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中間管理録トネガワ 3巻 - 限定ジャンケンカード回収テーブルの構造が遂に明らかに!!

まさかの人力計測!?

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Kindle版も同時発売になってますます読みやすくなった「中間管理録トネガワ」3巻において、遂に限定ジャンケンで使用されているカード回収機能付きテーブルの構造が明らかになります。

このテーブル、捨てたカードを瞬時に判別し、別で管理している電光掲示板に即座に反映するという、地味にそれなりに大層なシステムが使われています。実現に必要な要件としては、

- 入れられたカードを識別可能なこと
- 不正なカードに対して反応しないこと
- 入れられたカードの種類と枚数を管理サーバに通信すること
- 管理サーバは全てのテーブルと繋がり、少なくともテーブルからサーバに対しての通信は保証すること
- 管理サーバは電光掲示板に対して即座に現在のTotal枚数を反映すること


これらが最低限の必要要件と言えるでしょう。これを満たすためには、テーブルとサーバ間を繋ぐことはもちろん、カードに対して識別可能な情報を付与し、テーブルがそれを読み取るシステムも必要となります。原作でポイポイまとめてカードを入れていましたが、複数毎同時投入可能なら内部でさらに1枚ずつ分ける必要があるのでさらにそういた機械システムが必要です。いやはや、限定ジャンケンだけのためにこれほどまでの用意が必要なんですね。金持ちのやることはわからんぜ。

そういった状況にも関わらず、実際に発注されたのは中身はまったく空の単なる「カード入れ付きテーブル」でした。
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これに大激怒した利根川が最初の画像となるわけです。いやはや、なんとも当たり前です。というかここまで設計考えないで発注してたのかよw これは要件をしっかり確認せずに発注にGoをした利根川にも問題あるぞw 無能な上司であること極まりないw


そうして中に入って計測しろと言われた黒服たちですが、まさかそんな、非人道的な、そして究極に原始的なそのような方法を天下の帝愛グループがするわけがありません。大学の同好会、高校の文化祭じゃないんだから、もう少しまともな、例えば再発注をかける、システム要件を変える等々の方法を取るに決まっています。いい大人なんだから。

そんな彼らが出した結論は、

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まさか、、、

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人間計測器・・・・・・・・・!

そのまさかでした。中に人間が入っていて、投入されたカードを即座に識別する。そんな彼らの愚かにも情熱あふれるこの対応、中の人間にとってはそれはそれは地獄でしょう。暗い箱の中で1人、ただただカードを入れられるのを6時間以上待つだけですから。なんという社畜根性、なんという帝愛精神。彼らの会社への忠誠心は心をえぐられますなあ。

そんな苦痛の業務をこなす彼ら、ではその中身を見てみましょう!!




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がっ・・!?



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ガパッ・・・




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あ・・・・!閉めて!閉めて!




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圧倒的もやもや・・・・!


中は自由にカスタマイズされ、それぞれ担当の快適空間となっていました。いやー、これは利根川のもやもやも理解出来るわw 無理難題を言って、それを実行したと思ったら抜け道のような形で楽な方法でやり遂げる。意図とは違う対応をされて文句をつけたいのだけど論理的にはある程度スジが通っているので文句は言えないという状況。こいつらバカかと思ったけど意外と頭キレるんよなー。

ところで、上記テーブル内の最初の2枚にはグーチョキパーを判別するボタンのようなものがついています。

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これはおそらく、カードに対応するボタンを押せば管理サーバにその情報が飛ぶ仕組みなのでしょう。たった一日でこれを用意できてるということは、空テーブルの発注とは別に通信用のシステムツールは発注をかけていたということですね。抜け目無いというかなんというか、そこまで想像ついてたなら最初からそれを組み込んだテーブルを考案しとけよwww



というわけで、「中間管理録トネガワ」3巻でした。今回まとめたように、原作の舞台裏が窺えるような内容かつギャグにキレがまた1巻レベルに戻ってきました。さすがにこの限定ジャンケンテーブルは腹抱えて笑いましたわ。もう、発想の勝利。このまま実際のカイジのエスポワール編裏側とか読みたいですね。カイジ達クズ共の前で「FUCK YOU、ぶち殺すぞ、ゴミめら」の裏側でこんな風に部下の行動に頭抱えておたおたしてる利根川とか見れたら絶対面白いでしょw


2巻の感想はこちら (中間管理録トネガワ 2巻 - 1巻と比べるともう失速してしまった感があるか!?)

