2022年04月

アニメ ハコヅメ~交番女子の逆襲~ 第5話 感想

アニメ「ハコヅメ」の第5話を観ましたのでその感想となります。

ハコヅメ~交番女子の逆襲~

5話から2巻の話に入りました。2巻最初の2つの話「深夜のパトロール」と「VS. チカン」になります。

相変わらずほぼ原作準拠、コミックの追加ページまで準拠です。原作未読にはいいかもしれませんが、原作既読にはそこまで面白さは感じないかもしれないです。とはいえ、ちらほらアニメ追加要素もありました。

まず深夜の学校に着いた時、源たちの車がある表現が追加されています。

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このシーンで、聖子ちゃんが車に気づいたシーンを入れてのちの伏線にしています。確かに原作だと聖子ちゃんがただ川合に喝を入れるシーンに見えてしまいますね。この追加はグッド。

そのあとの源と山田の会話、読み返すと物騒なこと言っててやはり面白い。

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「泥棒に気づかれる前にあの女押さえ込んで来い」「抵抗されて騒がれませんか?」「相手は女一人なんだから力ずくでさっさと……」

面白いなあ、この会話。刑事がこういう会話をするのがアンマッチで面白い。この会話を覚えているとのちに警察学校時代の山田を源と聖子ちゃんの二人が押さえ込んだシーンで思い出せて、より面白いかも。

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あとこの異様な眼の聖子ちゃんは再現なし。怖いよなあこの眼。


「VS. チカン」の方でも主に警察学校時代の表現でアニメ追加あり。こっちも原作になかった表現なのでグッドです。

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このシーンです。話の最後あたりでもこのシーンが再度掘り下げられていました。

それと話の最初にチカンして逮捕されるところが追加されています。アニメではこういう行間を埋める表現ちょいちょいやってますね。いきなり警察内の話からされるとアニメではわかりにくい気がするので追加したのでしょうか。それを追加しないと展開が間延びするからということもあるのでしょう。


アニメ見返すと、やっぱり聖子ちゃんのキワモノ姿が際立つなあ。サイコパスなんじゃないかってくらいコロコロテンション変わるのが異様に見えないでもない。まあそこが聖子ちゃんの良いところでもあるのですけれども。

真摯な勤務態度や正義感を表現する聖子ちゃんと、ギャグキャラとして発言があっちいったりこっちいったりするからこういうキャラになってしまっていたのでしょうか。だとしても、源と比べて差が大きいような。

最近だとめっきりキャラ毎の設定が確立したせいか、あまり聖子ちゃんが輝かないのがもったいない。


少しアニメの続きを見るまで間が空いてしまいました。しかし見てみると、やはりつまらないということはなく、ただただ原作をなぞっているだけとはいえしっかり見れるものだなと再認識です。原作未読の人にとっては十分面白いでしょう。


アニメ ハコヅメ 1話の感想はこちら
アニメ ハコヅメ 2話の感想はこちら
アニメ ハコヅメ 3話の感想はこちら
アニメ ハコヅメ 4話の感想はこちら


ハコヅメ~交番女子の逆襲~(2) (モーニングコミックス)
泰三子(著)
講談社 2018-06-22T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.5
¥660


漫画原作の感想はこちらから。

ハコヅメ3巻の感想はこちら(川合先生初登場の似顔絵特別捜査本部)
ハコヅメ4巻の感想はこちら(黒田カナ伝説はここから始まった)
ハコヅメ5巻の感想はこちら(とにかく笑える内容盛り沢山)
ハコヅメ6巻の感想はこちら(伝説の笑ってはいけないお誕生日会が収録されたハコヅメの最高傑作巻)
ハコヅメ7巻の感想はこちら(煽り役としてパーフェクトな聖子ちゃんが見れます)
ハコヅメ8巻の感想はこちら(これ警察学校で習ったやつだ!)
ハコヅメ9巻の感想はこちら(色々な話が詰め込まれている、これぞハコヅメ)
ハコヅメ10巻の感想はこちら(迷惑防止条例と強制わいせつの違いが勉強になります)
ハコヅメ11巻の感想はこちら(1巻の伏線を見事回収、この日の出会いを何度も後悔することになる)
ハコヅメ12巻の感想はこちら(同期の桜完結、川合の成長を感じられる最高の展開)
ハコヅメ13巻の感想はこちら(アンボックス事件のカップルが登場)
ハコヅメ14巻の感想はこちら(奥岡島事件発生篇)
ハコヅメ15巻の感想はこちら(奥岡島事件解決篇)
ハコヅメ16巻の感想はこちら(1巻で出てきたキャラが再登場する感動の成長譚)
ハコヅメ17巻の感想はこちら(アンボックスを読んだ後に読むと非常に切ない)
ハコヅメアンボックスの感想はこちら(警察の負の感情を全力で主張した傑作)
ハコヅメ18巻の感想はこちら(即ハメあんあん激イキスクール)
ハコヅメ19巻の感想はこちら(20巻を読むために覚悟させられる巻なのではないか?)
ハコヅメ20巻の感想はこちら(アンボックス級のシリアス話が一貫した傑作巻)


