眠気覚め度 ☆☆☆

賭博堕天録カイジ 24億脱出編 24巻 - 遠藤人生の踏んばりどころ

百貨店から逃げおおせたカイジたちと大捕物を逃した遠藤の対比が描かれる「賭博堕天録カイジ 24億脱出編」24巻です。

話としては真っ当な部類です。ちょっと冗長だけどまあ必要な説明してるし話に納得性があるよねの巻となっています。

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逃げおおせたカイジたちが今後の作戦を考えている状況に対し、遠藤は追い詰められています。

カイジ捕獲対策本部を担当しつつもいつまでも進捗が上がらない遠藤、遂に会長からの呼び出しをくらいます。そして事務所へ直々に迎えに来た黒崎GM。

元はといえば、利根川配下だった遠藤の上がり目は無く、一時期はカイジと沼攻略をするまで落ちぶれていました。しかしカイジのおかげで沼を攻略し、カイジを嵌めたおかげで大金を手にし浮上してきた遠藤。

そして今、利根川の政争敵であった黒崎の下でカイジ大捕物団を携え、今度はカイジのおかげで煮え湯を飲まされ続けている遠藤。なんだかんだ上がり目と下がり目のモヤモヤを束ねいていますが、いよいよ正念場です。


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黒崎もこの発言。ちなみに「人生」はそのまま「生死」に掛かっています。なんでこの人らそんな帝愛で働いているのだろう。給料いいのかな、遠藤はベンツ乗り回してるくらいだしな。

一方で、この巻でようやくカイジたちが追われている理由が判明します。もちろん兵藤の差し金なわけですけれど、勝負事に対しては公正な兵藤にしては理不尽だなと思っていました。

が、きっちり説明してくれるのです。しかもその内容は理不尽とはいえ合理的。そういうところは上手いよねやっぱり、納得はできるもの。


というわけで24巻は兵藤がいる病院までで終わります。実はこのあとの展開は知ってるので、早く25巻が読みたいです。あのシーン絶対爆笑すると思うwww

ところで24億脱出編だから24巻くらいで終わると思ったけど全然終わりませんね。言ってしまえばこのまま未完で終わるくらい続きそう。


眠気覚め度 ☆☆☆


12巻の感想はこちら (黒沢が終了した今、福本先生が一番楽しんで描いてるのはこのカイジなのかもしれない)
13巻の感想はこちら(13巻まで来てこんな逃亡戦に1巻まるまる掛けるの??)
14巻の感想はこちら (だらだらと進む展開にも関わらず毎巻買ってしまう私はまさしく信者なのだろう)
15巻の感想はこちら(1冊まるまる使った大ネタが仕込まれてるけど話は全く進みません)
16巻の感想はこちら(久々にちょっとだけ話が進みました)
17巻の感想はこちら(リサイクルショップのゴロじいにフォーカスあてすぎなところは面白い)
18巻の感想はこちら(新居生活は楽しいよね)
19巻の感想はこちら(遠藤動く!マリオ百貨店包囲網!)
20巻の感想はこちら(優雅に餃子を食べるマリオ百貨店包囲網)
21巻の感想はこちら(まだまだ続くマリオ百貨店包囲網)
22巻の感想はこちら(永遠に続くマリオ百貨店包囲網)
23巻の感想はこちら(5巻に渡って続いたマリオ百貨店包囲網脱出成功!)


賭博堕天録 カイジ 24億脱出編 24
福本 伸行(著)
フクモトプロ/highstone, Inc. 2023-07-06T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.3
¥495


賭博堕天録カイジ 24億脱出編 23巻 - 5巻に渡って続いたマリオ百貨店包囲網脱出成功!

