連載30周年を迎えた「刃牙」シリーズの記念原画展「地上最強刃牙展ッ!in東京ドームシティ」に行ってきました。

公式サイトはこちら。
連載30周年記念 地上最強刃牙展ッ!in東京ドームシティ | Gallery AaMo | 東京ドームシティ
イベントの詳細だったり、展示内容の解説はプロの方々が対応してくれていますので、そちらを参照しましょう。
「地上最強刃牙展ッ!」実物大の地下闘技場や“エア夜食”を体験、範馬刃牙の家に落書きも - コミックナタリー
【地上最強レポ】東京ドームシティで「地上最強刃牙展ッ!」がついに開催ッッ! 実物大の地下闘技場に “エア夜食” まで食べられるぞォォォオオ!! | ロケットニュース24
【連載30周年記念 地上最強刃牙展ッ!in東京ドームシティ】墓場の画廊グッズも参戦!商品告知第1弾はこれだッ! | 墓場の画廊
【連載30周年記念 地上最強刃牙展ッ!in東京ドームシティ】墓場の画廊の商品告知第2弾ッ! | 墓場の画廊
今回は、素人が実際に「地上最強刃牙展ッ!in東京ドームシティ」に行ってきた感想を述べる場とさせていただきます。
東京ドームシティのGalleryAaMoに向かうと地下闘技場最大トーナメントの面々が出迎えてくれました。

3/19-21の3連休で行ってきたこともあり、刃牙展は大盛況。入場時点でそこそこの行列が出来ていました。
自分は当日券を購入するつもりだったのですが、外にあるチケット売り場はやっておらず、「当日券は会場内で購入ください」とのメッセージが。そのため、特に何も準備せず行列最後尾に並ぶことにしました。
行列の面々を見ていくと、意外と様々な年代の人が見受けられます。てっきり30代40代男性がメイン層かと思っていたので少々びっくりしました。若い人も多く、女性陣もそれなりにいた印象です。2割は女性でしたし、女性単独の人や女性だけのグループの方達もいました。さすが刃牙、強烈な描写にも関わらず幅広いファン層を獲得しているようです。
並んで約30分、最前列まで到達し、検温をしてもらいます。この時、チケットの有無を尋ねられ、未所持の旨を伝えたところ、まずはGalleryAaMoに入るための確認をGoogleFormから実行しておくように言われます。その完了画面を受付で提示する必要があります。
その際はQRコードを提示されますので、それを読み込んで従うだけで完了します。また、中には紙で回答する用紙もありましたので、スマートフォン未所持でも入ることが出来ます。万全の対応です。
受付では先程のGalleryAaMoに同意したスマホ画面を見せて、当日券を購入します。この時、合わせて館内の注意事項について説明を受けられます。このために外のチケット売り場ではなく会場内のチケット購入としたのでしょう。
注意事項として特に注意されたのは撮影に関することで、基本的にスマホやタブレットによる撮影はフラッシュを焚かなければ全てOKとのことでした。ただし、動画撮影は禁止。また、普通のデジカメや三脚を使用したガチ撮影は禁止でした。
というわけで、刃牙展の中に突入です。

スタートから全力で大量の名場面原画が展示されます。「グラップラー刃牙」から時系列順に進み、「バキ」「バキ性」「範馬刃牙」「刃牙道」「バキ道」と章単位での展示です。
会場に参加してくれた友人は、実は刃牙シリーズを読んだことが無い人でしたので、ここが面白い、ここは面白くないといった具合に自分が解説して、面白さを伝えることに成功しています。そもそも知らない人間を連れて行くなよという意見はご勘弁を。
で、やはりここで一番の目玉は原画なわけですよ。貼られている原画には2種類あって、印刷ベースの1枚原画と、額縁に入った本物の原画が入り混じって展示されています。