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ぼくらのふしだら 2巻 - 性欲と引き換えに時を止める少女、その結末

自己愛の塊が行う性欲発散の疑似性交、そこに愛はあるのか。

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2016年7月16日の「わたしのふしだら」発売記念として、まだ感想を上げていなかった「ぼくらのふしだら」2巻について書きます。発売当時に読んで簡単には感想書けないなと思い早半年、このために読み返したところその面白さを再認識した次第でございます。

ひょんなきっかけで時間を止める能力を得た美菜実ちゃん、その代償は止めた時間に比例して増える性欲です。その性欲解放として、幼馴染で自分のことを好いている信一を利用し、そのテクでひたすらイカされて発散するというのが基本のストーリーです。でもヤラせない。悪い女。果たしてその行為に愛はあるのでしょうか。

あるわけねえんだよなあ、これが。究極の自己中である美菜実ちゃんの前ではそんな他人を思いやる気持ちがあるわけがない。

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この性格が非常に!非常に人間臭い!!自分では他人を思いやれる良い子だと思ってたのに窮地に追い込まれ他人を凌駕する能力を手に入れたことでその本質が究極の自己愛に帰すことを他人から諭されるまで気づくことが出来ないというのがまさに人間、これこそが人間ドラマですよ。社会生活に溶け込むことで自らを取り繕って良い子を演じたとしても、その深層心理にあるのは他者への愛ではなく、自己愛、これが現実、これが本質、これが人間。こういうドロドロした話が本当に好き。読んでてぞくぞくするし、そのあとは開き直るのか表面上だけは取り繕うように振舞うのか、どっちに転がっても面白い展開になるってものですよこれは。

そしてこの美菜実ちゃん、決して開き直るわけではないのですが、取り繕うとしても取り繕うとしても自分に降りかかる災難を回避するために能力を使い続けることになります。それはもう泥沼ですわ。足首までしか入ってなかったはずなのにいつの間にか首までずっぽりですよこりゃ。そして事件も起こしてしまいますよこりゃ。


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「キミって他人を排除することしか考えないよね?傷つけず穏やかに済ます方法は考えなかったわよね?なんで?」



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「だってキミは自己愛の塊で、疑り深く酷薄なニンゲンだもの。今度こそ人を殺すことになるから」

これが美菜実ちゃんの真実なわけですよ。自分のために人間として度を過ぎた能力を使い続けるも、その歯車は当然カッチリとはまるわけもなく、少しずつ、少しずつ噛み合わなくなり、やがて能力に頼らざるを得なくなる深遠の闇への堕ち方、いわゆる弱い人間、自分のことしか考えられない人間が最も堕ちやすいパターンに完全にはまってしまうわけです。

そんな彼女に追い討ちを掛ける様に訪れるのが、能力を駆使して得た大学推薦の取り消し。しかし、その原因は「かつて彼女のことを嫌っていた同級生が、彼女のことを好いたあまり同じ大学に行こうと決意したこと」に起因しています。能力を使えば推薦などなくとも大学合格は可能でしょうし、何より自分への好意に喜ぶことはあれど、憎むことは無いはず、それがいわゆる一般的な人間の思考でしょう。



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堕ちるところまで堕ちた自己愛の塊はそれを憎悪にしか変換出来ないのである。

自分のためなら他人を犠牲にすることを厭わない美菜実ちゃんにとってこの思考回路はすごく真っ当であり当然の帰結です。どうして私ばかり不幸に、どうして私の邪魔をするの、そういったことしか考えられません。他人の気持ちというものを考えられない美菜実ちゃんにとっては、自分への弊害は全て悪意とみなします。これが堕ち続けて、人を疑うことしか出来なくなった人間の末路です。

但し、美菜実ちゃんにはひとつだけ救いがあります。信一です。

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さあ信一は美菜実ちゃんを救うことが出来るのか!?信一の美菜実ちゃんへの愛は本物なのか!?性格ブスは付き合いが長くなるほど辛くなるし取り返しがつかなくなるぞ!

というわけで、美菜実ちゃんの人間性をまとめますと、

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ごくごく普通の下衆なニンゲンでした!!


美菜実ちゃんと信一の壊れた愛の行方は2巻で完結します。そして続く続刊は、この美菜実ちゃんと信一の話を聞いた上で能力を受け取ることを決めた次の女性の話となります。それが「わたしのふしだら」です。

いやあ、このドロドロで下衆な最高の人間臭さ、たまらないですね。現実世界で関わるのはごめん被りますが、こういった物語の中では極端なほどのエゴの塊の方が読んでいて面白いです。偽善や綺麗事ばかり言ってる話なんて嘘くさくてリアリティが無くてよろしくない。蒼天航路の曹操だって花の慶次の慶次だってエンバンメイズの烏丸徨だって惑星のさみだれの夕日だって自分の信念、エゴが原動力です。だからこそキャラが立つし物語も面白く動くのだと思っています。そういう作品が本当に好き。

まとめると、7月16日発売の「わたしのふしだら」もうこのような人間臭い作品であることが予想されるので要チェックだ!!


