社内不倫がバレて社会に居場所が無くなり、生きるのが辛くなった女性が図らずも死に瀕したら突然守護霊と称するオネエ系幽霊が現れて元不倫相手を祟ろうという話の「ゴゴゴゴーゴーゴースト」です。

いきなり情報量多くて書いてる自分も混乱しています。尚、最初の数話はオンラインで読めます。

ゴゴゴゴーゴーゴースト - pixivコミック


尚、Amazonから引用するとこのような紹介です。

社内不倫で弄ばれた傷心ダメОLの明智ウシロ。彼女の前に突然現れたのは、オネエゴースト・正子。自暴自棄になっているウシロに正子が出した提案とは? おかしな2人の、奇妙でイケイケな祟り生活が始まる!

あんまり変わらないですね。



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「アンタ 今 死にかけてるから…」


一流企業に就職した明智ウシロは社内不倫がバレ、文字通りウシロ指を指されて退社し、三流企業に再就職して慰謝料を毎月払う日々を送っています。

三流企業といえど形態は契約社員。正社員登用の約束も反故にされ、ひたすら独りでやるせない生活を送る日々を過ごし人生にヤケクソがちになっています。

そのストレスから胃薬と酒を毎日煽るような日々となっていて、ついつい胃薬オーバードーズしてしまい、そのまま倒れて頭を打ち死に掛けるわけですね。そこで表れたのが守護霊と言い張る幽霊、正子なのです。


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「アンタの守護霊なんだから」


この不思議な現象を素直に受け入れたウシロ、もういっそのことこのまま死んでもいいかなと言ってしまうところを、この正子が「そういうことなら生きるっきゃなくない?」と復讐を提案します。

「私があいつを祟るから アンタ生きてみなさいよ」

段々とその気になってきたウシロは、思わずその祟りの内容を確認します。

「祟りってのはいったい…何するつもり?」



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「あの男の金玉ひとつ潰しちゃおうと思って~」



そんな彼女?たちの祟り生活が「ゴゴゴゴーゴーゴースト」なんです。幽霊なので見えない正子がウシロの代わりに気に喰わない相手にあんなことやこんなことしてしまう、スカッと系のお話です。

話の展開は面白いし、対象となる相手はこの上なく気に入らない相手が多かったりするので、現実の嫌いな相手に渇!が繰り返されることとなります。

尚、1巻時点では金玉潰しません。それどころか不倫相手がほとんど話に出てきません。その前に身の回りで起こる問題に対応していくのがメインのお話です。


こういうショートストーリーを繰り返すのは面白いですが、あまり長く同じ展開が続き過ぎると飽きも来てしまうので、徐々に正子の過去や秘密であったり、不倫相手との展開をしてほしいところではあります。とはいえ、まだ1巻なので全然良し。面白いです。


ただ、ウシロと正子の行動基点が全て負の感情なので、面白さを感じつつも気づかずに読み手の心を抉っていく可能性が高いので用法容量を守って正しくお使いください。

人間、負の感情に惹かれるものであり、人の不幸だったりスカッと話を好む人も多いのですが、それらは負の感情に基づいており極めて非生産的です。そもそもスカッとする原因に遭遇しなければ不幸にもならないわけなので。他人の怒りや不幸は蜜の味と言えど、それにあてられて自分が病んでいては目も当てられません。

そういった意味で「ゴゴゴゴーゴーゴースト」は負の感情が強く、気をつけないと読んだ人を歪ませるかもなあという印象を持ちました。読んだだけでそういう感情を発生させる作品というのはとても上手い漫画だということなんだろうけど。


ですので、面白くてオススメですが取り扱いにはご注意ください。



眠気覚め度 ☆☆☆☆


ゴゴゴゴーゴーゴースト 1 (BRIDGE COMICS)
蛭塚 都(著)
KADOKAWA 2022-01-08T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥653




余談
主人公が「明智」で主人公の会社の女先輩が「織田」と「徳川」かあ。となると正子は「北条」なのかな。



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そしてこの胃薬「胃が痛くなるほど頑張る私が好き」っていうキャッチコピーが大好きw

ウシロが「喧嘩売ってんのか?」と読者の気持ちを代弁するのもまたグッドwww