薔薇戦争のランカスター派を描く「鋼鐵の薔薇」2巻です。
いやー、前回の感想でも書いたのですが、本当に描写が丁寧。きちんとしっかり色々最後まで描ききっています。
2巻の最初は反乱軍ジャック・ケイドが2人の捕虜を互いに殺し合わせ、生き残った方を解放するというお話なのですけど、この描写に2話掛けています。
「約束は約束だ 生かしたままで解放する」
「脚折って 目ぇえぐってからな」
この非道っぷり。そしてこの作品のすごいところは、決闘シーンはもちろんのこと、脚を折って目をえぐるところまでしっかり描ききっていることなのです。
脚を折るシーンは当然あるとしても、目を抉るシーンはなかなか見れるものじゃないです。おまけに抉られてる最中に痛みで地面を掻きむしって爪が剥がれてしまうところとかも細かく描いてます。
不思議なのが、自分は痛いシーン結構苦手なのですけど、このシーンはきちんと見れるのです。現実味がないからなのか、久慈光久節は読みやすいからなのか、それは正直わからんですなあ。
話の方も、中世あるあるというか、偉い人の陰謀がままになるようになるというか。手のひらで踊らされているジャック・ケイドもなんだか可哀想になってくる始末です。偉いやつは悪いやつ、いつもの流れだけどこれがやはり面白い。
ジャック・ケイドとブラッド・ハーディングの戦いも、そのあとの戦いも本当に丁寧だし、読み応えがあります。
惜しいのは、戦闘が多いのであまりシナリオが進んでいないところでしょうか。新キャラや謎組織が出てくるものの、まだまだ色々伏線ばらまいている状態です。続きが楽しみになるなあ。
眠気覚め度 ☆☆☆☆
1巻の感想はこちら(狼の口の久慈光久先生新作は薔薇戦争が舞台)
いやー、前回の感想でも書いたのですが、本当に描写が丁寧。きちんとしっかり色々最後まで描ききっています。
2巻の最初は反乱軍ジャック・ケイドが2人の捕虜を互いに殺し合わせ、生き残った方を解放するというお話なのですけど、この描写に2話掛けています。
「約束は約束だ 生かしたままで解放する」
「脚折って 目ぇえぐってからな」
この非道っぷり。そしてこの作品のすごいところは、決闘シーンはもちろんのこと、脚を折って目をえぐるところまでしっかり描ききっていることなのです。
脚を折るシーンは当然あるとしても、目を抉るシーンはなかなか見れるものじゃないです。おまけに抉られてる最中に痛みで地面を掻きむしって爪が剥がれてしまうところとかも細かく描いてます。
不思議なのが、自分は痛いシーン結構苦手なのですけど、このシーンはきちんと見れるのです。現実味がないからなのか、久慈光久節は読みやすいからなのか、それは正直わからんですなあ。
話の方も、中世あるあるというか、偉い人の陰謀がままになるようになるというか。手のひらで踊らされているジャック・ケイドもなんだか可哀想になってくる始末です。偉いやつは悪いやつ、いつもの流れだけどこれがやはり面白い。
ジャック・ケイドとブラッド・ハーディングの戦いも、そのあとの戦いも本当に丁寧だし、読み応えがあります。
惜しいのは、戦闘が多いのであまりシナリオが進んでいないところでしょうか。新キャラや謎組織が出てくるものの、まだまだ色々伏線ばらまいている状態です。続きが楽しみになるなあ。
眠気覚め度 ☆☆☆☆
1巻の感想はこちら(狼の口の久慈光久先生新作は薔薇戦争が舞台)
鋼鐵の薔薇 2巻 (青騎士コミックス)
posted with AmaQuick at 2023.05.22
久慈 光久(著)
KADOKAWA 2023-05-19T00:00:00.000Z
¥713
KADOKAWA 2023-05-19T00:00:00.000Z
¥713