またもやいつの間にかKindle版が出てた「賭博堕天録カイジ 24億脱出編」14巻です。最近知ったのですが、カイジのKindle版は講談社からではなくて福本先生が自分で出版してるらしいですね。おそらく福本作品全部。だから新刊の発売日と同時に出るわけではないということですな。

ただ少なくとも次の新刊が出るまでには出してくれてるので、新刊が出る頃がKindle版出版の確認時期になります。というわけで2022年1月には15巻が出ます。

さあそんなわけで14巻ですが、相変わらず全然進みませんね。よくわからないカーチェイスが14巻の半分くらいまで続きます。おまけに最後はガス欠でみんな車を押して逃げる始末。

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確かに、14巻の後半の展開を見ると、この流れが石高さんとの車交換に繋げる意味で必要だったのはわかるんですよ。ただ、無意味にだらだら長い。「終末のワルキューレ」の回想の3倍くらい長い。せめてこの展開、1巻半も使わないで、50ページくらいで終われないのだろうか。。。

終われないんだろうなあ、最近、というかここ15年くらいの福本先生の構成では。長くして当たり前の感覚があるのでしょう。

確かに、きっちりしっかりたっぷりしゃっきり描きたいのであれば、これくらい濃密に描きたくなるのはわかります。だとしても間延びして薄めすぎてあまりにも中身が無い。カルピスを水で200倍に希釈したくらい中身がないのです。それもうほとんどただの水ですよ?カルピス200倍希釈ってコップ一杯にカルピス原液1滴ですよ?それもうほとんどただの水ですよ?(2回言うな)


だけどホント不思議なのが、そんなめちゃめちゃ薄めたカルピスとわかっているのになんで読んでしまうんでしょうね。もう読むの辞めりゃいいのに、どうしても読むのはやめられないんですよ。ホントに不思議だ、この変な魅力はなんなんだろう。バキに通ずるものがある。


というわけで、おそらく続刊を読んでも文句ばっかりなのだと思うのですが、おそらく読みます。続刊を期待しましょう。噂では重ねた布団に飛び込むという修学旅行の中学生のようなムーヴがあるようですが、それがまさしく福本先生が今一番描きたいものなのでしょう。なぜなら、黒沢が終わった今では、カイジが一番伸び伸びと何の制約もなく描きたいものを描ける作品なのだから。



眠気覚め度 ☆☆


12巻の感想はこちら (黒沢が終了した今、福本先生が一番楽しんで描いてるのはこのカイジなのかもしれない)
13巻の感想はこちら(13巻まで来てこんな逃亡戦に1巻まるまる掛けるの??)
15巻の感想はこちら(1冊まるまる使った大ネタが仕込まれてるけど話は全く進みません)
16巻の感想はこちら(久々にちょっとだけ話が進みました)
17巻の感想はこちら(リサイクルショップのゴロじいにフォーカスあてすぎなところは面白い)


賭博堕天録 カイジ 24億脱出編 14
福本 伸行(著)
フクモトプロ/highstone, Inc. 2021-11-05T00:00:00.000Z
5つ星のうち3.9
¥495