裏付けも明確に受け取れて、忍者(しのは)の宿敵としてここまで格好良い存在になるなど誰が予想出来たでしょうか。

おまけにグラス・チルドレン篇の終盤では、ガムテが忍者(しのは)をずっと名前呼びして明確にライバル視してるのがまた格好良くて。それだけ思いが強いことが読み取れて感動してしまいます。

本当に、本当にこのグラス・チルドレン篇のガムテは素晴らしかった。誰よりも強くて、誰よりも闇が深くて、誰よりも自身の信念を貫いて。そんな魅力的なガムテがいたからこそ、グラス・チルドレン篇はとても面白かったのだろうな。

決着がついたあとも、これまでの中では唯一生首にならず終わりを迎え、その瞬間まで忍者(しのは)と極道(きわみ)の関係をぶち殺す執念は本当にお見事。これでグランドフィナーレになってもおかしくないくらい格好良さが際立ってました。

しかも本当にガムテがほしかったのは、極道(きわみ)からの愛だったことがまた涙を誘います。ガムテらしく、その本心を明かすことなく、信念を貫き通した姿もまたカッコいい。


正直グラス・チルドレン篇はガムテがカッコよすぎたので、忍者たちのカッコよさが霞んでしまっています。これまでは笑いながらも忍者の活躍を見れて、そこまで極道側に肩入れは出来なかったように思います。

それが、このグラス・チルドレン篇では立場が完全に逆転。極道側、特にガムテに個人的には物凄く肩入れしてしまいました。

弱者が挑む強者への挑戦。弱者だからこそ様々な策を弄して忍者を殺そうとする立ち振舞い。その一挙手一投足が全て格好いい。

前回の感想でも書いたのですが、これ以上面白い展開に出来るのでしょうか?グラス・チルドレン篇が面白すぎたので、このあとの展開で盛り下がってしまうことが心配になってしまいます。もちろん相対的な話であって、これまでの面白さを維持するだけでも十分名作に値する作品になると思うのですけれども。


なんかもう、ガムテが死んだことで消失感があります。残りの破壊の八極道が勢揃いしたり、忍者(しのは)と極道(きわみ)が互いの正体を知ってしまったりと第2部に続くための仕込みはいくらでもあるのですが、そこを語っても仕方ない気がするのでここまでにしておきます。

ガムテに合掌。10巻が待ち遠しいです。


眠気覚め度 ☆☆☆☆☆


6巻の感想はこちら(生首エンターテイメントはグラス・チルドレン篇で大きな転換期を迎える)
7巻の感想はこちら(忍者と極道の共闘は生首エンターテイメントを最高潮に盛り上げる)
8巻の感想はこちら(グラス・チルドレン篇最高潮、ガムテと忍者の決着迫る) 


忍者と極道(9) (コミックDAYSコミックス)
近藤信輔(著)
講談社 2022-04-13T00:00:00.000Z

¥693




おまけ
連載時に気づいていたのですが、以下のコマはそのままでした。

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左手が無いはずなのに両手を使って消火器を潰すガムテ。

左手は2巻時点で忍者(しのは)にぶっ飛ばされてるので、無いはずなんです。ここだけ復活した?



ライドンキング 8巻 - もうなんでもありかよwww

世界情勢からこの連載がいつまで許されるのかドキドキしている「ライドンキング」8巻です。

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「わかりあう努力をしないで誰彼かまわず殺そうとするの?」

いきなり深いこと言うわヨシュアスくん。。。でも最初出てきた時って誰彼かまわず殺そうとしてこなかったっけ?w プルチノフの教育影響力強すぎでしょw


そのあとはいきなりの強敵登場でひたすら戦い続ける流れとなります。なりますが、、、

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爆誕!!大統領ロボ!!

