ギャグ

金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿 11巻 - 単なるネタにとどまらず犯人のキャラ付けが上手いからこそ面白い作品です

打倒金田一を目指す犯人側の視点を描いたことで一挙に注目を浴びた「金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿」11巻です。

一旦完結したのですが、金田一少年の事件簿30周年を記念して期間限定復活したそうです。

対象とした事件は「剣持警部の殺人」「錬金術殺人事件」「ゲームの館殺人事件」の3つとなります。2009年、2010年、2011年に発表された事件です。

実は私自身はこれらの原作を読んだことがありません。初代の金田一は全巻読んでましたがそこまででした。しかし、原作を知らないのに何故かそれなりに面白く読めてしまうのがこの「犯人たちの事件簿」の凄さなのだと思います、普通に面白かった。

というか、今回の犯人たちの引率とも言うべきストーリーテラー役に、初代犯人の有森や学園七不思議殺人の名物犯人的場を据える時点で面白い。

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「やることが多い‥ってね」

特に有森なんて、初代犯人かつ金田一の友人かつ死んで終わったということもあり、金田一史上最も有名な犯人なんじゃないでしょうか。それだけ良いキャラだってことでもあるんでしょう、彼らが出てくるだけで笑ってしまうのが正直悔しいところ。


そしてまた、知らなくても面白くしている要素として、ひとりひとりの犯人にしっかりと思想や特徴を打ち立てて、かつその話で使うネタを大きく固めてしまっていることが挙げられます。そうすることにより、毎回金田一に暴かれる同じ結論だとしても、そこに至る過程がしっかりしていて面白さを引き立てていいると思うのです。

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「俺‥悪そうに見えるけど‥めっちゃ普通のヤツだから‥‥人の殺し方なんてわっかんねぇよ‥‥!!」

犯人だけど普通の一般人だと主張したり、


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「さすが俺!幅広い知識があってこその閃き‥‥!!国立歯科大学‥‥ッ!!」

歯科大学のエリートだからという自負を持ち、歯を治す要領で溶接トリックを駆使したり、例えで金田一が自前の歯なら俺はインプラントだと主張したり、


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「どんどん過激にしてこっ!!昔のテレビみたいに!!」

昔のテレビマンだったからことあるごとに昔のテレビはコンプラがなかったと主張したりと、様々なキャラ付けがされています。これらがしっかりしているからこそ、各話でもネタの展開の仕方が一貫されていて面白く読めるものに出来上がっています。

当初は犯人がこういうことをしたとすると、実現するには相当大変だぞというところが面白さとして打ち出されていたと思います。ですが、その繰り返しだけではやはり単調になって飽きられてしまうので、こういった明確なキャラ付けとネタ作りするようにしたのでしょう。それがとても上手くいった作品になっていると思います。だから、原作を知らなくても十分に面白いものに仕上がっているのではないでしょうか。


10巻で完結して、再開もこの11巻で終わりとなる「金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿」でした。ホントこれは良いスピンオフだったと思います。コナンのスピンオフにも影響させるくらいですし、金田一を読んだことのある世代にドンピシャです。読んだことが無い人は必読。


眠気覚め度 ☆☆☆


金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿(11) (週刊少年マガジンコミックス)
さとうふみや(著), 天樹征丸(著), 金成陽三郎(著), 船津紳平(著)
講談社 2022-06-16T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥528


となりの信國さんは俺のことが好きな気がする 3巻 - ポンコツ信國さんが可愛すぎる上に笑えて素晴らしい

当サイトでもまとめ記事等の見出しに使わせてもらってるほどお気に入りの「となりの信國さんは俺のことが好きな気がする」3巻です。

やっぱり好きこれw 女の子側が頑張る作品で、女の子がポンコツでホント可愛い。信國さんが劣等感持ってて自己評価低いのはちょっとイライラするのだけど、そこがまた可愛い。

最初の「好きな人いる?」といきなり問いかける話も、めぇ子様のコラムで「その質問をして相手に好意をさりげなく伝えよう」としてるだけで、まさか佐々木くんから答えが来るなんて思いもよらず、

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「何の話??」

となるところがすごく面白くて可愛いw

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「だ…だって…まさか好きな人おるんか訊いたら 好きな人おるんか云うて来るとは思わんかったんじゃもん…!!」

