眠気覚め度 ☆☆☆☆

ヴィンランド・サガ 18巻 - トルケルが再登場だ!!

みんな大好きトルケル閣下が「ヴィンランド・サガ」18巻でようやく再登場したぞ!

完全に人間を超越した強さを誇り、かつてはトルフィンとも1対1で勝負して左目を失うという結果になり(指も何本かすっ飛ばされてたと思うけど)、しかも実はトルフィンの母親のヘルガの叔父というトルフィンの親戚であることまで過去に判明した、アシェラッド亡き今、大事な親父枠を支えるトルケルが誌面に戻ってきた!!

というわけで今回は18巻のトルケル特集だ!!

いくぞ!!!






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戦争がしたくてしたくてたまらないトルケル




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あまりに物足りなくて熊と戦うトルケル (北欧だからグリズリー(ヒグマ)か?)




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容赦ない一撃を熊に加えるトルケル




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熊に鯖折りを極めてしまうトルケル





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トルフィンとの再開に感激したあまり本物かどうか試すために容赦なく再開の一撃を放つトルケル (この後「ホントだ!トルフィンだ、よけた」という名言を残す)





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戦争がしたくてたまらないのでトルフィンを利用しようとするトルケル




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茶番トルケル



トルケル再登場はとにかく嬉しいですね、くだけた感じでギャグ担当も出来るし、その実態は戦争が、とにかく喧嘩がしたいという戦闘狂であり、自分の行動理念はその本能に赴くがまま。こんなに欲望な正直なキャラはいますかね。こういう一方向にぶっ飛んでるキャラというのは、本当に立つ。こういう頭おかしいのがいるからこそ、物語は加速するし、面白くなるわけですよ。成長したトルフィンとの考え方の対象位置にいる存在として重要な立ち位置にいることになります。アシェラッド亡き後のトルフィンの過去を知る重要な人物だしね。

トルケル再登場の嬉しさにおちゃらけてしまいましたが、話自体はまたトルフィンが戦渦に巻き込まれそうな感じになってきましたなあ。奴隷時代に悟り、個人としてはケリをつけたつもりだけども、過去は、人を殺した戦士だったという事実は未来をいつまでも蝕むのかという展開が続いてますね。ヒルドとの関係もその一旦ですし、18巻の展開もまさしくそれです。

過去に縛られる話が続くのも良いのですが、それよりはせっかくレイフのおっちゃんやエイナルたちと未来への旅をしているわけなのだから、もう少しそっちに重さを置いて明るい展開も見たいなとも思います。じっくり過去との決別を描いていく予定なのだろうか。だとしたら、この作品あと何年続けるつもりなんだろう、まだまだ折り返しくらいとかそんな感じなんだろうか。

余談だけど巻末おまけのヒルドの弩の設計図が細かくてすごい。ホントに作って試したんじゃないかってレベル。


17巻の感想はこちら (ヴィンランド・サガ 17巻 - 類まれな知識を有した復讐鬼)

眠気覚め度 ☆☆☆☆

累 9巻 - 明かされる "いざな" の生い立ち

「私だけが何も知らない莫迦だった!!」 

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8巻で累の口紅を破壊した野菊、"咲朱"としての生命を終えるためのカーテンコール、その必読の展開から始まる「累」9巻です。これまでの累と野菊のやり取りに一旦終止符が打たれることとなります。

いやあ、この展開はまあ予想出来る範疇ではあるんですが、やはりすごいのはとことんまで貫く累の傲慢さですね。生きる為に、自分の存在意義の為には人の顔を奪い続けるという業を背負う宿命にあり、かつそれを受け入れて他人を貶めることも厭わないその姿勢、主人公ながらにまさしくラスボスの雰囲気をかもし出してますなあ。

その傲慢さをひた隠し、表では大女優として羽ばたこうとしてるのはまた、晴れやかな人の裏側はこんなにもドロドロしているのだというのを的確に表しているというか、この人間臭さが本当にたまらない。こういう強烈な個性を放つキャラがいると漫画というのはグググッっと面白くなりますね。