本当に、「原画の力」というのは凄いですよね。普段何気なく読んでいる漫画も、これが元になっていること、そして本当に絵として丁寧に1枚ずつ描かれていることがわかって、その圧倒的な魅力に見入ってしまいます。
撮影した写真では単なる写真にしかならないのが非常に残念です。サイトに上げるために解像度を落としているのもまた。自分の携帯に残っている画像は、トーンの一枚一枚が貼られているところや丁寧に一本ずつ描かれている線がはっきり見えて、改めて凄さを感じます。
これだけの熱量を週刊連載でするというのは、本当に漫画家は凄いんだなと尊敬します。本当にこれは、生で見ないと理解出来ない感覚なのではないでしょうか。これを見れるだけで価値ありです。逆に、こういうものに魅力感じない人には意味すらわからないんじゃないかなあ。そういう人によって感覚が違うのが不思議。
とにかく生原画って、それだけで心をハンマーで殴られたような感覚になると思うんですよ。強い衝撃というか。それが好きな作品だったら尚更そうですよね。だから本当に刃牙展はたまらんかったです。

夜叉猿戦のカラー原画も展示されてます。塗りのひとつひとつが丁寧です。影をつけるために色合いが凄く考えられていて、凄く魅力的な絵になっています。何気なく読んでる漫画も、きちんと絵に目を向けたらその凄さがわかるんだよなあ。

体重×スピード×握力=破壊力!!

超魅力的な柴千春対アイアンマイケルのガチンコ打ち合い。このシーンホント惚れる。

渋川剛気と独歩ちゃんの達人対決!この戦いも名場面よなあ。

回される独歩ちゃん「ほりゃア」
このような原画がずっと続くのでファン垂涎です。ただ人気どころが多いイメージで、特に刃牙の戦いシーンが多かったように思います。克巳と花山戦とか、刃牙と烈海王戦とかはあまり見なかった記憶があります。
その代わり、ジャックハンマーの「日に30時間鍛錬の鍛錬という矛盾のみを条件に存在する肉体」とか、ジャックハンマー対刃牙戦は十分にスペースを取っていました。
そして等身大のジャックハンマーが現れます。

これ見た目じゃわかりませんが、めちゃめちゃでかいです。流石2m43cm。

横からも1枚。足と同じくらい腕が太くて、腕よりも顔が小さいです。もうこりゃ熊だよ。会った瞬間に殺されてしまう。
あと友人に「ジャックハンマーは1日30時間トレーニングしてるからね」と説明してあげたら「え、時空越えてるじゃん、バキってそういう話だったの?」と返ってきたのが面白かった。
そして原画の流れでは、なぜそこを?と思うくらい「バキ性」の原画が貼ってあったのがまたインパクトが強かったですね。刃牙が強くなるために必要だったと言ったらそうなんだけど、色々巷で酷評された「バキ性」推しはスゴいなあ。そのくせ重要だったはずの14kgの果糖水を展示してないのはなぜなのか。
あ、そうか、思い出してみると刃牙ならではの食事シーンは全カットだ。モニュとかナポとかうんめぇーとか見た覚えがない。あれこそ刃牙として必要な描写なのでは。安藤さんも夜叉猿と対峙するところだけで「くぅ~この山ワサビが」ってシーンなかったしなあ。
そんなこんなであとは原画以外の見どころを紹介します。なんといっても様々な撮影スポットだったり、ジャックハンマーを始めとしたオリジナルの展示物が目玉でしょう。

神心会館本部にある独歩ちゃんの虎殺し看板が設置されてました。独歩ちゃんに合わせたポーズを取って写真を撮るもよし、殺される虎に合わせて写真を撮るもよしですね。

球体形態のオリバ。完全防御態勢のアレですね。実物大でないところがもったいない。

これ何のシーンだったのかいまいちわからなかったんですよね。壁を殴ったシーンだけだといくらでもありそうだし。近くにあった原画では、オリバが刃牙(だったかゲバルだったか)を振り回して地面に叩きつけたシーンだったので、そこなのかなとも。
この足元に立ち位置指定されていたので、殴った姿で写真を撮ってもよし、両手を上げて壁に叩きつけられたシーンを再現してもよしですね。

そして刃牙の家。後ろの壁は自由に落書きしていいスペースなのですが、既に書かれすぎていて書くところがありませんでした。このオブジェクトを見て最初に思ったのが「玄関のすぐ隣に勝手口があるんだなあ」だったのは秘密。