このポンコツ思考たまらんなあ。好意をさりげなく伝える目的しか見てなくて、そのあとのこと考えてないのが最高。このバカさ加減がホント可愛い。

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さらに回答を聞くのが怖くて遮るところも可愛い。信國さんホント魅力的な女の子なんですよ。可愛くてポンコツで恵体でポンコツで佐々木くん好き好き光線出しまくっててポンコツでポンコツで。そして極めつけはポンコツで。キャラをかっちり確立しててホント素敵。良いキャラだなあ。

そんな信國さんの好き好き光線を連日浴びている佐々木くんは当然その好意に気づいているわけでタイトルの「となりの信國さんは俺のことが好きな気がする」を回収しててまたグッド。

こういうポンコツ系のお話が好きなら絶対に気に入ると思うので本当におすすめです。上記の好きな人の話は腹抱えて笑ってしまった。

めちゃめちゃ好きなのでもっと続きを沢山読みたいですね!


眠気覚め度 ☆☆☆☆


2巻までの感想はこちら(空回り系恋愛ギャグが本当に面白い)




何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!? 6巻 - 歴史改変信長物語の面白さはゲーム感覚に通ずる

歴史上の信長自身がタイムリープを繰り返して未来を変えていく「何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?」6巻です。

5巻ではそれまでの光秀による統一後世界の流れが一旦終了し、今度はその光秀に対抗すべく伊達を訪問する話となっています。

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全てはやがて来たる光秀が「日の本西軍」と 我が「日の本東軍」による天下分け目の大戦に勝利するため!!!

この設定結構好きなんです。信長が勢力拡大した西日本を捨てて、その勢力に対抗すべく東日本を制覇するっていうんだから。これ信長の野望とか好きな人だったら絶対好きでしょ。まるでゲームやってる感覚ですもの。

信長自身も簡単にタイムリープしてしまうからこそどこかゲーム的な感覚になっているのも面白い。忠勝を連れて行ったけど色々問題起こされたから次は別の人材を連れて行くとか、完全にリセットゲーしてる感覚に陥る。

そうか、この作品に何故惹かれるのかと思ったら、やってることがゲームだからなんだ。光栄の三国志とか好きだから尚更面白く感じてしまう。こいつを連れて行ったらこういうイベントが発生するから、次はこいつにしたらどうなるかと色々試行錯誤出来るわけで。

それでいて、元々は本能寺の変を回避するための一発ネタだったから歴史の背景はおざなりかと思いきや、どうしてこれがまたしっかりとしてるんです。

6巻では伊達の領地に着くわけですが、信長が生きている時代といえば当然政宗はまだ子供です。しかもまだ父の輝宗も生きていて、母親による家督争いはまだ発生していません。

そんなところに入っていき、政宗こと梵天丸は既に片目が無いことで母親に疎まれており、というところもしっかり描いていますし、さらにそれを取り巻く伊達家の胸中も掘り下げています。なのでしっかりしています。

そこを信長が改変していくことになるわけで、これは面白くないわけがないですね。これまたゲームでありそうな架空戦記になりそう。いわゆるリコエイションゲームとも言えるでしょう。


話の方も伊達に入ったことで上手くいくと思いきやまた色々と歴史改変が発生してさてどうなることやらという展開になっていてまだまだ目が離せません。この先も注目です。

それにしてもなるほどなあ、感想書いてようやく気づいたけど、やっぱりゲーム感覚で読めるから面白いんだあ。逆に考えるとあの手の歴史シミュレーションがあまり好きでない人にはもしかしたらあまり刺さらないかも?


眠気覚め度 ☆☆☆☆


3巻までの感想はこちら (タイムリープ信長を出オチで済ませない立ち回り)
4巻の感想はこちら(ギャグ路線からシリアスに転向?急激に面白くなった)
5巻の感想はこちら(歴史人物とタイムリープの組合せがシナリオと噛み合って面白くなってきた)


何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?(6) (ヤングマガジンコミックス)
藤本ケンシ(著), 井出圭亮(著)
講談社 2022-05-06T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.6
¥726


ジンメンソウといっしょ - メンタル強者のお姉さんがカッコいい人面瘡生活

ふと気づいたら右顔面に沢山のジンメンソウが出来ていても何も気にせず生活を送るたくましいお姉さんの強さを描く「ジンメンソウといっしょ」です。

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朝起きたらこんな人面瘡が出来てました。この人面瘡、お姉さんに寄生してるわ痛覚を共有してるわ一つ一つが意思を持っていて喋るわでもう大変。普通の人ならこれだけで人生を色々考えてしまうでしょう。


