2022年08月

地元最高! - 金!暴力!ドラッグ!の地元が一番最高なんです

今年のこのマンガがすごい1位間違いなしの「地元最高!」が遂に書籍化されました!

金!暴力!ドラッグ!に満ち満ちている素晴らしい作品なので、世間に出ていったらいつ排除されるかわかったもんではありません。作者も「有害図書に指定される前に読んでね」とのことなのでお早めに!
とはいえ、実はまだこの地元最高!のTwitterで全話読めます。一度読み始めたら止まらないことうけあいです、是非ともご一読を!


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「そのクスリは遊べるけど、大事なものたくさん落としちゃうから気をつけてね」

この言葉、この作品読者にそっくりそのまま使えそうです。「地元最高!」はまさに劇薬。暴力とドラッグ、それを巡る金が全ての世界です。

アサガオと称して違法な葉っぱを育てるのは当たり前、それをおにぎり屋に扮して常連に流すことも当たり前、睡眠剤を砕いて鼻から吸ってトリップするのも当たり前、悪いやつから金を強盗するのも当たり前の世界、それが「地元最高!」です。

もしもこの作品が虚構であることを疑わず、その世界に引っ張られることがあろうものなら間違いなく法のもとに裁かれる、もしくは違法の元に海の藻屑に消えてしまうことがあるかもしれません。

それゆえに、「地元最高!は楽しめるけど、大事なものをたくさん落としちゃうから気をつけてね」と言えるでしょう。フィクションをフィクションとして楽しめる人だけが読むべき作品です。


唐突に真面目なことを書いてしまいましたが、それくらい強烈な作品と言えます。だからこそ、その面白さというものが読者の心を全力で鷲掴みにしてくるのです。

作中でも「闇金ウシジマくん」に触れていますが、ある意味コミカルで読みやすいウシジマくん半グレバージョンと言っても過言ではないでしょう。だからこそ、健全な青少年の心を掴んで影響を受けそうなのが若干心配ですなあ。


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「わたしも…いつかけいむしょに入りたい!」

作中に出てくるシャネルちゃんやちひろちゃんを始めとした、地元に居続ける彼女たちはそれはもう不幸な境遇で、お金も学も無くその日暮らしをしています。

彼女たちはその境遇故に地元以外がどういった場所であるかを認識できず、暴力とドラッグにまみれた地元が最高だと信じて疑いません。たとえヤクザの片棒を担がされてアサガオを栽培したり強盗に入って相手の足をぶち折ったりしても、それが今の最善だと疑っていないのです。

そこにつけこむ紅麗亞さんが彼女たちを地元という地獄に引きずり込んでいきます。していることは世の中から見れば最悪、犯罪の世界に自ら踏み込むように誘い込むのです。

そのカリスマ性、人心掌握の術も見事ながら、無知であるのと強力な暴力の元がゆえに為す術もない彼女たちを見ていると、もう不憫で不憫で笑いが止まりません。だって、彼女たちは地獄へ誘われているのに、その心はまるで幸せのそれなのだから。


凄い作品です、本当に。これがTwitterで全て無料で見れるのですから、凄い時代になったものです。Twitter上でも書籍化するほど人気が出ているということは、人間は誰かしらこういった負の側面を摂取した生き物なのだろうな。用途は人それぞれと思いますけれども。


さて、1巻は紅麗亞さんの下から逃げられなくなるところまでですね。たぶん2巻が出ることがあればTwitterで最近までやってたしずかちゃん篇までになりそうです。

それにしても、作者もまさかここまで人気出るとは思ってなかったんだろうなw 最初の頃からシャネルちゃんもちひろちゃんも出てるけど、最初はまだ2人の物語だったからただただ地元好きの半グレになっています。

しかし、紅麗亞さんが出てから次々と地獄に足を踏み入れていくことなって、振り回されタイプの主人公になってます。その可哀想っぷりがホント見ていて楽しい。

紅麗亞さんも良い悪役って感じでカリスマ性たっぷりだし、こはるちゃんのキャラは最恐に凶悪だし、みんな躊躇なく犯罪してるしもう最高。

2巻出るのかなあ、きちんと出てほしいなあ。しずかちゃんもとんでもないから早くコミックで読みたいです。


眠気覚め度 ☆☆☆☆☆


地元最高!(1)
地元最高!(1)
posted with AmaQuick at 2022.08.29
usagi(著)
彩図社 2022-08-29T00:00:00.000Z