もうこれに全部持ってかれたwww

「ライドンキング」でここまで笑ったのいつ以来だろう、ケンタウロスと融合して以来な気がする。

これまでは異世界ならではのワイバーンや巨大熊のような架空の怪物やトリケラトプスの見た目をした竜に乗ったりというのがライドンテーマでしたが、遂に異世界に見合わぬ変形ロボまで出してきたかー。いや、異世界だからこそありえる流れとも言えなくはないかw

8巻はこれまでにない強敵だったり、プルチノフが遂にやられて倒れてしまったのでこれまでの仲間がおじさんの為に力を振り絞ったりと感動的な流れがあったり、これまで乗せてもらえなかったグリフォンに乗れたりと見どころは多々あります。

しかしこの大統領ロボには勝てないよwww

その直前の舞空術のような飛び上がり方も人間離れしているし、いや元からプルチノフは人間離れした動きが売りだったわけだけども、完全に人間をやめているのもまた面白い。だからなんでもありかよってタイトルしたのですが、やっぱり大統領ロボには勝てませんわ。大統領ロボが強すぎた、腹痛いw


というわけでみなさま、是非ともこの大統領ロボの活躍をご確認ください。世界観ぶち壊しだからw

やたらシリアスな話も持ってくるなーと思ったら急に全力でネタに走るんだからやめられないなあ、この作品。


眠気覚め度 ☆☆☆


7巻の感想はこちら(話は展開してもブレないキャラがグッド)


ライドンキング(8) (シリウスコミックス)
馬場康誌(著)
講談社 2022-04-07T00:00:00.000Z
5つ星のうち5.0
¥715


終末のワルキューレ 14巻 - 7戦目開始で15巻へ弾みをつけるための巻です

13巻で6戦目が終わり、ようやく真ん中の7戦目が始まる「終末のワルキューレ」14巻です。

試合が終わった直後ですし、戦後処理や次の試合に向けての話が挟まっているため、半分はそういった幕間描写になります。後半はもう7戦目が始まるので変に間延びせずすぐ次に進むのはグッド。

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7戦目は始皇帝対ハデス。釈迦の裏切りによって穴が空いた神側陣営の新たな参戦キャラとなります。これでギリシャの3神はゼウス、ハデス、ポセイドン全部試合に出てきました。クレイトスさんなら3神とも殺してくれるんですが参戦しないのでしょうか。

話の展開はまだ7戦目が始まったばかりなので全然進みません。このままだとおそらく、早くても16巻決着になりそうです。

あと回想が入ったので嫌な予感がしたのですが、17ページで終了したのと一応始皇帝の強さの理由になっているので許容範囲でしょう。むしろ15巻以降で挟まないだけいいかも。釈迦とか零福の思い出話だったり、シヴァの思い出話だったりの全然強さに関係ない回想ではありませんでした。

このあとはおそらくハデス自身の能力だったり奥の手だったりの話になっていくので、間違いなく14巻は戦いだけで終わりますね。そしていまのところハデスにも始皇帝にも全然魅力が無いのがきついかな。魅力の無さは釈迦と零福もひどかったので、さてどうなることやら。


そして幕間に出てきたノストラダムスのキャラ設定に謎が。いやいや、そもそも始皇帝もですが、もう既に単純な武力というキャラではなく単なる名前と歴史設定だけを使ったキャラ設定しているのでこれもありっちゃありですが。それ言い出すとじゃあアダムはなんなんだよとかなるしなあ。

逆に、これまでのキャラがアダム以外わかりやすかったとも。呂布、アダム、佐々木小次郎、ジャックザリパー、雷電為右衛門と、アダム以外は歴史的にも強さや凶悪さを示されている者でしたので。あの参戦表見て、謎すぎたのがノストラダムスでしたしね。

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1巻より


それにしても、13巻で6戦目ということは、単純に13試合で終わらせるとしたら30巻くらいを想定しているんだろうか。まさかこんなに長い作品になるとは思わなかったなあ。


眠気覚め度 ☆☆☆


12巻の感想はこちら(1回の戦いが長くないですかこれ)
13巻の感想はこちら(12巻から一変して面白くなりました)
15巻の感想はこちら(また過去回想をまるまる1話やったりしてだらだら長くなってます)


終末のワルキューレ 14巻 (ゼノンコミックス)
アジチカ(著), 梅村真也(著), フクイタクミ(著)
コアミックス 2022-03-19T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.6
¥594


【PS4】GOD OF WAR III Remastered PlayStation®Hits 【CEROレーティング「Z」】
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
ソニー・インタラクティブエンタテインメント 2019-06-27T00:00:01Z
5つ星のうち4.2
¥1,050


ケンガンオメガ 12巻 - 純粋な格闘家同士の戦いが一番面白いよね

二徳対劉戦が引き続き面白い「ケンガンオメガ」12巻です。大久保対赫戦も全部載ってますが正直二徳対劉戦の方が面白すぎる。

なんでこんなに面白いんだろうと考えてみました。単純に小手先の技じゃなくて実力を出し合って戦ってるというのが好感触なのと、二人におかしないざこざなく、純粋に戦いとしての勝負になっているのがやはりいいんではないでしょうか。

というのも、今回のケンガンオメガは次に繋ぐ伏線の為なのか、やたらと蟲や呉関係の話が出てくるんですよ。蟲や呉絡みなので純粋な勝負じゃなくて、裏の駆け引きがあったりとか。それが拳願会と煉獄の戦いに水を指していると思うんですよね。

なので、どうしてもその関連の戦いになると邪念が入って素直に楽しめないというのがちょっとつまらなくしてる要因かと思ったり。

思い返すと、絶賛した嵐山十郎太と速水正樹の戦いだったり、理人(中田一郎)と隼の戦いだったりは素直に面白いと思ったんです。ガオランとカーロスはルール説明的なところがあったから消化不良だし、ユリウスとトアの戦いはうーん、というところはありました。

対して、蟲と呉が絡むと素直に楽しめない戦いが多かったような。相手死んでるのもあるしな。


なので、純粋に格闘家として立ち会う二徳と劉戦は素直に読めて面白いんですね。お互いの苦悩もあるし、それぞれの技術の見せあいもあるし。ホントはこういうのがもっと見たいんだけどな。

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二徳がキメたら、


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劉がしっかりやり返す。


ホント面白いなあ、この戦い。劉も二徳も、蟲だったり呉だったりと全然関係ない討議者で、2人とも拳願絶命トーナメントに出てもおかしくない魅力的なキャラです。なのでここだけケンガンアシュラです実質。

しかも2人とも拳願会と煉獄の行方なんて一切気にしてなくて、いまただ勝つことだけに執着してるのがまたいいんです。ジャックハンマーよろしくで「現在しか認めぬ俺に勝とうなどと」ことですよ。

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「今日勝てれば、無問題。」


こんな死力を尽くして人生賭けた戦いが面白くないわけがありませんね。これだけで12巻は読む価値ありです。


大久保と赫戦は、、、まあいいやw 正直大久保直也にはもったいない相手だったなというところ。大久保強いけど、強すぎるせいで相手も相応の強さじゃないと盛り上がらないなあw いや、作中はまだアギトとしかやってないんだけども。大久保対加納アギトがベストバウト過ぎて、もう大久保は誰と戦ってもつまらないって言われてしまうんじゃないだろうか。

そして若槻対飛戦。これはねえ、原作連載読んでるから展開知ってるんだけど、ねえ。。。この後も王馬とロロンドネア戦なわけだけど、それもそんなになあ。サブキャラの戦いの方が面白いのは最強トーナメント系の宿命なのか。


眠気覚め度 ☆☆☆☆


10巻の感想はこちら(嵐山十郎太がカッコいい)
11巻の感想はこちら(二徳対劉戦は抜群に面白いぞ)
13巻の感想はこちら(ケンガンアシュラでお流れになった設定がここで復活)