大人気だったのは花山組セット。ここだけ撮影する人多数で行列が出来ていました。撮影する人も様々、前のめりに足を開いて肘を膝に置いて身構える人もいれば、花山の様に足を組んでふんぞり返って頬杖つく人もあり。

トリケラトプス拳を再現できる場所。こちらは不人気でした。
あとは興味がなかったので撮影しなかったのですが、「範馬刃牙」ラストシーンの刃牙と勇次郎エア夜食シーンも撮影スポットになっていました。

その直後にあったのが勇次郎の戦闘態勢。実物大じゃないからか、ジャックハンマーを見たあとだとインパクトが小さすぎました。

後ろにはもちろん鬼の貌。ただみんな後ろ回って撮影する人あまりいなかったなあ。勇次郎といえば背中を見ないとオーガを味わえないでしょうに。
そして最後には原寸大の闘技場です。

刃牙が置かれているので戦ってもよし、一緒に撮影してもよしです。刃牙側にだけきちんと砂が撒かれています。きちんと見ると砂の中に爪や歯が混ざってるのが細かくて非常にグッド。

刃牙さんアップ。原寸大かなこれ、168cmとかだから、そんな大きくないんですよね。やっぱりジャックハンマーと比べると小さくてインパクトが弱い。でもこうやってみると刃牙ってカッコいいんだな。

向かいには御老公が。原作通りだけど目がでかすぎw
闘技場に入って思ったのは、想像してたよりもずっと小さいことです。それこそプロレスのリングとそんなに変わらないくらいなのでは。クラウチングスタートで猛ダッシュとかしてるからもっと大きいと勝手に思っていました。そらこんな至近距離なら、外野の声は聞こえるし汗と血とおしっこも観客の顔に届くわな。

闘技場を抜けると地下闘技場最大トーナメントの参加メンバーが出迎えてくれて、チャンピオンベルトが展示されています。これで展示はおしまい。
そのあとは物販コーナーが待っています。ありとあらゆる物販が置かれていて、みんなここぞとばかりにグッズを手にしていました。
内容はシャツからパーカー、タオル、ステッカー、複製原画、アクリルキーホルダー、刃牙消し等々、作れるグッズはこの際全部作ってやれという気概を感じます。種類ありすぎて買うの困ってしまいますね。
ただ、人気どころは大体売れてしまったのかなという印象。トランプカステラとか、猪狩完至スマホケースあたりは見かけたら絶対買っただろうけど見なかったなあ。
そんななか、自分が買ったのは以下です。

刃牙消し、御老公と稲城文之信が入っていました。御老公はすぐわかったのだけど、稲城文之信がなかなか名前出てこなくて調べた調べたw ごめんよ稲城文之信、造形が緩くてすぐにはわからなかったんだw

そしてやっぱり砂w これは最初から買おうと思っていました。砂についてるプレートも何種類かあって、独歩ちゃんの「後退のネジを外してるんだよ」と、梢のセリフ忘れたやつと、御老公の「地上最強を目指して何が悪い!!!」の3種類あったので御老公をチョイス。一番売れてたっぽいのは独歩ちゃんです。自分も迷ったなあ。
というわけで、以上が「地上最強刃牙展ッ!in東京ドームシティ」の感想となります。原画見れたのがホントによかったあ。ファンなら是非行くべき祭典と言えるでしょう。
混み具合もそれほどでもないので、問題なく回れる範囲ではないでしょうか。なお、入場待ち時間30分、中の滞在時間1時間ほどでした。中も人がごった返しているわけでもなく、ソーシャルディスタンスは保てるレベルでしたので対策も万全ですね。