¥1,089


2022年週刊ビッグコミックスピリッツ39号ざっくり感想

2022/08/29 週刊ビッグコミックスピリッツ39号のざっくり感想となります。
ソウルハッカーズ2プレイ開始しました。全く期待しないでプレイ開始したのだけど、割と面白い。ただ、ソウルハッカーズの続編などでは全くなくて、ペルソナの戦闘システムを別のゲームで試してみてるという感じ。ソウルレベルとか完全に絆イベントみたいなもんだし、気分はペルソナやってる感じ。これはこれで悪くないです。やっぱり自分はこの戦闘システムだったりが好きなんだなって。シナリオも思ったほど変では無いし。

ただ、DLCの難易度ベリーハード、難しい理由が戦闘中アイテム使用禁止とかそれはちょっと雑過ぎでしょ。難しいなら尚更アイテム使って色々考えるのが楽しいのに。そういうところは残念。


それでは今回も適当にいってみましょー。


■生きてるうちに推してくれ (新連載) 
  丹羽庭先生の新連載!読切の時も幽霊ものだったのでそこから派生させたのかな?設定だけで読む分には面白くなりそうだけどさてさて。

■九条の大罪
  なんだこれwww

■土竜の唄
  やっぱりこの展開、そしてこれは登呂月改心コースやなあ。登呂月は信念あるタイプだからそうなるだろうとは思っていたが。轟周宝まで改心したのはどうかと思うがこの展開自体は割と好き。

■ヘブンの天秤
  どうすんのこれwww

■往生際の意味を知れ!
  グダグダと長すぎやしませんかね。

■結婚するって、本当ですか
  平和で幸せそうな2人を久々に見た気がする。

■茜色のコンポーザー改めアカネノネ
  緞帳降りたままとか聞いてない。

■くーねるまるた ぬーぼ
  うなぎはいいね、幸せになれる。

■アオアシ
  作者本人もプロ編までやるつもりはなかったとのこと。葦人がものすごいスピードで成長しちゃってるけどこのあとユースに戻ったらどうするんだろ。

■あさドラ!
  結局どこまでが真実なのか。正ちゃん頭おかしくなっちゃってるじゃん。

■ひらやすみ
  何がとは敢えて言わないけどでっかい。

■15分の少女たち -アイドルのつくりかた-
  話はいいんだけど舞台衣装適当過ぎませんか?w

■私の息子が転生したっぽいフルVer.
  家族の死による悲しみを他人が助けたいとかそれはエゴだろ。この辺りでスパッと終わればいいのにこれ以上何をするつもりなんだ。

■プラタナスの実
  一度血便出て死にかけたことあるので血便には敏感。以後出てない。

■気まぐれコンセプト
  この異世界転生には同意します。



週刊ビッグコミックスピリッツ 2022年39号【グラビア「梅澤美波(乃木坂46)」】((2022年8月29日発売) [雑誌]
週刊ビッグコミックスピリッツ編集部(著), 丹羽庭(著), 真鍋昌平(著), 小林有吾(著), 浦沢直樹(著), 高橋のぼる(著), 浄土るる(著), 米代恭(著), 若木民喜(著), 矢田恵梨子(著), 高尾じんぐ(著), 真造圭伍(著), 鳥飼茜(著), かっぴー(著), 戸井理恵(著), かねもと(著), シバタヒカリ(著), カレー沢薫(著), 東元俊哉(著), ホイチョイ・プロダクションズ(著)
小学館 2022-08-29T00:00:00.000Z

¥449


鋼鐵の薔薇 1巻 - 狼の口の久慈光久先生新作は薔薇戦争が舞台

自分が愛してやまない「狼の口」の作者、久慈光久先生が薔薇戦争を描く「鋼鐵の薔薇」1巻です。

「狼の口」と比べて最初から戦闘描写多めのお話となっています。

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話の大筋が戦争であり、かつ一人の騎士に焦点を当てているので戦闘描写が多くなるのも当たり前ですな。

