眠気覚め度 ☆☆☆☆

ワンダンス 8巻 - 2つの道で2つのダンスをそれぞれ駆け上がる

それぞれの道を見据えながらダンスの成長を続けていく「ワンダンス」8巻です。

7巻までのダンスバトル篇が終わり、それぞれが自分の考えるダンスの練習を進めていく巻となっています。


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「俺たちもしかしたら 行く道が違うかもしれないね」

これまで一緒にダンスの道を目指そうと話していた二人、カボの勝手な思い込みと、吃音症がゆえの言葉足らずのせいで微妙にすれ違い始めるのが見てて辛い。

だけど、このそれぞれの道を進み始めていることが、おそらく今後の二人の同じ道を歩むことの糧となる展開だと思われるのでグッドです。


カボはカボでダンスバトルがしたく、ブレイキンの練習をしていくことになります。光莉は光莉でアッセイさんのナンバー、いわゆるショーの練習をしていくことになります。

これら全く違う種類のダンスをそれぞれ習得していくことが、このあとの大きな布石になるのでしょう。


その過程が面白いのが「ワンダンス」なんです。特にカボのブレイキンに掛ける練習の意気込みや、その最中に入る邪魔への対処の見どころが凄くて、思わず見入ってしまいます。

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ダンス描写がカッコいいんだよなあ。。。


光莉の方も、新しい人たちと一緒にダンスをすることになり、しかもそこでは有象無象の1人と認識されてしまう始末。しかし即興ワンムーブをすると一気に空気が変わります。

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この描写もカッコいい。一気に周囲の目を釘付けにしてしまうほどのパフォーマンスをとても上手に表現出来ています。こういう空気で楽しむ作品でもあるんですよね。


まるでダブル主人公みたいな展開になってきましたが、どちらもキャラがきっちり立っているからこそ成立していると言えるでしょう。本当に面白い、早く続きが読みたい。


眠気覚め度 ☆☆☆☆


1~5巻の感想はこちら(ダンスものに外れ無し?高校生ダンスの傑作)
6巻の感想はこちら (カボのダンスは対象全てをリスペクト)
7巻の感想はこちら(カボの上昇志向が見えてくる熱い展開)

ワンダンス(8) (アフタヌーンコミックス)
珈琲(著)
講談社 2022-06-22T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥748



 

ハイスコアガール DASH 3巻 - ヴァンパイアセイヴァー祭り

ヴァンパイアセイヴァーを語る「ハイスコアガール DASH」3巻です。

これ、作中の時間は2008年だったんですね。PSPをプレイしているのはまあ、時代は違えどありえるかなと思いつつ、作中の秋葉原描写で「ハルヒ」だの「すもももももも」だのの名前が出てきたのでおや?と思ってました。

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ヴァンパイアセイヴァーの稼働が1997年なので、約10年後の話だったわけですか。いまならスパ4とかブレイブルーあたりをプレイしている感覚なのかな。ゲームの進化スピードは鈍化してるので、もう少しイメージが違うかもしれませんけれども。


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そして作中でヴァンパイアセイヴァーのシステムの授業をする小春ちゃん。考えようによっては時代錯誤もいいところ作品なんですよねこれ。現実世界の10年前の話だし、作中世界でもヴァンパイアセイヴァーリリースから10年経ってるし。

一体誰が読むんだよと思えるくらいの時代のずれっぷりなわけですが、やはり当時プレイしていた年代とかにはずばりと突き刺さる内容ですし、共感を覚えやすいものでしょう。だからなんだかんだ面白いんだろうなこれ。


2巻から話が続いたヴァンパイアセイヴァーの対戦も3巻で決着します。格ゲー描写もしっかりしてるし、きっちり対戦の駆け引きも描かれているし、何より作中で小春ちゃんが説明した内容が活かされています。つまり面白い。

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極めつけは小春ちゃんの超絶プレイまで魅せてくれるサービスっぷり。下手に人間ドラマとかケンカシーンとか描かないで、ひたすら格ゲーに立ち向かう彼らの描写だけでものすごく面白い作品に仕上がると思います。このまま突っ走って欲しい。

なんだけど、どうやら次巻は過去編も始まりそうで、果たしてどうなることやら。いずれにせよ楽しみになってきました。


眠気覚め度 ☆☆☆☆


2巻の感想はこちら(今回は格ゲー一本で行くのかな?)