賭博堕天録カイジ 24億脱出編 15巻 - 1冊まるまる使った大ネタが仕込まれてるけど話は全く進みません

まだかまだかと待ち侘びていたら来月には17巻が出るというこのタイミングでKindle版が配信された「賭博堕天録カイジ 24億脱出編」15巻です。福本先生が自費出版してるのでタイミングは講談社の紙版とは違うんですよね。じっくり待つしかないか。

とはいえ、いまのカイジを果たしてじっくり待つほど期待している人はどれくらいいるのか。

と、そんな感じで、正直いつもどおりのだらだらしてる展開だなと読み進めていました。13巻14巻でただただ無駄に続いたカーチェイスがようやく終わって、石高さんの家にお世話になる話で終わります。かなりしばらく前にTwitterで見かけたカイジが布団に飛び込むシーンは一体いつになったら出てくるんだ。。。

そしてこの石高さんちの展開が、もう完全に黒沢と同じなんですよ。子供部屋おじさんのような石高さんの親に対する態度とか、ご両親が妙に仲が良い表現とか、本当に黒沢でやってたことと同じ。やっぱり福本先生は黒沢が終わった今、カイジを全力で楽しみながら描いているんだろうなあ。

が、あまりにもその展開がだらだら。いつまでもカイジたちが隠し持ってるカバンの中身は特殊性癖のエロ本だと思い続けるし、隙きあらばそれを覗いてやろうとし続けるし。

それに対してカイジが取ったカバン封じの行動も、さも特殊なトリックかのように見せて話を展開していたけれど、それ誰でも思いつくような内容ですからというツッコミがされそうなレベル。黒沢でももうちょっとひねりが入った展開になっていたような。

というように、いつもどおり半分文句たらたらで、斜め読みする勢いで読んでたんです。だけど不覚にも今回、大笑いしてしまった

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このシーン、これはちょっと予想外過ぎて本当に笑ってしまったw

この巻を読んだ方ならわかると思うのですが、ここまで来るのにあまりにもくだらなさ過ぎて、しかもおっさんが考える性癖の、しかも到底普通の人は許容できない性癖の話が続きまくるんですよ。たぶん人によっては嫌悪感を感じるレベルで。

自分もあまりにもどうでもよくて思わず斜め読みしてたくらいです。それくらいこの巻は話に展開がなくてつまらなくてくだらなかった。

だけどこの展開、このためだけにまるまる1冊使った話だったのかと。もしもそこまで考えての展開だったのなら策士ですよやはり。だって15巻の最初に出てきたポチが15巻の最後で綺麗に回収されるんだから。

これはしてやられたなあ。ホントに冗談でなく、笑ってしまった。決して、これだからカイジを読み続けられるのはやめられないんだとは口が裂けても言えませんが、今巻は感服しました。お見事。


なお、物凄く的確なレビューがあったので紹介します。
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読まなくても大丈夫です。
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※詳しくは直接作品ページのレビューを参照してください。


眠気覚め度 ☆☆☆


12巻の感想はこちら(黒沢が終了した今、福本先生が一番楽しんで描いてるのはこのカイジなのかもしれない)
13巻の感想はこちら(13巻まで来てこんな逃亡戦に1巻まるまる掛けるの??)
14巻の感想はこちら(だらだらと進む展開にも関わらず毎巻買ってしまう私はまさしく信者なのだろう)
16巻の感想はこちら(久々にちょっとだけ話が進みました)