さてさて、「累」9巻の後半は累の実の親である "いざな" と、野菊の実の親である "淵 透世" の物語となります。いわゆる過去編ですね。 


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異母姉妹である "累" と "野菊"、その母親たちである "いざな" と "淵 透世" 。透世はいざなの顔になるための生涯であったのか、そして野菊もまた累の顔になるための運命となるのか。この因縁がゾクゾクしてたまりません。

とはいえ、まあある程度はわかっていた過去ということなので、盛り上がりはちょっと控えめかな。正直透世がお人好し過ぎて虫酸が走るほどだったのですが、強いてあげるならそれくらいとも。ただ、ラストの2ページは再びゾクゾクw この対比は本当にゾクッとする。


というわけで、8巻の展開が気になるなら必読の「累」9巻でした。
早いところいざな編が終わってまた累の話に戻るのを期待します。


8巻の感想はこちら (累 8巻 - マクベスと己の罪)

眠気覚め度 ☆☆☆☆

いぬやしき 7巻 - 遂に対峙!犬屋敷と獅子神!!彼らは神と悪魔か!?

暴走の獅子神皓の前に犬屋敷が立ち塞がる!!

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やっと大きく話が展開した「いぬやしき」7巻です。6巻で追い詰められて対日本の戦争を開始した獅子神皓、7巻ではその戦争が一方的に開始されます。そう、それはさながら「GANTZ」の和泉が実行した新宿大虐殺のように。というか圧倒的にそれを越えているんだけれども。

そして立ち塞がったのが同じ機械になっている犬屋敷なわけですよ。こういう展開になるのはわかっていたけれど、ここまで明確に勧善懲悪が分かれてるのはすがすがしいくらいに気持ちが良い。何よりも善たる、主人公サイドである人物がかつては余命宣告された、うだつの上がらない初老のおやじであり、それに対するのががむしゃらに世の中を憎むイケメン若者というのがいいですねえ。


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両者とも不意に手にしてしまったこの力。その使い方次第で、いかようにもなってしまう能力。作中でも「神と悪魔の戦い」と表現されていますが、まさしくその通りで、その力をどういった方向で使うかによってここまで立場が変わるものなのかということを考えさせられます。

獅子神皓は登場時こそ最初から頭イッちゃってる系でしたが、そこからここまでの展開自体は意外とありがちな思考回路です。(やり方が完全に自己中なので当然の帰結ではあるのだが)

それに対して、家族からもうとまれることが多く、会社でもうだつが上がらず、それでも家族のためにと頑張って来たにも拘らず余命宣告を受けて絶望していたところに降りかかった天恵。これを天恵と言ってもいいのかどうかは憚られるところですが、それを人の為として振舞うことにした犬屋敷おじさん。

ここまで長かったけれども、ようやく両者の思想、両者の思いが交わるわけです。いやあ、楽しくなってきた。これは次巻も楽しみですなあ!


6巻の感想はこちら (いぬやしき 6巻 - 獅子神皓 VS 日本 戦争勃発!)

眠気覚め度 ☆☆☆☆

へうげもの 22巻 - 愚民政策

大阪冬の陣の幕が下りるの「へうげもの」22巻の中で、家康の天下泰平とは、徳川家が世の中に君臨し続けるために必要なこととはということを簡潔に表しているのが以下となります。

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つまりは、愚民政策ですね。統治する側にのみ教育をし、支配する民は政治には一切関心を持たせないようにすることで完全なる専制的警察国家を目指したということになります。

この考え方は徳川家が絶対的な権力を持ち続けるのであれば短期的には有効な政略と言えそうですが、国家の目標が民の生存と繁栄とするのであれば長期的には民主主義であるべきで、等しく全員に教育の機会を与えられるべきであると考えますので、ここが安寧の1000年にならなかったゆえんでもあるのかなと。この頃は海外に対する外交戦略はほとんど考えてなかっただろうしね。

というわけで、次巻は大阪夏の陣が始まろうかというところです。古田織部の人生もそろそろ終幕、最後まで駆け抜けてほしいですね。


21巻の感想はこちら (へうげもの 21巻 - 徳川の泰平のため家康は鬼となる、大阪冬の陣開幕)

眠気覚め度 ☆☆☆☆

Helck 7巻 - 信頼の上に築くもの、これは最高のシナリオ展開だ!