ハイスコアガール DASH 3巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス)
押切蓮介(著)
スクウェア・エニックス 2022-06-23T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.9
¥660


放課後ていぼう日誌 9巻 - 合宿を通してますます成長していく姿が美しい

まだまだ島合宿篇が続く「放課後ていぼう日誌」9巻です。ホント面白い、島に行って釣りし放題の合宿なんて最高すぎるでしょ。

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アジングを始めたばかりなのに、あっという間にコツを掴んで、そして応用まで効かせて成長する姿は美しいですね。アジングだけでなく、様々な釣り手法も学び、得た知識で新しいことを理解する、その姿勢が素晴らしい。

魚が苦手という初期から、もっと色々出来るようにならないとと、魚の活け締めに挑戦したり次々とステップアップしていくのもいいですね。そして食べたくなる。


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そしてこの瞬間がまさしく釣りの醍醐味なんですよねえ。誘ったりあの手この手で魚を誘惑して、ちょいちょいと餌を遊ばれて、そこを乗り越えて掛かった瞬間ってホントに身体に電流が走るんですよ。この瞬間のためだけに何時間もじっくり駆け引きを続けるのです。

掛かった瞬間の気持ちよさは、ある意味究極の合法ドラッグなんじゃないかと思いますw ギャンブルで大勝ちした時の気持ちよさとも一緒です、脳内が焼かれるんですな。

たまに釣りの面白さが理解できず、買ったほうが安いじゃないかと野暮なことを言う人もいますが、楽しみはそこじゃないんですよね。過程であり、魚を釣るという行為を楽しんでいるわけであって、おまけに食も楽しめるということなんです。ホント面白いんですよ釣りは、環境や暑さにさえ耐えることができればw


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そしてこの展開は放課後サバイバル日誌になるのか?w
次巻に期待せよ!w


眠気覚め度 ☆☆☆☆


8巻の感想はこちら(釣りの楽しみがあふれ出る合宿に参加したくなります)


放課後ていぼう日誌 9 (ヤングチャンピオン烈コミックス)
小坂泰之(著)
秋田書店 2022-06-20T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.9
¥462


股間無双~嫌われ勇者は魔族に愛される~ 2巻 - 合法ロリにポーション発射を手伝ってもらいます

精液が最強の回復薬となるけど見た目と性格から人間に疎まれまくる「股間無双~嫌われ勇者は魔族に愛される~」2巻です。

1巻の最後から続いて、魔族3人娘と人間達の戦いが2巻で読めます。むしろ戦って終わりだしまだ決着がついてません。

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魔族にイラマチオさせて、もうここで果ててもいいかなというところで合流します。この流れすごく好き。くだらなさ過ぎて好き。

このあとは、勇者の精液を摂取すれば強力になれる魔族と、一応魔族を滅ぼすために大嫌いだけど引き連れて旅をしなければならない人間の取り合いになります。その流れもくだらなくてたまらん。


そしてなんとこの巻で新キャラのロリ娘が出てくるんです。しかもロリ娘なんだけど実年齢22歳という合法ロリ。おまけに強力な魔力の代償として精神と肉体の成長が止まっているので超アホというキャラ。ロリビッチ体質で好きな人は絶対に好きなキャラが出てくるんです。

しかも状況的に、人間の仲間を助けるためにはどうしても精液を出さなくてはならなくて、だけど状況から萎えてしまって、なのでこのロリビッチに手伝ってもらうわけです。

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「ポーション発射のカウントダウンに入ったので もう少し早くシゴいて貰えないでしょうか」

