千年に一度の美少女と呼ばれるAV女優未遂の女の子とコンビを組んで運び屋をする痛覚無しの男のお話「運びの犬」5巻です。この巻から新章突入です。

なんですが、ちょっとあまりにも唐突な導入というかなんというか。虐待を受けてる子供をたまたま街中で見かけて助けたら、そいつが裏社会で色々やってますよーの流れです。ご都合が過ぎる気がしないでもないです。

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まあその裏社会がきな臭すぎて、しかも少女が追う母親と、その母親を追う同業者が出てくるという。同業者が出てきて敵対の展開は面白いです。それだけに、導入が雑に見えてしまうのが惜しい。

しかしそれを補うほどの同業者の存在感が実に良し。同業者で、かつ相手も痛みを感じないのです。

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そして始まる同業者バトル!ここまで無かった展開です。お互い痛みを感じないからもうなんでもあり。しかも刀で斬ったり斬られたりで痛い痛い。自分ダメなんですよ、刀とか刃物を手で握るシーンとか苦手。見てて痛い。手首飛ばされるとかなら痛み想像出来ないからいいんですけど、イメージできる痛みはダメ。そんな戦いになります。


と、面白いのはこのあたりまでで、どうも話の展開がやっぱり雑というかなんというか。もう少しなんとかならないのかと思ったり。そもそもなんでこの少女を助けることになったのかの導入が雑なので、そのあとの展開もどうしても無理があるというか。

もうAV女優の運び屋とか関係なくなってしまってるしなあ。コンビのココアが逆に足枷になってる感まであります。無理にココアを出さなくても、オムニバス的に色んなAV女優の話にすればいいのではないのでしょうか。惜しいなあ、実に惜しい。設定は面白いのだけど。



眠気覚め度 ☆☆☆


4巻までの感想はこちら(AV女優の運び屋だけど専門は暴力の男)
6巻の感想はこちら(カルト宗教に殴り込み)


運びの犬 5 (ヤングチャンピオン・コミックス)
清水ヤスヲミ(著)
秋田書店 2021-12-20T00:00:00.000Z

¥660