賭博堕天録 カイジ 24億脱出編 15
福本 伸行(著)
フクモトプロ/highstone, Inc. 2022-01-06T00:00:00.000Z
5つ星のうち3.6
¥550


神無き世界のカミサマ活動 5巻 - 宗教の最小単位は家族

アニメ化が発表された「神無き世界のカミサマ活動」5巻です。これまたびっくりアニメ化ですか。アニメ化するにしても原作部分が足りないんじゃないかと思うところ。

それから一時期このサイトの検索履歴で「神無き世界のカミサマ活動 打ち切り」を見かけたのですが、打ち切りどころかアニメ化で順風満帆じゃないかと。打ち切りとか最終回とかの噂が出たのはなんだったんでしょう。

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5巻は4巻の最後でプロデューサー的な匂わせから続いた音楽活動の話が展開されます。5巻を読み始めたらなんだっけこの展開となり、思わず4巻を読み直しました。

4巻時点で音楽のおの字もなかったくらいだったのでこの急展開はちょっとびっくり。ただ、音楽とはなんぞやから始まってひとつずつ丁寧に展開するのではなく、最初からこの結論を出してきたのは上手いと思います。話がわかりやすいです。

このスタートから、音楽とはなんぞやの話から楽器がどうしたという流れの説明になっています。そのため変に間延びせず、すんなり話に入ってきます。

しかも音楽を取り入れた理由が信仰度が深ければ神様の能力に貢献できるという結論付きで、単なるネタではなくてしっかりとストーリーに絡めた展開になっています。お見事です。


それ以降はガイアの話になります。信者を少しずつ集めようとしているが、対象を子供に絞っているガイア。前述の音楽を使うことにより信仰度の深さが神様の力になるという設定の元、家族という最小単位の宗教は強力な信仰力になるということに上手く繋げています。

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「どの家族にも独自の儀式があり 家主という指導者がいて 構成員同士の絆も強い 「家族」は宗教団体そのものだ」

言われてみるとそうですね。家族というのは宗教の最小単位です。思い返すと、家を出てからの世界の広がり方は本当に違ったなあ。家から出ない子供のうちは社会って家族なんですよね。だから家族が言っていることが正しいとなってしまう。つまりそれが宗教。たしかになあ。

そんなガイアの家族宗教を今のうちに潰しておこうというのが5巻のメインです。

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「お姉さんとイイ事して遊ばない?」

ガイアを潰すためにガイアの子どもたちを家族から引き離そうと動き始めたのが再登場したダキニです。性欲を司るダキニが再登場します。エロの限りを表現したダキニが再登場します。聖行為を流行らせたダキニが再登場して、ショタにイイ事して遊ぼうと誘惑するのです。


そんな5巻になっています。しっかり宗教の話は絡め続けるし、エロ担当のダキニは再登場するしでまだまだ目が離せない展開になっています。全然「打ち切り」のような雰囲気もないし、むしろアニメ化もするし、むしろこれから要注目になりそうな気がします。


眠気覚め度  ☆☆☆


3巻までの感想はこちら(異世界で起こす宗教戦争)
4巻の感想はこちら(宗教と熱狂は紙一重)


神無き世界のカミサマ活動(5) (ヒーローズコミックス)
朱白あおい(著), 半月板損傷(著)
ヒーローズ 2022-04-27T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥748


双子たちの諸事情 - 好きな人には絶対刺さりまくりの双子恋愛

内心好きあってたけど血縁関係から公表できないと思っていたら実は血は繋がっていなくて感情が爆発する「双子たちの諸事情」です。誰もが羨む設定すぎてその時点で爆発しろ案件ですねこりゃ。

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「…双子じゃなきゃなあ」

からの

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「それじゃ私たちは…」「本当の双子じゃないのか…!?」

からの

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「恋できる!!」

になってしまって、ここからお互い意識しまくりの生活が始まるのです。もうこれで話完結してるじゃんとも思ってしまいます。

というのも実は、作者あとがきにも書いてあったのですが、これ本当の最初はTwitterに上げた単発ネタだったらしいのです。

おそらくそこからあれよあれよと広まり、ある編集者の目に止まり、連載に繋がったということなのでしょう。漫画家自身が容易に発信できることによる成功例です。お見事。

なので単発と思われる話が第一話で、その後の恋愛模様が赤裸々に描写されていくわけです。もうね、こっちが恥ずかしくなるような展開がされてお腹いっぱいになってしまうんですよ。