ケンガンオメガ(12) (裏少年サンデーコミックス)
サンドロビッチ・ヤバ子(著), だろめおん(著)
小学館 2022-03-10T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.6
¥693


無能なナナ 9巻 - 327ページのぶ厚さで遂に話が大きく動き出す

やたらぶ厚いなと思ったら327ページもあった「無能なナナ」9巻です。

毎巻厚めなページ数を提供してくれる「無能なナナ」ですが、なんと今回は327ページ。下手したら他のコミックでは2冊分であるページ数を一挙に収録してくれます。

この作品の特性上、イッキ読みするのが合っているとはいえ、これはサービス精神旺盛ですね。おまけにこの9巻は非常に引きが強いところで終わるのもグッド。続きが気になって仕方がない。


話としても遂に大きく動いた感があります。これまで島の中でひとりひとり能力者を殺害していった流れに飽き始めていたところで、島を出るという流れが起きて早くも数巻。島を出てからも、状況は変われどもなんだかんだで起きてることは変わらなくて、同じような展開が続いていました。

それがこの9巻で大きく大きく動き出します。おそらくこの流れの10巻がある意味第2部スタートでしょう。


ここまで長かったなあというのが正直な感想です。というのも、「無能なナナ」で一番面白い話というのが1巻の第1話だと思うのですよ。ある意味1話がタイトル回収であり、どんでん返しであり、それが全てだったのではないかと。

そこから話は進めども、どうしても1話を越える話は出てきてなかった印象です。もちろん主題である「島に潜入して、無能力者が能力者を秘密裏に殺害していく」が続いていたわけですが、やってることは推理漫画の犯人役をずっと繰り返していただけとも言えます。

内容も相手の能力が初めて出てきて、それをどう対処するかというもの。推理漫画でありジョジョのスタンドバトルでもあるというところでしょうか。

ただ、話の本筋に終わりが見えなくて、迷走していた感があります。それが島を出てもなかなか拭えていなかったイメージです。


それがですね、9巻の最後で大きく動くわけですよ。これぞ待ち望んでいた展開なわけですよ。ここからどうなっていくのか楽しみで仕方がありません。

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「能力者は"人類の敵"であり 秘密裏に抹殺すべき対象なのです」

この台詞が9巻でまた聞けるとは。能力者たちと友好関係を深めて心が揺り動かされた柊ナナからまたこの台詞が出てくるのか、9巻の見所ですなあ。


あと、割とどうでもいいけど8巻から出てきた相馬は小者くさいなあと思ってたらやっぱり小者でした。9巻の展開に必要とはいえ、こいつでこんなに話ひっぱらなくてもよかったんじゃないかなあ。


というわけで、9巻を読んだ感想というよりも10巻が楽しみになった「無能なナナ」9巻でした。読んだことが無い方は1巻の1話は必見です。


無能なナナ 1話試し読み
1話見直すと全然絵が違うwww


眠気覚め度 ☆☆☆


無能なナナ 9巻 (デジタル版ガンガンコミックス)
るーすぼーい(著), 古屋庵(著)
スクウェア・エニックス 2022-02-12T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.5
¥730


無能なナナ 1巻 (デジタル版ガンガンコミックス)
るーすぼーい(著), 古屋庵(著)
スクウェア・エニックス 2017-02-22T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.6
¥313

 

忍者と極道 8巻 - グラス・チルドレン篇最高潮、ガムテと忍者の決着迫る

グラス・チルドレン篇から急速に面白さが加速し、いよいよ忍者(しのは)とガムテの直接対決が始まった「忍者と極道」8巻です。尚、決着は9巻になります。

連載でも追っているほどこの作品が大好きなのですが、このグラス・チルドレン篇、特にガムテと忍者(しのは)の最終対決はとてつもない面白さを放っています。まさしく「忍者と極道」の前半戦最終対決として相応しい対決でしょう。