きちんと注意書きもあちこちに貼ってますしね。
4/17までやってるようなのでまだ時間はあります。刃牙ファンで行ける人は是非ッ!!
それでは最後に、友人に解説しながら紹介した言葉を書いておきます。批判的なコメントを見たくない方は見ないことを推奨します。
■「グラップラー刃牙」の展示に際して
「グラップラー刃牙」はホント面白いんだよ。特に地下闘技場最大トーナメントで、刃牙以外のキャラの戦いのひとつひとつが名場面なんだよね。なんだかんだ面白くないのは刃牙の戦いだからw
で、「グラップラー刃牙」は42巻なんだけど、一番面白いのは「グラップラー刃牙外伝」になってる実質43巻のマウント斗羽対アントニオ猪狩ね。
■「バキ」の展示に際して
「バキ」からがね、ひどいんだ。あ、これ花山対スペックなんだけど、これが一番面白い。地下闘技場トーナメントみたいな大擂台賽篇ってのが始まるんだけど、これが新キャラがほとんどつまらんくて対したことない。そしてアライJr篇ってのがもっとつまんない。
■「範馬刃牙」の展示に際して
これまずカマキリとゴキブリとやるからwww で、そのあと監獄に入って刃牙とオリバがやるんだけど、その決着がなんかなーって。単純に刃牙が強くなったからって理由でオリバ倒しちゃうのが、え、そんなんでいいのって感じ。しかも原始人出てくるから。原始人の異世界転生だから。
ただ、このピクル篇の、克巳戦はすごく面白い。ほら関節めちゃめちゃ増えてるでしょ。克巳は関節増やすことできるんだよ。その結果腕なくなるけど。あと烈海王は足喰われちゃう。
で、最後は勇次郎と刃牙が戦うんだけど、決着はエア飯喰って終わりだから。意味わからんでしょ?
■「刃牙道」の展示に際して
これ、今度の相手は宮本武蔵さんです。宮本武蔵の異世界転生です。そして烈海王は殺される。
■「バキ道」の展示に際して
ゴミ。
そのあと、友人が刃牙に興味を持ったらしく、「これは満喫籠もって読んだ方がいいかな」と言うので「グラップラーだけ読めばいいよ」とアドバイス。
ついでに、友人がバキ道がそんなにひどいのかと調べてみたところGoogleで「バキ道」っていれたら「バキ道 ひどい」ってサジェストされることに気づいてしまい、思わず「でしょ?」って回答してしまった。

公式サイトはこちら。
連載30周年記念 地上最強刃牙展ッ!in東京ドームシティ | Gallery AaMo | 東京ドームシティ
2022年3月5日(土)~4月17日(日)
※開催期間中無休
※3月26日(土)より一部展示入替有
イベントの詳細だったり、展示内容の解説はプロの方々が対応してくれていますので、そちらを参照しましょう。
「地上最強刃牙展ッ!」実物大の地下闘技場や“エア夜食”を体験、範馬刃牙の家に落書きも - コミックナタリー
【地上最強レポ】東京ドームシティで「地上最強刃牙展ッ!」がついに開催ッッ! 実物大の地下闘技場に “エア夜食” まで食べられるぞォォォオオ!! | ロケットニュース24
【連載30周年記念 地上最強刃牙展ッ!in東京ドームシティ】墓場の画廊グッズも参戦!商品告知第1弾はこれだッ! | 墓場の画廊
【連載30周年記念 地上最強刃牙展ッ!in東京ドームシティ】墓場の画廊の商品告知第2弾ッ! | 墓場の画廊
今回は、素人が実際に「地上最強刃牙展ッ!in東京ドームシティ」に行ってきた感想を述べる場とさせていただきます。
東京ドームシティのGalleryAaMoに向かうと地下闘技場最大トーナメントの面々が出迎えてくれました。