1巻の感想はこちら (ぼくらのふしだら - 等価交換となる対象は性欲)

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聖骸の魔女 3巻 - ミュリッタとの3号聖約、そして早くもアダンテとのバトル勃発!!

アダンテの嫁は首だけ!!

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読めば読むほど味が出る、ドシリアスかと思いきやくだけた表情や展開も多めで楽しく読める「聖骸の魔女」3巻もこれまでと変わらず面白さ高水準で展開します。

前巻で図らずも聖約してしまった3人目の「最初の魔女」ミュリッタの登場から始まる3巻です。エゼルバルドもウプスラも謎の病で戦えない状態で、ここは3号ことミュリッタに頼るしかありません。

しかしこのミュリッタ、いわゆる性格ブスでいやあもうその卑屈な言動から行動からもやもやもやもやするわw 聖約したのに「私なんて…」という状態で周りを拒絶して引きこもる始末。ついたあだ名が、


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"蟲毒のミュリッタ"

上手いこと言ってるわこれwww 孤独と蟲毒ってwww 蟲毒のグルメかよwww

まあなんやかんやあって、きっちりいつものは出来たんですけどね。



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いつもの(エロいな今回)




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女神変成(アドベント)!!

あれ?ミュリッタのアドベントそんなにカッコ悪くないぞ。キノコベースでマリオかよと思うところはあるけど、少なくともウプスラの股間おっぴろげで頭巾被るように髪を巻くのよりはセンスあるんじゃないか?グッド。

まあなんやかんやでミュリッタがニコラの三番目の夫となり、三重婚となったのでした。アダンテ以外の11人全員と重婚するまであるぞこのままいけば。


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エゼルバルドも不服ながらも一応今は緊急事態ということで皆で分かち合うならと了承している模様。うらやましいぞニコラ、戦争が終わったらそれぞれがニコラの身体の一部を平等に持って帰るとかでバラバラになるんじゃないか最終的に。そうなると誰が頭を、誰がマーラ様をということでケンカになりそう。


さてさて、話は続いて七つの源罪"暴食"の魔女が出てきます。このあたりの食事の描写が非常に上手い。料理が上手くて見てるこっちも腹が減ってくる。暴食の魔女なので、民には飢餓を、魔女には飽食をという状況を強いており、ニコラたちもとんでもない空腹に襲われることになります。そこでまたニコラたちを救ったのがミュリッタですよ!!さすが3号!さすが3巻の表紙キャラ!大活躍だぜ!



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まさに蟲毒のグルメ

町の食料は手を出せないから、森の中でとってきたのが虫とキノコ。現地調達、獣もいないなら致し方なし、虫も立派なたんぱく質だし、キノコも栄養豊富だからね、腹は膨れるし、まさに背に腹は代えられないね、作中で何度も「毒を喰み、汚泥をすすってでも生き延びるのだ!!」って言ってるしね。



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うおおおおおおおおおいいいいいいいいッッッ!!

さすが蟲毒のミュリッタさん、容赦ない。この後の死を前提にした「怖くないですから、ミュリッタもすぐ後からいきますから」ってのもシリアスに言ってるのが非常に面白いし、ギャグセンスあるわこれ、こういうシュールボケ系がホント好き。初登場時はそれなりにカッコよかったウプスラもこのあたりになってくると完全に単なるツッコみキャラになってるのも好き。(他のキャラが立ち過ぎてるからウプスラがツッコみに回らざるを得ないw)


そんなこんなあり、いよいよアダンテと遭遇するわけです。3巻中のアダンテの話もスプラッタ感満載でシリアスとギャグとスプラッタとが良い感じに調和されていて全体的にレベルが高い。しかも今回はアダンテのアドベントまでお披露目だ!!


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女神変成(アドベント)!!

……うさ耳バンド着けただけじゃないよね?変身前後では今までの4人中一番差分がないというかなんというか。シンプルで逆にツッコミどころがないのがなんとも。もしかしてアダンテが一番まともな、一番人間に近い魔女なのかこれ?