この8巻では、7巻のラストで「ヤマイダレ」を喰らってしまった忍者(しのは)がその傷を回復するところから始まります。

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「忍者と極道」7巻より。


その回復には多少の時間が掛かるため、その間は無防備となってしまいます。そこで立ち上がったのが、忍者(しのは)の友人となり、国を守る意思に満ち溢れた内閣総理大臣 愛多間七なのです。


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ヘルズ・クーポンは誰でも恐ろしい力を得ることができ、それをただの一般人が使用する機会が出てきたのがまた、このグラス・チルドレン篇の大きなポイントでしょう。

つまり、単に忍者と極道の戦いではなく、そこに巻き込まれた一般人も戦闘に参加せざるを得ない状況となっているわけです。しかもそれが誰であろう総理大臣であり、さらに動機は友である忍者(しのは)を守る為というのが非常に非常に熱いではありませんか。

忍者ではなくただの一般人が、友人である忍者の為にその命を掛けて極道に立ち向かう。こんなにカッコいい展開はなかなかありません。好きだなあ、こういう展開。


そしてまた一方、総理官邸に仕掛けられた爆弾を解除する為にプリマと対峙している極道(きわみ)。極道(きわみ)もまた、忍者(しのは)との約束を守る為、総理を助けるのを忍者(しのは)に任せたからこそ、自分が爆弾を解除すると誓っています。その約束を果たす為に、ヘルズ・クーポン無しでプリマに1人で立ち向かいます。


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「約束したんだ……! "彼"と  爆弾は…私が解除すると…!!」
「私が…時間をかせぐのだ…! "彼"は死なせぬ…二度と…誰も死なせるものか!!」




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「すべては   友達のため!!!」

カッコいいなあ。

これまでは仲間意識としては忍者同士でしかいなかった忍者(しのは)にとって、初めて一般人の友人と共に戦うことになるのです。しかもその2人はまた超強力で、自らの強い意志を持ち、自分の命を顧みずに忍者(しのは)の為に命を賭けるのです。

作品が始まってから出会ったこの友人2人、これまでの話を通じて築き上げた友情がこのような形で結びつくのが本当に素晴らしい。個の1人ではなく、3人でガムテと戦うという流れであり、まさしく少年漫画の王道と言えるのではないでしょうか。


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また、読んでる諸兄は既にご存知の通り、極道(きわみ)はこの作品の最大の敵でもあるのですよね。今は共闘しているけれども、このあと忍者(しのは)がこの事実を知ったらどうなるのか、それがもう楽しみで仕方ありません。


極道(きわみ)の凄さ、怖さ、カッコよさはこれまで読んできたらいくらでもわかりますし、それはそれは本当に魅力的なキャラ設定がされています。しかしこの8巻は、何よりも総理大臣 愛多間七のカッコよさが際立っていました。

爆弾が極道(きわみ)によって解除され、最後の総攻撃も遅れてやってきた斗女たんに全て防がれ、もうグラス・チルドレンの勝利は無いと悟ったガムテに対して語る姿が本当に熱い。


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「私が聞こう…! いや  … 聞かせてくれ!! 教育制度改革…!! 児童虐待防止策の強化・改善  君達のために出来ることがあるはずだ…!!」




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「…ハッ アホくさ……できることなんて  」




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「私を誰だと思っている!? 内閣総理大臣 愛多間七である!!!」


ガムテの表情からわかる通り、愛多間七のこの言葉に、ガムテの傷つき全てを拒絶してきた心の塊が融け始めています。

元々グラス・チルドレンは皆、親兄妹や世間から虐待を受けて行き場を失った子供達の拠り所になっていました。大人は誰も助けてくれないから自分たちだけでやっていく、クソみたいな大人は全員殺してしまう、「割れた子供たち」は心が壊れてしまった子供の集まりです。

