「ヘルドッグス 地獄の犬たち」は1話から壮絶な殺人シーンを超画力で描き上げているヤクザもの作品です。画力もさることながら、その構成、見せ方が非常に上手く、凄惨なシーンにも関わらずするすると読み上げてしまうことが出来てしまいます。
1話は無料で読むことができるのでこちらからどうぞ。
Comic Walker ヘルドッグス 地獄の犬たち
ただこの作品、あまり中身に突っ込んで色々書いてしまうと、ネタバレになってしまうのであまり書きたくないところ。1話の時点でその話が出てくるとはいえ、知らないでそれを読むのと知ってそれを読むのは全然違うのでねえ。正直、自分は1話を無料で読んでその展開に思わず関心し、一気にこの作品に興味が沸いたわけでして。なので、これ以上はあまり書けない、というのが本音です。
なんだけど、、、これコミックの表紙カバーには思い切りそのネタバレ書いてるのよね。電子書籍だと買わないとカバーまでわからないけど、店頭で買う場合これ読んじゃうよね。それは実に勿体無い気がするんですよこのヘルドッグスの場合は。
何も知らない状態で1話を読めばその凄さがわかっていただけるのではないかなあ。最初の襲撃から始まって、そのあとの処理まで済ませるのが1話に詰まっており、その中で幾度も絵で伝える心理描写が行われ、続きが気になって気になってページをめくる手が止まらなくなってしまいます。
いきなり車で先制攻撃から始まる軽快なスタート。
処理は地元の小僧にお願いしようとしたら穴が浅いという半端な仕事をするところだったので信用できないと判断(舞台が沖縄なので穴が浅いと台風で露見するのではという懸念から)。
中途半端な仕事をさせない覚悟を決めさせるために、共犯者にしたてあげる。
もうこの痺れるような展開が非常に上手い。共犯者にしたてあげるのも実際にあった殺人事件で取られた手法を模倣している形だし、臨場感が伝わるので現場の小僧たちがどれだけこの主人公たちに恐れおののいているのかも明確に伝わるし凄く読みやすい。この1話だけで傑作になると確信しました。
2話以降の展開も戦闘に発展していないのに息を飲む展開が続きますし、どこまでも緊張感を持って読めます。長所でもあり短所でもあるのは超画力がゆえに割とグロいシーンもバンバン出てしまうところ。こういうが苦手な人は無理だろうなあ。ただそれもまだ1巻では1話だけなのでなあ。今後は増えていきそうなところだけど。
というわけで、「ヘルドッグス 地獄の犬たち」はとても極太で超画力、シリアスな展開の抜群の緊張感を持った作品でとてもオススメです。
小説原作とのことで、そのお話がそもそもしっかりと読み応えがあるそうです。私は小説は未読なのでこのコミック版で追っていくつもりです。
眠気覚め度 ☆☆☆☆
2巻の感想はこちら(導入部分の要素が大きい2巻、話が動くのは3巻からかな)
3巻の感想はこちら(急展開して一気に面白くなりました)
4巻の感想はこちら(面白さが更に加速していく)
5巻の感想はこちら(情に討たれた男たちの物語完結)
1話は無料で読むことができるのでこちらからどうぞ。
Comic Walker ヘルドッグス 地獄の犬たち
ただこの作品、あまり中身に突っ込んで色々書いてしまうと、ネタバレになってしまうのであまり書きたくないところ。1話の時点でその話が出てくるとはいえ、知らないでそれを読むのと知ってそれを読むのは全然違うのでねえ。正直、自分は1話を無料で読んでその展開に思わず関心し、一気にこの作品に興味が沸いたわけでして。なので、これ以上はあまり書けない、というのが本音です。
なんだけど、、、これコミックの表紙カバーには思い切りそのネタバレ書いてるのよね。電子書籍だと買わないとカバーまでわからないけど、店頭で買う場合これ読んじゃうよね。それは実に勿体無い気がするんですよこのヘルドッグスの場合は。
何も知らない状態で1話を読めばその凄さがわかっていただけるのではないかなあ。最初の襲撃から始まって、そのあとの処理まで済ませるのが1話に詰まっており、その中で幾度も絵で伝える心理描写が行われ、続きが気になって気になってページをめくる手が止まらなくなってしまいます。
いきなり車で先制攻撃から始まる軽快なスタート。
処理は地元の小僧にお願いしようとしたら穴が浅いという半端な仕事をするところだったので信用できないと判断(舞台が沖縄なので穴が浅いと台風で露見するのではという懸念から)。
中途半端な仕事をさせない覚悟を決めさせるために、共犯者にしたてあげる。
もうこの痺れるような展開が非常に上手い。共犯者にしたてあげるのも実際にあった殺人事件で取られた手法を模倣している形だし、臨場感が伝わるので現場の小僧たちがどれだけこの主人公たちに恐れおののいているのかも明確に伝わるし凄く読みやすい。この1話だけで傑作になると確信しました。
2話以降の展開も戦闘に発展していないのに息を飲む展開が続きますし、どこまでも緊張感を持って読めます。長所でもあり短所でもあるのは超画力がゆえに割とグロいシーンもバンバン出てしまうところ。こういうが苦手な人は無理だろうなあ。ただそれもまだ1巻では1話だけなのでなあ。今後は増えていきそうなところだけど。
というわけで、「ヘルドッグス 地獄の犬たち」はとても極太で超画力、シリアスな展開の抜群の緊張感を持った作品でとてもオススメです。
小説原作とのことで、そのお話がそもそもしっかりと読み応えがあるそうです。私は小説は未読なのでこのコミック版で追っていくつもりです。
眠気覚め度 ☆☆☆☆
2巻の感想はこちら(導入部分の要素が大きい2巻、話が動くのは3巻からかな)
3巻の感想はこちら(急展開して一気に面白くなりました)
4巻の感想はこちら(面白さが更に加速していく)
5巻の感想はこちら(情に討たれた男たちの物語完結)
ヘルドッグス 地獄の犬たち 1 (ヒューコミックス)
posted with AmaQuick at 2021.05.30
イイヅカケイタ(著), 深町 秋生(その他)
¥704
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ヘルドッグス 地獄の犬たち【電子書籍限定!書き下ろし短編収録】 (角川文庫)
posted with AmaQuick at 2021.05.30
深町 秋生(著)
¥832
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