というわけで、既に書きましたが、全体的にギャグもシナリオもスプラッタもレベルが高い作品だと思います。しかも何気にハーレム要素もあり、 女の子も可愛いとなりゃ見逃す手はありません。感想を書くために読み返してもやっぱり面白いし、何よりその画像の多さから見所が多いところもご理解いただけるでしょう。正直、もっと貼りたいところはあったんですが、さすがにやりすぎるとアレだと思いまして制限してるくらいです。それくらいグッと来るシーンが多い作品です。知名度さえ上がれば人気出る作品だと思うんだけどなー、どうかなー。


2巻までの感想はこちら (聖骸の魔女 - 魔女を制するのは魔女、そんな魔女との聖約とは!?)

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ゴールデンゴールド - 福の神がもたらすのは幸福か破滅か

こいつは果たして本当に福の神か?

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衝撃的な時間静止サスペンス「刻刻」を描きあげた鬼才、堀尾省太の新作はある島にまつわる福の神をテーマにした「ゴールデンゴールド」です。

読み始めたらページをめくる手が止まらない止まらない。続きが気になって気になってしょうがない。次のページをめくるとどんな絵が映し出されるのかが簡単に想像出来るのに、いや、できるからこそめくりたくない気持ちもあるという矛盾。これこそ本当に面白い漫画と言えるでしょう。ページをめくるだけでここまで気持ちが盛り上がる見せ方ってのもなかなかないと思います。

雰囲気も基本は「刻刻」と似たような感じで展開するので、空気感も似たようなものです。落ち着いた雰囲気で、実に現実世界に近い空気感。そこに存在する明らかな異質、その融合の世界観がたまらない。

ストーリーは、島に上記画像のような彫り物が海岸に落ちており、それを何故か拾い洗剤で綺麗にしたのはいいが、気味が悪くなり結局神社の祠に置いてみたところ顔を上げたら目の前にコレがいたという恐ろしい展開。前述しましたがこのページをめくる時が一番躊躇しました。何が出てくるのか想像できたのにそれをあえて見たくないという気持ちが入り混じる感じ。うーん、楽しいねー!!

これだけ気持ち悪い上に現実にありえないことが目の前に起きているのでそりゃ逃げますわな。逃げる道中も色々あり、最終的にはまくことが出来ました。やったぜ!!





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なんで家にいるんだよオオオおおおおおおおおおおおお!!!!!!!

ここも予想は出来るけどめちゃめちゃびびるわ!!加えてばーちゃんが何事もなくもてなしてるのもすごいわ!!!
いやー、ここは笑った。笑うようなシーンじゃないんだろうけど、あまりにもセオリー通り過ぎて、その潔さに感服。

その後はこの福の神(作中でも便宜上こう呼ばれるようになった)が来てからの生活変化について進展していきます。それは福の神がいるところ(店)には客が多く来るようになるということ。この主人公の家は民宿を営んでいますが、客が来たのは10年振りという始末。その宿に次々と来るわ来るわの予約連絡。加えて商店も細々とやっていますが、福の神が来た日は店中の品物が完売。つまり本当の福の神なのではないかという疑念が浮かび上がります。

その調子で商売繁盛しまくるばーちゃんは金に目がくらんだのか経営の拡大化を今更ながら考えるようになっていき実際に行動を開始します。果たしてその思考は真っ当なものなのかどうか。

というのも、この作品の舞台はコンビニすら無い小さな島です。小さな島とはいえコミュニティがあり、商店街があり、お互いの共存によって成り立っています。それがこの福の神がもたらす効果により、島中の貨幣が主人公の家に集まるということに徐々になっていくのでしょう。その果てに考えられるのは主人公のばーちゃんによる独占状態、商店街やコミュニティの崩壊です。お互いが同じような境遇であったからこそ成立していた関係であるのに、そこにひとつもふたつも頭が抜けた人物が君臨することになります。必然的に全ての物事はその頂点に集まることになるでしょう。つまり王の誕生、封建社会の成立です。

まあそれは本当の最後の時点でということになりますが、現実でもしばしば問題視される「大型スーパー設立による商店街の閉鎖」ということは十分に考えられるでしょう。その先にあるのは頂点に対する反発と暴動です。

どうしてそこまで想像出来るのかというと、そもそも第1話の最初のシーンで明らかに過去に何かが原因で争いが起きたことを示唆してるんですよ。



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しかも死体全部の顔が福の神と同じ


気持ち悪いなーと思うことでしょう。実際そういう嫌悪感を沸かせるためにこのような表現となっていると思います。これだけを見ると日本人形に魂が宿ったみたいで怖いです。

さてさて、この顔にどこか違和感を感じなかったですか?実は既にこれまで貼った画像にその違和感の元があるんですよ。



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ばーちゃんと福の神の顔って似てませんか?