そしてこの戦闘描写、「狼の口」時から思っていたのですが、非常に細かくしっかりやり取りを描いているんです。そこがやはり久慈光久作品の魅力かなと思ったり。

特徴として、大ゴマの連発はあまり使わず、1ページに細かいコマを配置してひとつずつやり取りを描いてくれるのです。なので戦闘の細かさや駆け引きがわかり、戦闘の面白さがきちんと理解できます。

逆に丁寧過ぎるので面白くないという人もいるのかなとも思ったり。まあ、そこは趣味の問題でしょう、私は凄く好きです。


また、「狼の口」同様に、残虐なキャラは本当にしっかり残虐として描かれるのが良いんですよ。

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「距離30ヤードでは銃で装甲兵を仕留められないということか」

これは司令に失敗した兵を処刑するリチャード公の残虐性を表現する話のひとつになります。生きている人間に甲冑を着せて、何ヤードからの銃を撃てば装甲を貫けるのかという実験になります。

そしてここからが久慈光久節が出るところなるのですが、この描写を丁寧に丁寧に描いていくんです。20ヤードで撃つと甲冑はどのような衝撃を受けるのか、その下の人体はどれくらいのダメージを負うのか、10ヤードなら甲冑を貫いて兵を死に至らしめるのかなどなど。これらを1話まるまる掛けて描写します

こういう丁寧な描写をしっかり積み重ねるのが久慈光久節だと思うんです、いま名付けましたが。だからやはり、好きな人は凄く好きな漫画家の一人だと思うんですよねえ。「狼の口」も凄くよかったし、この「鋼鐵の薔薇」にも大いに期待したいところです。


とはいえ、まだ1巻であり、正直いまのところインパクトが弱いかなという印象があります。「狼の口」は1巻から抜群に引き込まれたので、興味を持たれたらまずはそちらから読んだほうがいいかもしれません。


眠気覚め度 ☆☆☆


2巻の感想はこちら(戦闘描写も拷問描写も丁寧過ぎて素敵)


鋼鐵の薔薇 1巻 (青騎士コミックス)
久慈 光久(著)
KADOKAWA 2022-07-20T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.6
¥713


狼の口 ヴォルフスムント 1巻 (HARTA COMIX)
久慈 光久(著)
KADOKAWA 2011-07-21T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.4
¥469


アニメ 惑星のさみだれ 8話 感想

本編に突入した「惑星のさみだれ」アニメ8話の感想です。

Amazon Primeはこちら (惑星のさみだれ)

第8話は4巻のうち、白道さん、南雲、風巻のキャラ紹介です。1話に突っ込んだばかりに省略されたシナリオもあったり全然ストーリーが変わっていたりします。残念。

だけど風巻の話は普通に面白かったなあ。あとは戦闘シーンをなんとかしてくれれば少しは持ち直すのかもと希望を持てたり。褒めすぎかな?

白道さんの話で三日月たちと出会ったり界王軒のイベントは略されたりするのはまあ仕方ない。だけど神余さんイベントを省略したのはいかがなものか。

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この神余さんとのやり取りが白道さんの性格をよく表しててグッドなのに。おまけに今後も出番あるキャラであって、こんなざっくり消してしまっていいのだろうか。


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合わせて、南雲側の火渡姉は登場したものの、予知能力はなし。このあと出てくる予知の話も全部なくなるのだろうなあ。未来を確定させることは~みたいな話につなげる大事な要素だと思うのだけども。

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火渡姉のショタ趣味は全カット。まあこれは仕方ない。


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局長のキャラが全然反対方向の完全な悪役になってしまったのは残念。おまけに南雲が局長殴ってるので、どうせならそのまま偉い人を殴って懲戒免職にしてしまえばよかったのに。中途半端に不満が積もったから辞めたってギャグに走らなくても。。。

あとダンスの声が良すぎてそこは面白かったw


南雲と白道さんの話と、風巻との話の間にあった太郎花子の話はいまのところ丸カットですね。やらないわけにはいけない話なのでどこかで補完するとは思うのだけど、いつやるつもりだろうか。次回は秋谷稲近の話で1話だろうし、その次に太郎花子を入れようとしても中途半端だろうし。

かといって、太郎花子の話をやらずにその次の話に行ってしまったら、メンバーの仲が深まった話が飛ばされてしまうし。難しいところ。まあ、太郎花子の本編に入る時についででやるってところなんだろうなあ。


