非常に高水準で、バトルあり、ホラーあり、SFあり、恋愛あり、キ○ガイありの「ダンダダン」3巻です。3巻も引き続き面白いです。

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前巻から続いた金玉争奪戦の末、その手に取り戻した金玉です。まだ片玉ですが致し方なし。

そして何よりも、このアクロバティックさらさら戦の結末といいその後といい、2巻からは想像もつかない展開になっていました。その流れが本当に見事。

戦いの結末は、まさかの展開。単なる悪霊ではなく、思念が強力な地縛霊としてのアクロバティックさらさらの成り行きは涙無しには読めません。ある意味少年漫画の王道やなこれ。

そしてその後の展開ですよ。まさかのアクロバティックさらさらが愛羅と共に戦うことに。敵だったものが味方に。これこそ少年漫画の王道です。

2巻時点ではアクロバティックさらさら自体が単なる悪霊という認識だったのと、そこからまさか味方になるまでの展開なんて読めやしません。

更に愛羅も混ぜた三角関係っぽい恋愛展開も始まるし、要所に込められるギャグもいちいちしっかりしていて面白い。キャラの個性が立っているからこそこの面白さも引き出せるのかなと。

そこに加えて、狂気染みていてどこか憎めない敵が出てくるというのがまたグッド。完全に頭はおかしいのだけどどこか憎めないのです。しかも年代がバレるような台詞回しもしてくるので尚更共感してしまう。

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「にじゅ~よじかんたたかーえまっすーか ビジネスまーん」

とかね。このあと「たいぐーアパカッ」とか言い出すしね。もうピンポイントで読者狙ってきてるよね。


と、これまでの話をまとめますと、結局この「ダンダダン」は少年漫画の王道をしっかりと踏襲しつつ、SFやオカルトという要素をちりばめることで、やはり非常に高水準の作品に仕上がっていると思うのですよ。

1巻や2巻の感想の時からも書いてきていますが、これだけ面白い要素を詰め込んでいる上に画力も高いので、面白くならないわけがないのです。変に気取ったりカッコつけたりしてないところがさらに拍車を掛けてます。これは人気出るわけですよ。誰が読んだって間違いなく面白いもの。


今や既に認知度が高いので、私が改めて紹介しなくてもと思うのですが、読んだら色々書きたい感想が出てきてしまうのだから仕方ないですね。それだけ「ダンダダン」は面白いです。自分が中学生とか高校生だったらきっとこれを年度代表作に選ぶだろうなあ。


眠気覚め度 ☆☆☆☆


1巻の感想はこちら(これは必読!間違いなく人気が出る!)
2巻の感想はこちら(非常に高水準の作品、実に面白い)
4巻の感想はこちら(宇宙人のお約束を全面で使う演出がお見事)
5巻の感想はこちら(予想通りの展開だけど面白さの水準が高くて素晴らしい)
6巻の感想はこちら(王道で展開が早い作品が面白くないわけがない)


ダンダダン 3 (ジャンプコミックスDIGITAL)
龍幸伸(著)
集英社 2021-12-03T00:00:00.000Z
5つ星のうち5.0
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