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似てませんか?


んんっ?これはまさか、冒頭であったから、いや、うーん、島の子孫だから似てるとか?と色々考えました。ええ、考えましたとも。つまりそういうことなのかなーと。






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うわああああああ!!!!つまりそういうことなんだな!!!!!


これも予想的中でゾクッとしたわー。全部軽く伏線張ってあって、わかりやすくリードして、さりげなく出してくる感じ本当に上手い。ドキドキ感、ワクワク感、そして恐怖感を一斉に味わえるなんてなかなか無いですよ。刻刻ではこういうのはあまり無かったので新しい手法を取り入れたということでしょう。極めて自然に読み手を作品の世界に引き込むその技術、素晴らしい。

というわけで、ゴールデンゴールドはちょっと奇妙で日本人形嫌いな人には読みにくいかもしれませんが、ドキドキありワクワクあり人間臭さありこの先ドロドロの展開ありそうと最高に期待できる作品です。これは次も要チェックです。
ついでに「刻刻」も最高に面白いので是非!「刻刻」は全8巻なので読みやすいぞ!


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ドリフターズ 5巻 - 漂流者と廃棄物の戦争開始!

悔しそうなノブノブ!!

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既に各地で超有名な「ドリフターズ」ですが、改まって何かを説明する必要もないでしょう。5巻もとても面白かった。ただそれだけです。

ただでさえ歴史上の英雄が集結していて対峙しているというだけでも面白いのに、それぞれの時代背景や装備、戦略も絡めてお互いの知恵を高め合いながら計略を練っていく様はやはり素晴らしいですね。つまらなくなる要素が無いです。

特にこの5巻は、菅野直と山口多聞が遂に迎合することになるので、この世界にとっては最先端の戦争兵器が揃うことになります。剣や弓が基本の世界において、信長が種子島を量産、それのさらに上をいくガトリング、そして航空部隊。菅野直登場時に紫電改でドラゴンを撃ち落していたので、対ドラゴン部隊とかに使うことになるのかな。 燃料とか弾、爆薬は数が限られているだろうし、この世界では生産も改良も出来ないだろうから切り札的に使うことになるのでしょう。

廃棄物側の黒王も色々話が出てきて掘り下げされてきましたが、どうやら黒王自身も漂流者か廃棄物の1人という感じですね。となると、色々と時代背景も詳しそうなのでだいぶあとの1800年代か1900年代の人物のような気がします。果たして誰なんだろうなー、楽しみだなー。

というわけでやたら文字数の多い「ドリフターズ」ですが当然6巻も楽しみですなあ。また1年半後かな?こんだけ面白いのにひたすらじらされるのがニクイ!!


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魔のおまけ、ドリフターズ5巻のノブノブ

ノブノブ百面相

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感情豊かなノブノブ
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テシェキュルエデリム~ありがとう - エルトゥールル号遭難事件から続く日本とトルコの信頼関係

日本とトルコの交友の歴史がたった32ページで明快に理解できる!

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「もやしもん」の石川雅之が書く日本とトルコの交友関係の基となった史実を描くのが「テシェキュルエデリム~ありがとう」です。

日本史の授業でも習う "エルトゥールル号遭難事件" の顛末と、その結果トルコとの絶大な信頼関係を結ぶことになり、今度はイランイラク戦争で日本人救出に航空機を飛ばすことでその恩返しをしたトルコ。その後もトルコ大地震の際に日本からはすぐに支援し、記憶に新しい東日本大震災でも原発事故の為に多くの救援隊が国外退去する中トルコは最後まで残って活動を続けてくれたという史実を、たった32ページで表現しています。

もちろん、詳細にストーリー仕立てではなくドキュメンタリー風に事実に基づいたものを描くということになっていますが、それでも必要十分な表現となっており当時の光景や状況を良く知ることが出来ます。

この作品、自分にとっては凄く弱い、凄く好きな表現が全体にあふれ出ていて、読んでる途中からひたすら涙が止まりませんでした。人からの信頼という表現がたまらなく好きなんです。こういうのはホントダメ、涙無しには絶対読めない。漫画じゃなかったらまだそこまで感情移入しないだろうから泣くようなことも無いと思うんですが、漫画を読む時はひたすら没頭してその世界観に浸ってしまうのでその作品の感情をそのまま受け取ってしまいます。良い涙流せました。


というわけで、たった32ページですし、Kindleでも100円くらいで買えるのでちょい読みの感じで読んでみてはいかがでしょうか。損はしないと思います。

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スピリットサークル 6巻 - 輪廻転生がテーマの珠玉の名作ここに完結

