2021年12月

眠気覚ましのお供にこの1冊がオススメ!「眠気が覚めるマンガ!2022」はこれだ!

もの凄く久しぶりにやりますこの企画。

「眠気が覚めるマンガ!2022」

このblogを初めた最初の年である2015年にやったきりで、今回復活となります。

というのも、今年は実に4年振りに更新再開し、どうにかこうにか年末までやり続けられたからですね。つまり一番更新する気力がある時にだけ開催される企画です。実にレア。

また、この企画はあくまでこのサイトを更新している私自身の好みに寄ったものであるところをご理解ください。世間で人気だからというものや、売れているからというものを選ぶわけではありません。あくまで私がこの1年で読んで、思わず眠気が覚めてしまったものを取り上げます。ですので、今年発売ということにもこだわるつもりはありません。つまり読んだものであればなんでもありです。

それと、ランキング形式ではなく列挙にしようと思います。面白いものは甲乙つけ難いですし、どっちが上とか下とかというのも何を求めるかによって変わりますので、ランキングにする必要もないかなと思った次第です。


以下が結果となります、それでは適当にいってみましょー。



■もういっぽん! (既刊 1~16巻、以下続刊)

もういっぽん! 1 (少年チャンピオン・コミックス)
村岡ユウ(著)
秋田書店 2019-02-08T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.5
¥396

15巻の感想はこちら(2回目の金鷲旗、青春と若さをぶつけ合う)
16巻の感想はこちら(最高に熱い青春ドラマが眩しすぎる)

いま一番激推しの作品。おそらく今年一番涙を流したのもこの作品。凄く熱くて、凄く青春していて、凄く輝いていて、読んだ人みんなに愛を教えてくれる作品です。こんな青春ならもう一度高校をやり直したいとまで思わせてくれます。

何より、柔道をテーマにしつつも、柔道に勝つことが全てではないところが素晴らしい。主人公たちは当然優勝を目指すわけですが、彼女たちよりもよっぽど練習していて強い人たちがいて、決して適わないということも理解しています。

だけど、彼女達の第一の目標は柔道を楽しむこと。なので勝てなくても、それはもちろんとても悔しいことだけど、何よりも楽しんで後悔の無いように柔道に励んでいるのです。その姿がとても美しくて、いとしくて、応援したくなります。

熱い青春が読みたければ必読です。






■忍者と極道  (既刊 1~7巻、以下続刊)

忍者と極道(1) (コミックDAYSコミックス)
近藤信輔(著)
講談社 2020-04-08T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.6
¥0

6巻の感想はこちら(生首エンターテイメントはグラス・チルドレン篇で大きな転換期を迎える)
7巻の感想はこちら(忍者と極道の共闘は生首エンターテイメントを最高潮に盛り上げる)

連載開始当初から目をつけていた生首エンターテインメント。実は個人的には、最初の1~2巻はとても面白く読んでたのですが、3巻からの殺島戦は少し落ち着いてみていました。それが、5巻以降のグラス・チルドレン篇からもの凄く面白くなったと感じています。

そしてなんと、このグラス・チルドレン篇は、今連載で掲載されているところが最高潮に盛り上がっているのです。おそらく収録は8巻か9巻になるのだと思いますが、間違いなく「忍者と極道」史上最も面白い話と言えるでしょう。

なんていったって、序盤から因縁関係になっていたガムテとの戦いに決着がつくのですから。そこまでの過程、ガムテの背景、ガムテの思いと、思わずガムテ側の応援をしたくなるほどの活躍をしてくれました。早くコミックで読みたいところです。

生首エンターテインメントといいつつ、残酷描写は数あれど、内容はまさしく王道の少年漫画になっています。必読です。






■ジャンケットバンク (既刊 1~5巻、以下続刊)

ジャンケットバンク 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
田中一行(著)
集英社 2020-11-19T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥627

3巻までの感想はこちら(大金を持つ銀行は最高の賭場になり得る)
4巻の感想はこちら(まさかの決着方法に脱帽のジャックポットジニー篇完結)
5巻の感想はこちら(閑話休題でも一切手を抜かないギャンブラー達)

超名作「エンバンメイズ」の田中一行がヤンジャンで「エンバンメイズ」を焼き直ししてると言っても過言ではない「ジャンケットバンク」です。

「ジャンケットバンク」の魅力といえば、なんといっても頭がおかしいキャラクター造形。既に金のためでなく娯楽のために命を賭けてギャンブルをする人々。そしてそんな彼らをサポートする、これまた頭のネジが外れた銀行員たち。そんなキ○ガイ人間ドラマがジャンケットバンクの魅力のひとつです。

もうひとつの魅力はギャンブルのルールからは到底推測出来ない決着方法。まともにルールから想像しても、大抵は予想の斜め上な方法で決着がつきます。正直サウンドオブサイレンスは3回読んでもそんなに理解出来てないです。それくらい素直に決着がつきません。なので、どうやって勝つのかが毎回ワクワク出来るんです。

そんな「ジャンケットバンク」ですが、正直なところまだ「エンバンメイズ」の方が面白いと思っています。「エンバンメイズ」は1話目の話でがっつり心掴んできたからというのもあるし、何より主人公のキャラが「エンバンメイズ」の方が人間らしくて魅力的なんですよ。

なので、「ジャンケットバンク」は当然必読ながら、「ジャンケットバンク」を楽しめたなら「エンバンメイズ」も必読です。

エンバンメイズ(1) (アフタヌーンコミックス)
田中一行(著)
講談社 2014-11-07T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.5
¥660







■ハコヅメ~交番女子の逆襲~ 別章 アンボックス (ハコヅメは既刊 1~19巻、アンボックスは実質18巻のみ)

ハコヅメアンボックスの感想はこちら(警察の負の感情を全力で主張した傑作)

何回読んでも号泣してしまう、何回読んでも心を抉られる名作が「ハコヅメ アンボックス」。普段「ハコヅメ」ではあまり深く語られない警察の闇についてもの凄く丁寧に描かれた傑作です。

その仕事内容から何人も退職してしまうという警察官ですが、その背景を丁寧に描写しています。これをポッと出の新キャラで描いたのではなく、人気の高いカナで描いたのが本当に効きました。

元々「ハコヅメ」でも大活躍し、個人的に一番好きなキャラだったカナが、段々と追い詰められてやられていく姿は直視するのがつらかったです。オマケに事件に関わる人たちもこれまでの「ハコヅメ」から続いているという徹底っぷり。これがホントに心を抉られる。

予告で散々煽られた「最大の裏切り」というものもしっかりと、当初の想像とは少し違った形で表現されていました。警察の負の感情を味わいたいなら必読です。

これだけで1本の映画に出来ると思うんだよなあ。劇場版ハコヅメとかやってくれないかなあ。






■GROUNDLESS (既刊 1~9巻、以下続刊)

GROUNDLESS : 1-隻眼の狙撃兵- (アクションコミックス)
影待蛍太(著)
双葉社 2014-09-20T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.3
¥329

1巻の感想はこちら(隻眼の狙撃兵 - ミリタリーアクションの傑作)
2巻、3巻の感想はこちら (第三穀倉地域接収作戦 - 初侵攻、新兵、暗闇の戦い、問題山積みの接収作戦)

昔から読んではいたのですが、今年改めて既刊を全て読み、本当に面白い作品だと再び思い知らされました。創作の戦記ものにも関わらず設定が非常に丁寧で、戦争についても兵士の立場としてもの凄く現実的に描写されています。

