もともと読んでいたのですが、いつの間にかアニメ化もされていて、波に乗り遅れた感がある「放課後ていぼう日誌」の8巻です。

8巻は伍島釣り合宿の続きですね。泊めてもらう代わりに、釣果で物々交換してもらうという魅力的な合宿です。釣れない時のことを考えると反面恐ろしくもあります。

かくいう私もそれなりに釣りを趣味にしてまして、「釣って楽しい食べて美味しい」をモットーに大物狙いを勤しんでおります。釣れた喜びもあり、美味しく食べる楽しさもありで、釣りというのはどうしてなかなか良い趣味だなと自負しております。

さあそんな釣り合宿、ひな達は本巻でも様々な釣りに挑戦します。

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まずは夏の夜釣り定番アジングです。サビキでも釣れるアジですが、こうやって釣るのもまた楽しいんですよね。夜釣りだと街灯の下に集まってることもあり、タイミングさえあれば簡単に釣れます。

が、そう簡単に行かないのが釣りの奥深いところ。。。こっちは遊びでも魚にとっては生死を賭けたサバイバルですからね。こちらとしても敬意を持って全力で釣って食べねば。


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そう、これですよこれ。アジと来たらやはりアジフライに刺身。あとここに無いけどなめろう。アジフライも大きなしっかりしたアジだと本当に美味しいですよね。魚の揚げ物とか大好物です。

「放課後ていぼう日誌」は毎度きちんと食べるところまで過程も含めて描写してくれるのが素晴らしいと思うのですよ。魚や虫が触れないというような人でも、食事には必ず興味があるわけですから、釣る楽しさだけでなく釣ったあとの楽しみを知れば興味を惹けるというものです。


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そしてチヌのヘチ釣り。チヌってヘチの落とし込みでも釣れるもんなんですねー。いつもフカセでばかり狙ってたなー。でかいだけあって、引きも強いから面白いんですよね。


そしてこのチヌ釣りの解説も丁寧で読みやすいのがグッドです。この作品は、釣り方からタックルから魚の特性から何から何まで釣り初心者向けの解説をしていますし、主人公のひなが釣りに苦手意識を持っている初心者だということが尚更釣りに興味が無い読者目線に立てています。釣りを知らない人でも面白い、知ってる人でも面白い、その見せ方が非常に上手い作品です。

「放課後ていぼう日誌」はある種のスポーツ物や職業漫画と同じように、特定の趣味に特化した作品です。その描写も丁寧で、間口が幅広いものだと言えます。昨今のこの手の作品は女の子の描写ばかりなのが気になるところではありますが、少なくとも男ばかり描いても流行らないのは今の時代、自明であります。

そういった意味では、アニメ化もされたこの作品、大いに成功したと言えるでしょう。何より、8巻まで来てもまだ面白さに陰りが見えないのが見事です。ゆるーくまったり楽しみたい人にはおすすめです「放課後ていぼう日誌」。



眠気覚め度 ☆☆☆☆


9巻の感想はこちら(合宿を通してますます成長していく姿が美しい)