3/19-21の3連休で行ってきたこともあり、刃牙展は大盛況。入場時点でそこそこの行列が出来ていました。
自分は当日券を購入するつもりだったのですが、外にあるチケット売り場はやっておらず、「当日券は会場内で購入ください」とのメッセージが。そのため、特に何も準備せず行列最後尾に並ぶことにしました。
行列の面々を見ていくと、意外と様々な年代の人が見受けられます。てっきり30代40代男性がメイン層かと思っていたので少々びっくりしました。若い人も多く、女性陣もそれなりにいた印象です。2割は女性でしたし、女性単独の人や女性だけのグループの方達もいました。さすが刃牙、強烈な描写にも関わらず幅広いファン層を獲得しているようです。
並んで約30分、最前列まで到達し、検温をしてもらいます。この時、チケットの有無を尋ねられ、未所持の旨を伝えたところ、まずはGalleryAaMoに入るための確認をGoogleFormから実行しておくように言われます。その完了画面を受付で提示する必要があります。
その際はQRコードを提示されますので、それを読み込んで従うだけで完了します。また、中には紙で回答する用紙もありましたので、スマートフォン未所持でも入ることが出来ます。万全の対応です。
受付では先程のGalleryAaMoに同意したスマホ画面を見せて、当日券を購入します。この時、合わせて館内の注意事項について説明を受けられます。このために外のチケット売り場ではなく会場内のチケット購入としたのでしょう。
注意事項として特に注意されたのは撮影に関することで、基本的にスマホやタブレットによる撮影はフラッシュを焚かなければ全てOKとのことでした。ただし、動画撮影は禁止。また、普通のデジカメや三脚を使用したガチ撮影は禁止でした。
というわけで、刃牙展の中に突入です。

スタートから全力で大量の名場面原画が展示されます。「グラップラー刃牙」から時系列順に進み、「バキ」「バキ性」「範馬刃牙」「刃牙道」「バキ道」と章単位での展示です。
会場に参加してくれた友人は、実は刃牙シリーズを読んだことが無い人でしたので、ここが面白い、ここは面白くないといった具合に自分が解説して、面白さを伝えることに成功しています。そもそも知らない人間を連れて行くなよという意見はご勘弁を。
で、やはりここで一番の目玉は原画なわけですよ。貼られている原画には2種類あって、印刷ベースの1枚原画と、額縁に入った本物の原画が入り混じって展示されています。

本当に、「原画の力」というのは凄いですよね。普段何気なく読んでいる漫画も、これが元になっていること、そして本当に絵として丁寧に1枚ずつ描かれていることがわかって、その圧倒的な魅力に見入ってしまいます。
撮影した写真では単なる写真にしかならないのが非常に残念です。サイトに上げるために解像度を落としているのもまた。自分の携帯に残っている画像は、トーンの一枚一枚が貼られているところや丁寧に一本ずつ描かれている線がはっきり見えて、改めて凄さを感じます。
これだけの熱量を週刊連載でするというのは、本当に漫画家は凄いんだなと尊敬します。本当にこれは、生で見ないと理解出来ない感覚なのではないでしょうか。これを見れるだけで価値ありです。逆に、こういうものに魅力感じない人には意味すらわからないんじゃないかなあ。そういう人によって感覚が違うのが不思議。
とにかく生原画って、それだけで心をハンマーで殴られたような感覚になると思うんですよ。強い衝撃というか。それが好きな作品だったら尚更そうですよね。だから本当に刃牙展はたまらんかったです。

夜叉猿戦のカラー原画も展示されてます。塗りのひとつひとつが丁寧です。影をつけるために色合いが凄く考えられていて、凄く魅力的な絵になっています。何気なく読んでる漫画も、きちんと絵に目を向けたらその凄さがわかるんだよなあ。

体重×スピード×握力=破壊力!!

超魅力的な柴千春対アイアンマイケルのガチンコ打ち合い。このシーンホント惚れる。

渋川剛気と独歩ちゃんの達人対決!この戦いも名場面よなあ。

回される独歩ちゃん「ほりゃア」
このような原画がずっと続くのでファン垂涎です。ただ人気どころが多いイメージで、特に刃牙の戦いシーンが多かったように思います。克巳と花山戦とか、刃牙と烈海王戦とかはあまり見なかった記憶があります。
その代わり、ジャックハンマーの「日に30時間鍛錬の鍛錬という矛盾のみを条件に存在する肉体」とか、ジャックハンマー対刃牙戦は十分にスペースを取っていました。
そして等身大のジャックハンマーが現れます。