「俺は人間を滅ぼす。」

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「Helck」は人間の裏切りの末、魔族側に身を寄せることになり、魔族側の立場として人間へ復讐を誓う人間
の勇者ヘルクの物語ですが、この7巻でまたもや激アツの展開となってまいりました。

元々、この作品の中では人間こそが下衆の塊で、魔族はそれなりの一般的な考え方というか、何が正しくて何が不正かを直に判断する集団として描かれています。人間はとにかく魔族を目の仇にして滅ぼすことしか考えていないのに対し、魔族は人間との共存を提唱していることからそれが窺えるでしょう。

これまでの6巻でヘルクの過去の話も掘り下げられ、その悔恨、復讐の思いが如何にヘルクの中に蓄積されていったかが描写されてきました。それがあった上での、ヘルクとヴァミリオちゃんの帝国進軍となるのです。

上記の通り、ヘルクにとっては人間は殲滅の対象としてしか映っていません。心根は本当に優しい、仲魔思いのヘルクにこの感情を植えつけさせたのも、過去の出来事があってのことです。これまでの魔族と共に戦ったヘルクの行動や振る舞いを見ると、それに対するこの思いというのは並々ならぬ覚悟を感じさせます。それほどまでに、ヘルクの思いは強力で、人間を滅ぼすことでしか人間を救うことが出来ないという考えがあるのです。

ただ、それは人間、おいては過去の仲魔との完全なる決別も意味します。人間側はいくらでも蘇生可能で、さらに操ることで感情の無い兵士を大量に生産し続けています。この蘇生可能というのがポイントで、そこにはかつてのヘルクの仲魔をも兵士として立ち上がらせることが出来るということになります。つまり、ヘルク自身の手で、かつての仲魔の命を絶たねばならないという悲しい結末です。



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ヘルク自身はこの運命ともいえる最悪の結末を受け入れた上での覚悟なのでしょう。それはヘルクにとってどれだけの絶望を再度植えつけることとなるのか。優しい、仲魔思いのヘルクにとって、どれだけ心に穴を作ることになるのか。これ以上に悲しいことなどあるのだろうか。しかしそれでも、ヘルクはそれこそが最良の一手と信じ、かつての仲魔のため、人間のために、自らが苦しむことも承知でそれを行うのです。




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「救おう、人間を。」

それに気づいたヴァミリオのこの言葉。もう駄目、この展開駄目。これだけで涙が出てくる。ヘルクにとって、ここまで自分のことを理解してくれた人はこれまでいただろうか。ヘルクのために、このような結論を提案してくれる人はこれまでいただろうか。魔族という立場に関わらず、いや、魔族という立場だからこそ、状況を冷静に鑑みて、ヘルクの心境も考慮して、誰もが笑顔になれる本当の意味での最良の手段を共に実行しようと言ってくれる人がいただろうか。このような相手を得られたことこそが、ヘルクが魔界へ行った最大の結果なのだろう。



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この力強い言葉。今のヘルクにとって、これ以上の言葉はあるだろうか。人間界で騙され、仲魔を奪われ孤独になり、対立する人間全てを滅ぼそうとしてヘルクに対して、これ以上の信頼の言葉あるだろうか。この言葉はヘルクの心に深々と突き刺さり、生きるための、人間を救うための最大の活力となるだろう。


ああもう駄目、この記事書くために再度読み直してたらまた泣けてきた。他の感想でもたまに書くんですが、こういった絶対なる信頼のような展開に非常に弱いんですよ。絶望の中で孤独だと思っていたヘルクにとって、本当の意味での、上辺だけでない理解者が現れて、しかもそれが魔界四天王の1人で超強力で、さらに全面的に信頼して力を貸してくれて、おまけにヘルク自身を救うために動いてくれるっていうんだから。いやー、ヴァミリオちゃんは可愛いし男気あるし強いし可愛いしでホント最高のキャラやで!