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しかしこのお姉さん、持ち前のメンタルの強さでこの人面瘡と共生することを選択します。なので、人面瘡という特殊な設定があるものの、ひたすらこのお姉さんの強さとカッコよさを味わう作品となっています。

おそらくこの作品、人面瘡でなくても十分成り立つ設定です。というのも、このお姉さんが類を見ないほど強烈で魅力的なキャラで、どんなことが起きても動じずに飄々と生きていくような存在なのです。

正直、人面瘡だろうがなんだろうが、このキャラを作れた時点でこの面白さは保証されてるのではないでしょうか。


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人面瘡が出来ても気にせず仕事をするお姉さん。


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人面瘡が出来ても気にせず友達とランチに行くお姉さん。


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人面瘡が出来ても夜のお店で接客するお姉さん。

このブレなさいいなあ。良く言えば芯がある強い女性、悪く言えば何も気にしない面倒くさがりなわけですが、ブレない性格が本当に魅力的。

おまけになんだかんだ呪われてる人面瘡と何故か仲良くなったりして、その人面瘡がいちいち可愛くて、こんな人面瘡ならついてもいいんじゃないかと錯覚するくらいです。

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かわいい。

人面瘡が憑いているという異常な状況をむしろ楽しむメンタル強者お姉さんの構造がなんとも不思議な世界を作り出してるとも言えるでしょう。

ただ、前述したとおりそもそもこのお姉さんが魅力的なので成立している作品とも言えると思っています。発想とキャラクターの勝利じゃないのかなこれ。

蓮コラが苦手な人にはちょっと厳しいかもしれませんが、絵は基本的に綺麗で読みやすくて、ネタも明るいものが多いので凄くラクに読める部類になります。割と頭カラッポで読みたい時に相応しいものではないでしょうか。

というよりそもそも、人面瘡というありえない事象がテーマになっているので、あれこれ考えても仕方ありません。深く考えずお姉さんカッコいい人面瘡可愛いで読めばいい作品だと思います。


眠気覚め度 ☆☆☆


ジンメンソウといっしょ 1 (MFC)
寺田 亜太朗(著)
KADOKAWA 2021-07-21T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥634


ジンメンソウといっしょ 2 (MFC)
寺田 亜太朗(著)
KADOKAWA 2022-01-21T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥634


北斗の拳 世紀末ドラマ撮影伝 2巻 - 同じネタの繰り返しだけではなく新しいネタの掘り下げ方が上手い

北斗の拳が実写ドラマであったという設定で原作のとんでも設定を試行錯誤し表現する「北斗の拳 世紀末ドラマ撮影伝」2巻です。

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「だったら私を…ユリアを殺しましょう!!」

サザンクロス篇で本来ならシンを倒してユリアと再開する予定のはずが、大手事務所のシン役とユリア役の濡れ衣熱愛報道からユリアを退場させないとならないことの対策でユリアを殺すことに。これが現場で咄嗟の判断をした結果になっているのが面白い。

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「じゃあ…ユリアの人形が必要ですね!シンの手がめり込んで血が噴き出るやつ!」

この爽やかな顔してユリアの殺害人形作ろうという発言にホント笑ってしまったw

そのあとはシンの最期のシーンの話になり、事務所からシン役が爆発するのはNGになって、シンもユリアもダイブして死ぬという設定にしたのがまた面白かった。

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まずシンが十字架の形に打ち込まれてそこから爆発する力のいれように笑ってしまうw


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「いつか…いつか必ず爆死させてやるからなぁ!」「爆死したいわけではないんだが」

この爆発人形を使えないことに対して、「いつか必ず爆死させてやる」の号泣しながら言うセリフが妙にツボにはまってしまってw ここは声出して笑ってしまった。


そしてサザンクロス篇が終わって1クール終了。盛況のため次回作も作りましょうと、GOLAN篇とジャッカル篇に話が移ります。

ここからがちょっと予想しなかった方向に行って、作品として見事だなと思いました。

というのも、1巻から続くサザンクロス篇までは、基本的に北斗の拳のとんでも設定をどうやって再現するかに終始していました。それが、2巻の途中から入るGOLAN篇ジャッカル篇では、なんと俳優役の葛藤に切り込んでおり、演者として如何に成長していかなければならないかという方向に持っていっているのです。

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「そ…そうだ!僕も武術を身につけて本物になればいいんだ!!」