遂に、遂に、遂に百貨店から脱出した「賭博堕天録カイジ 24億脱出編」23巻です。

長かった、長かったなあ。以前書いた感想記事のタイトルを遡るだけで4巻もマリオ百貨店包囲網が続いていることがわかって笑ってしまいました。この23巻も含めば実に5巻です。いや、こんなん笑うしかないやろ、週刊だったとしても1年以上続いてるんだぞこれ。

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「今 どこ?」じゃねーわwwww

追い詰められた遠藤はカイジを裏切って星を売った安藤よりも面白いなー。(安藤はそもそも面白くないか)

思い返すと遠藤ってすごく面白い役柄ですよね。最初はカイジの借金からさらに借金地獄に落とすためにエスポワールへ招待し、次は鉄骨渡らせて、指がくっついたらのこのこ出てきたカイジを地下送りにして、一緒に沼を攻略して、そんでやっぱり裏切って、今度は追う立場になってるという。

よくよく考えると、これはカイジの命を賭したギャンブルがメインというよりも、カイジと遠藤の永遠に続く関係性を描くラブコメなのかもしれません。そりゃそうか、もうちょっとで30年の付き合いになるわけだし(現実時間)。

作中だとどれくらいなのかな、数年ってとこなのかしら。今の24億脱出編も90年代後期っぽいし。一番時間経ったのは地下労働編だろうしね。


とにもかくにも、ようやくマリオ百貨店包囲網に終止符が打たれました。賭博黙示録時代ならEカードやって鉄骨渡り始まるところくらいです。そう考えたら、5巻ごとき短い方なのか。


眠気覚め度 ☆☆☆


12巻の感想はこちら (黒沢が終了した今、福本先生が一番楽しんで描いてるのはこのカイジなのかもしれない)
13巻の感想はこちら(13巻まで来てこんな逃亡戦に1巻まるまる掛けるの??)
14巻の感想はこちら (だらだらと進む展開にも関わらず毎巻買ってしまう私はまさしく信者なのだろう)
15巻の感想はこちら(1冊まるまる使った大ネタが仕込まれてるけど話は全く進みません)
16巻の感想はこちら(久々にちょっとだけ話が進みました)
17巻の感想はこちら(リサイクルショップのゴロじいにフォーカスあてすぎなところは面白い)
18巻の感想はこちら(新居生活は楽しいよね)
19巻の感想はこちら(遠藤動く!マリオ百貨店包囲網!)
20巻の感想はこちら(優雅に餃子を食べるマリオ百貨店包囲網)
21巻の感想はこちら(まだまだ続くマリオ百貨店包囲網)
22巻の感想はこちら(永遠に続くマリオ百貨店包囲網)
24巻の感想はこちら(遠藤人生の踏んばりどころ)


賭博堕天録 カイジ 24億脱出編 23
福本 伸行(著)
フクモトプロ/highstone, Inc. 2023-05-08T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.3
¥495


野人転生 7巻 - 人の悪意に巻き込まれまくる展開が最高

いつもどおり沢山の悪意に囲まれて可哀想なノーチートノースキル異世界転生「野人転生」7巻です。良い出会いもあるけど不憫やなしかし。

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新しい街でいざこざに巻き込まれてギルドにも囲まれる野人。もともとシリアスでシビアな展開が魅力的なこの作品ですが、こうも毎回ひどい目に会うと可哀想になってきます。それがこの作品の良いところでもあるのだけど。


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良い顔するようになったわwww

不道徳、非道で残忍な人間に出会う度、そして命を狙われる度に、自衛のためにも他人のためにも相手の生命を奪うことを厭わなくなった野人。しっかり世界に順応して、暴力こそが身を守るための最大の手段を地で行っています。

このような、生き残るためのスキル全開なのがこの作品の本当に良いところです。よくある「魔物よりも人間が一番怖い」展開が続いてますが、それが妙に人間臭くてリアルで素晴らしい。

また、野人も敵対する相手には非情なだけであり、心開いてくれる相手には誠実な対応をする青年です。そういう展開もあってホッコリするシーンが、人間の悪意との対比としてうまく表現されていて素敵。野人転生じゃなかったら泣いてたかも。

主人公格としてもものすごく真っ当なのだからもっと人気出てもいいのになあ。地味なのかなあ。地味なんだろうな。

まだまだ続きが楽しみでたまりません。


眠気覚め度 ☆☆☆


3巻までの感想はこちら(ノーチートノースキル転生で生き残れ)
4巻の感想はこちら(ノーチートなのに人間からも狙われるのが素敵)
5巻の感想はこちら(第1部完ッ!!)
6巻の感想はこちら(第2部スタートで早速追われる野人が最高)