来世を巡る輪廻転生、因縁のしがらみに終止符を討つ

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この作品を読み終えた後、その読後感の良さにただただ癒され、余韻に浸るうちに週末が終わっていました。そんな素敵な気持ちにさせてくれたのがこの「スピリットサークル」です。

作者は水上悟志、「惑星のさみだれ」や「戦国怪狐」の作者の最新作となります。(とはいえ、戦国妖狐と同時連載で、最終回の時期も最終巻の発売日も一緒だったんだけど) もともと「惑星のさみだれ」という素晴らしい作品を読んでからのファンなのでどうしても若干贔屓目に見てしまうところはあるのですが、それを差し引いてもこの「スピリットサークル」はとんでもない作品でした。「惑星のさみだれ」とはまた違った方向の話ですが、それと同列の評価をしてもおかしくない名作です。

「スピリットサークル」のテーマは「輪廻転生」と「他生の因縁」。主人公の桶屋風太はこれまで転生元となった七つの人生の追体験をすることとなります。それぞれの人生では性格も違えば人生の過ごし方も全く異なり、前世というものは単なる生まれ変わりではなく、全くの他人の人生であることを実感します。

しかし面白いことに、それぞれの全く異なる人生にも関わらず、その人生における人間関係、つまり周囲にいる人間は立場や関係は違えど常に同じ人物がいることとなります。他人の人生だけれども、それぞれの人生に対する影響の仕方はいつの世代も変わりなく、その相手も同じように輪廻転生をしていてお互いを影響し合っているということになります。この大前提を元に、7回の追体験を経て現代の桶屋風太となるわけです。

この設定が本当に素晴らしい。序盤は人間関係もあまり見えていないのでそんなに感動は無いのですが、毎回、全ての人生でお互いが関係しあい、またその立場や関係性が変わりながらもお互いを必要としているというのが、人生を読み進めれば読み進めるほどに深みのあるものになっていく。それに伴い、話も段々と核心に近づいていき、最後には綺麗に収束するという表現技術はさすがの一言です。これは本当に凄い。


実はこの作品、最初の1、2巻を読んだ時の、フォン、ヴァン、フロウあたりの話はそこまで面白いとは思っていませんでした。方太朗になると展開が面白くなってきて、ラファルの話で一度最高潮に盛り上がります。その後閑話休題で風子の話が展開され、最後の大物、話のメインとなるフルトゥナの話が本当に読む手が止まらなかったです。

簡単に表すと、

- フォン : ふむふむ(コーヒー片手にながら読み)
- ヴァン : なるほどなるほど
- フロウ : うん、やっぱ悪くないねこの漫画
- 方太朗 : えええ、最後こんな終わり方しちゃうの?こんな悲しいことってあるかよ。。。(だいぶ感情移入している)
- ラファル : 設定も凄いけど最後の判断がすげえ!!なんだこの話、メチャクチャ面白いぞ!!
- 風子 : ??? 閑話休題ってこと?伏線?
- フルトゥナ : おおおおおお!!これがいわゆるマッドサイエンティストってことか!!!自分のことしか考えてない狂人っぷりも読んでて面白いし、それによる展開も常軌を逸していてぶっ飛んでるし、続きが気になる!!!

という感じですね。
少しずつ少しずつ、徐々に徐々に話が盛り上がっていって、最後に見事に収束させた技術はひたすら感動しました。

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やっぱり何よりもフルトゥナの天才ぶりと、その狂人っぷりの表現が見事でした。単なる頭の良い少年というスタート地点から、その興味をひたすら研究に没頭することで消化し、遂には人を越えて神と同等の力を得ることになる流れは鳥肌モノです。本人には狂っている自覚が無いことが実にリアルで、如何に傲慢で、如何に合理的で、そして如何に排他的かを的確に表現しています。よくこんなキャラ作り上げられたよなあ。




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七つの人生の追体験が完了してからの現代、桶屋風太としての展開も見事です。あんなにも戦うことを拒絶していて、果てには淡い恋心さえ抱き始めた相手と殺しあうことになってしまうという皮肉。それをああいった形で展開して、最後には大団円で収束してしまう流れが本当に読んでいてて爽やかで気持ちが良い。人が死ぬとか、辛い別れがあるとかでは無いのに、決して涙無しでは読み終えることの出来ない最後の表現が実にニクい。何回読んでもいい。何回読んでもその流れに感動して癒される。既にある手法ではあるのだろうけど、どうしてここまで心に響くのか。本当に、本当に良いラストだった。



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最後にはこんなびっくり展開も見られるしね!!