しかもその結果と北斗の拳のとんでも再現にきちんと結びつけています。特殊装置でなんとかするだけでなく、役者が演じ方をどうするかの方向に変えているのが非常に上手い展開ではないでしょうか。

もちろん、とんでも展開を現場で頭を悩ませて実現していくだとか、面白い表現をしようとしたら原作通りになったという流れは変わってません。そのアプローチが変わらないのに、役者の意識を刺激する展開したのはホントよかったです。

このおかげで単調な展開を繰り返す作品ではなくなっています。単なるネタ漫画の一発屋ではなく、この先もまだまだ期待できるものに出来上がったと言えるのではないでしょうか。


ホント、「世紀末ドラマ撮影伝」は原作ファンにはたまらない作品だと思います。知らなくても北斗の拳のことを少しでも知ってれば十分楽しめるのでしょうか。

ただひとつだけ残念なのは、、、フォックスの跳刃地背拳の再現がなかった。。。跳刃地背拳。。。「人を殺したあとは小便がしたくなる」ってセリフがどうやって生まれたのかが見たかった。。。


眠気覚め度 ☆☆☆☆


1巻の感想はこちら(実写ドラマ北斗の拳で人が爆発する)


北斗の拳 世紀末ドラマ撮影伝 2巻 【特典イラスト付き】 (ゼノンコミックス)
武論尊(著), 原哲夫(著), 倉尾宏(著)
コアミックス 2022-04-20T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.9
¥594


派遣OLローテーション!! - ひたすら繰り広げられるシュールな会話を存分に味わおう

3人のうちの2人が出勤し、ひたすら仕事中の暇つぶし掛け合いを見続ける「派遣OLローテーション!!」です。

とにかくシュール。本当にシュール。ひたすら会話の応酬が繰り返されるだけで成り立つのがすごい。これ、好きな人はとことん好きだと思うし、合わない人は数ページで合わないと判断してしまうくらい癖があると思います。

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「『仕事』ってなんなんだろーね」「私にしゃべり場みたいな質問ぶつけて暇つぶしするのやめてください」

こういう感じのやり取りがひたすら続きます。個人的な感想としては、週刊誌等の連載で毎回数ページなら好きな部類だけど、1冊でひたすらずっと続くと正直きつくなってくるかなというところ。

いや、それは一気に読もうとするから良くないのかもしれないです。毎晩の晩酌のように、ご飯の度に少しずつ食べる漬物のように、ちょっとずつちょっとずつちまちま楽しむのがこの作品の真の楽しみ方なのかもしれません。

というのも、この作品、基本3人しか出てきませんが、なかなか裏を持った人間臭いキャラ設定で、読んでて確かに面白いんですよ。

ひたすら怠惰を目指してタバコばかり吸うアラサーだったり、唯一の真人間かと思いきやめちゃめちゃ腹黒のメロンおっぱいちゃんだったり、最年少で極度のフェチズムを持ったエロ漫画家を目指してる人妻だったり。

この3人の濃いキャラ設定だからこそ、この何もしないという空間で会話をひたすら成立させることに成功しているのかもしれません。そういう見方をすると凄いなこれ、そんじょそこらの作品よりもよっぽど深いかもしれん。

だからこそ、少しずつ味わうのが一番良いのかもしれませんね。一気に取り過ぎは毒になるやもしれぬ。


眠気覚め度 ☆☆☆


派遣OLローテーション!! 合冊版1
藤真タケシ(著)
電書バト 2020-04-01T00:00:00.000Z
5つ星のうち5.0
¥297


魔女のマリーは魔女じゃない - 箒で飛べるけど魔女じゃないんです

どうみても所作や行動が魔女なのにひたすら魔女じゃないと主張する「魔女のマリーは魔女じゃない」です。4巻で完結してしまいました。

魔女狩りが横行していた時代をテーマに、魔女だけど魔女じゃないというやり取りをし続けるギャグ漫画となっています。

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「動物の気持ちがわかったり 箒で飛べたり 天候の流れが変えることが出来るだけ」で魔女じゃないんです!