野人転生(7) (電撃コミックスNEXT)
小林 嵩人(著), 野人(その他)
KADOKAWA 2023-08-24T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥663


はるかリセット 11巻 - 焼鳥を自宅でやるのは良いぞ

2ヶ月に1度のお楽しみ「はるかリセット」11巻です。早い、早すぎる。光陰矢の如し。

いつもいつも優雅に休んで楽しむ姿がなんと心から羨ましくなる「はるかリセット」なんですが、11巻もホントに羨ましい。

なんせ雪が見たいという理由だけで富山に旅行したり、仕事とはいえ鹿児島に旅行したり気楽に行き過ぎ。おまけに歴史を紐解く史跡巡りを堪能してるのがまた羨ましい。

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こんなところ見れたら絶対に面白いでしょう。次旅行する時には候補にしたいくらい。

閑散期に自由に休みが取れてお金がいくらでもあれば自分も行きたいところ。羨ましすぎる。毎度旅行したくなりたすぎる。

おそらく春河童先生の、というか作者の野上武志氏の旅行趣味と自分の旅行趣味が一致し過ぎなんでしょう。戦時中の歴史に溢れた史跡とか面白いに決まってるんです。そういうところを刺激してくるから刊行ペースが早くてもやめられんのよなあ。


そして今回もありました料理回。なんと焼鳥回。
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自身で鶏肉だったりレバーだったりを買ってきてグリルで焼くだけではあるのですけど、これが本当に抜群に美味しいのです。

炭火が無くてもグリルで十分です。あとは素材の味が大事なので、鶏ももは必ず国産を買うこと。安いからといってブラジル産にすると雑な味になります。

そして私の場合、塩は普段からヒマラヤピンクソルトを使っています。これが肉料理に本当に合うんです。胡椒もブラックペッパーをミルで挽くタイプなので、塩コショウはそれで。

あとは鶏ももは大きめのひとくちサイズにして、串で刺して、グリルの一番弱火でじっくり10分15分焼くだけです。グリルで焼くと余計な脂が落ち、じっくり焼いてるのでとってもジューシィーに仕上がります。

店であるようなサイズの鶏ももにはしないので食べごたえも本当に抜群。たまらんのです。他、レバーやハツも大抵安く売ってるので(鶏ハツ鶏レバーね)、それらもやってしまえば一夜の宴の始まり始まり。しばらくやってないからやりたくなってきたw

そんなわけで前回に続きまた料理話になってしまいました。それではまた2ヶ月後を期待しましょう。


眠気覚め度 ☆☆☆


1巻の感想はこちら(お疲れの社会人に必要なのは休息だ)
2巻の感想はこちら(休日を全力で満喫出来る姿が羨ましい)
3巻の感想はこちら(「なにもしない」に適切なのがまさしくこの1冊)
4巻の感想はこちら(徹底的に食を追求する休暇)
5巻の感想はこちら(これぞラクに読める漫画筆頭、様々な休み方を参考にしましょう)
6巻の感想はこちら(月曜日は会社行けたら合格でいいのです)
7巻の感想はこちら(自家製梅酒はいいぞ)
8巻の感想はこちら(カレーは何曜日でもいいのです)
9巻の感想はこちら(旅行に行きたくなるので要注意)
10巻の感想はこちら(ポークチャップなら任せろ!)


はるかリセット 11 (チャンピオンREDコミックス)
野上武志(著)
秋田書店 2023-08-18T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.9
¥634


1日外出録ハンチョウ 16巻 - 新キャラが新社会人っぽくて上手い

こち亀の16巻もとい「1日外出録ハンチョウ」16巻です。目指せ200巻。

いつも通りこち亀です。しかも新キャラでテコ入れしてきました。あまり増えないけど、たまにキャラが増えるのもいかにもこち亀っぽいです。

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初登場の菅くんです。彼は若い。おそらく巷で言われているZ世代相当。


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なんせ散歩をすることに対して「タイパが悪い」と言い張る人間です。所謂タイムパフォーマンスなわけですが、菅くんを始めとする若者の生き急いでる感はなんなんでしょうか。人生無駄なことが結構面白いのよ?