好きあっていて、お互いそれがわかっているはずなのに思いは伝えきらず、ずっとその関係を楽しんでいるという状態で、もう実質付き合ってるのにそうはなっていないというか、もどかしいw

なのでそういうむず痒くなるような、学生時代の青春のような恋愛を覗きたい人には刺さりまくります。そういう人には是非読んでほしいです。

そして何気にこの双子だけでなく、この2人を取り巻くキャラも良いキャラが揃っていて、それもまた顔をニンマリさせる流れなのが素晴らしいのです。


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特にこの子がホント良い子で。メインキャラ4人の中で一番好きです。良い感じの砕けた性格だし、気を遣えるし、自分の立ち位置もしっかり理解しているし、思わず応援したくなる。

こういった良いキャラに恵まれた作品というのは得てしていい作品になるという例ではないでしょうか。作品を引っ張るのは設定、そしてキャラだということを痛感します。

3巻で完結してしまいましたが、こういうものは長く続けすぎても食傷気味になってしまうのでそれくらいが一番いいかもしれませんね。べったべたの青春を謳歌したい人にはオススメです!


眠気覚め度 ☆☆☆


双子たちの諸事情 (ビームコミックス)
鉄一(著)
KADOKAWA 2020-11-12T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.7
¥663


双子たちの諸事情 2 (ビームコミックス)
鉄一(著)
KADOKAWA 2021-07-12T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥663


双子たちの諸事情 3 (ビームコミックス)
鉄一(著)
KADOKAWA 2022-04-12T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥663


2022年週刊ビッグコミックスピリッツ21・22号ざっくり感想

2022/04/25 週刊ビッグコミックスピリッツ21・22号のざっくり感想となります。
急激に暑くなったり、かと思いきや寒くなったりと、季節の変わり目を感じさせる今日このごろですがみなさまごきげんいかがでしょうか。スピリッツはGWの合併号、今年も既に4ヶ月が経過したこととなります。あと2/3で今年も終わりです。人生とはどうしてこんなにも時の流れが早いのか、一日一日を大切に過ごしたいと思います。


それでは今回も適当にいってみましょー。


■アオアシ
  Jリーグというか、日本のサッカーはやはり世界と比べるとどうしてもレベルが低いのだろうけど、そりゃ海外に行く人が増えれば日本が成長するのも遅れるのは納得。ただ、その選手が何のためにサッカーをするかだろうなあ。第一は自分のためであるべきだろうし。

■九条の大罪
  先週の新キャラが実は今後も関わってきそうでなるほどなと。

■二月の勝者-絶対合格の教室-
  ひとりひとり一言もらえるとか最高じゃないか。が、それをする側になったと考えると、これほど気を使うものはなかなか無いなとも思う。

■あさドラ!
  は?あのままの展開なら面白かったのに、単なる妄想だったってこと?

■君は放課後インソムニア
  それはなんて青春。。。

■くーねるまるた ぬーぼ
  卯の花美味しいよ卯の花。自分で作ると大量になって飽きやすいのが難点。

■おとなのずかん改訂版
  もう過去の話の掘り下げはいいって。過去に執着し過ぎで気持ち悪いんだわ。

■15分の少女たち -アイドルのつくりかた-
  ユニットの名前決まったところがフォーカスされてたけど、まったく感慨深くないのがこの作品の特徴を物語っていると思う。プロデューサーが一番濃いしな。

■プラタナスの実
  ようやくアトピーに触れたと思ったらもうこの話終わりそう?

■なおりはしないが、ましになる
  「ただの著しく怠け者で自己中心的な人では?」この自己分析わかる~~

■ひらやすみ
  ミニマリストってだらだらすることも無いんだろうか?何もしないをすることが出来ない人なんだろうか。

■結婚するって、本当ですか
  隠し事するからこういうことになる。

■暗殺後宮
  面白いけどこれ話展開するの難しそうだな。後宮に入ってくる暗殺者をひたすら暗殺していくのが基本的な流れなんだろうか。

■土竜の唄
  登呂月の言ってることは理解できなくもないところが厄介やね。

■往生際の意味を知れ!
  この展開いる??