そして風巻の話、前述した通りこの辺は普通に面白かったなあ、大体原作通りだからってのもあるんかな。まずいぞこのままだとさみだれと夕日が出てこない時が面白いということになってしまう。

アニムスの描写も実は結構好き、これはアニムスを結構上手く捉えて表現できてるんじゃないだろうか。


なんだかんだ、戦闘シーン無い方が出来がいいのかもしれん。次回は師匠の話、どこまでカットされるのかな。ただでさえ設定多いキャラだからなあ。

あと、比較のために原作を読みながら観ていたのですが、そのまま思わず原作を最後まで読んで何度も号泣してしまったことをお伝えします。原作は最高なんだよやっぱり。。。


1話の感想はこちら
2話の感想はこちら
3話の感想はこちら
4話の感想はこちら
5話の感想はこちら
6話の感想はこちら
7話の感想はこちら
9話の感想はこちら
10話の感想はこちら
11話の感想はこちら
12話の感想はこちら
13話の感想はこちら
14話の感想はこちら
15話の感想はこちら
16話の感想はこちら
17話の感想はこちら
18話の感想はこちら
19話の感想はこちら
20話の感想はこちら
21話の感想はこちら
22話の感想はこちら
23話の感想はこちら
24話の感想はこちら
25話の感想はこちら


惑星のさみだれ (4) (ヤングキングコミックス)
水上悟志(著)
少年画報社 2007-10-26T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.7
¥495


大ダーク 5巻 - 説明が難しい面白さは一度読んで体験してほしいです

独特過ぎて感想を書くのも難しい「大ダーク」5巻です。

いやホント、難しいんです感想を書くのが。おそらく世界観を理解するのが難しくて、理解しても説明するのが難しくて、面白いんだけどどう伝えていいのかわからないモヤモヤ感というかなんというか。

すごく不思議なんですが、読んでる間ってとてもすんなり読んでしまうんですよ。だから絶対面白いと思ってるはずなんです。だけど、いざ感想書こうとすると、どう書いていいかわからない。語彙力や表現力の問題なんだろうなあ。

それこそ、局所的にこのシーンが面白かった、みたいなものはもちろん書けます、いわゆる小学生並みの感想でいいのなら。だけど全体通して、ストーリーがどうだった、このキャラの動きや思いがどうだったってのが本当に難しい。ホント不思議な世界だ、林田球ワールドは。

そんな状態なのに、しっかり面白いと思える、読ませる力があるってのが、この作品の構成力表現力の凄さなのだと思います。実際に読んでしまえば虜になってしまうもの。


シナリオとしては、ライトヘッド教団の話にサンコの学校時代の同級生が絡んで来たのが面白くなりそうです。

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そもそもお話も、現在の話だったり過去話だったり入り組んで展開されてるので少しわかりにくいのですが、それらが遂に繋がりそうな感じがしてきています。

子供時代にいじめっ子だった相手がどうやって死んだのか(骨失ったってくらいだからサンコが取ったんだろうけど)とか、その頃からの因縁がどうなるのか(サンコは気にしてないんだろうけど)とか、見どころになりそうですね。

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うーん、やっぱり感想書きにくいw 読んでくれとしか言いようがないなあこれはw

ドロヘドロが好きだった人には絶対面白いと思うんですよ。ただ、ドロヘドロよりも話がわかりにくいかも。正直サンコ達の目的もよくわからない状態なので。だのに、読んだら面白いと思わせるのは凄いことだと思うんですよね。


文字通り筆舌に尽くしがたい面白さを備えた「大ダーク」、まだまだ続きが楽しみです。


眠気覚め度 ☆☆☆☆


4巻の感想はこちら(この独特の世界観が堪らない)
6巻の感想はこちら(ライトヘッド教団に乗り込んで骨を大量ゲットだ!)