そんなマリーを捕まえようとする、敬虔な境界の人間とひたすら魔女だ魔女じゃないのやり取りをしたり、魔女じゃないことを証明するために魔女の力を使ったりと色々矛盾した行動を取っていくのが面白いところです。

魔女なので使い魔もいたり、黒魔術で悪魔召喚もしたり、悪魔祓いをしようとしても魔女の家だから神聖なものが何も手に入らなかったりと、毎度毎度、魔女じゃないと言い続けるのは無理がありますよとひたすら繰り返します。

なので、そういったひとつのテーマに沿ったギャグが好きな人にはおすすめです。読んでて思わずにんまりしてしまうような展開ばかりですので。

惜しいのは4巻で終わってしまったことですね。こういった、テーマを軸にしたギャグ漫画の宿命なのか、どうしてもネタを続けるのが厳しいのでしょうか。まあ、基本なにもないところからネタを考えなければならないのできついよなあ。


というわけで、ラクに読めるタイプの「魔女のマリーは魔女じゃない」でした。魔女狩りが出てくるけれども全然ドロドロしてなくて、残虐な表現も無いので、気軽に笑いたい人にはおすすめの作品です。


眠気覚め度 ☆☆☆


魔女のマリーは魔女じゃない 1巻 (ブレイドコミックス)
小林安曇(著)
マッグガーデン 2020-04-10T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.7
¥584


魔女のマリーは魔女じゃない 2巻 (ブレイドコミックス)
小林安曇(著)
マッグガーデン 2020-12-10T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥594


魔女のマリーは魔女じゃない 3巻 (ブレイドコミックス)
小林安曇(著)
マッグガーデン 2021-08-10T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥574


魔女のマリーは魔女じゃない 4巻 (ブレイドコミックス)
小林安曇(著)
マッグガーデン 2022-04-07T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.7
¥726


腸よ鼻よ 6巻 - 肛門痛すら笑いに昇華してしまう闘病エッセイギャグ

潰瘍性大腸炎に抵抗するため大腸全摘出した「腸よ鼻よ」6巻です。今まで同様、大変な大病なのに前向きで笑いに昇華しているのが素晴らしいです。

大腸取って、人工肛門のストーマになって退院して束の間の休日を謳歌してやっぱり入院しての繰り返しをする作者。この作者ホントパワフルだな。そのやり取りの1つ1つが面白くて、思わず笑ってしまうのもちらほらです。

闘病エッセイなだけでなく、作者の人生エッセイでもあることから、当時の連載漫画の話とか出てくるのもまたいいアクセントになってるんですよね。編集者に見初められるところから連載に至って、この6巻では打ち切りを喰らったところを如実に描写してくれています。


そして一番笑ったのはストーマを閉じて元の肛門に戻すのはいいけれども、肛門痛がひどいというところのくだり。

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「ケツの穴が痛い…」

ずっと人工肛門で排泄すると肛門を使わないから、便を通すのに非常に痛みを伴うのだとか。このあとしばらくはケツが痛いのネタが続きます。


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「あ~あ!! 肛門を鋼鉄製にできたらなぁ~!!」


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「腸液はアルカリ性なので肛門を鉄にしたら腐食するでしょうね」

この会話が本当に起こってそうで本当に笑ってしまったwww

これネタじゃなくてガチでこんな会話してんじゃないかなあ、作者の島袋全優氏もこういうことまさに言いそうだし、この先生も真面目にこう返しそうなのが面白すぎてなあ。

こんな感じで全面ギャグ調で、ギャグもシュールなのが多くてホントラクに読めるのが素晴らしい。作者のポジティブさとセンスが光る作品だと思います。ホントおすすめ。

ちょっと惜しいなーと思うのが、有名作品のパロディネタがちょいちょい出るところが勿体ないなと思ったり。そんなのやらなくても全然普通に笑えるし、逆に良さを潰しちゃってる感があります。好きな人は好きなんだろうけどこういうの。


というわけで、闘病エッセイギャグ「腸よ鼻よ」は極めてラクに読めて大病の闘病生活が勉強出来るのでみなさま是非是非読みましょう。コミックガンマで無料でも読めるし、そっちもオススメ!


眠気覚め度 ☆☆☆☆


5巻の感想はこちら(大腸摘出直後から始まる闘病エッセイギャグ)


腸よ鼻よ 06
腸よ鼻よ 06
posted with AmaQuick at 2022.03.14
島袋 全優(著)
KADOKAWA 2022-03-10T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥990


蛙のおっさん(1) (月刊少年ライバルコミックス)
島袋全優(著)
講談社 2014-05-09T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.6
¥462


世界に一つだけのR 3巻 - ソシャゲガチャされる側のお話完結

ソシャゲのガチャで引かれるキャラクター側に主眼を置いた「世界に一つだけのR」3巻です。残念ながらこれが最終巻となってしまいました。

まあただ正直なところ、この話って結局主人公たちがランクR扱いのためにガチャで排出されてもすぐに冒険者の酒場に戻されるので、話が大きく動きようがなかったから終わってしまうのも仕方ないのかなと思います。