主人公たちも敵も純粋な軍人が少なくて、普段ただの町民でしかない人たちが戦闘をするとどうなるのかという描写もあったり、死ぬ可能性があるとわかればひたすら臆病になって何もできなくなってしまったり、平然と敵を殺していくけれども、味方からは感謝されども敵には悪魔に思われたり。心理描写が丁寧だから面白いんだろうなやっぱり。

読むのはちょっとラクではないです。だけど面白さは絶対保証します。必読。







■トリリオンゲーム (既刊 1~2巻、以下続刊、3巻は1/4発売)
トリリオンゲーム(1) (ビッグコミックス)
池上遼一(著), 稲垣理一郎(その他)
小学館 2021-03-30T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥605

感想はこちら (稲垣理一郎×池上遼一の異色コンビが見事にはまった傑作)

「アイシールド21」や「Dr.STONE」で大活躍の稲垣理一郎が池上遼一と手を組むという、誰もが想像もしなかったコンビが生まれた「トリリオンゲーム」もまた面白い。

大学生が就職出来ないなら会社立ち上げてしまえと思い切って、そのまま成り上がっていくというサクセスストーリー。無茶苦茶なところは色々あるけれども、それくらいしないと1兆円プレイヤーにはなれないのだとも思わせてくれます。上手い。必読。








■りもで・りんぐ (既刊 1巻、以下続刊)

りもで・りんぐ 1 (MeDu COMICS)
ふくたいさお(著)
ジーオーティー 2020-06-30T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.9
¥673

りもで・りんぐの感想はこちら(家電を魔改造して時空を越えろ)

怠惰な天才女子高生が家電を改造して時空を超えることでより怠惰になるのがテーマのコメディ。これこそ知名度が低いはずなので、「りもで・りんぐ 普及委員会」を立ち上げたいくらい応援している作品。

魔改造して時空をいじるんだけど、それを悪用するつもりは全く無くて、ただただ自分の身近な不満を解消するだけなのがいいんですよね、ほっこりするというか。とんでもないことはしてるんだけど。

おまけに、作った本人じゃなくて、弟だったりクラスメイトの方がその魔改造家電を悪用しようと画策するところがまた面白くて。しかもしっかりオチつけてくれるし、読んでて非常に面白いです。

もの凄くラクに読める部類なので、寝る前に少しだけとかそういう時に便利です。そして面白くて眠れなくなるまでがセット。必読。







■サブスク彼女 (完結 1~2巻)

サブスク彼女 1
サブスク彼女 1
posted with AmaQuick at 2021.12.26
山本中学(著)
日本文芸社 2021-02-19T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.3
¥594

1巻の感想はこちら(心理描写が抜群の山本中学が描くメンヘラ)
2巻の感想はこちら(サブスクから所有されるものになりたい女の子の物語完結)

個人的に大好きな山本中学が描く痛い痛い女の子の物語。メンヘラしか出ません。メンヘラならではの思考回路というか、素直になればいいのに人を信じられないところとか、もやもやしてしまうところが多少ある作品です。

どうだろうなこれ、苦手な人はちょっと読めないかも。特に1巻はいい感じかと思ったらもやもやで終わっちゃうからねえ。逆に、2巻の完結ではしっかり関係がまとまってグッドな感じ。痛い恋愛を読みたければ必読。







■本田鹿の子の本棚 (既刊 1~6巻、以下続刊)
本田鹿の子の本棚 魁題十五撰相篇 (リイドカフェコミックス)
佐藤将(著)
リイド社 2021-11-29T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.7
¥1,100

感想はこちら (読み手を選ぶ怪作、受け入れれば面白いこと間違いなし)

昔から絶賛していた「本田鹿の子の本棚」の6巻目です。もうとにかくこのシリーズは読み手を選びます。好きな人は絶対好き、嫌いな人は絶対に嫌い、そんな作品です。1冊の値段が高いのが結構きついんだよなあ。

詳細は上手く語れません、是非読んでください。読むかどうかを決めるためには必読。







■ワンダンス (既刊 1~6巻、以下続刊)

ワンダンス(1) (アフタヌーンコミックス)
珈琲(著)
講談社 2019-05-23T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.6
¥0

1~5巻の感想はこちら(ダンスものに外れ無し?高校生ダンスの傑作)
6巻の感想はこちら (カボのダンスは対象全てをリスペクト)

「もういっぽん!」が柔道の青春なら、「ワンダンス」はダンスの青春と言えるでしょう。どちらも同じ目的に向かってひたむきに頑張っているだけというのが共通しています。

ダンスという一般人には感覚でしか良さがわからないものを、しっかりとどういったものが評価されるか解説してくれたりするところがグッドです。これも新しいスポーツ漫画と言えるでしょう。

青春が熱いスポーツ漫画は例外なく面白い。必読です。








■腸よ鼻よ (既刊 1~5巻、以下続刊)

腸よ鼻よ 01
腸よ鼻よ 01
posted with AmaQuick at 2021.12.26
島袋 全優(著)
KADOKAWA 2019-09-13T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.7
¥990

感想はこちら (大腸摘出直後から始まる闘病エッセイギャグ)

闘病エッセイなのにこんなに笑える作品がかつてあっただろうか。これこそ誰もが読むべき医療漫画なのではないのだろうか。自らの運命を非難するだけでなく、むしろそれを逆手に取って作品にしてしまうところが実にお見事。

病院のあれこれがいろいろわかったり、潰瘍性大腸炎のことがわかったり、世の中のヤブ医者ってのはこういうのを言うんだろうというのがわかったり、笑って読みながら学ぶところが非常に多い作品です。

作者のキャラも相まってか言動や行動がおかしいところもあってそれがさらに物語を面白くしています。非常にラクに読める部類でもあり、断然おすすめ。必読。







■フォビア (既刊 1巻、以下続刊)

フォビア(1) (ビッグコミックス)
原克玄(著), ゴトウユキコ(著)
小学館 2021-09-30T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.5
¥605

感想はこちら (原克玄とゴトウユキコの異色コンビが放つ恐怖症ホラー)

恐怖症をテーマにしたホラー漫画が「フォビア」。はっきりいってしまうと気持ち悪い表現が多いので、苦手な人には絶対に合わないと思います。だけど合う人には絶対面白い作風です。「ハッピーピープル」とか好きだったら好きなんじゃないかなあ。

なにより、「じゃあクンニだけぇっ…! クンニだけでいいからぁっっっ」と女の子に言わせるゴトウユキコと、スピリッツで「るみちゃんシリーズ」を描いてた原克玄がコンビを組むというのが面白い。こんなの面白くないわけがない。必読。







■ブランクスペース (既刊 1~2巻、以下続刊)

ブランクスペース(1) (ヒーローズコミックス ふらっと)
熊倉献(著)
ヒーローズ 2021-01-15T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.7
¥644
感想はこちら (透明なものを作り出せる女子高生は青春謳歌できるのか)

最初は葛藤する女子高生が透明なものを作って復讐する話かと思いきや、透明な彼氏を作るという意外な方向に舵取りをした意欲作。承認欲求が満たされれば人というのはそれなりに平穏になってしまうのだなとも思ったり。

正直この先の展開がどうなるのかわかりませんが、まだまだ面白くなることでしょう。必読。







■ニューノーマル (既刊 1~2巻、以下続刊)

ニューノーマル【単行本版】1 (コミックアウル)
相原瑛人(著)
ファンギルド 2021-07-19T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.6
¥673

1巻の感想はこちら (新時代のエロス)
2巻の感想はこちら (どうしてこんなにエロいのだろう)

とにかくエロいから必読。






■豊田さんは悩まない。 (既刊1~2巻、以下続刊)

