「生き返った気分だ。」
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現代の文明は崩壊し、人間と魔力を扱う魔族が存在する世界。そこは果てしない人間と魔族の争いが続いていた。
魔族に捕らえられている「人間」は不死者であり、例え焼いて灰にしてもその身を再生する。魔族はその「人間」に対して完全に殺す方法を探すために幾度も幾度も処刑をしていたが、殺すことは叶わず。繰り返される処刑、そして己の存在意義に疑問を持った「人間」はやがて考えることをやめた。

その「人間」が気球に貼り付けられて上空に飛ばされる処刑の執行中、高度35786000mにて星型のマークを目撃する。その瞬間気球は破裂し、「人間」は再び地上へ舞い降りる。星とその時に看取った一人の魔族がきっかけで「人間」は生きる目的を再び持つことになる、その時の口からついで出た言葉、「生き返った気分だ」。


というわけで、序盤のストーリーをさらっと書きました。詳しくはオンラインで読めます。

裏サンデー:堕天作戦

この後の展開も他の魔族達と接触したり、魔竜と呼ばれる戦闘機のような兵器が出てきたりと割と読者おいてけぼり感のある展開です。中身としてもまあそれなりにある話なのかなと。正直読むのに力がいる部類の作品ではありますね。

とはいえ、上記に書いた最初の話の人間「アンダー」と魔族「レコベル」の交流は良かったし、次に竜姫活殺の話も圧倒的な武力の前に次々と死んでいく仲魔たちという構図で結構楽しめて読めました。回復魔法が使える魔族もいるけどそいつがやられたら終わりなので守って戦うとか、そういう感じの展開も好き。

何より、無感情だった「アンダー」が感情や考えることを取り戻して、不死者の兵器としてではなく一人の人間として行動を開始するというのは自分好み。

とはいえ、これは好き嫌いがはっきり分かれる作品でしょう。一般受けはあまりしないかな。
それと、今なら1巻を買えば全部オンラインで追えるので、それで済ませてしまってもいいかも。
だけどオンラインだとなーんか読むの疲れるんだよねー。

なんにせよ、1巻部分だけでは世界観の紹介とも言えるのでなんともはっきり評価を下せません。
これは続きを読んでこそでしょう。

眠気覚め度 ☆☆☆