で、会話の中でも「映画や動画は倍速で見る」「倍速で理解するためにネタバレを事前に見る」等のタイパが良い行動の話をしているわけです。

全ての若者がこうだとしてしまうとあまりにも主語が大きくなってしまいますが、このような主張も多いということなのでしょう。

正直もはや若者とは言えなくなってしまった私の世代から見ても、このタイパ理論はまったく理解できません。

期待するゲームはまず事前情報を最大限カットしたりする身としては、ネタバレなんて言語道断。

映画や動画も、その間を使って最適な表現をしているわけですから、楽しむならとことん浸らないと。逆に、そういう縛りがあるせいでしっかりと時間が確保できなければあまり楽しめないこともありますけれど。

ただ個人的に、昔の作品の長い間はさすがに耐えられないこともあったり。2001年宇宙の旅とかは観るたびに寝てしまいます。

なんにせよ、タイパと言わずなんでもじっくり楽しめばいいのになと思いますね。そもそもそういう楽しみ方が出来てこなかった世代でもあるのだろうなあ。生まれたときからネットにつなぎ放題、動画を好きなように見放題と、そもそも経験内容が違うから仕方のないことなのかもしれませんけれど。


そしてこんな最新の情報すらネタに取り入れる「ハンチョウ」はやはり現代のこち亀。ましてや16巻ではAIにネームを切ってもらった話まで掲載されています。

現代のこち亀の如く流行の最先端を取り入れていく「ハンチョウ」はとどまることを知らない。。。


眠気覚め度 ☆☆☆


12巻の感想はこちら(繰り返される虚無の日々)
13巻の感想はこちら(現代社会人はこういう虚無の物語を求めているのかもしれない)
14巻の感想はこちら(そういえば大槻は債務者で仲間を貶める腐れ外道でしたね)
15巻の感想はこちら(子持ちでもいいのにね)


1日外出録ハンチョウ(16) (ヤングマガジンコミックス)
上原求(著), 新井和也(著), 萩原天晴(著), 福本伸行(著)
講談社 2023-07-06T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.7
¥759


1日外出録ハンチョウ 15巻 - 子持ちでもいいのにね

こち亀の15巻もとい「1日外出録ハンチョウ」15巻です。目指せ100巻。

「ハンチョウ」のすごいところは、常に日常からネタを持ってきて、どこからでも誰でも読める構成だと思うんですよ。そしてたまに地下の設定をしっかり使ってそういえば債務者だったなとか、あくまで「カイジ」のスピンオフなんだよなと思い出させてくれる構成になっています。

正直ここまで作品が続いたり、「カイジ」の知名度から見ても、ある程度の漫画読みなら誰もが手に取る作品になっていると思うのですよね。しかもそれでいて無限のネタが描ける。これぞ金の産む木ではないですか。

そんな「ハンチョウ」、15巻となれば大槻のプライベートに踏み込み事も一度や二度はあってもいいわけで。

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だからっていきなりこんなカミングアウトされても。。。

いやいや、大槻の年齢ならいたっておかしくないですしね。地下に閉じ込められている(のか?)から子供は母親のところで過ごしてたりね。全然あり得るよねえ。


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イマジナリーだけどねえ。


なんなんこのネタwww 大槻の妄想とかこち亀でもなかったような設定持ってきてるぞwww こんなのが許されるなら本当に、本当にもうなんでもいいじゃないかwww

この調子だと、妄想で異世界転生してたり、妄想で作業場にテロリストが入ってきたり、妄想で地球を救ったりしてもなんでもありじゃないですかw

なんでも自由にネタにしていいの究極を地で行ってますなあ。それでいてしっかり笑わせてくれるのがまた上手い。発想の勝利。感服しました。


眠気覚め度 ☆☆☆


12巻の感想はこちら(繰り返される虚無の日々)
13巻の感想はこちら(現代社会人はこういう虚無の物語を求めているのかもしれない)
14巻の感想はこちら(そういえば大槻は債務者で仲間を貶める腐れ外道でしたね)


1日外出録ハンチョウ(15) (ヤングマガジンコミックス)
上原求(著), 新井和也(著), 萩原天晴(著), 福本伸行(著)
講談社 2023-03-06T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.7
¥726