豊田さんは悩まない。 1 (MFC)
津々巳 あや(著)
KADOKAWA 2021-02-20T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.7
¥489

1巻の感想はこちら(女子大生の日常ファン垂涎の津々巳あやワールド)
2巻の感想はこちら(面白さド安定、ラクに笑いたいなら本当におすすめの作品です)

とにかくラクに読んで笑いたいなら断然おすすめ作品。ひったすら笑えます。これももっと有名になってほしいところ。やることは無茶苦茶なのに最終的にきちんと落ち着いてたり、時事ネタをいい具合に茶化したりしてるところが本当に面白い。必読。






■すまひとらしむ(完結 1~2巻)

すまひとらしむ 1 (ヤングアニマルコミックス)
いおり真(著), 来未(著)
白泉社 2021-03-29T00:00:00.000Z
5つ星のうち3.8
¥715

すまひとらしむ 2 (ヤングアニマルコミックス)
いおり真(著), 来未(著)
白泉社 2021-09-29T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.0
¥715

1巻の感想はこちら(相撲を技術で凌駕する)
2巻の感想はこちら(凄く面白いのに打ち切りなのは納得いかない)

相撲がテーマで非常に面白かったのに何故か2巻で打ち切られてしまった無念の作品。作者もあとがきで描きたいところまですらいかなかったと不満を吐露していました。

個人的にはすごくすごーく好きでした。この続きが読めないのは本当に残念でならない。必読。




以上となります、眠気が覚めるマンガ!2021。有名どころもあればそうでないものもありで、皆様が知らない作品に出会えるきっかけのひとつになれれば幸いでございます。


さてさて、2022年も当然、面白い漫画が次々と世の中に出てくるはずです。来年も楽しく無理せずラクに漫画を読んでいきたいと思います。



最近読んでるWeb漫画 - 2021年12月編

さてさて始まりました、普段読んでいるWeb漫画を紹介するコーナーです。

とはいえ、実は定期的にきちんと読んでいるものは多くありません。定期購読しているのも週刊ビッグコミックスピリッツとgood!アフタヌーンくらいですので、連載を追っているものは多くないのです。

だからコミックで買って読むのが多いんですね。特にイブニングとかモーニングとかそのへん。これが例えば、月額サブスクで毎週読むようになってたら、コミック買ってないものも多いんじゃないかなと思います。スピリッツやグフタのコミックをほとんど買ってないのがその証拠かと。

また、Web漫画もTwitterで流れてくるものは都度拾うくらいで、積極的に見ているものは少なかったりします。そんなに読んでないけど、読んでるくらいならさすがに多少オススメ出来るでしょうということからすこーし紹介します。



■忍者と極道

■ケンガンオメガ

■僕の心のヤバイやつ

■腸よ鼻よ

■今日から始めるおさななじみ

■最果てのソルテ


予想以上に少ないですねw しかも全部コミック出たら買ってるっていう。
更新日を完全に覚えて毎回心待ちにしてるのは上3つで、下3つは作者様のTwitterから情報が流れてきたら見るようにしています。

特に「忍者と極道」はやはり激推しです。今のグラス・チルドレン篇で、ガムテ対忍者が始まってそこが最高潮に盛り上がっています。早くコミックで読みたい。


あとは前まで読んでたのは「満州アヘンスクワッド」なんですが、ヤンマガ本誌に移ってから読んでないです。実のところ、最近コミック追うのもやめています。最初は面白かったのですが、最近は正直、うん。。。


というわけで、最近読んでるWeb漫画特集でした。他にも読んでるものはあるけれど、定期的にきちんと見ているのは上記ぐらいです。あまり増やしすぎても追うのが大変になるので。。。




忍者と極道(1) (コミックDAYSコミックス)
近藤信輔(著)
講談社 2020-04-08T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.6
¥0



ケンガンオメガ(1) (裏少年サンデーコミックス)
サンドロビッチ・ヤバ子(著), だろめおん(著)
小学館 2019-02-19T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.5
¥650



僕の心のヤバイやつ 1 (少年チャンピオン・コミックス)
桜井のりお(著)
秋田書店 2018-12-07T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥237



腸よ鼻よ 01
腸よ鼻よ 01
posted with AmaQuick at 2021.12.26
島袋 全優(著)
KADOKAWA 2019-09-13T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.7
¥990



今日から始める幼なじみ 1巻【電子特典付き】 (バンチコミックス)
帯屋ミドリ(著)
新潮社 2021-10-08T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥554


最果てのソルテ 1巻 (ブレイドコミックス)
水上悟志(著)
マッグガーデン 2021-01-09T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥574



ハコヅメ~交番女子の逆襲~ 6巻 - 伝説の笑ってはいけないお誕生日会が収録されたハコヅメの最高傑作巻

さあやってまいりました「ハコヅメ」逆打ち感想の6巻です。だいぶ来ましたね、もう少しで走りきれます。

6巻最初の話は「セーグのミカタ」。セーグは性具です。ガサ入れでおとなのおもちゃをひたすら見つける回です。
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「ハコヅメ」は下ネタが絡むととことん面白いので、この回は何度読んでも笑ってしまいます。特にうぶでおぼこな川合がおとなのおもちゃの存在を一切知らず、美容器具と嘘付かれて一緒に買いに行きましょうと浮かれるところまでがホントに面白い。ていうかガサ入れ現場でそんな会話してんじゃないよw

ただこの話、しっかり良い話も盛り込んでるんですよねー。ドラマでは下ネタ一切NGだったのか原作で面白いところはほとんど表現されず、ただ良い話のところだけがフォーカスされてました。勿体なかったです。


お次の「腹スメント」はおそらく藤・松島・桃木セットの初登場かな?カナと牧ちゃんがひたすらやられ役になるというある意味レア回。というよりも、二人の可哀相な表現はこのあたりから始まった気がします。

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「バカ よく見ろクッションだよ 早く出るぞこんなトコ」

このあたりから源のクズっぷりも徐々に出てきたような。後輩には基本良い先輩だけど、同期相手となるととことんクズになる源が素敵。あと地味に源と山田の趣味がパチンコというのが判明した回でもあります。その後そんな設定一切出てこないけれど。

この話はドラマでしっかり再現されてましたね。カナがいないからカナのお腹の肉をずっと揉む桃木分隊長は見れませんでしたが。


それから「鑑識の常識」。いぶし銀の三郎55歳が出てくる話です。ドラマでは最終話にねじこんできましたよねこれ。この回は珍しくほとんど茶番、単なるコントを繰り広げて、そのついでに鑑識のイロハを教えてもらえるという感じです。聖子ちゃんと源がちょっとずれてるのをうまく表現した回とも言えるかもしれません。


そして「非"情事"態発生」。山田が合コン相手とデートに行くのにひたすら源が邪魔して聖子ちゃんが全然興味ないやつです。この頃の聖子ちゃんは山田の恋愛事情全然興味ないけれど、最近は山田の恋愛きちんと邪魔してますよね。たぶんそっちの方が面白いと気づいたのでしょう。

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「あんたちょっと大丈夫?ここ川合んち 私の部屋隣でしょ」「そんなのいいから聞いてよ」

こういうネタが本当に好きなんですよ。この2コマだけで腹抱えるくらい笑えます。こんなセンスある表現、そして全てがわかるような表現はなかなか無いですよ。正直山田の話と聖子ちゃんの話を全スルーする話よりも、このシーンがこの話で一番笑った記憶があります。