これ見た目じゃわかりませんが、めちゃめちゃでかいです。流石2m43cm。

横からも1枚。足と同じくらい腕が太くて、腕よりも顔が小さいです。もうこりゃ熊だよ。会った瞬間に殺されてしまう。
あと友人に「ジャックハンマーは1日30時間トレーニングしてるからね」と説明してあげたら「え、時空越えてるじゃん、バキってそういう話だったの?」と返ってきたのが面白かった。
そして原画の流れでは、なぜそこを?と思うくらい「バキ性」の原画が貼ってあったのがまたインパクトが強かったですね。刃牙が強くなるために必要だったと言ったらそうなんだけど、色々巷で酷評された「バキ性」推しはスゴいなあ。そのくせ重要だったはずの14kgの果糖水を展示してないのはなぜなのか。
あ、そうか、思い出してみると刃牙ならではの食事シーンは全カットだ。モニュとかナポとかうんめぇーとか見た覚えがない。あれこそ刃牙として必要な描写なのでは。安藤さんも夜叉猿と対峙するところだけで「くぅ~この山ワサビが」ってシーンなかったしなあ。
そんなこんなであとは原画以外の見どころを紹介します。なんといっても様々な撮影スポットだったり、ジャックハンマーを始めとしたオリジナルの展示物が目玉でしょう。

神心会館本部にある独歩ちゃんの虎殺し看板が設置されてました。独歩ちゃんに合わせたポーズを取って写真を撮るもよし、殺される虎に合わせて写真を撮るもよしですね。

球体形態のオリバ。完全防御態勢のアレですね。実物大でないところがもったいない。

これ何のシーンだったのかいまいちわからなかったんですよね。壁を殴ったシーンだけだといくらでもありそうだし。近くにあった原画では、オリバが刃牙(だったかゲバルだったか)を振り回して地面に叩きつけたシーンだったので、そこなのかなとも。
この足元に立ち位置指定されていたので、殴った姿で写真を撮ってもよし、両手を上げて壁に叩きつけられたシーンを再現してもよしですね。

そして刃牙の家。後ろの壁は自由に落書きしていいスペースなのですが、既に書かれすぎていて書くところがありませんでした。このオブジェクトを見て最初に思ったのが「玄関のすぐ隣に勝手口があるんだなあ」だったのは秘密。

大人気だったのは花山組セット。ここだけ撮影する人多数で行列が出来ていました。撮影する人も様々、前のめりに足を開いて肘を膝に置いて身構える人もいれば、花山の様に足を組んでふんぞり返って頬杖つく人もあり。

トリケラトプス拳を再現できる場所。こちらは不人気でした。
あとは興味がなかったので撮影しなかったのですが、「範馬刃牙」ラストシーンの刃牙と勇次郎エア夜食シーンも撮影スポットになっていました。

その直後にあったのが勇次郎の戦闘態勢。実物大じゃないからか、ジャックハンマーを見たあとだとインパクトが小さすぎました。

後ろにはもちろん鬼の貌。ただみんな後ろ回って撮影する人あまりいなかったなあ。勇次郎といえば背中を見ないとオーガを味わえないでしょうに。
そして最後には原寸大の闘技場です。

刃牙が置かれているので戦ってもよし、一緒に撮影してもよしです。刃牙側にだけきちんと砂が撒かれています。きちんと見ると砂の中に爪や歯が混ざってるのが細かくて非常にグッド。

刃牙さんアップ。原寸大かなこれ、168cmとかだから、そんな大きくないんですよね。やっぱりジャックハンマーと比べると小さくてインパクトが弱い。でもこうやってみると刃牙ってカッコいいんだな。

向かいには御老公が。原作通りだけど目がでかすぎw
闘技場に入って思ったのは、想像してたよりもずっと小さいことです。それこそプロレスのリングとそんなに変わらないくらいなのでは。クラウチングスタートで猛ダッシュとかしてるからもっと大きいと勝手に思っていました。そらこんな至近距離なら、外野の声は聞こえるし汗と血とおしっこも観客の顔に届くわな。