正直この基本設定が出オチみたいなものなので、長く続けるには相当厳しいネタ出しが必要でしょう。と、ここまで書いておいて、前回の感想記事と全く同じことを書いてるのに気づきましたw

そして何より、冒険せずにひたすら酒場にいるのでネタがもの凄く困りそう。(昔「勇者はツラいよ」のあとがきで作者が「何もしない勇者という設定だったのでネタ出しが大変だった」と言っていたのを思い出してしまった)

とはいえ3巻のメインはしっかりお話を終わらせる方向に進めており、きちんと完結しています。しかも自分たちが所属する酒場にケンカを売る形で。

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「ここのオーナーの素顔だよ!どう考えてもウラで悪いことしてる顔だろ?」

その守銭奴オーナーであるケルグの謎に迫り、魔族の幹部もなんやかんや絡んできて、まるでまともなファンタジーもののようにこれまでのキャラたちが総出演してラストを盛り上げます。

そこには単なるギャグ漫画だったのに、えもいわれぬ感動が存在しており、あれ、この漫画こんな話だったっけ?と錯覚するほどです。

まあ、そりゃどう考えてもガチャでキャラ排出がメインテーマなのにまともなファンタジーストーリーの展開になるわけがないのでw ラストだからこそ出来た演出だよなー、なんだかんだしっかり締めたなー。


あと実は3巻で一番面白いと思ったのは、おっぱいに挟まれたら炎の技が使えるようになるSSRベオクの話でしたw この話だけ3巻の中で独立してて、これまでの1,2巻と同じノリのままで思わず笑ってしまった。


というわけで、ソシャゲのガチャに馴染みが深い人なら楽しめるであろう「世界に一つだけのR」はこれにて完結しました。この作者ギャグ面白いからまた色々描いてほしいところ。次回作も楽しみです。


眠気覚め度 ☆☆☆


2巻までの感想はこちら(ガチャで排出されるレアリティRの苦悩)


世界に一つだけのR【電子限定番外編付き】 (3) (バンブーコミックス)
飯島しんごう(著)
竹書房 2022-01-27T00:00:00.000Z
5つ星のうち5.0
¥880

 

カナカナ 3巻 - 安心してニヤニヤほわほわ読める親子ストーリーが素敵

早くもドラマ化が決まってびっくりの今井勝俊が親代わりで出てくる「カナカナ」3巻です。嘘つきました、今井にそっくりだけど今井ではないです。マサです。しかも今井みたいに単純なバカじゃなくて心優しい好青年です。今井もいいところ沢山あったけどね。


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良いですなあ、「カナカナ」。もう完全に癒やし漫画ですよこれ。人の心が読めるカナが人との交流に悩みながらも周りの大人がサポートしていく姿が見ていて微笑ましい。関係者もみんなカナの可愛さにやられていくのがホントわかる。

妙に大人びていて変に距離感を取っているはずなのだけど、やっぱり行動の至るところは子供で、そのギャップがまた良いんですよね。西森博之もいい年齢だし、ヤンキー漫画だけでなくてこういう方向に変わってきたかーという感じですw

そんなカナとマサと周りの大人たちの交流にニヤニヤほわほわしてまったり読めるのが本当に良いなあ。西森博之らしさの笑いもあるし、悪役も描写が上手いからやっぱり出てくるのだけどきちんと成敗されるし、3巻はやたらとマゴチを主張して食べたくなってくるしで読んでてホント落ち着きます。

このまま日常系でしばらく見届けたいですねこれ。変に大きな事件なんてなくていいんで、カナとマサの不思議な親子関係と周りの大人たちの交流をずっと見守っていたいです。それくらい安心してまったり読めます。素晴らしい。


ところでこれドラマ化って一体どんな話にするんだろう。これそのままドラマにしても面白くなるのは難しいと思うんですよ、本当に良い意味での日常系なので。ドラマに必要ないわゆるドラマ要素は弱いです。ファミリーコメディドラマにするのかな?


眠気覚め度 ☆☆☆


2巻までの感想はこちら(西森博之の新作はウンコの在り処を尋ねる幼女)


カナカナ(3) (少年サンデーコミックススペシャル)
西森博之(著)
小学館 2022-02-18T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.9
¥660

 
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