次は「現場のプリキュア」。ドラマでは終盤の方で、桜の事故と絡めてかなり重く描かれたところですね。原作では軽めに描きつつも交通事故に関してもの凄く鋭い解説をしています。為になる。

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「でもお兄さん 運転中3秒目をつぶってって言われたら怖くてできないでしょ」

できないっすねー。走りながらナビ見るのも怖いです。たまに対向車がハンドルの上に手を置いてスマホを両手でいじりながら運転してるの見たりするのだけど、どういう神経だったらそんな運転できるのだろうか、信じられません。

この話で川合が無事だったことに安堵して泣く聖子ちゃんは桜のことの伏線だったのか、それともそれだけ川合のことを思っているというだけの表現だったのか。両方の線がありそうですね、秦三子先生は事前に伏線になりそうなものはひたすら入れてるって話でしたし。

それと源のイケメン気遣いが見れる回でもあります。こういうことやるから人たらしなんだよな源は。


そしてこの6巻極めつけの面白さを誇る「笑ってはいけないお誕生日会」です。
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「実は本日 署長のお誕生日だ」「へぇ」

このどうでもいい情報と、川合のあまりにも興味が無い「へぇ」の一言から始まる通常点検回。ここが「ハコヅメ」史上で一番笑った回かもしれません。

ドラマでも第1回からこれを盛り込むことで視聴者のハートを掴んだ感がありますよね。原作ほどではないけれども、ドラマ版でもここは面白かったです。




まあ中身はドラマの動画を見ていただくか実際に読んでいただくかするとして、個人的にはこの回でもう1点絶対に言及しておきたいことがあるのです。それがカナなんですが、、、

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このカナ、不細工過ぎない?www

だって数話前のカナはこれですよ?w
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これもう別人レベルで違いますよね?こんな顔ポッチャリしてないでしょw

じゃあ他のキャラかというと、このページには既に川合も聖子ちゃんも牧ちゃんも描かれているわけで、そもそも町山署には女性警察官自体が少ないわけで。間違いなくカナしかいないはずなんですよ。で、これ。正面からとはいえこんな顔するだろうか。


もう一度比較しましょう。
20211223_01520211223_016
カラーなのにこの顔はちょっとwwwwww

このカナの顔にすごく笑ってしまったんだよなあ。そこで完全に掴まれて、そのあとも爆笑展開でホント面白い回でした。


そんな最高の回の次は「手心と親心」というこれまた面白い回。またもや活躍してくれるみんなのアイドル副署長。ドラマでもここはあったけど、ちょーっと原作通りの面白さにはならなかったかなー。最初の方で聖子ちゃんの多重人格のような不思議ちゃんキャラが視聴者にはまだ伝わっていなかっただろうし、山田役の山田さんもツッコミが原作の様に静かではなく、妙に声張ってツッコんでたし。






お次は「似顔絵ソウル」。川合先生再登場です。源の仕事に掛けるサイコっぷりも出てくる回です。ただこの回は、普段笑い話にしてしまったり気持ち悪いと一言で思ってしまうような事件を、実はもの凄く恐ろしい事件なのだということを認識させてくれる回でもありました。

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「知らない男がクローゼットの中を漁っていた。婚約者に気づいた男は逃走、婚約者がクローゼットを確認したところ、下着入れの中のパンツ全て、陰部の部分が切りとられてなくなっている状態だった」

ここだけ見ると、とんでもない変態の空き巣だという認識にしかならないじゃないですか。下着を盗るのではなく、その一部にだけ執着している到底理解の及ばない変態だってだけなんですよ。それくらいにしか思わないんです、普通の日常を送っている一般市民にとっては。

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「そのド変態と鉢合わせたのが 被害女性のほうだったら大惨事になっただろうね」

これなんですよね。ここまで理解には至らなかったですが、冷静に考えるとそういうことなんですよね。すんでのところで、人的被害が出る恐ろしい事件だったわけです。これを読んだ瞬間は本当にゾクッとしました。最悪の想定をするとこうなってしまう、ただの変態とバカにしてるわけにもいかないのだと。

鉢合わせということを表現されると、一気に現実感を帯びてしまうんです。もしも誰も居ない家に1人で帰った時に、知らない人間が部屋にいたら?ああ怖い怖い。


最後が「AV勧進帳」。川合がAVタイトルを読み上げて、山田がそれを書きとめていき、聖子ちゃんがマジックミラー号の「MM」を「SM」の誤表記ではないかと確認してしまい、源が「MM物陳列棚」ではなく「企画物陳列棚」と表記するのが適当であると発言する回ですね。ていうかAVの話しかないやこれw

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そして更に山田が愛澤艶琉のファンであることが発覚する回でもありました。2作目出てました?って質問出るあたり、相当ガチだぞこれ。


そんなこんなで、6巻は非常に笑いが絶えない「ハコヅメ」です。感想書くために全話読み返してるんですが、やはり何度読んでも面白いですね。



眠気覚め度 ☆☆☆☆☆


ハコヅメ3巻の感想はこちら(川合先生初登場の似顔絵特別捜査本部)
ハコヅメ4巻の感想はこちら(黒田カナ伝説はここから始まった)
ハコヅメ5巻の感想はこちら(とにかく笑える内容盛り沢山)
ハコヅメ7巻の感想はこちら(煽り役としてパーフェクトな聖子ちゃんが見れます)
ハコヅメ8巻の感想はこちら(これ警察学校で習ったやつだ!)
ハコヅメ9巻の感想はこちら(色々な話が詰め込まれている、これぞハコヅメ)
ハコヅメ10巻の感想はこちら(迷惑防止条例と強制わいせつの違いが勉強になります)
ハコヅメ11巻の感想はこちら(1巻の伏線を見事回収、この日の出会いを何度も後悔することになる)
ハコヅメ12巻の感想はこちら(同期の桜完結、川合の成長を感じられる最高の展開)
ハコヅメ13巻の感想はこちら(アンボックス事件のカップルが登場)
ハコヅメ14巻の感想はこちら(奥岡島事件発生篇)
ハコヅメ15巻の感想はこちら(奥岡島事件解決篇)
ハコヅメ16巻の感想はこちら(1巻で出てきたキャラが再登場する感動の成長譚)
ハコヅメ17巻の感想はこちら(アンボックスを読んだ後に読むと非常に切ない)
ハコヅメアンボックスの感想はこちら(警察の負の感情を全力で主張した傑作)
ハコヅメ18巻の感想はこちら(即ハメあんあん激イキスクール)
ハコヅメ19巻の感想はこちら(20巻を読むために覚悟させられる巻なのではないか?)
ハコヅメ20巻の感想はこちら(アンボックス級のシリアス話が一貫した傑作巻)
ハコヅメ21巻の感想はこちら(虎松譲二事件完結!大事件の事後処理といつものギャグパートが再開します)


ハコヅメ~交番女子の逆襲~(6) (モーニングコミックス)
泰三子(著)
講談社 2019-03-22T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥660

 

2022年週刊ビッグコミックスピリッツ4・5号ざっくり感想

2021/12/27 週刊ビッグコミックスピリッツ4・5号のざっくり感想となります。
これが今年度最後のスピリッツ感想です。あっという間ですね。なんだかんだスピリッツも20年ほど読み続けてますが、果たしてどこまで続くのだろうか。文句言っておきながらしっかり読んでるんだもんなあ。


それでは今回も適当にいってみましょー。


■おとなのずかん改訂版
  んー、正直きついかなぁ。。。

■二月の勝者 -絶対合格の教室-
  出ました不合格生徒。何気に受験は失敗してないから不合格の辛さ経験してないんよな。

■プラタナスの実
  クレーマーやんこんなの。クレーマー相手なれてんなー親父さん。

■くーねるまるた ぬーぼ
  ちくわぶ否定派です。

■アオアシ
  阿久津と葦人のコンビが遂につながってきていいぞーこれ。

■15分の少女たち -アイドルのつくりかた-
  プロデューサーこれやり手だなあ、最初から人間の醜いところをさらけだそうとしてたわけだ。

■お別れホスピタル
  首から下が動かないって地獄だな。。。思考だけ真っ当に残るとか、出来てたことが出来なくなって生きてく自信ないわ。

■チ。 -地球の運動について-
  活版印刷といえど、大量生産は本当に大変そうだな。。。手書きよりも圧倒的に早いのは違いないだろうけど。

■結婚するって、本当ですか
  中学生か!!