そこに、本当に他意無く、心から子供たちを救いたい、そんなことも出来ないで何が政治家だと言わんばかりの熱い思いを持つ愛多間七からの助けが来たのです。裏切られ続けた大人から初めて救いの手が差し出されたのです。それがまさかグラス・チルドレンの権化でもあるガムテにまで届くことになるとは。

正直、この総理がここまでストーリーに深く関わるキャラだとは思いもよりませんでした。また、忍者(しのは)との出会い時にも使っていた決め台詞の「私を誰だと思っている!?」が、ここまで極めて効果的に、その言葉の重さを強く認識させて表現されるとは思いもよりませんでした。本当に熱くて、「忍者と極道」で涙腺が緩むことになるとは。素晴らしいです。


元々、やけに丁寧にグラス・チルドレン達個々人の話を掘り下げるなとは思っていたのですが、まさかこういった形で回収する為に描写されていたとは。おまけにその内容はガムテのラストバトルにも引き継がれるのでホント最高ですね。

殺島篇の子供の頃の無茶をまたやりたいという思いに対して、グラス・チルドレンは自分たちの心を解放する為に戦っているので、その動機の重みが異なります。しかもそれに加えて共闘や熱いサブキャラも展開されるのだから、面白さが加速するのも当然ですね。間違いなくこれまでの「忍者と極道」で一番面白いのはこのグラス・チルドレン篇でしょう。


そしていよいよ始まる本当に最後の戦い、ガムテ対忍者(しのは)です。

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この名乗り合いの裏マナーが出てくると決着がつく合図です。どちらかが死ぬまで戦いが続きます。

忍者(しのは)にとって色姐の仇であるガムテ。総理官邸を襲撃することで友人である極道(きわみ)も愛多間七も死に直面させたガムテ。

そしてガムテにとって、自分の父である極道(きわみ)と友人であることが許せない多仲忍者。忍者(しのは)と極道(きわみ)の両方を同時に殺そうと総理官邸襲撃をしたものの、野望潰えて全ての仲間を失い全ての仇として位置づけられる多仲忍者。

お互いが最大のライバルであり、最大の因縁の敵であり、最大の強敵であるこの2人が激突します。面白くないわけがないですね。8巻ではケリはつきませんが、続く9巻でも描写されるこの戦いは本当に面白くて、最高です。連載未読の方は9巻を是非ともご期待ください。



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「決めようか…忍者と極道  何方が生存るか死滅るか…!!!」


ここからのガムテが本当に最高なんですよ、本当に。思わずガムテを応援したくなるほどのカッコよさが出てきます。9巻は必見。


それにしても、陽日にガムテがトドメ刺してなかったかなと確認する為に1巻を少し読み直したのですが、最初に登場したガムテは本当に単なる道化キャラですね。このキャラが、トリックスターとして忍者も極道もどちらも大きく揺るがし、ストーリーをここまで面白くさせることになるとは思いもよりませんでした。

最初は単なる嫌なキャラで色姐を殺した時なんかこんなやつにやられてしまうのかくらい思ってたぐらいなのに、話が進むに連れて魅力がガンガン増して本当に良いキャラになりました。強敵として、ライバルとしても本当に描写が上手いし、これこそ主役を喰ってしまうレベルの敵キャラと言えるでしょう。

この作品これ以上面白くできるのかなあ。グラス・チルドレン篇を越える面白さってめちゃめちゃ要求高くなるぞこれ。



眠気覚め度 ☆☆☆☆☆


6巻の感想はこちら(生首エンターテイメントはグラス・チルドレン篇で大きな転換期を迎える)
7巻の感想はこちら(忍者と極道の共闘は生首エンターテイメントを最高潮に盛り上げる)
9巻の感想はこちら(ガムテが主人公になりました)


忍者と極道(8) (コミックDAYSコミックス)
近藤信輔(著)
講談社 2022-01-12T00:00:00.000Z
5つ星のうち5.0
¥693


 
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