にしても、ホント化けたなあこの作品。当初の出オチ的なギャグ漫画からここまで発展するとは予想出来ないって。戦闘シーンもガンガン上手くなってるし、シナリオも上手いし、裏サンデーってホント全体的にレベル高いと思う。

さてさて、話は上記で止まってるので、勿論次巻も大期待ですなあ!


6巻の感想はこちら (Helck 6巻 - ヘルクの過去編終了、アズドラの計略始動!)


眠気覚め度 ☆☆☆☆

辺獄のシュヴェスタ 3巻 - 拷問成分多目でお送りいたします

「虐げられてる人間のほうが、虐げる人間よりもよほどタフなのよ。」

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残酷無残修道女魔女活劇「辺獄のシュヴェスタ」3巻はこれまで以上に狂気描写たっぷりでした。いや、これ、割とガチで駄目な人には駄目なんじゃないかってレベルですよ。レベルというかレヴェルですよ。

元々1巻の時点で腕を斧で斬りおとしたりの拷問に近い描写はあったわけですが、この3巻はそれに拍車を掛ける形で思うがままに拷問描写がされています。しかも恐ろしさを感じるのが、それを執行するのも同じ修道女達だというのにも関わらず、ほとんどがその罪悪感や嫌悪感にかられずにさも当然であるかのごとくこなすというところ。

まさしくこの修道院の「異常さと狂気」を上手く描画しているということでもあるのでしょう。そういう意味では、中途半端なことはしないで真っ向からその表現をしている点がグッド。ただ、このリアルな描写が読者離れも引き起こしているんじゃないかと懸念してしまうのも事実です。


水責め
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飲めないのに無理やり口の中に水を入れられ続けるという元祖拷問ですね。飲ませては吐かせてを繰り返し、胃酸で喉や食道はずたずた。状況によっては無理やり吐かせるためにわざと長い布を飲み込ませてからそれを引き抜くことで内臓を痛めながら水も吐かせるという荒業もあるとか。


焼鏝
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下手すると二度と消えることの無い烙印を火傷とともに押し付けられる。カイジは二の腕の外側だけだったからよかったけれど、こと拷問となると身体中にそのコテを押し付けるのでしょう。頬、額、肩、乳房、脇腹、内腿、陰部。人間身体の20%も火傷してしまえば致命傷となります。まあそれ以上に、目の前に存在する良く焼けた鉄のコテというものはこれから来る痛みや恐怖を沸きたてます。


そして今回拷問とは少し違うけれども、エラが執行することになったのが腕の切断
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上の2つは上級生による拷問ですが、最後はエラが初めて他者に痛みを与えるため(明確には罰を与えるため)に行う拷問です。この違いわかりますよね。される側の恐怖はもちろんのこと、執行する側も恐怖で満ち満ちているということです。このエラの感情は、普段他者を傷つけることを日常的にはしていない私たちにとっては至極真っ当な表現です。それに対しての上級生たちの冷酷で罪悪感皆無の執行が、この修道院の狂気を示すための良い比較となっています。もとよりこの修道院がおかしいのは周知の事実ですが、それをさらに明示したのがこの3巻と言えましょう。

※ちなみにこのあと、エラは人を無為に傷つける恐怖と戦いながらも刑を執行します。それはもう、リアルな切断です。


というわけで、そもそもこの作品を読んでいる方はそんなことは百も承知で読んでいるとは思うのですが、思わず眼を背けたくなるような拷問描写がされている「辺獄のシュヴェスタ」3巻でした。

どうなんだろうなこれ、その手の趣向の人には物足りないと思われるだろうし、あくまでこの表現は作品を色づけるためのアクセントとして捉えるとちょっとやり過ぎな気もするし。個人的にはここまで描ききっているのはとても凄いことだと思います、中途半端にこれらのシーンがカットされるよりは絶対に良い。