■土竜の唄
  いつも通りのグダグダっぽくなってきた。

■健康で文化的な最低限度の生活
  実際、境界知能と生活保護って相関関係あるのかな?あった方が、生活保護に納得感は出るなあ。

■ひらやすみ
  ミニマリストも信じられないがここまで部屋を汚すのも信じられない。しかし部屋がこれくらい汚い友人は確かに何人かいる。

■うきわ、と風鈴。 - 友達以上、不倫未満-
  いきなり話を続けずに失踪しないでください。

■デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション
  意味わからなくてほとんど飛ばしたわ。。。

■怪異と乙女と神隠し
  出張版、4巻の最初にあった短編を収録。夏の暑い日に冷房を入れずに思いついた整いが理解は出来るがそこまで不快に自ら飛び込まなくても。。。

20211227_000


■気まぐれコンセプト
  興味なくて飛ばしました。




週刊ビッグコミックスピリッツ 2022年4・5合併号【デジタル版限定グラビア増量「えなこ」】(2021年12月27日発売) [雑誌]
週刊ビッグコミックスピリッツ編集部(著), イトイ圭(著), 高瀬志帆(著), 東元俊哉(著), 高尾じんぐ(著), 小林有吾(著), かっぴー(著), 戸井理恵(著), 沖田×華(著), 魚豊(著), 若木民喜(著), 高橋のぼる(著), 柏木ハルコ(著), 真造圭伍(著), 野村宗弘(著), 浅野いにお(著), ぬじま(著), ホイチョイ・プロダクションズ(著)
小学館 2021-12-27T00:00:00.000Z

¥420


怪異と乙女と神隠し(4) (ビッグコミックス)
ぬじま(著)
小学館 2021-12-10T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥605



うのみ少年スナオ - りもで・りんぐで醸し出されるおかしい倫理観が炸裂

「りもで・りんぐ」のふくたいさお先生が過去に描いていた作品が「うのみ少年スナオ」です。ページ数が少ないこととインディーズで出版していることもあってか、Kindleでは無料で読めます。

「りもで・りんぐ」といえばこのサイトの更新再開初期に絶賛した、家電魔改造漫画です。非常に面白いのでおすすめなのです。
りもで・りんぐの感想はこちら(家電を魔改造して時空を越えろ)

さて、その「りもで・りんぐ」といえば、なんと言っても特徴的なのが怠惰に掛ける全力感なわけです。楽をしたいからこそ、家電を魔改造して時空を超えるのを目標に全力でその力を出し切るのが見物です。(とはいうものの、肝心のもなかは飄々とこなしてしまうのだけど)

その中で、もなかの弟の もり という存在がいます。この もり が、もなかの魔改造家電を悪用してあんなことやこんなことをしてしまうわけですね。そうして大きく物語を動かしていると。

これ、捉え方によっては、もり の倫理観が小学生ゆえに壊れていることがベースになっていると思うのですよ。普通の人ではやらない、我慢するようなことを、小学生ゆえに もり が実践してしまう。もちろん、未来からお金目的でやってきてしまった おおもりくんもいるので、年を取ってもその倫理観はあまり成長していなかったようですが。


つまり何が言いたいかというと、作者のふくたいさお先生の持ち味は、日常の中に潜む壊れた倫理観というのが持ち味なのではないかと。そういう意味では、「うのみ少年スナオ」は実に倫理観がぶっ壊れた世界を表現しています。言ってしまえば「りもで・りんぐ」の倫理観エクストリームエディションです。「りもで・りんぐ」を大げさに表現するとこんな世界になるのですな。


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この素直な少年がこの作品の主人公であるスナオくんなのです。非常に素直で相手の言葉をそのまま捉えてしまうのです。そのまま捉えてしまうからこそ、その芯には倫理観など到底無く、狂気染みた行動を取ることがそのまま笑いになっています。

これをマイルドにしたのがやはり「りもで・りんぐ」に活かされているのだなあ。正直「うのみ少年スナオ」のままでは、受け入れがたい人もいることでしょう。それくらい狂っていて尖っています。この作品があったからこそ「りもで・りんぐ」が生まれたと考えると感慨深いです。


なお、「うのみ少年スナオ」は無料で読めますので、是非とも気になった方は読んでみてください。短いのもあってサクッと読めます。面白いと思えたら確実に「りもで・りんぐ」も面白いと感じるでしょうし、そうでなくても「りもで・りんぐ」なら面白いと感じるでしょう。なので「りもで・りんぐ」を宜しくお願いします。


眠気覚め度 ☆☆☆


りもで・りんぐの感想はこちら(家電を魔改造して時空を越えろ)


うのみ少年スナオ
うのみ少年スナオ
posted with AmaQuick at 2021.12.19
ふくたいさお(著)
2018-08-05T15:43:11.874-00:00
5つ星のうち4.1
¥0


りもで・りんぐ 1 (MeDu COMICS)
ふくたいさお(著)
ジーオーティー 2020-06-30T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.9
¥673


ハコヅメ~交番女子の逆襲~ 7巻 - 煽り役としてパーフェクトな聖子ちゃんが見れます

逆打ち「ハコヅメ」感想7巻目の時間がやってまいりました。この頃の絵柄とか展開が一番好きかもしれません。

最初は源と山田が女性参考人に内縁の旦那の悪事を告発させようとする話。聖子ちゃんの仕事が出来る女っぷりと、源の嫌いっぷりと、山田が実は一番凄いことを思わせる良い話です。めちゃめちゃ笑えるし。
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「こういうのは一目で同性から嫌われるタイプの女じゃないと…」「藤以上の適役はいねぇ」「煽り役としてパーフェクトすぎる…」
さすがミスパーフェクト。そうなんですよね、まさしく女から嫌われる女を真っ向から行ってる気がします。これだけ美人で出来る女だと、女性からも嫉妬されまくるよね。


お次が山田と川合が他所の管轄まで出張応援してはしゃぐ話。ドラマではバーガーのくだりが源と山田に置き換わってました。
久々の特捜の話でもあり、特捜最前線の近居署では捜査官から死臭が出てるのが特捜のやばさを再認識させてくれます。
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犯人の良山さんが可哀相な生活から一気に犯人へ変貌する姿の怖いことよ。ギャグ回であるのに、さらっと犯罪者の恐ろしさも垣間見せてくれる良い話でした。


次の話が上杉初登場だったはず。
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まさかここの上杉がレギュラーメンバーにまで昇格するとは思いませんでした。敷根はずっとクソ脇役なのに。
この話自体は留置場をベースにした上杉の紹介回ですね。源って山田から見たら仕事以外とことんクソ野郎なのに後輩にはホント好かれるのよな。まあ、仕事が出来る先輩に憧れるというのはわかる。そして、いつの間にかその先輩が実は大したことないということに気づくとちょっとショックを受ける。