そしてそして、読んでいただきたいのはカバー裏にびっしり書かれた後書きですよ。これ、Kindle版とかではカバー裏が無い可能性もありますし、そもそも作者本人が電子版だと字が小さくて読めないかもと言っていたので紙版も買ったのですが、Kindle版でも問題無く読めました。iPhone とかのスマホで読むのは厳しいかもしれませんが、PCやタブレットなら問題無く読むことが出来るでしょう。

その後書きで書かれていた衝撃の事実

「連載の中盤くらいまで、フルトゥナの人生はどういうものだったのか決めてなくて、毎月の担当との打ち合わせで「あいつ一体何をしでかしたんだ」と頭をひねりあった」

衝撃の連続だったフルトゥナの設定は、中盤までは全然考えられていなかったことが判明!その状態からフルトゥナの話とかラファルの話を考えたのって凄すぎるだろ。。。どうやったら後付でこんな話思いつくんだよ。。。


というわけで、「スピリットサークル」は本当に面白い作品でした。全6巻なので読むのも集めるのも楽ですし、なんといっても何回読み直しても面白い。ただ惜しいのは、1巻や2巻だけ読んでもまだ面白さが盛り上がる前なのでそこで切っちゃう人が多そうというところでしょうか。是非とも、3巻以降、特に4巻のラファルの話からはページをめくる手が止まらなくなるはずなので最後まで読んでいただきたいものです。


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ケンガンアシュラ 15巻 - 拳願絶命トーナメント2回戦開始!激突する今井コスモと阿古谷清秋!!

決戦!絞殺王 今井コスモ VS 処刑人 阿古谷清秋!!

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遂に拳願絶命トーナメント2回戦が始まった「ケンガンアシュラ」15巻です。2回戦の最初から「絞殺王 今井コスモ」対「処刑人 阿古谷清秋」という激アツの戦いから始まります。とはいえ、ケンガンアシュラ自体が誰が勝ち残ってもおかしくないくらいキャラの掘り下げをしてどのキャラも魅力たっぷりに描かれているので、どこを切り取っても最高潮の盛り上がりを見せること受け合いなんですけれども。

何回か触れていると思うのですが、このケンガンアシュラはグラップラー刃牙の地下最大トーナメント戦を最高にリスペクトし、オマージュして描かれている作品です。傍から見たらまるっきりパクリのような設定もちらほら見えますが、それを良い具合に昇華してより面白い作品を目指していることがうかがえます。特に競技者同士だけの戦いではなく、競技者とその雇用主を交えた戦いに展開しているところが素晴らしいですね。そのあたりも無理なく、だけど人間の欲望とエゴの固まりで展開されていて非常に好感が持てます。元々このトーナメントに参加するだけで50億円掛かるとか、優勝した企業は天下を取れるとか言われているものであり、競技者は強さを求めて、雇用主は金を求めてと、互いの利益が一致した上での展開ですのでエゴと欲望がまるだしになるのも当たり前の話ですね。

そんな拳願絶命トーナメント2回戦、今井コスモ 対 阿古谷清秋は圧倒的な地力さで阿古谷清秋が有利と思われますが、冒頭のコスモの笑顔ですよ。



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このキノコヘッドがあんな顔するとは、戦いって本当に、いいものですね。
 

これに押されて阿古谷清秋も段々と本来の処刑人の姿を取り戻していき、次々と今井コスモを追い詰めていきます。


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そして遂にジャックハンマーになる阿古谷清秋


ダーティーハリー症候群。正義のためという名目でなら何をしてもいいという持論から悪人と判断した相手は容赦なく殺害してしまう処刑人。その処刑人の殺しの技術、痛みの技術が今井コスモを徹底的に蹂躙、陵辱していきます。
いいなあ、こういう徹底したぶっ壊れキャラ。力のためなら死も厭わないジャックハンマーのような徹底的な信念、執念。ぶれない正義への自己投影。まさしく、誰がどこから見ても完全に頭のネジが吹っ飛んでるキャラであるからこそ、それに対する単なる強さに憧れる今井コスモとの覚悟との対比にもなるのが素晴らしい。こういうエゴの固まりのキャラってとことん読み手の心をハンマーでぶん殴って良い意味でも悪い意味でも感動を起こさせる。たまらない。


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さらにここでこの今井コスモの執念ですよ。こうなってきたら常に劣勢だった今井コスモが勝つことも十分ありえると思わせるのが凄い。ひたすらに阿古谷清秋に攻められ、責められ、死を意識するまで追い込まれることで戦いの本質に気づくという展開、綺麗事じゃ終わらない戦いの世界。こういうエゴと意地と狂気のぶつかり合いは本当に心に響く。

男なら誰しもが目指したことがあるであろう「No.1」を目指す男たちの戦いはどうしてこんなに見ていて心躍らされるのだろうか。これだから漫画はやめられません。

というわけで、決着はケンガンアシュラ16巻で見れるはず!6月発売だ、見逃すな!!