おい、ここだけ切り抜いたら本当にただのエロ漫画じゃねーかwww


きちんと理由があるんですよ、ここで射精しておかないと、仲間が死ぬほどの瀕死になってるんです。だからこそ、誰かの手を使ってでも射精しないとならないのです。なのでアホの子のロリビッチに手伝ってもらってなにがなんでも射精するのです。

ここの展開がホント面白くて、間の取り方といい表現の仕方といい、声出して笑ってしまいました。このシーンで人笑いするだけでも十分価値があるかも。


そんなくだらない展開ばかりなのですが、2巻のメインは魔族と人間の戦いで、この展開がどうしてまたなかなかきちんとバトルになってるのがまたいいんです。逆に、下手にシリアスな戦いだからくだらなさが半減してしまっているとも言えるかもしれません。

2巻まるまるバトルだったので話が大きく展開はしなかったのがちょっと惜しいかなと。いやいいんですけどね、ストーリーうんぬんよりも、精液を要求するくだらない話なのにそれを命がけになって必死に奪い合っている戦いの構造というだけでも面白いので。


ホント、実にくだらなくて、妙にバトルは真面目で、そのアンバランス感がなんとも言えない「股間無双」2巻でした。このくだらなさは他に類を見ないレベルなので必見です。


眠気覚め度 ☆☆☆☆


1巻の感想はこちら(ひどさに全振りした大馬鹿設定を真面目に描写していく姿がお見事)


股間無双~嫌われ勇者は魔族に愛される~(2)
ジブロー(著), 脇道それる(著)
講談社 2022-06-06T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.4
¥726


Artiste - 嗅覚味覚が超優秀な気弱料理人を中心とした人間物語

一時期Twitter広告でよく見かけた「Artiste」です。Kindle版でポイント50%還元だったので1巻を読んでみて、面白かったので全巻買ってしまいました。なんと全巻ポイント50%還元、つまり実質半額で買えたので買うべし買うべし。

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「4つのうちどれですか?」


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「よ 4回とも全部違う味だったので 4種類…使い分けているのかと…思い…ました…」

この広告見たことありませんか?この作品だったんです。自分もこの広告を見かけて興味を持ってしまっており、今回たまたまポイント還元もしていたので思わず購入。広告にまんまとやられているじゃないか。

ちなみに、上記のコマは1巻で出てくると思いきや5巻で出てきました。1巻にも似たような話を一度描いているけれども、5巻で改めて書き直した感じです。


そしてこの「Artiste」は、上記広告から思い切り料理人の漫画だと思うじゃないですか。しかし蓋を開けるとこの主人公はメインなものの、それ以外の芸術に一芸を持ったキャラたちの話も大いに展開される群像劇だったんです。

主人公のジルベールは幼少から超優秀な嗅覚と味覚を持っており、持ち物から持ち主を特定出来るという犬のような感覚の持ち主です。子供の頃は母親に将来は警察犬になると思われているほど。

しかし、普通の人が持たない、普通の人には到底理解出来ない能力であるため、その能力を使ってしまうと周囲から気持ちがられて距離を置かれることに。そのため、非常に卑屈で読んでてイライラするような性格になっています。一芸を持つものが周囲から爪弾きにされている状態ですね。

そんな彼が単なる皿洗いという立場になっており、その料理人としてのセンスを買われて新たな店で副料理長として働き始めるのが物語の大きな流れです。


その流れの中で引越した先が、家賃は安いものの何か一芸に秀でていないと入居できないアパートになっていて、そこの住人たちは漏れなく一芸を持った芸術家であり、彼らにもそれぞれフォーカスを当てるのが「Artiste」なんです。ですので、純粋な料理漫画だと思って読んだら肩透かしを喰らうでしょう。

そしてこの芸術家たちがまた一癖も二癖もあるキャラたちで非常にキャラが立っているんです。だからこそ、彼らとの関係が深まるに連れて徐々に様々なことが起こっていったり、はたまた住人の苦労や心境をしっかり深く描写したりしています。それがどうしてなかなか面白い。

また、癖があるという意味ではジルベールが新たに働くレストランの優秀なスタッフも、得意分野はあるものの融通が利かなかったり心に深い傷を負った過去があったりで一悶着していきます。ジルベールは職場でも家でも様々な人間関係に揺さぶられていくわけです。