あと、ちょっとストーリーのことに触れると、この修道院の総長のエーデルガルトってどうも根っからの悪人には見えないんだよなあ。なんか意図があってこういった政治体制を敷いているという風に見える。そうなるとエラが本当に復讐すべき相手はまた違ってきたりするのだろうか。なんだかんだ次巻も楽しみですな。


2巻の感想はこちら (辺獄のシュヴェスタ 2巻 - 復讐の時までその牙を磨き続ける)

眠気覚め度 ☆☆☆☆

勇者が死んだ! 5巻 - 全てはフトモモのため

悪魔は…変態だらけ!!

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相変わらずの足フェチ全開で悪魔の巣窟でもハダカニーソ教を普及する「勇者が死んだ!」5巻はいつも通りフトモモだらけのシリアスありギャグあり思考バトルありの良展開でした。

話自体はユナとトウカの過去話あり、ネクロマンサーと魔術師部隊とのバトルで屍術師の強さの証明あり、おっぱい悪魔を策略にはめるのあり、師匠を騙して連行するのありと、「魔方陣グルグル」にエロとバトルシーンが加わった感じでしょうか。設定も凝ってるしやはり面白く読めます。良作だなあ。


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オッパイ教とハダカニーソ教が手を組んだ瞬間

この直前のコマで「別にフトモモは好きだけど、オッパイだって好きだぜ。男だから当たり前じゃねーか。(ホントはどうでもいいけどな…)」のさりげない一言がホント面白くてw 徹底的な足フェチなんだなwww



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これだもの仕方ないか


いやー、いつも通り変態しかいない「勇者が死んだ!」はラクに楽しく読めますなあ。変態ギャグもそうだけど、悪魔の巣窟に侵入する時にもなんだかんだ色々計略を仕掛けて行くところも見所ありでグッド。次も楽しみです。


4巻の感想はこちら (勇者が死んだ! 4巻 - 勇者は死んだ、俺がやらねば誰がやる!)

眠気覚め度 ☆☆☆☆

ゲート 9巻 - もはや単なる異世界ものだけどその軸はしっかりしている印象

前巻8巻で普通のファンタジーになってしまった「ゲート」9巻ですが、9巻も普通のファンタジーです。あまり自衛隊とか日本とか関係無い感じです。

私はアニメ2期の方は炎竜のところでやめてしまっていたので初見として読めたのですが、アニメ視聴済みの方から見るとこのあたりは既に見たことのあるところなのでしょう。確かアニメ版は炎竜の次の話がレレイの町の話だったし。というわけで、9巻はミノタウロスとのバトルを経てレレイとその義姉アルフェの話になります。 

このアルフェの人間臭さが非常に良いねぇ

嫉妬とプライドの固まりのような人間で、一足飛びに自分を越えていってしまったレレイに対してはひたすら羨望と嫉妬と憎悪と劣等感と尊厳とが入り混じったような感情をぶつけるし、それを隠そうともしない、私は貴様よりも上だという上辺だけの上下関係を押し付けようとする辺りが実にいい。思い返せば、伊丹側の面子は基本賢い理知的な良い子ちゃんタイプばかりなので、自らのエゴを全面に出してくるようなキャラはなかなかいませんでした。帝国側はバカ皇子とかいたけどね。

だからこそ、ここでこういうキャラが出てきたのは光る。今はまだレレイに対して劣等感のみで行動してるけれども、これが成長してこの傲慢なままものすごい実力持つようになったら面白くなるんですよね。そこには期待!


というわけで、ファンタジー色が全面になったのは相変わらずだけど、ファンタジーとしてレベルが高くなってきた「ゲート」9巻でした。これは次巻も楽しみになってきましたねえ。


8巻の感想はこちら (ゲート 8巻 - 普通のファンタジーになっちゃった)

眠気覚め度 ☆☆☆☆

実は私は 17巻 - 今回は岡がメイン!こんなに熱い漢だったとは!!

岡田奏、自分と、そしてみかんと向き合う!!