大ダーク(5) (ゲッサン少年サンデーコミックス)
林田球(著)
小学館 2022-08-10T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.7
¥968


アニメ 異世界おじさん 6話感想

人気絶好調の「異世界おじさん」6話の感想です。原作愛を凄く感じるし出来が良いし、人気が出るのも当然ですな。

Amazon Primeはこちら

6話は原作3巻の15話から16話の範囲です。おじさんと精霊の関係、そしてエルフさんとの出会いの話から、メイベルと別れるまでのところですね。

面白さとは原作通りといったところ。おじさんが精霊と会話して魔物と戦い始めるところは面白いけれども、やはりエルフと出会ったりやり取りするところの方が面白いです。

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このあたりとか見えそうで見えないところとかわかってる感。これおじさん本気でやってるのが昔の鈍感系エロゲ主人公っぽくてホント好き。


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このメイベルも良い味出してますよねえ。いいキャラだよなあホント。とことんニート思考で決して働きたくないという強い意思を感じますw

あとは原作ファンも納得のエルフさんツンデレが山程見れる良い6話でした。堪能。


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このシーン、アニメで化けましたw 漫画で読んだ時は面白さがわかりにくかったのだけど、アニメの絶妙な間でバッチリ表現されてました。すげー笑ったw


さて、次回はいよいよアリシア登場っぽいですね。ゴブリン退治のところはどうやっていれるんだろう、前に会った時は~みたいな過去話にするのかなあ、楽しみです。


1話の感想はこちら
2話の感想はこちら
3話の感想はこちら
4話の感想はこちら
5話の感想はこちら
7話の感想はこちら
8話の感想はこちら
9話の感想はこちら
10話の感想はこちら
11話の感想はこちら
12話の感想はこちら
13話の感想はこちら


異世界おじさん 3 (MFC)
異世界おじさん 3 (MFC)
posted with AmaQuick at 2022.08.25
殆ど死んでいる(著)
KADOKAWA 2019-10-21T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥624


はぐれアイドル地獄変 15巻 - そういえばこういう作品でしたね

エロ本です。

はい、完全に元のエロ本に戻りました「はぐれアイドル地獄変」15巻です。長いこと戦乙女闘宴をやってたからすっかり忘れてたけど、こんな下品な漫画だったなあそういえば。裸だったり交尾シーンが無い話がないんじゃないかってくらい毎回エロに溢れています。

メインは主人公ではなく、同じ事務所の詩子や橙れおんの過去話だったりなので、キャラの掘り下げに入った感じでしょうか。橙れおんの過去話は割と胸糞要素もあるので要注意ですな。

あとはそれに合わせて、戦乙女闘宴に出てたキャラ何人かも再登場します。主にエロ担当として。にしても、戦乙女闘宴に出てたキャラも普通にエロキャラに成り下がってるなあ。あれだけ熱いバトルを繰り広げてくれて、それを普通のエロキャラに落とし込んでしまう意気込みが凄い。いや、もともとそういう作品だったかw


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最後の方で、なんと世界最強のこの2人が再びリングに上がることになります。またもや戦乙女闘宴のように素晴らしいバトルを繰り広げてくれるのか?と期待するところですが、種目は「キャットファイト」。

相手はなんとある意味この作品のメインヒロインとも言える豪島セーラ。作品当初の因縁決着をする感じなんでしょうか、この展開自体はちょっと期待。


何にせよ、すっかり元の「はぐれアイドル地獄変」ですね。6巻の戦乙女闘宴から別路線として急激に面白くなったというのもあり、元の流れに戻るとこの先どれくらい面白さを継いでいけるのか、期待です。


眠気覚め度 ☆☆☆


13巻の感想はこちら(非常に読み応えのあった戦乙女闘宴完結)
14巻の感想はこちら(いつものエロ漫画が戻ってきました)
16巻の感想はこちら(最終巻でいいんですよね?)


はぐれアイドル地獄変 15
はぐれアイドル地獄変 15
posted with AmaQuick at 2022.08.21
高遠るい(著)
日本文芸社 2022-08-19T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.3
¥663


異世界おじさん 8巻 - 2000年代エロゲを彷彿とさせる構成だったんだこれ

アニメが本当に絶好調の「異世界おじさん」8巻です。やっぱりアニメ放映中に新刊出すんですなあ、そりゃそうか。

8巻は今までのジェットコースター的な展開から閑話休題っぽいところになります。なので正直少し盛り上がりには欠けてるかなという印象。

とはいえ、基本的に不遇扱いのエルフさんがひたすらデレる巻とも言えます。

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馬車に乗ってる数日の間ひたすら「あ~ん」で食べさせてもらうエルフさん可愛い。ツンデレとはいえ、惚れすぎでしょこれ。


