千年に一度の美少女設定が既に活かされていない「運びの犬」6巻です。

前巻のもうひとりの無痛覚男はどこに行ったのかわからず、子供の母親がいると噂された「樫の家」に突入します。

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「だってこの樫の家は皆が家族なのですから」

この「樫の家」がガチカルト宗教集落で、これがどうして読んでて面白い展開になっていました。何が面白いってここの住人が全員狂ってるところが見事。ここまで気持ち悪くて、妙に現実感があるのが良いですなあ。

5巻で唐突感があって、ちょっと面白さが落ちたかもなあと思っていたところに、こんな狂った表現をしてくれたことで面白さが戻ってきた気がします。6巻だけで読んでも話は成立してるし、ここから読んでもよいでしょう。

この「樫の家」の良いところは、マムと呼ばれてる教祖っぽい人物がおかしいだけでなくて、それに追随する住人、老婆、若い女、子供の全てが洗脳されていて、等しく狂っているところなんです。周り全員敵、休まることはない展開。

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凄い格好してる。

そんな狂った住人たちに振るわれるのは、いつものイヌイの暴力なのが素敵。

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というわけで、周囲全員敵状態の「樫の家」に乗り込む6巻でした。これはこれで面白いです。下手したらこれまでで一番面白い展開かもしれない。しかも「樫の家」の内情を間延びせず一気に描ききっているのでテンポも良いです。なので読みやすい。次巻も期待できるかも。


眠気覚め度 ☆☆☆


4巻までの感想はこちら(AV女優の運び屋だけど専門は暴力の男)
5巻の感想はこちら(新章突入もちょっと唐突感がある)


運びの犬 6 (ヤングチャンピオン・コミックス)
清水ヤスヲミ(著)
秋田書店 2022-05-19T00:00:00.000Z

¥660