■さよならゆでたまご(新人王受賞作)
  めっちゃめちゃ面白かった。救いがありそうな展開に見えてまったく救いがない結末と、最後のセリフが色々な思いが込められているのが読み取れて物凄くよかった。「タコピーの原罪」とか好きな人とかなら絶対好きだと思うんだけどどうだろ。

■お別れホスピタル
  人間臭くていいっすねえ。救いのないところが最高。

■気まぐれコンセプト
  説教ってさ、難しいんだよ。。。



週刊ビッグコミックスピリッツ 2022年21・22合併号【デジタル版限定グラビア増量「大原優乃」】(2022年4月25日発売) [雑誌]
週刊ビッグコミックスピリッツ編集部(著), 小林有吾(著), 真鍋昌平(著), 高瀬志帆(著), 浦沢直樹(著), オジロマコト(著), 高尾じんぐ(著), イトイ圭(著), かっぴー(著), 戸井理恵(著), 東元俊哉(著), 石ノ森章太郎(著), 三条陸(著), 佐藤まさき(著), カレー沢薫(著), 真造圭伍(著), 若木民喜(著), 緒里たばさ(著), 高橋のぼる(著), 米代恭(著), 西川陽菜(著), ホイチョイ・プロダクションズ(著)
小学館 2022-04-25T00:00:00.000Z

¥440

ジンメンソウといっしょ - メンタル強者のお姉さんがカッコいい人面瘡生活

ふと気づいたら右顔面に沢山のジンメンソウが出来ていても何も気にせず生活を送るたくましいお姉さんの強さを描く「ジンメンソウといっしょ」です。

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朝起きたらこんな人面瘡が出来てました。この人面瘡、お姉さんに寄生してるわ痛覚を共有してるわ一つ一つが意思を持っていて喋るわでもう大変。普通の人ならこれだけで人生を色々考えてしまうでしょう。


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しかしこのお姉さん、持ち前のメンタルの強さでこの人面瘡と共生することを選択します。なので、人面瘡という特殊な設定があるものの、ひたすらこのお姉さんの強さとカッコよさを味わう作品となっています。

おそらくこの作品、人面瘡でなくても十分成り立つ設定です。というのも、このお姉さんが類を見ないほど強烈で魅力的なキャラで、どんなことが起きても動じずに飄々と生きていくような存在なのです。

正直、人面瘡だろうがなんだろうが、このキャラを作れた時点でこの面白さは保証されてるのではないでしょうか。


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人面瘡が出来ても気にせず仕事をするお姉さん。


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人面瘡が出来ても気にせず友達とランチに行くお姉さん。


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人面瘡が出来ても夜のお店で接客するお姉さん。

このブレなさいいなあ。良く言えば芯がある強い女性、悪く言えば何も気にしない面倒くさがりなわけですが、ブレない性格が本当に魅力的。

おまけになんだかんだ呪われてる人面瘡と何故か仲良くなったりして、その人面瘡がいちいち可愛くて、こんな人面瘡ならついてもいいんじゃないかと錯覚するくらいです。

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かわいい。

人面瘡が憑いているという異常な状況をむしろ楽しむメンタル強者お姉さんの構造がなんとも不思議な世界を作り出してるとも言えるでしょう。

ただ、前述したとおりそもそもこのお姉さんが魅力的なので成立している作品とも言えると思っています。発想とキャラクターの勝利じゃないのかなこれ。

蓮コラが苦手な人にはちょっと厳しいかもしれませんが、絵は基本的に綺麗で読みやすくて、ネタも明るいものが多いので凄くラクに読める部類になります。割と頭カラッポで読みたい時に相応しいものではないでしょうか。

というよりそもそも、人面瘡というありえない事象がテーマになっているので、あれこれ考えても仕方ありません。深く考えずお姉さんカッコいい人面瘡可愛いで読めばいい作品だと思います。


眠気覚め度 ☆☆☆


ジンメンソウといっしょ 1 (MFC)
寺田 亜太朗(著)
KADOKAWA 2021-07-21T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥634


ジンメンソウといっしょ 2 (MFC)
寺田 亜太朗(著)
KADOKAWA 2022-01-21T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥634


アニメ ハコヅメ~交番女子の逆襲~ 第4話 感想

アニメ「ハコヅメ」の第4話を観ましたのでその感想となります。

ハコヅメ~交番女子の逆襲~

4話は原作1巻の最後の話を2つ、拝啓お犬様とトドちゃん引退の話です。こうしてアニメで観ると、この2つの話は川合が走りまくるという点で共通してましたね。

原作との差分は背景お犬様の最初に遭難者が発生する過程を追加なのと、トドちゃん引退話の最後に聖子ちゃんが川合の部屋へ飲みにくる話が追加されています。一応後者は似たような話がなかったか2巻までざっと確認してもなかったので追加で間違いないでしょう。


