「女子大生の日常」が好きだったら間違いなくはまってしまう「豊田さんは悩まない。」の2巻です。ノリや展開がまんま「女子大生の日常」なのでホント面白いです。

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このように、平然と交流が始まっている地縛霊がいたり、根は素直なんだけど見た目がパンクな不登校児がいたりと、キャラが非常に濃いのが特徴です。面白い作品は、やはりキャラが際立っているからこそ展開されるというのを見事に証明しています。

これに加えて、主人公の豊田さんは超やる気の無いスーパーウーマンだったり、同僚の松田先生は家では再生回数13回という驚異の数字を叩きだすYoutuberだったりするわけですから、もう濃いったらないですよ。

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「いつもは13再生ぐらいなのに…っ」

この「13再生」ってのがものすごくリアルな感じがして笑ってしまうんですよ。Blogだったりサイト運営したことがある人はわかると思うのですが、一番最初の頃ってホント人が来なくて、来てもこれくらいなんです。それでも続けられるかどうかがやはり分かれ目となるというか。そういう点では、13再生でもアップを続ける「女教師アイドルまっつ」は本当に凄いと思います。

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「頑張れ☆女教師アイドルまっつ…☆☆」

そしてこの良い自撮りをしようとして、妙に怖い笑顔になるのもまたリアルだよな~w 度々こういった描写されるまっつこと松田先生ですが、これがまた学校では厳しい先生風になってるギャップが面白い。ホント笑いのツボを抑えてらっしゃる。

ほかにも語りたいところは山ほどあるくらい、この2巻も面白かったです。ド安定。素晴らしい。「女子大生の日常」が好きだった人には絶対面白いと思うので是非読んでいただきたいです。

いやむしろ、「女子大生の日常」の方こそ読んでもらいたいかもしれないです。あっちも常識人がほとんどいない濃いキャラだらけの素晴らしい作品でした。


常識人といえば、おまけページにあったのであまり言及はしたくないところなのですが、作中の「佐藤先生」が「女子大生の日常」のゆうこであることが触れられていました。
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「豊田さんは悩まない。」でも相変わらずモブで、常識人枠扱いになっています。キャラとしての位置づけ変わらず再登場は、作者としても使いやすいのでしょう。これは純粋に嬉しい。

あとはどうせならさりげなくカレンも外野で登場してほしかったり。ただ出てきちゃうと豊田さんとキャラが被ってしまうからなあ。そうか、同じ役割だからこそ、モブのゆうこがそのまま使い回しできるのか。


眠気覚め度 ☆☆☆☆

1巻の感想はこちら(女子大生の日常ファン垂涎の津々巳あやワールド)
2巻の感想はこちら(面白さド安定、ラクに笑いたいなら本当におすすめの作品です)
女子大生の日常の感想はこちら(突然の最終巻もいつも以上にキレが増したいい最後だったぞ!)


豊田さんは悩まない。 2 (MFC)
津々巳 あや(著)
KADOKAWA 2021-11-22T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥644


女子大生の日常 4 (MFコミックス アライブシリーズ)
津々巳 あや(著)
KADOKAWA 2016-03-23T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥544