大人気過去キャラによる相撲いじめが加速する「バキ道」8巻です。今回は人気でも1,2位を争う花山薫が相撲をいじめています。

20210826_002

過去キャラのすごいところを描き直してるだけの相撲篇ですが、花山はやっぱり戦い方に華があっていいですね。誰と戦っても結局同じ戦法しかないから安心できる。だからこそ人気が高いのでしょう。

なので、ある程度安心して見られるかと思ったのですが、やってることがやっぱりいじめ。立ち上がる相撲をただ殴るだけ。相撲は手も足も出せず失神して終了。

もうわざわざ新キャラの相撲とやる必要ないじゃん。もっと強い相手とやりなさいよ、一方的に勝つんじゃなくて。決まりきった勝負なんてよっぽどのマニアしか喜ばんぞ。

20210826_003
もう一発ぶん殴ってるところ。右手か左手かに変わってるだけで構図ほぼ変わってないやん。

20210826_004
さらに3発目。これでKO。これさあ、やろうとしたら1話か2話で終わるよね?なんでこんな展開に150ページ近く割いてるの??

加えてもうひとつ、今回花山が何故こんなに強いのかの説明で、例のあれが出てくるのですよ。
20210826_001
体重×スピード×握力=破壊力

これ今回の話でわざわざ再度説明する必要ある??しかも8ページも掛けて。「グラップラー刃牙」の時もさすがにそんなページ数割いてなかったよね?確認してないけどたぶん。

確かに「グラップラー刃牙」を最初に読んだ時はこの公式の妙な説得力もあいまってもの凄く楽しんだよ。意気揚々と友達とこの公式について何回も話したよ。だけどそれが20年以上経った今になってもう1回説明されてもなあ。しかも長々と。

と、ここまで書いて思ったのですが、もしかすると今のチャンピオン読者に対して改めてキャラ紹介してるのかもしれません。20年経ったら読者層も変わるし、もう一度説明しないと確かに花山の強さは理解出来ないかも。

ただ、花山の凄さを知らしめたいなら、こんな雑魚相手じゃなくて花山も半死半生するぐらいの相手でないと意味が無いのでは?それこそスペック戦とか克己戦とか幼少刃牙戦とかみたいな。でないと、少なくともこの巻だけでは花山のカッコよさは伝わらないよなあ。

何の為に過去キャラわっしょいを絶賛続けてるのかわかりませんが、今の「バキ道」はただただ残念です。


眠気覚め度 ☆☆


1巻の感想はこちら(いまさら相撲編が始まるのかと思ったけどとんでもない強キャラに期待していた。期待していた。)
2巻の感想はこちら(いくらなんでもオリバが可哀相でしょこれ。。。)
3巻の感想はこちら(腑に落ちない御老公が1話に2回も見れてしまいます)
4巻の感想はこちら(このまま刃牙と宿禰がやれば展開が全然違っただろうに)
5巻の感想はこちら(相撲いじめを開始する前の相撲によるポッと出キャラいじめ)
6巻の感想はこちら(超強力な過去キャラとの相撲いじめ開幕)
7巻の感想はこちら(達人渋川剛気と武神愚地独歩による相撲いじめ)
9巻の感想はこちら(愚地克己と烈海王による相撲いじめ)
10巻の感想はこちら(相撲篇いつまでやるの?)
11巻の感想はこちら(相撲いじめ完了、横綱の扱いがあまりにも酷い)
12巻の感想はこちら(ジャックハンマーって強キャラのクセにいまいちパッとしないよね)
13巻の感想はこちら(ジャックハンマーが美味しそうに宿禰を食べます(物理的に))
14巻の感想はこちら(蹴速が出てきたけど求めてるのはそういうのじゃないんですよ)
15巻の感想はこちら(何しに出てきたの蹴速くん??)
16巻の感想はこちら(小指無いだけでこんなに差がつくのはよくわからないけどオリバ素敵)
17巻の感想はこちら(何しに出てきたの宿禰くん??)