しかしかといって、ジルベール自身が大きく成長する物語かというとそうでもないというのがまた面白いところ。決して成長譚とかではなく、やはり人間関係を表す群像劇なんです。とはいえ、ジルベールは初期から徐々に打ち解けて性格も変わっていく魅力もありますが。


キャラをひとりひとり紹介したいくらいなんですが、それだとちょっと長くなりすぎるのでやめておきます。だけど、何回か読みたくなるくらいには面白い作品です。登場人物に嫌味なキャラはいても悪人は出てこないのがいいんです。読んでて心が落ち着きます。

あと何気にコミックのおまけページで作者自ら「クソパリ事情」としてパリのここがダメ、だから日本最高みたいなのが読めて面白いです。ある意味日本人の欧州幻想を打ち砕いてくれるかも。


眠気覚め度 ☆☆☆☆


Artiste(アルティスト) 1巻: バンチコミックス
さもえど太郎(著)
新潮社 2017-04-08T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥638


Artiste(アルティスト) 5巻: バンチコミックス
さもえど太郎(著)
新潮社 2019-08-09T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥638


劇光仮面 - 特撮美術に青春を掛けた人々の物語

山口貴由御大の新作は現代劇である「劇光仮面」です。「シグルイ」や「覚悟のススメ」で強烈なインパクトを残した作者ですが、この作品では物騒なことはそう起こりません。

しかし、何故なのかわかりませんが、ただただ普通の話をしているだけのはずなのに異様に恐ろしい。元のタッチがそうさせるということもありますが、作品の雰囲気、流れ、思い、表現、それらどれをとっても恐ろしく、そして美しい。

この雰囲気が独特で、とにかく惹かれてしまいます。物語としては一体どこに着地するのか全然予想もつかなく、果たして話が大きく動き出したのかそうでないかもわからないほどの展開なのですが、何故か目を離すことが出来ません。

それは何故かを考えてみると、それは山口先生がこの作品に並々ならぬ思いを乗せて描いているからだと思うのです。

290ページもある1巻を読み進めていくと、作中のキャラを通して特撮美術への異様なまでの情熱を感じます。キャラの一言一句が特撮美術への愛を持っており、その思いが作者の表現したいものにならないことであることが胸に響くのです。

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「あの時代の特撮は”火”と”水”と”重力”が本物なんで、本当に”在る”感じがするんです。」

このセリフは70年代の特撮美術に対しての発言です。「劇光仮面」では主に戦後から70年代ほどの、特撮美術で全てを表現していた世界に言及されています。

これらのセリフ、山口先生が日頃から特撮美術に思いを馳せていることなのでしょう。このセリフひとつとっても、特撮美術に対しての強烈な思いが見え隠れします。

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「太平洋戦争末期、追いつめられた日本軍上層部は末端の兵士に奇跡じみた戦果を期待して人間と機雷を合体させた兵器を造った。「パンドーラ」も人間と人間以外の物を合体させて兵器にした。改造人間というのは絵空事じゃなかったんだ。」

作中で出てくる覆面ヴァイパーの改造兵士シャゴラスの由来が、太平洋戦争末期の人間機雷「伏龍」と重なってしまった事実を作者の狭山先生から聞く話など、戦後の特撮と戦争が切っても切り離せないものであったこととして表現しています。

これは本当の事実なのか、そういった物語を山口先生が作り上げたのかはわからないのですが、特撮美術で作り上げられた怪人はそこにいるだけで恐怖を感じなければならないということと、戦争の恐怖を紐付けた表現になっています。

このような流れがスムーズに展開されて、気づけば次々にページをめくってしまいます。その怖さ、面白さにひたすら惹きつけられて、ただただ読み耽ってしまう、引き込まれてしまうのです。

ただ、この面白さというのは言葉で伝えるのは非常に難しいです。これは実際に読んでいただかなければ絶対にわからないものだと思います。それくらい、空気感がものすごい。ここまで引き込ませるのはまさしく漫画の技術と言えるのではないでしょうか。