闘技場を抜けると地下闘技場最大トーナメントの参加メンバーが出迎えてくれて、チャンピオンベルトが展示されています。これで展示はおしまい。
そのあとは物販コーナーが待っています。ありとあらゆる物販が置かれていて、みんなここぞとばかりにグッズを手にしていました。
内容はシャツからパーカー、タオル、ステッカー、複製原画、アクリルキーホルダー、刃牙消し等々、作れるグッズはこの際全部作ってやれという気概を感じます。種類ありすぎて買うの困ってしまいますね。
ただ、人気どころは大体売れてしまったのかなという印象。トランプカステラとか、猪狩完至スマホケースあたりは見かけたら絶対買っただろうけど見なかったなあ。
そんななか、自分が買ったのは以下です。

刃牙消し、御老公と稲城文之信が入っていました。御老公はすぐわかったのだけど、稲城文之信がなかなか名前出てこなくて調べた調べたw ごめんよ稲城文之信、造形が緩くてすぐにはわからなかったんだw

そしてやっぱり砂w これは最初から買おうと思っていました。砂についてるプレートも何種類かあって、独歩ちゃんの「後退のネジを外してるんだよ」と、梢のセリフ忘れたやつと、御老公の「地上最強を目指して何が悪い!!!」の3種類あったので御老公をチョイス。一番売れてたっぽいのは独歩ちゃんです。自分も迷ったなあ。
というわけで、以上が「地上最強刃牙展ッ!in東京ドームシティ」の感想となります。原画見れたのがホントによかったあ。ファンなら是非行くべき祭典と言えるでしょう。
混み具合もそれほどでもないので、問題なく回れる範囲ではないでしょうか。なお、入場待ち時間30分、中の滞在時間1時間ほどでした。中も人がごった返しているわけでもなく、ソーシャルディスタンスは保てるレベルでしたので対策も万全ですね。

きちんと注意書きもあちこちに貼ってますしね。
4/17までやってるようなのでまだ時間はあります。刃牙ファンで行ける人は是非ッ!!
それでは最後に、友人に解説しながら紹介した言葉を書いておきます。批判的なコメントを見たくない方は見ないことを推奨します。
■「グラップラー刃牙」の展示に際して
「グラップラー刃牙」はホント面白いんだよ。特に地下闘技場最大トーナメントで、刃牙以外のキャラの戦いのひとつひとつが名場面なんだよね。なんだかんだ面白くないのは刃牙の戦いだからw
で、「グラップラー刃牙」は42巻なんだけど、一番面白いのは「グラップラー刃牙外伝」になってる実質43巻のマウント斗羽対アントニオ猪狩ね。
■「バキ」の展示に際して
「バキ」からがね、ひどいんだ。あ、これ花山対スペックなんだけど、これが一番面白い。地下闘技場トーナメントみたいな大擂台賽篇ってのが始まるんだけど、これが新キャラがほとんどつまらんくて対したことない。そしてアライJr篇ってのがもっとつまんない。
■「範馬刃牙」の展示に際して
これまずカマキリとゴキブリとやるからwww で、そのあと監獄に入って刃牙とオリバがやるんだけど、その決着がなんかなーって。単純に刃牙が強くなったからって理由でオリバ倒しちゃうのが、え、そんなんでいいのって感じ。しかも原始人出てくるから。原始人の異世界転生だから。
ただ、このピクル篇の、克巳戦はすごく面白い。ほら関節めちゃめちゃ増えてるでしょ。克巳は関節増やすことできるんだよ。その結果腕なくなるけど。あと烈海王は足喰われちゃう。
で、最後は勇次郎と刃牙が戦うんだけど、決着はエア飯喰って終わりだから。意味わからんでしょ?
■「刃牙道」の展示に際して
これ、今度の相手は宮本武蔵さんです。宮本武蔵の異世界転生です。そして烈海王は殺される。
■「バキ道」の展示に際して
ゴミ。
そのあと、友人が刃牙に興味を持ったらしく、「これは満喫籠もって読んだ方がいいかな」と言うので「グラップラーだけ読めばいいよ」とアドバイス。
ついでに、友人がバキ道がそんなにひどいのかと調べてみたところGoogleで「バキ道」っていれたら「バキ道 ひどい」ってサジェストされることに気づいてしまい、思わず「でしょ?」って回答してしまった。