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エルフさんがひたすら可愛い。


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バケモノ扱いされても可愛い。


読んでみると、やっぱりキャラ立ちが素晴らしい作品だと思うんですよ。ヒロインキャラが可愛いだけでなくて、性格が嫉妬深かったり、しっかりしてるようでどこか抜けてたり、そのポンコツ具合との差分がキャラの魅力を大いに引き立ててると思うのです。

それに対しておじさんが二昔前の恋愛者の主人公かってくら鈍感なのが物凄く噛み合ってます。おじさんが異世界でエルフさんたちとイチャコラしてたのは2000年前後と考えれば、まさしくその時代のエロゲを反映しているといっても過言ではないのではないでしょうか。

そうか、やっぱり当時のエロゲ構文は面白いから流行っていたんだなあ。それがこの2020年代になってもまだまだ通用するということを証明した「異世界おじさん」は紛れもなく名作、いつまでも語り継がれることでしょう。


そういった抜群のキャラ付けをしながら、熱いバトルシーンを繰り広げる、いわゆる「燃え」ですよね。キャラの可愛らしさの「萌え」と熱いバトルの「燃え」が組み合わさるとか、やっぱり2000年代のエロゲじゃないですか。

まあ、作者もおそらくその世代だろうし、読者のメイン層もその世代だろうし、そりゃ受けるよなあ。

これにアニメで新規層を取り込んだら無敵ですね。いくらでも盛り上がりそう。既にそうなってきてる感じがしますし、この手腕はお見事としか言いようがないです。


やっぱり安定して面白い「異世界おじさん」です。いくらでもネタは広げられそうな設定だからこの先もまだまだ楽しみですね。


眠気覚め度 ☆☆☆


7巻の感想はこちら(アニメ化決まって絶好調のおじさんが魔炎竜とガチバトル)


異世界おじさん 8 (MFC)
異世界おじさん 8 (MFC)
posted with AmaQuick at 2022.08.22
殆ど死んでいる(著)
KADOKAWA 2022-08-20T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥634



アニメ感想も毎話書いてるのでそちらもよろしくおねがいします!

1話の感想はこちら
2話の感想はこちら
3話の感想はこちら
4話の感想はこちら
5話の感想はこちら


2022年週刊ビッグコミックスピリッツ38号ざっくり感想

2022/08/22 週刊ビッグコミックスピリッツ38号のざっくり感想となります。
お盆休みで11日も休んだのにまだまだ休み足りません。普段から睡眠短いのがいけないんだよなきっと、沢山寝てしっかり体力回復せねば。

それでは今回も適当にいってみましょー。


■土竜の唄
  想像通りの展開のあとに土竜発言。土竜発言する必要あった?

■アオアシ
  いいなあ、司馬さん。Don't feel、thinkだなあ。

■九条の大罪
  駆け上がって転げ落ちるのも早いねえ。

■二月の勝者 -絶対合格の教室- 
  中学受験とはいえ落ちるのはつらいねえ。

■君は放課後インソムニア
  これ結論どこに向かわせるんだろう。ハッピーエンドじゃないよなあ。

■あさドラ!
  久々なので話がわかんなくなってたけど一応話が進みました。

■魔王がずっと見ている
  これスピリッツでやる必要ある?

■プラタナスの実
  これきっと潰瘍性大腸炎や、間違いない。

■15分の少女たち -アイドルのつくりかた-
  正直この過去編の方が面白い。

■レ・セルバン
  何かが起きてるのはわかるんだけど、何が起きているのかさっぱりわからん。

■忘却のサチコ
  なんだこの割子三代そばって、食いたくなるじゃないか。

■無職の学校
  これ落とし所どこにするんだろうなあ、就職するまでだろうか。就職して会社で失敗するところまでやったらタイトル詐欺になっちゃうしなあ。

■私の息子が転生したっぽいフルVer.
  終わりに向かってそうだけどなかなか終わらないね。

■気まぐれコンセプト
  ヒリヒリ生きてるか?タイプには遭遇したことないなw



週刊ビッグコミックスピリッツ 2022年38号【デジタル版限定グラビア増量「朝日ななみ」】(2022年8月22日発売) [雑誌]
週刊ビッグコミックスピリッツ編集部(著), 高橋のぼる(著), 浦沢直樹(著), 小林有吾(著), 真鍋昌平(著), 高瀬志帆(著), オジロマコト(著), 野田宏(著), ふくしま正保(著), 東元俊哉(著), かっぴー(著), 戸井理恵(著), 濱田浩輔(著), 阿部潤(著), 清家孝春(著), かねもと(著), シバタヒカリ(著), ゆうきまさみ(著), ホイチョイ・プロダクションズ(著)
小学館 2022-08-22T00:00:00.000Z
5つ星のうち5.0
¥449