感想としては、やっぱりまったりですなあ。台詞もおおよそそのまま全部、キャラ思考の文もおおよそそのまま喋るので、元から文字が多いハコヅメならではという感じがします。

まあ、原作と全く同じ体験にしかならないのであれば、正直アニメじゃなくて原作読むかなあという印象です。


あとアニメだからなのか、キャラデザインが固定されている弊害か、聖子ちゃんの豊かな表情がいつもの顔のままなのがもったいないなあと思ったり。

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この聖子ちゃんの顔、聖子ちゃんだなあという感じがして大好きなんですよw  これが再現されないのは実に惜しい。


4話で1巻分なので、1クールで3巻までということになりそうです。ということは、やっぱりカナは出て来ないのか。ドラマからもアニメからも除外されるカナが本当に不憫でならない。。。



アニメ ハコヅメ 1話の感想はこちら
アニメ ハコヅメ 2話の感想はこちら
アニメ ハコヅメ 3話の感想はこちら


ハコヅメ~交番女子の逆襲~(1) (モーニングコミックス)
泰三子(著)
講談社 2018-04-23T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.4
¥660



漫画原作の感想はこちらから。

ハコヅメ3巻の感想はこちら(川合先生初登場の似顔絵特別捜査本部)
ハコヅメ4巻の感想はこちら(黒田カナ伝説はここから始まった)
ハコヅメ5巻の感想はこちら(とにかく笑える内容盛り沢山)
ハコヅメ6巻の感想はこちら(伝説の笑ってはいけないお誕生日会が収録されたハコヅメの最高傑作巻)
ハコヅメ7巻の感想はこちら(煽り役としてパーフェクトな聖子ちゃんが見れます)
ハコヅメ8巻の感想はこちら(これ警察学校で習ったやつだ!)
ハコヅメ9巻の感想はこちら(色々な話が詰め込まれている、これぞハコヅメ)
ハコヅメ10巻の感想はこちら(迷惑防止条例と強制わいせつの違いが勉強になります)
ハコヅメ11巻の感想はこちら(1巻の伏線を見事回収、この日の出会いを何度も後悔することになる)
ハコヅメ12巻の感想はこちら(同期の桜完結、川合の成長を感じられる最高の展開)
ハコヅメ13巻の感想はこちら(アンボックス事件のカップルが登場)
ハコヅメ14巻の感想はこちら(奥岡島事件発生篇)
ハコヅメ15巻の感想はこちら(奥岡島事件解決篇)
ハコヅメ16巻の感想はこちら(1巻で出てきたキャラが再登場する感動の成長譚)
ハコヅメ17巻の感想はこちら(アンボックスを読んだ後に読むと非常に切ない)
ハコヅメアンボックスの感想はこちら(警察の負の感情を全力で主張した傑作)
ハコヅメ18巻の感想はこちら(即ハメあんあん激イキスクール)
ハコヅメ19巻の感想はこちら(20巻を読むために覚悟させられる巻なのではないか?)
ハコヅメ20巻の感想はこちら(アンボックス級のシリアス話が一貫した傑作巻)



 

一級建築士矩子の設計思考 - 元一級建築士が建築の魅力を存分に語る1冊

純粋なエロ漫画家だと思っていた鬼ノ仁氏が描く超真面目な職業漫画「一級建築士矩子の設計思考」です。発売が3/9なのでだいぶ乗り遅れた感があります。読むこと自体は発売直後でしたがいままで感想を書けずにいました。

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「弟さんにすぐこの計画を止める様連絡して下さい これを建ててはダメです」

正直、最初のページの蕎麦をすすってるコマを見た瞬間に「エロ漫画やんけ」と思ったのですが、その中身はどうして真摯に建築のお話が語られていました。

上記画像は冒頭で知り合いの弟が家を建てる予定とのことで、建築士として見たことによる発言です。

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「ここで重要なのが壁の向きです 建物をこちらに押す力をXとすると Xに向かい合う壁だけが力に抵抗します こんなふうに」