次がこの時点ではおそらく名前すら出てなかった伊賀崎交番所長が半分くらいメインの回です。
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「いかに自分が仕事をしないかだ」
わかるなあ、このスタンス。仕事なんててきとーでええんやてきとーで。だけど仕事出来ないのはあれなので、やらなければならないことを全力でやってやらなくていいことは全力でやらない。これが平穏を保つコツです。まあ、そのやらなくていいことの判断をする為には結構な判断力が必要なわけですが。


お次が女子旅。その名も野女子旅。
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この牧ちゃんとカナの顔だけで既に笑える。聖子ちゃんの口半開きで半分くらいやる気ないのがまた面白い。川合がいないから気が抜けてるのでしょう。この話は聖子ちゃんの同期の関係と遠慮しない間柄であるのがはっきりとわかって興味深い回でした。


そしてその旅行不在中に強姦事件が発生して川合が追い詰められる真面目回。珍しくギャグがひとつもないリアルな回でした。
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山田が真面目に説教する回です。現実でも警察官はこういった人の心に関することで悩んでるんだろうなというのがひしひしと伝わります。警察官だって1人の人間であり、やらなくてはならない聴取だって相手にとってはセカンドレイプみたいになるわけで、する方も精神に来るのでしょう。辛い仕事やな。。。


次が犬や牛や猿に翻弄される動物奇想天外回。ニュースでもよく動物を捕まえたりする映像が流れますが、本書でも言及している通り「動物を捕まえる訓練」なんてしてないわけですよね。だのにさらっと「動物程度で苦戦して大丈夫ですか?」と言われるのは確かにカチンと来るかも。
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全然関係無いところで聖子ちゃんどころか川合にもさりげなくディスられる山田が可哀相w


その次は聖子ちゃん達の代の教官退官祝いの会。これも聖子ちゃんの代のメンバ紹介がメインですね。だからだろうか、松島や桃木分隊長がここに出てこなかったのは。他のメンツが全部新キャラだし。
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この公安の同期は今後しっかり出てくるのだろうか、そしてモザイクは外れるのだろうか。。。


最後がメンタルヘルス回。ドラマでも抜群に面白かった回です。
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川合の大物っぷりが止まらない。ここのドラマ版も面白かったんですよ。必見。






というわけで、ドラマは終わってしまったけれどもドラマ紹介を少し挟んだ「ハコヅメ」7巻でした。冒頭にも書いたけどやっぱりこの頃が「ハコヅメ」の黄金期だった気がします。一番誰がどう読んでも面白い時期だったでしょう。


眠気覚め度 ☆☆☆☆☆


ハコヅメ3巻の感想はこちら(川合先生初登場の似顔絵特別捜査本部)
ハコヅメ4巻の感想はこちら(黒田カナ伝説はここから始まった)
ハコヅメ5巻の感想はこちら(とにかく笑える内容盛り沢山)
ハコヅメ6巻の感想はこちら(伝説の笑ってはいけないお誕生日会が収録されたハコヅメの最高傑作巻)
ハコヅメ8巻の感想はこちら(これ警察学校で習ったやつだ!)
ハコヅメ9巻の感想はこちら(色々な話が詰め込まれている、これぞハコヅメ)
ハコヅメ10巻の感想はこちら(迷惑防止条例と強制わいせつの違いが勉強になります)
ハコヅメ11巻の感想はこちら(1巻の伏線を見事回収、この日の出会いを何度も後悔することになる)
ハコヅメ12巻の感想はこちら(同期の桜完結、川合の成長を感じられる最高の展開)
ハコヅメ13巻の感想はこちら(アンボックス事件のカップルが登場)
ハコヅメ14巻の感想はこちら(奥岡島事件発生篇)
ハコヅメ15巻の感想はこちら(奥岡島事件解決篇)
ハコヅメ16巻の感想はこちら(1巻で出てきたキャラが再登場する感動の成長譚)
ハコヅメ17巻の感想はこちら(アンボックスを読んだ後に読むと非常に切ない)
ハコヅメアンボックスの感想はこちら(警察の負の感情を全力で主張した傑作)
ハコヅメ18巻の感想はこちら(即ハメあんあん激イキスクール)
ハコヅメ19巻の感想はこちら(20巻を読むために覚悟させられる巻なのではないか?)
ハコヅメ20巻の感想はこちら(アンボックス級のシリアス話が一貫した傑作巻)
ハコヅメ21巻の感想はこちら(虎松譲二事件完結!大事件の事後処理といつものギャグパートが再開します)



 

木根さんの1人でキネマ 9巻 - シン・エヴァ語りはみんな頷く内容でしょう

社会でまともな大人の仮面を被った映画大好き人格破綻者、木根真知子が今日も自分だけの正義の映画評論ナイフを振り回す「木根さんの1人でキネマ」9巻です。

今回の大きなトピックはなんと言っても「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」と「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」でしょう。やはり知っている映画だと読み応えが変わりますね。

なお、私は「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」を観ていませんし、原作も読んでいません。「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」は3回映画館で観ました。それを前提とした感想となります。


「鬼滅の刃」の話は、みんなが観てる映画なのに何故観てないの!?日本歴代興行収入1位になるほど人気なのに何故!?「千と千尋の神隠し」より上ってことだよ!?と、いわゆるキメハラをキメられる回です、木根じゃなくて佐藤が。

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世の中のキメハラに真っ向から文句を言う回とも言えます。というか毎度この課のメンバは映画でどっちが上とかどっちが下とか繰り返してますが学習しないなあ。学習したら漫画としてのお話として成立しないから仕方ないけれども。

興行収入が1位だからみんな観ないとおかしいとか、いやいや面白い映画は他にもいっぱいあるんだから映画好きなら他のものも啓蒙するべきだとか、結局数字だけ見てサブカルエリート気取りたいだけだとかもうケンカ腰が止まりません。

普通こういう関係性になってしまうのであれば、絶対職場の雰囲気悪いはずなんだけどな。自己中で傲慢な人間ばかりとか壊れちゃうでしょ。それともそういうメンバばかりだからこそ何故か上手くいっているのだろうか。謎過ぎる。

正直「木根さんの1人でキネマ」ではこのメンバが出てくるのはあまり好きじゃなかったりします。主張ばかり強くて話し合いするつもりない相手とは厳しい。

というわけで最終的には佐藤が説教していつも通り終わるわけです。いやあ、世の中、自分の周りにはそういう人がいなかったからいいですが、こんな風に主張されたらきついですなあ。映画だったりなんでもそうですが、周囲が騒いでいようがいまいが、自分が観たいものを観るのが一番健全です。強要される謂れはないんやで。



そしてお次は「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」ですね。3回見た内訳は以下となります。(記憶だけで書いてるので、作中の名前とかと違ったらごめんなさい)



■1回目
公開当日にたまたま会社休んだため、朝一で映画館に。当然混んでて、中頃の座席へお茶1本を手に着席。周囲も埋まっていくので用意には離席出来ない状態で上映開始。

最初のパリ戦で量産型エヴァを次々と撃破していく姿に思わず笑ってしまい、必死に笑いを堪えながらシンジが村に到着。トウジやケンスケとの再開に親の様な気持ちになって「立派になったなあ」と思い涙腺が緩む。

そのあと黒波が村に馴染んでいき、言葉を覚え、優しさや嬉しさを覚え、それに心を溶かされたシンジの「なんでそんなに優しいんだよ」の台詞に一筋の涙。この辺りで膀胱に違和感を覚える。