となりの信國さんは俺のことが好きな気がする 5巻 - 佐々木くん成分が少ない巻

佐々木くんが全然出てこない「となりの信國さんは俺のことが好きな気がする」5巻です。

半分近くが愛莉と新島センパイと国分さんのお話なので、佐々木くんも信國さんも出てくるのは後半です。そのせいか、全体的にはちょっとトーンダウンしてしっとり読ませる5巻になっていました。決してつまらなくはないのですけれども、いつもの信國さんとはちょっと違うかなと感じます。


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とはいえ、こんな彼女面した信國さんも後半出てきます。まだ付き合ってないのにすっかり彼氏彼女気分ですなあ、ええ?

ただ、用事もないのに佐々木くんを見掛けるたびに小走りで近づく信國さんの話や、インスタに載せる写真を吟味する信國さんはいつも通りの信國さんでした。


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この顔は個人的に一番好きなハムハム顔の信國さんに匹敵するくらい好きだなあw

あとはSNSアカウントを好きな子の名前で検索しちゃうとか思春期あるあるのお話ですなあ。青春ですなあ。それはなんて青春でしょうなあ。

とにもかくにも、後半からはいつもの信國さんの5巻でした。安定して面白いです。


眠気覚め度 ☆☆☆


2巻までの感想はこちら(空回り系恋愛ギャグが本当に面白い)
3巻の感想はこちら(ポンコツ信國さんが可愛すぎる上に笑えて素晴らしい)
4巻の感想はこちら(佐々木くんとの初デートは果たして成功するのか)









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バキ外伝 烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッ 7巻 - デュラハン戦の大一番が始まるぞ

烈海王が異世界で烈海王をする「バキ外伝 烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッ」7巻です。

7巻はデュラハンのところにたどり着き、いよいよ決戦が始まるというところです。

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相対するはミノタウロス!

なんですが、正直これまでと比べてなんか物足りないというのが率直な感想です。ただ戦うだけ、いつも通り圧倒するだけで、原作リスペクトが分かる範囲でそんなに出てこなかったからかなあ。

そのあとに始まるデュラハン戦は久しぶりの強敵。なかなか楽しめそうです。

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烈海王が靴を脱ぐので、最大トーナメントの刃牙と同等程度の相手と認めたのでしょう。足で当然髪を掴むのかしら。期待ですなあ。


前述した通り、ちょっと面白さダウンした感じの7巻でした。まあ、今のバキ道よりは面白いのは間違いないのですけれども。ただ、そろそろ無双するだけだとつまらないのかもなあ。


眠気覚め度 ☆☆☆


1巻の感想はこちら(どうしてこうなった。。。)
2巻の感想はこちら(最後の方でようやく面白くなってきた)
3巻の感想はこちら(こういうのでいいんだよ)
4巻の感想はこちら(これぞ異世界転生烈海王無双)
5巻の感想はこちら(原作リスペクトが続いて原作ファン歓喜)
6巻の感想はこちら(まだまだ原作リスペクトが続きまくります)


バキ外伝 烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッ 7
陸井栄史(著), 猪原賽(著), 板垣恵介(著)
秋田書店 2023-03-08T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.7
¥594


秘匿夫婦~クピドの悪戯~ 5巻 - アホエロと絡めたシナリオ構成が素晴らしい

みんな超絶愛してやまないアホエロ漫画「秘匿夫婦~クピドの悪戯~」5巻です。アホエロとシリアスが融合するのはさすがベテランの技です。

4巻ではバブみ姫と本物の富士澤勝也?が対決開始するところまででした。5巻ではまずその本戦から開始です。


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戦い、ねえ。。。まあ、夜の戦いだよねぇ。これ、お互いに相手をイカせようと必死です。

そしてここで富士澤勝也の奥義が発動します。


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69の体勢から、相手のおそそに向かって両手を仕掛け、この後ぐぐっとくっぱぁ~してしまいます。画的にはおそその中からのアングルになるのでおそらく少年誌でも掲載可能な表現です。ていうかこのアングルでくぱぁするとか天才すぎ、笑い死ぬかと思った。赤ん坊からみた天岩戸か。