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「構造は嘘をつきません Y方向から押されると倒壊する危険な設計です」

と、このように図面から読み取れる情報だけで、この建築構造の欠陥について語られます。こういった、本当に真面目な建築に関する話が続々と展開されていきます。

内容も特に難しいというわけでもなく、素人でも理屈を聞けば納得できるように表現されていきます。特に2話の「実測」のお話は面白かったですねえ、部屋に入って寸法を見るだけで壁の中にある空間まで推測して設計を浮かび上がらせるという技術が披露されます。

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「目には見えない床下や空気の流れ ほら 見えて来るでしょう?」

身体を使ったメジャーで寸法を測り、階段の高さの平均値から天井までの高さを計測、建物の高さ制限がある高度地区であることから柱が斜めである理屈まで断定。本当にこういう仕事あるんだろうか。だとしたら相当な技術やなこれ。。。

そんな建築のお話ばかりかと思いきや、単に町中を飲み歩く話もあったりと、これはおそらく、作者が描きたいものを好きなだけ描いてる作品ですね。こういった作者が自由にのびのび描いてる作品ってえてして面白い作品になる傾向があると思います。この「一級建築士矩子の設計思考」も多分に漏れません。

あとがきやこの作品のネット上記事を見て知ったのですが、そもそも作者の鬼ノ仁氏は元々一級建築士として働いていたのだとか。それがどうしてエロ漫画家に、、、は置いておいて、そういった実績や経験に裏打ちされた作品ってやっぱりそれだけ面白さが増すと思っています。

だからこそ、この作品はその真面目さから目を離すことが出来ず、魅了されてしまうのではないかと。しっかり取材なり経験なりの上に成り立つものは、漫画に限らず何でも面白いものです。逆にそれがないとどうしても薄っぺらいものになってしまうというか。

ただ、この作品の欠点としては、どうしても文字数が多くなっていることですね。そのため、どんなに気軽に読めるようになっていても、読むのに力がいります。オススメしたいけどラクに読めない部類だなあ、悩ましい。


眠気覚め度 ☆☆☆


一級建築士矩子の設計思考 1
鬼ノ仁(著)
日本文芸社 2022-03-09T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.7
¥663


北斗の拳 世紀末ドラマ撮影伝 2巻 - 同じネタの繰り返しだけではなく新しいネタの掘り下げ方が上手い

北斗の拳が実写ドラマであったという設定で原作のとんでも設定を試行錯誤し表現する「北斗の拳 世紀末ドラマ撮影伝」2巻です。

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「だったら私を…ユリアを殺しましょう!!」

サザンクロス篇で本来ならシンを倒してユリアと再開する予定のはずが、大手事務所のシン役とユリア役の濡れ衣熱愛報道からユリアを退場させないとならないことの対策でユリアを殺すことに。これが現場で咄嗟の判断をした結果になっているのが面白い。

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「じゃあ…ユリアの人形が必要ですね!シンの手がめり込んで血が噴き出るやつ!」

この爽やかな顔してユリアの殺害人形作ろうという発言にホント笑ってしまったw

そのあとはシンの最期のシーンの話になり、事務所からシン役が爆発するのはNGになって、シンもユリアもダイブして死ぬという設定にしたのがまた面白かった。

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まずシンが十字架の形に打ち込まれてそこから爆発する力のいれように笑ってしまうw


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「いつか…いつか必ず爆死させてやるからなぁ!」「爆死したいわけではないんだが」

この爆発人形を使えないことに対して、「いつか必ず爆死させてやる」の号泣しながら言うセリフが妙にツボにはまってしまってw ここは声出して笑ってしまった。


そしてサザンクロス篇が終わって1クール終了。盛況のため次回作も作りましょうと、GOLAN篇とジャッカル篇に話が移ります。

ここからがちょっと予想しなかった方向に行って、作品として見事だなと思いました。

というのも、1巻から続くサザンクロス篇までは、基本的に北斗の拳のとんでも設定をどうやって再現するかに終始していました。それが、2巻の途中から入るGOLAN篇ジャッカル篇では、なんと俳優役の葛藤に切り込んでおり、演者として如何に成長していかなければならないかという方向に持っていっているのです。

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「そ…そうだ!僕も武術を身につけて本物になればいいんだ!!」