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登場初期からスカしたイケメンで何もかもわかったようなクールな勘違い野郎が遂に自分の気持ちに正直に生きていくことを決めた「実は私は」17巻は実に良かった。今回、いつものような合間に挟むギャグ回は控えめで、ほとんどがこの岡とみかんの話になっています。特に岡に主観を置いて、これまでの心情、素直になりたいのに素直になれない自分、そしてそこから一皮剥けるまでの流れは読んでいて胸が締め付けられ、共感すると共に応援したくなる気持ちが溢れてきます。ひさしぶり凄く良いお話でした、こういうのを待ってたんだよなあ。

元々叶わぬ恋だった岡のみかんへの気持ち。だけどもそう簡単に割り切れるわけもなく、感情をごまかしながら過ごしてきた岡。それが全て爆発します。

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良いなあ、恋に悩める思春期、高校生活。もう一度あの勉強生活に戻りたいとは思わないけど、高校時代に戻れるなら戻ってみたいものですね。こういう感想が出てくるということは歳をとったということか。。。


というわけで、盛り上がりをぐっと取り戻した「実は私は」ですが、岡の話も桜さんの話も終わったし、嶋はあれ以上作らないだろうし、いよいよクライマックスに向かってくのかなーと思っています。20巻くらいですっきり終われば有終の美を飾れるような気もするので、是非ともこのまま最後まで突っ走ってほしいですね。


16巻の感想はこちら (実は私は 16巻 - 婚活衝動)

眠気覚め度 ☆☆☆☆




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GIANT KILLING 40巻 - 慢心

守りたいこの親バカのような笑顔www

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こんな顔を見せることも出来る有里ちゃんは芯の強い素敵な女性なので是非とも伴侶にしたい「GIANT KILLING」40巻はタイトル通り慢心暗雲が立ち込めるETUです。

赤崎に続き今回は椿もU-22代表に(椿は実績からして当然か)、そしてなんと夏樹が日本代表に選ばれるというとんでもサプライズもあり、リーグの順位も上々で対戦相手も格下となればそら慢心もするわけでございますよ。達海の「いちいち課題作んねえと終われねえのかね、あいつらは」というのも納得なわけです。

それもそのはずなんですよね。元はといえば、ギリギリ1部リーグ残留組で降格争いをしていたETUですから、我々読者にとっては強く育ってきたETUしか知らないけれども、当人たちにとっては今までからは考えられない抜群な成績を残しているというわけです。まあ慢心もするわな、人間だもの。


そんな中、次の対戦相手は格下ながらも元チームメンバーの石浜がいるヴァンガード甲府。特に同じSB仲魔だった清川と激突するわけになるのですが。。。


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ハーフタイムで監督に滅法怒られるような状態。慢心怖い。ただ、このリーグ終盤で格下に負けるわけにもいかないので、おそらくギリギリ辛勝はするのでしょう。ここで負けてたら東京ヴィクトリーに勝てるわけないしね。

話は変わって、今回スポットが置かれたのは甲府という東京以外の地方都市におけるサッカーチームの有り方。小さいながらも地方の様々な中小企業から少しずつスポンサーになってもらってぎりぎり経営が続けられるとか、地方ならではの苦悩が描かれていました。そう考えると、今までETU視線でしか見れていなかったけどやはりETUは恵まれていると言えるのでしょう。地方は大変なんですよ。武道館でライブがあっても飛行機で移動する必要あったりでイベントに参加する度に移動費が重くのしかかる。そりゃ道民はなかなか外出たがらないわなー。コンサドーレとかもヴァンガード甲府と同じような状況なのだろうか。


というわけで、再びETUの話に戻ってきた「GIANT KILLING」ですが、椿がいないのでちょっとテンションダウンな感じもあります。やっぱ選手側の主人公の椿の存在というのはこの作品で非常に大きなウェイトを占めていますからね、椿スキーとしては勿体無いです。


39巻の感想はこちら (GIANT KILLING 39巻 - 椿大介、世界へ飛翔する)

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