ホントなんというか、アホエロに実に吹っ切れてますよね。徹底的にやってやるんだという気概を感じます。作者めちゃめちゃ楽しんで描いてるんじゃないかこれw


そしてめでたくバブみ姫篇は完結します。この「秘匿夫婦」はアホエロをしつつ、アホエロを基本的にしてるだけなのに仕事や立ち回りが上手くいってあらゆる物事が好転していきます。

これって、王道といえば王道なんですが、昔からあるタイプのストーリー構成なんですよ。主人公はガムシャラに目の前の危機を回避してるだけなのに、何故か物事すごくうまくいくという。ご都合主義とも捉えられるかもしれませんが、私はこういうのが好きなのです。

「主人公が好き放題にしてるだけなのに全て好都合になっていく」というのは実は「ランス」がその手のものでして、「ランス」ファンの自分に取っては刺さらないわけがなく。

さらに、ご都合主義的にシナリオが進みつつも、しっかりキャラを立てて話を盛り上げているのはさすがベテランの為せる技だなと思います。素晴らしい。


眠気覚め度 ☆☆☆


1巻の感想はこちら(新シリーズは私達入れ替わってる)
2巻の感想はこちら(真面目な話をしたいのかくだらないアホエロマンガにしたいのかそれがわからない)
3巻の感想はこちら(アホエロマンガにしたいということがわかりました)
4巻の感想はこちら(乳首を食いちぎったら本当のバトルじゃないか)


秘匿夫婦~クピドの悪戯~ 5
北崎拓(著)
日本文芸社 2023-05-29T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.5
¥742


賭博堕天録カイジ 24億脱出編 22巻 - 永遠に続くマリオ百貨店包囲網

まだ百貨店から出てこない「賭博堕天録カイジ 24億脱出編」22巻です。

ただ、マリオの緊迫感はすごく伝わる。長いわって思うけれども、これだけ長く描いてもダレてない感じがする。というか、長いのに慣れすぎてて、ちょっとでも中身があるなら全然読めるからかもしれない。

20巻の感想、21巻の感想でどちらもマリオがビール注いでるシーンをサムネに使っていたのですが、この22巻では既に餃子屋を出てしまったのでその画は使えず。残念。

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ていうかこのダイジョビドライバー有能すぎでしょ。ダイジョビドライバーいなかったらカイジたちもう終わってたわけだし。

そしてマリオの展開も、運が絡みすぎててちょっと惜しい。運も味方につけながら対応しているのは事実なんだけど、カイジが実家から脱出した時と違って非常にリスキーなのが惜しい。カイジじゃなくてマリオだから仕方ないのかのう。

それにしても、なんだかんだで時間は掛かってるけどここ最近の展開は楽しんでしまっているな。やっぱり話が動くと面白いんですね。


眠気覚め度 ☆☆☆


12巻の感想はこちら (黒沢が終了した今、福本先生が一番楽しんで描いてるのはこのカイジなのかもしれない)
13巻の感想はこちら(13巻まで来てこんな逃亡戦に1巻まるまる掛けるの??)
14巻の感想はこちら (だらだらと進む展開にも関わらず毎巻買ってしまう私はまさしく信者なのだろう)
15巻の感想はこちら(1冊まるまる使った大ネタが仕込まれてるけど話は全く進みません)
16巻の感想はこちら(久々にちょっとだけ話が進みました)
17巻の感想はこちら(リサイクルショップのゴロじいにフォーカスあてすぎなところは面白い)
18巻の感想はこちら(新居生活は楽しいよね)
19巻の感想はこちら(遠藤動く!マリオ百貨店包囲網!)
20巻の感想はこちら(優雅に餃子を食べるマリオ百貨店包囲網)
21巻の感想はこちら(まだまだ続くマリオ百貨店包囲網)
23巻の感想はこちら(5巻に渡って続いたマリオ百貨店包囲網脱出成功!)
24巻の感想はこちら(遠藤人生の踏んばりどころ)


賭博堕天録 カイジ 24億脱出編 22
福本 伸行(著)
フクモトプロ/highstone, Inc. 2023-03-06T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.2
¥550


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