天原先生原作のWeb漫画を正式にコミカライズした「平穏世代の韋駄天達」6巻です。この巻でクーデター編が終わります。

たぶん7巻でWeb漫画の分が終わりですかね、このペースだと。早くその先が読みたいのでもうちょっとだけ待ちましょう。


さて、6巻はクーデター編が終わるので、リンがあんなことになったり新しい韋駄天が出てきたり魔族のほとんどがあんなことになったりします。

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この作品の良いところは、主人公達である韋駄天が神の存在であり圧倒的な力を持っているのに対し、敵対勢力である魔族が挑戦者であるところが面白いと思うのです。

ブランディ対リン戦もまさしくその形で表現されていて、とにかく適当に戦ってればリンに対してブランディはあらゆる手を考えて対抗していきます。

その展開がどうしても「忍者と極道」のそれとも重なってしまって、だからやっぱり面白いのかなと再認識したり。

最近こういう、敵が弱者だけど挑戦者ポジションになって挑んでくるのが凄く好き。昔ながらの主人公が弱者で成長するジャンプ形式ももちろん悪く無いんですが、敵が弱者の場合そもそも敵の方が魅力的なことが多くて良いんですよ、カッコいい。


そしてこの「平穏世代の韋駄天達」が面白くなるのってまさしくこのあとだと思うんですよ。逃げ切ったミクが色々と暗躍してあんなことやこんなことになっていくところが最高。次の巻からこそ期待。


眠気覚め度 ☆☆☆


5巻までの感想はこちら(天原先生のWeb漫画原作を商業化した作品)
7巻の感想はこちら(Web掲載分がそろそろ終わりそう)


平穏世代の韋駄天達 6 (ヤングアニマルコミックス)
クール教信者(著), 天原(著)
白泉社 2022-06-29T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.7
¥660