相撲の凄さを見せ付けるかの如く、ひたすら噛ませキャラと勝負させてようやく、過去キャラとの対戦が開始する「バキ道」6巻です。いや、対戦は語弊があるな、一方的ないじめです。

そして始まる全選手入場。最大トーナメントや擂台賽を意識してるのがまるわかりですね。
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確かに最大トーナメントは最高に面白かったです。「グラップラー刃牙」を傑作に押し上げた伝説のトーナメントでしょう。ただどうしてか、今回の戦いはワクワク感が全く無い。

なぜワクワク感が無いのか。それはもう、過去キャラは宿禰を除いて強さが明確になっており、かつ過去に相撲は横綱の金竜山がプロレスに破れてしまっていることから、力の差が圧倒的になってしまっているためでしょう。

ましてや、「バキ道」の宮本武蔵ポジションである宿禰ですら、既にオリバを平然と破るという偉業を達成しているので、こりゃ相撲には分が悪いに決まっています。決まりきった勝負を見せられても面白いわけがありません。というか、これで過去キャラ勢が負けるようであれば、刃牙はただちに相撲へ転向すべき。格闘技最強が相撲になってしまうので。

なので、この戦いは相撲が凄いというのを説明するというより、過去キャラはこんなに強いんだぞを説明するだけのものなのです。今更そんなことを相撲相手にさせられてもなあ。強いのはわかってるしなあ。

まあ、最大トーナメントから20年経過してるので、その間にチャンピオン読者になった人達にもう一度説明するという体ならまだわからないでもないです。にしても、20年以上同じキャラで似たようなことやり続けてるって考えたら刃牙シリーズすごいな。ジョジョなんて5年から10年単位でメインキャラ入れ替わってるのに。ジョジョはそこが良いのだけど。

てなわけで、ここから壮絶な相撲いじめが始まります。この先の「バキ道」は正直期待できませんね。


眠気覚め度 ☆☆


1巻の感想はこちら(いまさら相撲編が始まるのかと思ったけどとんでもない強キャラに期待していた。期待していた。)
2巻の感想はこちら(いくらなんでもオリバが可哀相でしょこれ。。。)
3巻の感想はこちら(腑に落ちない御老公が1話に2回も見れてしまいます)
4巻の感想はこちら(このまま刃牙と宿禰がやれば展開が全然違っただろうに)
5巻の感想はこちら(相撲いじめを開始する前の相撲によるポッと出キャラいじめ)
7巻の感想はこちら(達人渋川剛気と武神愚地独歩による相撲いじめ)
8巻の感想はこちら(天才喧嘩士花山薫による相撲いじめ)
9巻の感想はこちら(愚地克己と烈海王による相撲いじめ)

10巻の感想はこちら(相撲篇いつまでやるの?)
11巻の感想はこちら(相撲いじめ完了、横綱の扱いがあまりにも酷い)
12巻の感想はこちら(ジャックハンマーって強キャラのクセにいまいちパッとしないよね)
13巻の感想はこちら(ジャックハンマーが美味しそうに宿禰を食べます(物理的に))
14巻の感想はこちら(蹴速が出てきたけど求めてるのはそういうのじゃないんですよ)
15巻の感想はこちら(何しに出てきたの蹴速くん??)
16巻の感想はこちら(小指無いだけでこんなに差がつくのはよくわからないけどオリバ素敵)
17巻の感想はこちら(何しに出てきたの宿禰くん??)




おまけ、いつもの連顔巨鯨バージョン。
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連顔技術は天下一品やでwwwwww