「ハコヅメ」逆うち感想5巻編、今回入れてあと5回で完了となります。なんとか新刊が出る前に走りきりたい。

5巻の最初は「制服の作用・副作用」。夏祭り警備回です。このあたりから聖子ちゃんの過去恋愛観だったり恋人が出来ない理由が徐々に明確になってきたりします。
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「そうなの…理由はわからないけど」(いや 理由はわかる…)

聖子ちゃんは強く生きていけるよホント、独りで大丈夫。



次は「睨む大捜査線」。「ハコヅメ」お得意鉄板の性犯罪回です。ゲッラゲラ笑いました。ドラマ版でもハードボイルドのところしっかりやってましたね、もの凄く真面目な顔でパンティ連呼するやつ。
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「筋読み…?」「どこの署にもなぜか一人はいる 聞いたことない性的嗜好や 見たことない性具から 犯人像を予想するのが得意な人よ」


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「ちなみに「筋読み」が捜査に役立てられることはほぼないわ」「それじゃあただのムダなおしゃべり…」


このくだりが本当に面白くて面白くてwww そのあとの「パンティ」発言に対して源と山田が「ショーツ…?初めて聞いた」って言うところも好きw

そのあとの現行犯が出てきたところで、署員総出で逮捕に向かったと思いきや「俺たちはただ…その変態を生で見たいだけだ」発言をしたり、究極は宮原部長のこの言葉。
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「牧高が「キンタマ」っつったよな!?」

最初から最後まで本当に笑いの止まらない最高の話でした。


次いで「涙は女の手榴弾」。最近めっきり登場しなくなってしまった咲ちゃんが刑事課長に直談判する会です。この回は源のサイコっぷりが光る回でもありました。ちょっと食べてみてって食べさせながら「よく わからないモノ口にしちゃダメだよ 赤ちゃんじゃないんだから」とのたまう姿はサイコ以外の何者でもないでしょう。
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ここの直談判、咲ちゃんには相当勇気がいる行動でしょうに。というかここの刑事課長の態度が怖い怖い。こういう人は確かにいるけど、おっそろしいわねこりゃ。



続いて「世紀の小芝居」のお話。珍しく聖子ちゃんが風邪でダウンしたと思いきや、源と山田が酔っ払いの見た目は男性別は女の対処に苦慮するお話です。そして川合牧高カナトリオが絶妙に活躍する回とも言えます。
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このあたりから聖子ちゃんと源の妙な関係が見え隠れしますね。



次は「継続は微力なり」の、敷根が悪質な職質でとことん署内メンバからボコボコにされる回です。職質の話はどんな人に声を掛けるのかや、ただ人を見るだけでもこれだけ推測が可能であるということを教えてくれて非常に勉強になります。このスキル磨けば街中の人間を観察してるだけで一日過ごせるくらい楽しめるかも。

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「那須部長っぽい人が通りを歩いてたらどうします?」「別に?何も?」「なんでも声かけすりゃいいってモンじゃないんだよ」


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「副署長っぽい人が通りを歩いてたらどうします?」「あの人スルーした警察官はクビにしていい」「持ち物全部確認するまで帰さない」

この流れよw ここがホント笑ってしまったw このあたりがもの凄く「ハコヅメ」に引き込まれた原因かもしれませんwww



お次は「強き者の苦悩」、川合の警察学校時代の教官である葵さんと、川合と聖子ちゃんが飲みに行く話ですね。これで読み取れるのが警察の超上下社会という風習。普段は川合や山田や源と触れることが多いせいかあまり見ることはない、聖子ちゃんの目上への対応が見れます。

話の中身は警察官の恋愛観結婚観です。周りのゴリラがイケメンに見えてしまうことがあるという。このあたりの警察官ならではの恋愛観はよく「ハコヅメ」で描写されていて、実に面白い。ほとんど実際の恋愛には発展しないのがまたグッド。



続いて「発砲ふさがり」。警察官がほぼ使わずに済むという拳銃を使った話です。作中でも「拳銃を発砲した警察官は人生が変わる」と記載されるほどシリアスなスタートの、初期の「ハコヅメ」には珍しいお話です。だけどその次のページではコメディに戻ってひたすら笑えます。
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「当たんない2人が拳銃構えても両手ふさがっただけだし 川合に至ってはもはやただのストラップになっちまった!」

シリアスとコメディを上手く融合した、というか9割コメディなんだけれども、緊迫の笑いをもたらしてくれる回でしょう。



その次は山田たちの警察学校時代のお話である「出る杭は制圧される」。何気にここが秀山課長が初登場かな?最初に今の宮原部長を出してきて、最後に宮原部長と秀山課長の関係を明かす流れが背景をしっかり説明していてグッドですねえ。
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若かりし日の秀山教官、この台詞が一番笑った。



最後が刑事課のメンバ全員が超絶疲労でコントにしかなってない「ポリスマンズ・ハイ」。この回は本当に、本当に、本当に、腹が痛くなるくらい何度も何度も笑いました。
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咲ちゃん回であれだけ恐ろしい対応を見せた刑事課長が、疲労リミッター解除されたら弁当の注文とってくれるとかこのひとコマだけで何回笑ったことか。


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山田が立ちくらみして立てなくなったので持ってきた塩が署の玄関に放置してたやつだというのにもホントゲラゲラ笑ってしまったし。

このあと北条係長も立ちくらみで倒れて、山田が塩盛ってこようとしたら源がしっかり「バカおまえ係長にはちゃんと冷蔵庫の中の塩持って来い」って指示するところでももう一笑い。ホントこの話はめくればめくるだけ笑いが起こるのが素晴らしすぎます。



この頃の「ハコヅメ」が本当に好きなんだよなあ。シリアスは薄く、コメディが濃く、読めば読むほど笑えてしまう。絵もこの頃から8巻くらいまでのが馴染みやすいというか。最新の「ハコヅメ」も当然面白いですが、この頃が一番輝いていた頃だと思います。


眠気覚め度 ☆☆☆☆☆


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ハコヅメ4巻の感想はこちら(黒田カナ伝説はここから始まった)
ハコヅメ6巻の感想はこちら(伝説の笑ってはいけないお誕生日会が収録されたハコヅメの最高傑作巻)
ハコヅメ7巻の感想はこちら(煽り役としてパーフェクトな聖子ちゃんが見れます)
ハコヅメ8巻の感想はこちら(これ警察学校で習ったやつだ!)
ハコヅメ9巻の感想はこちら(色々な話が詰め込まれている、これぞハコヅメ)
ハコヅメ10巻の感想はこちら(迷惑防止条例と強制わいせつの違いが勉強になります)
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ハコヅメ~交番女子の逆襲~(5) (モーニングコミックス)
泰三子(著)
講談社 2019-01-23T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥660