御手洗くんがオークション行きになりそこから這い上がる「ジャンケットバンク」7巻です。
ホント面白い。ジャンケットバンクはホント面白いよ。いつものごとく、日付が変わると同時にKindle版をDLして読んだのですが、眠気ほぼマックスだったのにも関わらず眠気が覚めて一気に読んでしまいました。まさしくこれぞ眠気が覚める漫画です。
賭けに負けてキャリア100年の債務を追った御手洗くんは銀行員だけれどもオークション施設に送られます。ここは自分の価値に値段をつけられて、日に日に価値が落ちていく世界。そんな在庫管理と同等の扱いをされる債務者達の行きつく場がオークションなのです。
実はこのオークション、2巻の時点で既に言及されている施設なんです。
「一週間でオークション行っちゃたもんね」(2巻より)
上記セリフは御手洗くんが特四に配属された時のものです。なので、最初の時点でここまで想定してシナリオは練られていたということでしょう。さすが田中一行先生といったところでしょうか。
オークション施設はさながらカイジの地下強制労働施設の如くでわくわくさせてくれます。自身の落札最低価格の半分までなら自由にお金を使える、それを使って食事をするもよし、着飾ってオークションで売れるように努力するもよし。こういう設定はやはり面白い。
しかしやはり、ジャンケットバンクの良さはそのスピード感です。これだけ大規模なオークション施設という仕掛けを作りつつも、そこの生活にはあまりフォーカスすることなく、オークション施設で行われる一発逆転のギャンブルに御手洗くんが挑戦することとなります。
それがこの「ザ・ショートホープ」。これまでの真経津が挑戦してきたギャンブルとは難易度が大きく異なり、内容は非常に簡単、他の参加者との駆け引きもほぼ無い、単純明快なものとなっています。
それゆえに、ギャンブルの攻略よりも、オークションまで落ちてきた債務者を見ていくこととそれを通して御手洗くんの成長を描いたものとなっています。なんでも疑り深くなっている御手洗くんがカッコいい7巻です。そしてことごとく裏目に出ていく姿が素敵な7巻でもあります。
そして「ジャンケットバンク」の良いところはやはりそのスピード感。7巻でこのオークションは結末を迎えます。中途半端に8巻へ跨がないのでキリが良くてグッドです。
それにしても、オークションで出てくる債務者達は紛うことなきクズばかりで清々しかったなあw
あと、しばしば御手洗くんの様子を伺うために真経津たちギャンブラーが仲良くキャッキャウフフしてるんですが、あの異常者たちの中で真人間に一番近い獅子神が世話役の苦労人になっているのが本当に面白い。これ獅子神の人気上がりそうだなーw
獅子神の家で獅子神が人間を使って土下座させてたんじゃないかと推測する真経津たち。全部推測だけでそこまで想像されてはさすがの獅子神も辛いところw
やってたんだけどねw (1巻より)
読み返すと、獅子神もオークションで債務者を買っていたくだりの説明がありました。なので繰り返しですが当初からしっかりこのオークション設定を構想していたのでしょう。
だとすると、どこまで構想練ってるんだろう。8巻の予告では御手洗くんと真経津が戦うみたいなことになりそうだし、そこまでスピード展開で本当にいいんだろうか。その組み合わせはあるならてっきり最後のバトルになりそうだと思っていたので。
いずれにせよ、相変わらず抜群に面白いです「ジャンケットバンク」。当初から構想されていた設定がバンバン出てくるし、ギャンブラーたちも一回で終わりじゃなくて和気あいあいしてて可愛いし、新刊を読む度に最初から読み直したくなるほどの名作です。絶対的におすすめ。
眠気覚め度 ☆☆☆☆☆
3巻までの感想はこちら(大金を持つ銀行は最高の賭場になり得る)
4巻の感想はこちら(まさかの決着方法に脱帽のジャックポットジニー篇完結)
5巻の感想はこちら(閑話休題でも一切手を抜かないギャンブラー達)
6巻の感想はこちら(またもや驚きの結末を迎える「アンハッピー・ホーリーグレイル」戦はこの巻で全て読めます)
8巻の感想はこちら(話の展開が全く見えなくなってきました)
9巻の感想はこちら(ヒーローズジャンケットがギャンブラーと銀行員を大きく動かす)
10巻の感想はこちら(ライフ・イズ・オークショニアはジャンケットバンク史上最大の面白さ)
ところで、御手洗くんをギャンブルに誘った特二の朔くんはどういう目的で御手洗くんに接触したんだろう。今後御手洗くんが驚異になるだろうから、確実に始末するために接触した?でもそれならそのまま放っておくだけでも勝手に御手洗くんが自滅してただろうし。
ということは逆で、御手洗くんを評価している人が他にいて、そこの依頼で御手洗くんの成長を促すように接触した?こっちの方がまだ納得できるかな。それがもしかして7巻の結末になっているところの影響なのか?
ホント面白い。ジャンケットバンクはホント面白いよ。いつものごとく、日付が変わると同時にKindle版をDLして読んだのですが、眠気ほぼマックスだったのにも関わらず眠気が覚めて一気に読んでしまいました。まさしくこれぞ眠気が覚める漫画です。
賭けに負けてキャリア100年の債務を追った御手洗くんは銀行員だけれどもオークション施設に送られます。ここは自分の価値に値段をつけられて、日に日に価値が落ちていく世界。そんな在庫管理と同等の扱いをされる債務者達の行きつく場がオークションなのです。
実はこのオークション、2巻の時点で既に言及されている施設なんです。
「一週間でオークション行っちゃたもんね」(2巻より)
上記セリフは御手洗くんが特四に配属された時のものです。なので、最初の時点でここまで想定してシナリオは練られていたということでしょう。さすが田中一行先生といったところでしょうか。
オークション施設はさながらカイジの地下強制労働施設の如くでわくわくさせてくれます。自身の落札最低価格の半分までなら自由にお金を使える、それを使って食事をするもよし、着飾ってオークションで売れるように努力するもよし。こういう設定はやはり面白い。
しかしやはり、ジャンケットバンクの良さはそのスピード感です。これだけ大規模なオークション施設という仕掛けを作りつつも、そこの生活にはあまりフォーカスすることなく、オークション施設で行われる一発逆転のギャンブルに御手洗くんが挑戦することとなります。
それがこの「ザ・ショートホープ」。これまでの真経津が挑戦してきたギャンブルとは難易度が大きく異なり、内容は非常に簡単、他の参加者との駆け引きもほぼ無い、単純明快なものとなっています。
それゆえに、ギャンブルの攻略よりも、オークションまで落ちてきた債務者を見ていくこととそれを通して御手洗くんの成長を描いたものとなっています。なんでも疑り深くなっている御手洗くんがカッコいい7巻です。そしてことごとく裏目に出ていく姿が素敵な7巻でもあります。
そして「ジャンケットバンク」の良いところはやはりそのスピード感。7巻でこのオークションは結末を迎えます。中途半端に8巻へ跨がないのでキリが良くてグッドです。
それにしても、オークションで出てくる債務者達は紛うことなきクズばかりで清々しかったなあw
あと、しばしば御手洗くんの様子を伺うために真経津たちギャンブラーが仲良くキャッキャウフフしてるんですが、あの異常者たちの中で真人間に一番近い獅子神が世話役の苦労人になっているのが本当に面白い。これ獅子神の人気上がりそうだなーw
獅子神の家で獅子神が人間を使って土下座させてたんじゃないかと推測する真経津たち。全部推測だけでそこまで想像されてはさすがの獅子神も辛いところw
やってたんだけどねw (1巻より)
読み返すと、獅子神もオークションで債務者を買っていたくだりの説明がありました。なので繰り返しですが当初からしっかりこのオークション設定を構想していたのでしょう。
だとすると、どこまで構想練ってるんだろう。8巻の予告では御手洗くんと真経津が戦うみたいなことになりそうだし、そこまでスピード展開で本当にいいんだろうか。その組み合わせはあるならてっきり最後のバトルになりそうだと思っていたので。
いずれにせよ、相変わらず抜群に面白いです「ジャンケットバンク」。当初から構想されていた設定がバンバン出てくるし、ギャンブラーたちも一回で終わりじゃなくて和気あいあいしてて可愛いし、新刊を読む度に最初から読み直したくなるほどの名作です。絶対的におすすめ。
眠気覚め度 ☆☆☆☆☆
3巻までの感想はこちら(大金を持つ銀行は最高の賭場になり得る)
4巻の感想はこちら(まさかの決着方法に脱帽のジャックポットジニー篇完結)
5巻の感想はこちら(閑話休題でも一切手を抜かないギャンブラー達)
6巻の感想はこちら(またもや驚きの結末を迎える「アンハッピー・ホーリーグレイル」戦はこの巻で全て読めます)
8巻の感想はこちら(話の展開が全く見えなくなってきました)
9巻の感想はこちら(ヒーローズジャンケットがギャンブラーと銀行員を大きく動かす)
10巻の感想はこちら(ライフ・イズ・オークショニアはジャンケットバンク史上最大の面白さ)
ジャンケットバンク 7 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
posted with AmaQuick at 2022.05.18
田中一行(著)
集英社 2022-05-18T00:00:00.000Z
¥659
集英社 2022-05-18T00:00:00.000Z
¥659
ところで、御手洗くんをギャンブルに誘った特二の朔くんはどういう目的で御手洗くんに接触したんだろう。今後御手洗くんが驚異になるだろうから、確実に始末するために接触した?でもそれならそのまま放っておくだけでも勝手に御手洗くんが自滅してただろうし。
ということは逆で、御手洗くんを評価している人が他にいて、そこの依頼で御手洗くんの成長を促すように接触した?こっちの方がまだ納得できるかな。それがもしかして7巻の結末になっているところの影響なのか?