というのも、前述した通り、物語としてはどこに着地するのか全然想像できなくて、まだまだプロローグな気がするのです。今後何が起こるのか全然想像できません。それなのに既に面白いのです。特撮美術の説明ひとつとっても、キャラのそれぞれの特撮美術に対する思いひとつとっても、読み応えがあります。

物語を大きく動かすことなく読ませてしまうというのは、まさしく漫画の構成、技術の賜物なのではないでしょうか。まさか現代劇を、このような形で読めると思わなかったです、とにかく素晴らしい。


いやあ、面白いのだけど、人に薦めるのは難しいなあというのが率直な感想です。山口先生の作品は合わない人には合わないと思うので。しかし、はまれば絶対面白いですし、「劇光仮面」は間違いなく傑作になる雰囲気があります。今後も目が離せません。


眠気覚め度 ☆☆☆☆


劇光仮面(1) (ビッグコミックススペシャル)
山口貴由(著)
小学館 2022-05-30T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.9
¥825


となりの信國さんは俺のことが好きな気がする 3巻 - ポンコツ信國さんが可愛すぎる上に笑えて素晴らしい

当サイトでもまとめ記事等の見出しに使わせてもらってるほどお気に入りの「となりの信國さんは俺のことが好きな気がする」3巻です。

やっぱり好きこれw 女の子側が頑張る作品で、女の子がポンコツでホント可愛い。信國さんが劣等感持ってて自己評価低いのはちょっとイライラするのだけど、そこがまた可愛い。

最初の「好きな人いる?」といきなり問いかける話も、めぇ子様のコラムで「その質問をして相手に好意をさりげなく伝えよう」としてるだけで、まさか佐々木くんから答えが来るなんて思いもよらず、

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「何の話??」

となるところがすごく面白くて可愛いw

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「だ…だって…まさか好きな人おるんか訊いたら 好きな人おるんか云うて来るとは思わんかったんじゃもん…!!」

このポンコツ思考たまらんなあ。好意をさりげなく伝える目的しか見てなくて、そのあとのこと考えてないのが最高。このバカさ加減がホント可愛い。

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さらに回答を聞くのが怖くて遮るところも可愛い。信國さんホント魅力的な女の子なんですよ。可愛くてポンコツで恵体でポンコツで佐々木くん好き好き光線出しまくっててポンコツでポンコツで。そして極めつけはポンコツで。キャラをかっちり確立しててホント素敵。良いキャラだなあ。

そんな信國さんの好き好き光線を連日浴びている佐々木くんは当然その好意に気づいているわけでタイトルの「となりの信國さんは俺のことが好きな気がする」を回収しててまたグッド。

こういうポンコツ系のお話が好きなら絶対に気に入ると思うので本当におすすめです。上記の好きな人の話は腹抱えて笑ってしまった。

めちゃめちゃ好きなのでもっと続きを沢山読みたいですね!


眠気覚め度 ☆☆☆☆


2巻までの感想はこちら(空回り系恋愛ギャグが本当に面白い)




今日から始める幼なじみ 3巻 - 幼なじみであることを公認にしたい女の子が可愛くてニヤニヤが止まらない

そんなの漫画の中だけの幼なじみだと何回もツッコんでしまう「今日から始める幼なじみ」3巻です。今巻も幼なじみというよりもただのイチャイチャカップルが爆発します。

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いや食べないよw


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食べないってw


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あ、これはやりますw

とまあこんな感じで、中学生だったらカップルがやりまくるようなことを幼なじみがやることだと決めつけてなんでもしてしまいます。それこそカップルのように。


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既にされてるんですがwww

楓がそういったことを全然意識しないで幼なじみというカップル行為を続けるし、航平もホント大変やなあw 中学生男子が可愛い子にこんなことを日常的にされたら意識しないわけがないです。毎日シコってますよこれは絶対。