はるかリセット 5巻 - これぞラクに読める漫画筆頭、様々な休み方を参考にしましょう

2ヶ月に1回刊行中の「はるかリセット」5巻です。6巻は10月発売予定らしいです。早いですね。

そして読んでても非常にあっさりしてて早い。なんとラクに読めるんだこの作品は。水のように、何も考えずにすいすい読んでしまう、そんな魅力に溢れています。

5巻は食は半分くらい、掃除したり温泉行ったり近場に小旅行したり桜を見たりと様々なリセットを実施しています。


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特に惹かれたのは蕎麦前ですなあ。蕎麦を食べる前に蕎麦屋で酒とつまみをたしなむ。なんて贅沢なんでしょう。

ただ自分、この蕎麦前をやってるような蕎麦屋って知らないんですよ。都内とか関東圏の嗜みなのかなあこれ?そもそも格式の高い蕎麦屋をあまり知らないし、美味しい蕎麦食べたいなと思っても店を探すのに苦労する始末。だからこそ、この蕎麦前が羨ましい。

蕎麦前じゃないけれども、居酒屋を育てる、常連になるってのは憧れます。昔はそういう店に足繁く通ったりもしたものですが、ここしばらくそういう店を持てず、なかなか困っています。どなたかおすすめの店を教えて下さい。あまり混まないところがいいです。

混まないのに常連になりたいってなかなか難しいなw コロナ禍だから油断すると潰れちゃうので、それこそいっぱい通ってあげないとならないし。


あとはやっぱり小旅行いいですなあ。車で気軽に近場まで。そこで美味しいもの食べて温泉入って。極楽じゃないか。こういうのってある程度行動力がないとあまり動けないんですよねえ。それよりも家にいた方が楽となってしまうし。だから何かしらどこか出かけられる人というのは本当に凄い、尊敬します。

そして冒頭の忙しい時ほど掃除をする心理、わかりますねw 掃除じゃなくても、何かしなきゃならないと追い詰められてる時こそ他のことをやってしまうというか。現実逃避なんですけど。

だがしかし、掃除は普段からしておけばQOLが上がるのでするべき。最近ルンバを投入したのですが、外出中に実行しておくだけで勝手に部屋が綺麗になってるのが本当に嬉しい。こんなにゴミ落ちてたのかってくらい取れるのもまた嬉しい。そしてルンバのために部屋を片付けるようになるから、綺麗になって部屋も片付く、最高ですね。

掃除が好きで出来る人以外は、是非ともルンバを買いましょう。ルンバを使えば快適な生活が絶対に送れます。今年買ってよかったものの2番は確実にルンバになります。たったの3万円でこの生活が手に入るなら安いものなんですよ。ホントルンバさまさま、どうして今まで買わなかったんだろう。


というわけで、思わずルンバの良さを語ってしまった「はるかリセット」5巻でした。6巻は10月発売予定、また2ヶ月後にお会いしましょう。


眠気覚め度 ☆☆☆


1巻の感想はこちら(お疲れの社会人に必要なのは休息だ)
2巻の感想はこちら(休日を全力で満喫出来る姿が羨ましい)
3巻の感想はこちら(「なにもしない」に適切なのがまさしくこの1冊)
4巻の感想はこちら(徹底的に食を追求する休暇)
6巻の感想はこちら(月曜日は会社行けたら合格でいいのです)
7巻の感想はこちら(自家製梅酒はいいぞ)
8巻の感想はこちら(カレーは何曜日でもいいのです)
9巻の感想はこちら(旅行に行きたくなるので要注意)
10巻の感想はこちら(ポークチャップなら任せろ!)

11巻の感想はこちら(焼鳥を自宅でやるのは良いぞ)


はるかリセット 5 (チャンピオンREDコミックス)
野上武志(著)
秋田書店 2022-08-19T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥660




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結構前のイチオシ!!
それなりに前のイチオシ!!
スピリットサークル完結!!
タイムリープサスペンス!!
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