南極作戦開始、ヴィレが暴れてるあたりでおしっこがしたくなると明確に意識する。そこでそういえばこれ150分という長編だったと気づく。

南極点?でアスカとマリが量産エヴァを次々に倒して撃破エフェクトが出まくるところにやはり笑いが止まらない。尿意も当然止まらない。口寂しいのでちびちびお茶も飲むのがまた尿意に拍車を掛ける。

ミサトさんがシンジに会って母親のようなことをするところで再び一筋の涙が流れる。尿意がだんだん腹痛っぽくなってきた。ゲンドウとシンジの親子喧嘩開始したあたりでまったく映画に集中出来なくなり、あと何分で終わるかだけを考えるようになる。

でっかい綾波が出てきたけどまだ終わらない。

ゲンドウの回想シーンが出てきたけどまだ終わらない。

シンジがみんなを解放していくけどまだ終わらない。

大人になったシンジにマリがいちゃつき始めて「マリエンドかよwww」と思い、ようやく終わるぞーと少し気が緩む。膀胱はもう痛みを感じ始めている。

スタッフロール開始、誰か立つだろうからと期待するも、さすがは公開日上映一発目から参戦している生粋のつわもの共、誰も立ち上がらない。おしっこしたすぎて貧乏ゆすりが止まらない。

終わりの文字と共に劇場内ライトアップ。慌てず騒がず、流れに沿ってトイレに向かう。

トイレ混んでる、待ち時間発生、地獄。

ようやくおしっこ排出。1分弱放出を続けるおしっこに我ながら呆れる。

というわけで、後半はおしっこした過ぎて全然集中できなかった1回目でした。



■2回目
前回の反省を活かし、途中でトイレに行ける席を選択。レイトショーだったので席もちらほらしか埋まっておらず、難なく良いところの通路側を選択。

やはり最初のパリ戦で笑ってしまう。陽電子砲撃ってくるやつギャグでしかないでしょアレ。

やはりシンジの「なんでそんなに優しいんだよ」で泣く。

南極作戦開始直前あたりで、ここから戦闘始まるからーと考えトイレに行く。後半に向けての準備を万端にする。当然だがトイレもガラガラなのでゆっくりまったりしっかりたっぷり放出。

やはりミサトさんとシンジの会話に泣く。

前回ほとんど理解出来なかった後半を大体わかった気になって終了。スタッフロールもじっくり観れた。



■3回目
来場特典がついたこともあり、もう一回観てもいいかなと3回目の鑑賞。おしっこ対策は万全だ。

パリ戦でマヤのケツ エロいなあとため息をつく。そしてやっぱり陽電子砲で笑いを堪える。

アスカとマリがエヴァに移動してる途中でシンジにちょっかいかけるあたりで、このプラグスーツもケツもエロいなあと感心する。あと乗り込む時の虹色に光る演出はパチンコでシン・エヴァテーマに使われたら絶対確定演出に使われるだろうなとほくそ笑む。

銃でシンジを撃とうとしたミドリと、撃ってしまったサクラが座り込んでしまった時のケツがエロいなあと感慨深くなる。あまり難しく考えたことなかったのだけど、冷静になるとエロい格好し過ぎだよねエヴァって。

3回目のゲンドウ回想シーンで、改めてゲンドウが一番子供のままだよなあと色々とわかった気になる。

マリと成長したシンジがいちゃついてるシーンで「乳のでかくていい女」発言にシンジの成長度合いを確認する。その後スタッフロールまでしっかり観て終了。


というわけで、「木根さんの1人でキネマ」でもシン・エヴァ感想戦をしてて楽しかったです。過去の劇場版の感想コマがそれぞれあって、Qではコマ全体が「?」で埋まってしまってホント笑ってしまった。あとはやっぱりカップリングに納得行かない人は多かったんでしょうねえ。それをベースに話も展開してました。


「木根さんの1人でキネマ」は安定して面白いです。昨今映画評論漫画が妙に流行っている気がしますが、個人的にはこれが一番好きかなあ。映画をテーマにしつつ、しっかりキャラの掛け合いがあるところとか。

他には「邦画プレゼン女子高生邦キチ!映子さん」はテーマにしてる映画が特殊なので別物として面白いですね。違うベクトルなので甲乙はつけるべきではないです。



眠気覚め度 ☆☆☆☆


木根さんの1人でキネマ 9 (ヤングアニマルコミックス)
アサイ(著)
白泉社 2021-12-24T00:00:00.000Z
5つ星のうち5.0
¥660





股間無双~嫌われ勇者は魔族に愛される~ - ひどさに全振りした大馬鹿設定を真面目に描写していく姿がお見事

「こいつぁひでえ!」

思わずメタルマックスの名台詞がこぼれてしまう「股間無双~嫌われ勇者は魔族に愛される~」です。一応弁解しておくと、これは良い意味での「こいつぁひでえ!」です。ひどさを上手く笑いに変えています。

簡単に言うとこれは異世界転生ものなのです。しかも無双系、テンプレどおりですね。ただ、その無双内容が極めてひどい。何がひどいって、無双能力対象が「射精」なのです。

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「お前にはその身体に射精特典をつけておいた 射精に励み射精レベルを上げ人間を救うのだ」


一文で射精って3回も書いたの初めて。しかも射精が何の能力に使えるのか一切言及されない始末。出だしからひどい匂いがぷんぷんしますね、射精だけに。

おまけに、異世界転生だから現実で当然の如く死ぬわけですが、死因がなんとテクノブレイク。まさに射精に(人生が)終わり射精に(転生が)始まるという徹底振り。出オチで終わるのじゃないかと思う盛り込み具合です。


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そしてこれが肝心の主人公です。絵面がひどい。女神から与えられた防具である「紐の乳首隠し」と「木の葉のチン隠し」をつけてるから素っ裸よりもひどさマシマシ。しかも勇者の加護のおかげで普通の服は着れないという。この彼が、射精の勇者として異世界転生したのです。

え、もしかしてこの作品、主人公は最後までこの格好なの??とんでもないな(良い意味で)。


常にこの格好で、最初から性犯罪者扱いされている通り、今後この勇者は人々から次々と嫌われていきます。逆に可愛い女の子の見た目をしている魔族には何故か好かれることになっていて、魔族を滅ぼすための勇者としてどうすべきかという葛藤に苛まされるのです。いやあ、立場の違い、思想の違いで対立するのは考えることが多くて深いですね。この見た目も不快ですが。

加えて、そんな立場にも関わらず、ヤリマーン帝国は勇者を受け入れ、王のイーレ・スーギと王妃ヌーレ・スーギは勇者のお供に騎士のクイン・ドーエスと魔法使いのシスタ・ナデナーデを引き連れて魔族討伐を命じます。流される勇者、利用される勇者。それでいいのか勇者よ?