少々下品な表現になりました、失礼しました。


この作品、ひたすらこの勘違い幼なじみのイチャイチャカップルを見せつけられるのですぐにお腹いっぱいになってしまいます。

そして何より良いのは、当人である楓ちゃんは全く意識しないでそれをしているのが良いんですよ。明らかにそういうムーブをしてるのに。だから二人の関係がそれ以上には発展しないで、航平は既に意識しすぎてもやもやし始めてて、でも楽しいからこのままでいいやってなってるのがホント最高。

正直ここ何年かで多くなってきた陰キャ主人公に何故かギャルが優しくしたり気があるようなことをするのと方向性は同じなんですが、その見せ方の違いがよりこの作品を良くしている気がします。

それらの作品では主人公の男の子を小馬鹿にしてるような描写が多かったりする気がしますが、この作品ではそんなことは一切なくて、ひたすら自分がしたい漫画の世界の幼なじみを実現しているだけなんですよね。

だから全く悪意もなく、実は好意もそこまでなく、本当にただの友達という気で接しているから自然なんだと思います。だからこそ、なんの難しい気持ちもなく、いつまでも清々しい気持ちですんなり読むことができるのではないでしょうか。だからこそ「今日から始める幼なじみ」は非常に尊い。


本当にラクに読めてニヤニヤ出来る良い作品だと思います。楓が飛び抜けた美少女じゃなくて、どこか抜けたところのある、ツッコミどころのある性格なのもいいんだろうなあ。おすすめです。


眠気覚め度 ☆☆☆☆


1巻の感想はこちら(幼なじみに憧れる女の子が可愛くてニヤニヤが止まらない)
2巻の感想はこちら(幼なじみを勘違いしている女の子が可愛くてニヤニヤが止まらない)


今日から始める幼なじみ 3巻【電子特典付き】 (バンチコミックス)
帯屋ミドリ(著)
新潮社 2022-05-09T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.9
¥554


これ描いて死ね - とよ田みのるの新作は漫画に思いを全力でぶつける漫画です

とよ田みのる最新作「これ描いて死ね」1巻です。今回は離島に住む女子高生が漫画を描くお話となっています。

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「『これ描いて死ね』などと漫画に命を懸けないこと。」

この先生兼同好会の顧問になってくれた手島先生がとことん良いキャラなんです。自分がかつて夢見た漫画への意思とその挫折を味わったからこそ出来る生徒たちへの対応という優しさが節々に垣間見えて、こんな厳しくも優しい先生ならいくらでも伸びますわ。

と、いきなり魅力的なキャラの感想から始めてしまいましたが、話の根幹は漫画が好きで好きでしょうがない女子高生が漫画を描くことに挑戦するものとなっています。

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「そっか…漫画って、自分で描けるのか。」

漫画好きから、漫画を自分で描くことに気づくまでの流れが本当に素晴らしい。好きなものに、好きという気持ちだけで向かっていって、新たに好きになるものを見つけられる。そんな思いが綺麗に表現されていて本当に上手いです。

まあそこから漫画を実際に描くようになるまでの流れはご都合主義的なところは否めないですが、漫画だからこそこうあるべきでしょう。何よりも、そのおかげで超魅力的な手島先生という存在が生まれたわけですから。

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そこから3人の漫画同好会が発足され、しかも3人それぞれにしっかり役割が与えられるのが良いんですよねー。

原作と作画というところまでは想定できたものの、ただ漫画が読みたいだけという赤福が、ある意味一番辛辣に作品を評価してくれる読者ポジションとしての参戦が素敵。

ましてや、途中まで読み手にもただ漫画読みたいだけじゃねーかと思わせつつ、明確な役割を持たせたキャラに仕立て上げるのだから。


やっぱりとよ田みのる作品はキャラ作りが秀逸というのを改めて思い知らされた作品でした。キャラもそうなんですけど、感情の表現が上手いんですよね。その感情になるまでの流れだとか、その環状になった時の表現が極端でわかりやすいとか。表情がしっかり喜怒哀楽を表しているのもわかりやすいのかも。