しかもその結果と北斗の拳のとんでも再現にきちんと結びつけています。特殊装置でなんとかするだけでなく、役者が演じ方をどうするかの方向に変えているのが非常に上手い展開ではないでしょうか。

もちろん、とんでも展開を現場で頭を悩ませて実現していくだとか、面白い表現をしようとしたら原作通りになったという流れは変わってません。そのアプローチが変わらないのに、役者の意識を刺激する展開したのはホントよかったです。

このおかげで単調な展開を繰り返す作品ではなくなっています。単なるネタ漫画の一発屋ではなく、この先もまだまだ期待できるものに出来上がったと言えるのではないでしょうか。


ホント、「世紀末ドラマ撮影伝」は原作ファンにはたまらない作品だと思います。知らなくても北斗の拳のことを少しでも知ってれば十分楽しめるのでしょうか。

ただひとつだけ残念なのは、、、フォックスの跳刃地背拳の再現がなかった。。。跳刃地背拳。。。「人を殺したあとは小便がしたくなる」ってセリフがどうやって生まれたのかが見たかった。。。


眠気覚め度 ☆☆☆☆


1巻の感想はこちら(実写ドラマ北斗の拳で人が爆発する)


北斗の拳 世紀末ドラマ撮影伝 2巻 【特典イラスト付き】 (ゼノンコミックス)
武論尊(著), 原哲夫(著), 倉尾宏(著)
コアミックス 2022-04-20T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.9
¥594


はるかリセット 3巻 - 「なにもしない」に適切なのがまさしくこの1冊

刊行スピードが2ヶ月単位とかなりのスピードを放っている「はるかリセット」3巻です。4巻は6/20発売予定です。

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「朝から 露天温泉withビール!」

くあああああああぁぁぁぁぁぁぁっっっ、、、これやりたい、、、絶対やりたい、、、最高のやつやこれ。。。

だってその前の日から、ゆっくり温泉に浸かって、焼肉食べてビール飲んで、用意された布団でゆっくり寝て、朝起きたらまた温泉に浸かってビール飲むんですよ?これ以上の極楽がこの世にあるでしょうか?いや無い、無いと断言しましょう。

朝から酒を飲む時点でその日はずっと何もしないことが確定してるわけで、これだけ自分を甘やかす所業があるでしょうか?だって朝から、宿泊先で、温泉に浸かって、ビール飲んでるんですよ?これぞまさしく酒池肉林、欲望の限りを尽くすわけです。羨ましいったら羨ましい。

そんな全力で休暇を楽しむ春河童先生が楽しめるのは「はるかリセット」だけです。

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「あれが「なにもしないをしてる」って事だよ」

これが休息には大切なことなんだろうなあ。社会人の週末ってどうしても平日やらなかったこととかを詰め込んだりして、あまり「なにもしない」ってことはない気がします。

仮に本当に何もしなくても、それはただだらだらしてしまってやることをやってないだけだったり。それで結局後悔したり。

なので、本当に「なにもしない」為に必要なのは、「なにもしなくてもよい時間を作る」ということなんでしょうなあ。例えば土曜日に用事は全て済ませて日曜日に何もしないをするとか。プライベートでそこまで真摯に人生を送れる人はいったい世の中にどれくらいいるのだろうか。


そんなこんなで、「はるかリセット」3巻もお酒と共に何もしないを全力です。途中で何もしないどころか下水の資料館に行って知識欲を充填したりもしています。いい休日ですホント。

ところで日本酒風呂ってあんなたった1合の日本酒いれるだけ変わるのだろうか。あんなに変わるなら是非ともやるべきと思ってしまった。

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「疲れが──滲み出てくる感じ! 私───こんなに疲れてたんだ!」

ホントにこんなに効くの??酒に弱いと一気に酔ってのぼせそうとかもありそうなので注意は必要ですね。


いやあ、「はるかリセット」ってホントに頭カラッポで読めておまけに休息の楽しみ方を得られていいなあ。極めてラクに読める部類なので、これこそ休息に適切な作品かもしれません。


眠気覚め度 ☆☆☆☆


1巻の感想はこちら(お疲れの社会人に必要なのは休息だ)
2巻の感想はこちら(休日を全力で満喫出来る姿が羨ましい)
4巻の感想はこちら(徹底的に食を追求する休暇)


はるかリセット 3 (チャンピオンREDコミックス)
野上武志(著)
秋田書店 2022-04-20T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥660


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