地球からは決して見えない月の裏側に潜入!!

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宇宙飛行士になるところから始まり、遂に月面任務を開始した「宇宙兄弟」28巻は人類未踏の月の裏側に潜入します。上図の通り、月は常に同じ面を地球に向けているので地球からは裏面を確認することが出来ません。月面で作業をして始めてその裏側を確認できるのです、なんと浪漫のある話でしょう。

そして相変わらずこの作品の凄いところは、リアリティにあふれていてさもこの作品の表現が現実に起きているのではないかと錯覚してしまうということですね。今回の月の裏側もそうですが、平行で作業が進んでいる月面天文台も非常に理に適った仕組みになっており、素人目には荒さが全く見当たりません。月を走るバギーが、月面には道や目印が無いからまっすぐ走れないということの対策に、あえてフロントガラスを付けてそこにVRで道を投影してしまうということを実現する話もありましたが、あれも素晴らしかったですね。凄く細かい取材等をして作成されていることがうかがえます、素敵。




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その月の裏側、そこに洞窟があるというんだから、更に興味を引かれるというものですよ。


地球から見える月の表とは違い、光の届かない月の裏側で発見される洞窟。人類未踏の先に存在する浪漫の塊。これで心躍らなければ男じゃないですなあ。カッコいい、月に行ってみたくなる。そしてこれもあくまでフィクションだってんだから、その構想力は本当に凄いなあ。

てなわけで、28巻になってもまだまだ面白さが失速しない宇宙兄弟でした。当然続きも楽しみですね。


27巻の感想はこちら (宇宙兄弟 27巻 - 今回は伊東せりかの回)

眠気覚め度 ☆☆☆☆