1話の最初で漫画を読んでる安海が、漫画を読んで受けた表現を喜怒哀楽の4コマで表しているのが良い例です。すごくわかりやすくて、ひと目で感情がわかります。わかりやすい表現というのはそれだけ人の心を掴みやすいと思うのです。


巻末に載っている読切版の話、スピリッツで連載当時読んだ覚えがありました。えっ、とよ田みのるがスピリッツに掲載されるの?と思ってドキドキして読んだ記憶。当時も面白いと思って読んでたけど、やっぱり改めて読むと面白いなー。しかも読切時の主人公が手島先生の若い頃だったんだってんだから、1巻を読んでから読むとまたひとしお。


「これ描いて死ね」は絶対今後人気が出てくる作品でしょう。まだ趣味の範囲と言っている手島先生がいつから本格的に教えてくれるようになるのか楽しみだし、そうなってから安海たちがどうなっていくのも楽しみです。当然今後も期待です。


眠気覚め度 ☆☆☆☆


これ描いて死ね(1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)
とよ田みのる(著)
小学館 2022-05-12T00:00:00.000Z
5つ星のうち5.0
¥814


何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!? 6巻 - 歴史改変信長物語の面白さはゲーム感覚に通ずる

歴史上の信長自身がタイムリープを繰り返して未来を変えていく「何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?」6巻です。

5巻ではそれまでの光秀による統一後世界の流れが一旦終了し、今度はその光秀に対抗すべく伊達を訪問する話となっています。

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全てはやがて来たる光秀が「日の本西軍」と 我が「日の本東軍」による天下分け目の大戦に勝利するため!!!

この設定結構好きなんです。信長が勢力拡大した西日本を捨てて、その勢力に対抗すべく東日本を制覇するっていうんだから。これ信長の野望とか好きな人だったら絶対好きでしょ。まるでゲームやってる感覚ですもの。

信長自身も簡単にタイムリープしてしまうからこそどこかゲーム的な感覚になっているのも面白い。忠勝を連れて行ったけど色々問題起こされたから次は別の人材を連れて行くとか、完全にリセットゲーしてる感覚に陥る。

そうか、この作品に何故惹かれるのかと思ったら、やってることがゲームだからなんだ。光栄の三国志とか好きだから尚更面白く感じてしまう。こいつを連れて行ったらこういうイベントが発生するから、次はこいつにしたらどうなるかと色々試行錯誤出来るわけで。

それでいて、元々は本能寺の変を回避するための一発ネタだったから歴史の背景はおざなりかと思いきや、どうしてこれがまたしっかりとしてるんです。

6巻では伊達の領地に着くわけですが、信長が生きている時代といえば当然政宗はまだ子供です。しかもまだ父の輝宗も生きていて、母親による家督争いはまだ発生していません。

そんなところに入っていき、政宗こと梵天丸は既に片目が無いことで母親に疎まれており、というところもしっかり描いていますし、さらにそれを取り巻く伊達家の胸中も掘り下げています。なのでしっかりしています。

そこを信長が改変していくことになるわけで、これは面白くないわけがないですね。これまたゲームでありそうな架空戦記になりそう。いわゆるリコエイションゲームとも言えるでしょう。


話の方も伊達に入ったことで上手くいくと思いきやまた色々と歴史改変が発生してさてどうなることやらという展開になっていてまだまだ目が離せません。この先も注目です。

それにしてもなるほどなあ、感想書いてようやく気づいたけど、やっぱりゲーム感覚で読めるから面白いんだあ。逆に考えるとあの手の歴史シミュレーションがあまり好きでない人にはもしかしたらあまり刺さらないかも?


眠気覚め度 ☆☆☆☆


3巻までの感想はこちら (タイムリープ信長を出オチで済ませない立ち回り)
4巻の感想はこちら(ギャグ路線からシリアスに転向?急激に面白くなった)
5巻の感想はこちら(歴史人物とタイムリープの組合せがシナリオと噛み合って面白くなってきた)


何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?(6) (ヤングマガジンコミックス)
藤本ケンシ(著), 井出圭亮(著)
講談社 2022-05-06T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.6
¥726


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