さて、そんなひどい扱いの勇者が持つ射精能力、実は1巻で少し能力が明かされています。それが、「精液に治癒能力がある」ということ。ぶっかけられた箇所が見る見るうちに回復してしまうのです。1巻でその事実に気づいたのはただ一人、片目を失ったカケテーホ・シーナでした。

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「だとしたらこの‥‥私の左目も‥!! もしかして‥‥」


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「私の顔面に ぶっかけて頂きたく候う」

左目の治療に顔射どころか眼射を乞うカケテーホ・シーナ。このあと勇者は散々罵倒をされることでエクスタシーに達し、とんでもない量をカケテーホ・シーナにぶっかけることに。なんという流れ、なんという絵面、なんという展開。ここに「股間無双」の全てがあると言っていいでしょう。



と、最低下品な設定と無茶苦茶なシナリオで展開されるのが「股間無双」となります。正直ベースな話、前半のカケテーホ・シーナまでの展開がピークで、後半はそこまで見所も多くないのかなというのが率直な感想です。

ていうかカケテーホ・シーナってもうここでしか使わないような名前でしかなくて、完全に使い捨てなんだろうなあ。このあと出てきてもぶっかけ要素無くなっちゃうし。ぶっかけでバフ掛かって戦うとかじゃないと厳しいよね今後。



あまりにも馬鹿馬鹿しくて頭の中本当に空っぽで読めるのは非常にグッド。頭悪いことを大真面目にやった良い例ではないでしょうか。なので変に固い方向とか感動には行かず、とことん馬鹿に振り切れてほしいです。まあ、そんな心配しなくてもそうなるか。

あと、絵は上手い部類ですし、おっぱい描画にこだわりが見えます。好きな人は好きだろうなあ、こういう絵。



眠気覚め度 ☆☆☆


2巻の感想はこちら(合法ロリにポーション発射を手伝ってもらいます)


股間無双~嫌われ勇者は魔族に愛される~(1)
ジブロー(著), 脇道それる(著)
講談社 2021-12-20T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.3
¥726




おまけ:
これ世界観どうなってるのというツッコミで正直ひたすら笑ってしまいました。カケテーホ・シーナがぶっかけてもらうためにブティックのトイレで待ち伏せするのですが、そのブティックが妙に現代的。

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まず店内の商品配置が現代風ですし、店員の服装も現代で違和感ありません。こういう店あるよね実際。しかも試着室完備だし、試着室には姿見の大きな鏡もあります。



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そしてカケテーホ・シーナが待ち伏せしたトイレです。がっちりしっかり現代の洋式水洗便所なんです。そしてわかりますか左下?

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完全に現代の洗面台です。ここは中世のファンタジー世界だと思っていたのですが、違うのでしょうか?剣で戦ったり魔法を使ったり魔族がいたりという世界観なんですが、ブティックのトイレは個室で洋式水洗便所で洗面台までガッチリ完備された現代と全く同じ作りなのです。

それとよく見たらカケテーホ・シーナの靴はローファーですね。クイン・ドーエスはしっかり中世風のブーツ履いてました。どうしてカケテーホ・シーナの時だけ全般的に現代風なのか。。。

これはもしかすると、カケテーホ・シーナも異世界転生者、もしくはこのブティックの存在自体が異世界転生ブティックなのでは!?


そんなわけないか、トイレで待ち伏せという設定に現代資料を当てはめただけだと思いますw

どこまで狙ってやってるのかはわからないですけれど、こういったところを見つけるのも面白いかもしれません。実際一番笑ったのはここにツッコんでた時だし。馬鹿馬鹿しいテーマだからこそ、こういうガバガバなところがあった方が無茶してて良い感じですw


 

葬送のフリーレン 6巻 - 魔法使い試験篇から正直厳しくなってきましたね

勇者パーティ内のエルフが長命ゆえにパーティの人生を看取り、その後の人生について描写されるまさに目の付け所がいままでになかった「葬送のフリーレン」6巻です。

サンデー掲載ということもあって既に超有名作品でもあり、わざわざ紹介する必要も無いと思いますので素直に感想だけ述べていきます。

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まずそもそもとして、よくこのような一発で終わりかねないネタを6巻とはいえやり続けていられるなあと。凄いことだと思うんですよ、ある意味世界平和が訪れた以降の話を考えているわけですから。それはつまり、モチーフとなるファンタジー世界を更に掘り下げたことであるのです。

およそ一般的に想定されるファンタジーのお話といえば、人類と魔族の対決があり、その決着を持ってお話が終わるというのが定番です。「葬送のフリーレン」は結末の先に存在する、エピローグを掘り下げて、さらに新たな物語を紡いでいるところが実に素晴らしい。


そんな「葬送のフリーレン」ですが、正直ベースな話、最初の設定がそろそろ生かされなくなってきてるのかなと。それこそ今のパーティメンバーがかつてのメンバの弟子だったり、どこに言ってもその名が轟いていたりと設定の妙があるのですが、魔法使い試験になってからその設定が割りとどうでもよくなっているような。

決してつまらないというわけではないのです。ただ、パンチが弱い気がします。元々文字多目で淡々と展開されるのが持ち味なわけですけれども、それがただただ続くように思えてしまうというか。やってる内容も試験に対して参加者があれこれするというだけの話なので、元の設定は関係無いのですよ。設定を活かしてこそのテーマだと思ったので、この流れはちょっとなあと。

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このあたりとか文字が多くてなあ。内容も状況説明が多いというのがきつい。


たぶん、この魔法使い試験に出てくるのが元のメンバメインではなく新キャラメインだからなんじゃないかなと。仲間たちは過去の勇者パーティとも多少なりとも縁があるキャラですし、それぞれもキャラが立っているので読んでてやり取りが面白かったのです。それが今の魔法使い試験だと弱いですよね。


素直な感想を述べると、面白さは少し薄まってきたかなというところでしょうか。続刊も買うかどうかは正直微妙になってきたかも。決してつまらないわけではないのですけれども。

読んでる途中で眠くなって寝てしまったというのが致命的だったかもしれません。


眠気覚め度 ☆☆


葬送のフリーレン(6) (少年サンデーコミックス)
山田鐘人(著), アベツカサ(著)
小学館 2021-11-18T00:00:00.000Z
5つ星のうち4.8
¥462

 

運びの犬 5巻 - 新章突入もちょっと唐突感がある

千年に一度の美少女と呼ばれるAV女優未遂の女の子とコンビを組んで運び屋をする痛覚無しの男のお話「運びの犬」5巻です。この巻から新章突入です。

なんですが、ちょっとあまりにも唐突な導入というかなんというか。虐待を受けてる子供をたまたま街中で見かけて助けたら、そいつが裏社会で色々やってますよーの流れです。ご都合が過ぎる気がしないでもないです。

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まあその裏社会がきな臭すぎて、しかも少女が追う母親と、その母親を追う同業者が出てくるという。同業者が出てきて敵対の展開は面白いです。それだけに、導入が雑に見えてしまうのが惜しい。

しかしそれを補うほどの同業者の存在感が実に良し。同業者で、かつ相手も痛みを感じないのです。

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そして始まる同業者バトル!ここまで無かった展開です。お互い痛みを感じないからもうなんでもあり。しかも刀で斬ったり斬られたりで痛い痛い。自分ダメなんですよ、刀とか刃物を手で握るシーンとか苦手。見てて痛い。手首飛ばされるとかなら痛み想像出来ないからいいんですけど、イメージできる痛みはダメ。そんな戦いになります。


と、面白いのはこのあたりまでで、どうも話の展開がやっぱり雑というかなんというか。もう少しなんとかならないのかと思ったり。そもそもなんでこの少女を助けることになったのかの導入が雑なので、そのあとの展開もどうしても無理があるというか。

もうAV女優の運び屋とか関係なくなってしまってるしなあ。コンビのココアが逆に足枷になってる感まであります。無理にココアを出さなくても、オムニバス的に色んなAV女優の話にすればいいのではないのでしょうか。惜しいなあ、実に惜しい。設定は面白いのだけど。



眠気覚め度 ☆☆☆


4巻までの感想はこちら(AV女優の運び屋だけど専門は暴力の男)
6巻の感想はこちら(カルト宗教に殴り込み)


運びの犬 5 (ヤングチャンピオン・コミックス)
清水ヤスヲミ(著)
秋田書店 2021-12-20T00:00:00.000Z

¥660


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