0巻の感想はこちら (ケンガンアシュラ 0巻 - 拳願絶命トーナメント参加者の過去を描く!)
16巻の感想はこちら (ケンガンアシュラ 16巻 - 真正面からのぶつかり合い!王馬VS雷庵!!)

眠気覚め度 ☆☆☆☆☆

少女ファイト 13巻 - G戦場ヘヴンズドア16巻となった少女ファイト13巻

春高一回戦はエドガワ排球団に影響を受けてバレーを始めた山吹矢!

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練が相変わらずの狂犬っぷりを大いに発揮する「少女ファイト」13巻はいよいよ春高の1回戦が始まりました。1回戦の相手はエド球のファンが高じてバレーを始めた山吹矢。同じバレーを好きなもの同士、実に、実に良い影響を与えながらの戦いになりましたね。ひさしぶりにバレー自体の試合もしっかり描写されていてとても見ごたえのある戦いとなりました。

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そもそもが選手たちの心の部分に重きを置いた作品でありますから、この山吹矢との1回戦もそれぞれの心の葛藤と戦いながら戦い続けることとなります。そんな中、例え彼女たちが黒曜谷に勝っても、2回戦以降勝ち進むことは厳しいという判断のもと、おいては自分たちの勝利の為に必ず勝利することを心に誓うストレイドッグスの面々です。


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最初に貼った練の鼓舞もいいんですが、途中でルミコが心折られそうになった時のこの志乃の立ち直らせ方も凄くよかった。やっぱなんだかんだメンバーの支えになるのはこの言葉がきつくて素直に表現できない志乃なんだよなあ。これが信頼ってことなんだよなあ。ホント良い、こういうの。黒曜谷は志乃だけじゃなくて、それぞれがそれぞれに対してこういった信頼を持っているのがホントに素晴らしい。涙無しで読めなかった巻は無かったんじゃなかろうか。


さてさて、山吹矢戦で良かったのが実は監督だったりします。

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山吹矢の監督のユズルちゃん。笑顔が素敵だけどバレーのことは全然知らない素人です。果たしてこんな人物に監督が務まるんでしょうか?





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こんな顔するキャラだったよ!!


他にも、
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という、実は生徒たちに部活を本気で楽しむということを教えている真の教育者なのでした。変態だけど。なんていうか、ルミコの「諦める?」と同じ系統というか、本気で楽しまないとそれを絶対許さないような変態。バレーの指導者としては力は無いのかもしれないけど、精神的な指導者としては素晴らしい人材だったのかもしれません。何気に、山吹矢を春高まで押し上げることの裏打ちをした人物ということになるのでしょう。こういう変態がいるからやっぱり少女ファイトはやめられない。

それと、今回の話に出てくる「エドガワ排球団」というのは、「G戦場ヘヴンズドア」の主人公、堺田町蔵の作品という設定です。つまり、G戦場ヘヴンズドアの完結後のお話がこの少女ファイトに繋がっているのです。これはファンとしても嬉しいことだし、何よりもG戦場ヘヴンズドアは少女ファイトに負けず劣らずの名作なので完結後のその後が読めるというのはとても素晴らしいことです。作者の日本橋ヨヲコも「少女ファイト13巻はG戦場ヘヴンズドア16巻です」と言い切っていることですし、作者としても感慨深い、夢を叶えたということなのでしょう。




というわけで、試合メインはいつもに増して面白い「少女ファイト」13巻でした。続きも当然楽しみなんだけど、また来年の今頃なんだろうなあ。
ついでじゃないですが、「G戦場ヘヴンズドア」もオススメです。私も少女ファイトから入った口ですが、たった3巻の中に濃厚に詰め込まれた少年少女の命を懸けた青春群像劇は読んでて息を飲んでしまうこと受けあい。少女ファイトが好きなら絶対に読むべき作品ですので、未読の方は是非!!

眠気覚め度 ☆☆☆☆☆

それでも町は廻っている 15巻 - 修学旅行は北海道!!

高校生活でたった1回の修学旅行回!!

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我が地元北海道に上陸した歩鳥一味、その北海道満喫修学旅行が実に高校の修学旅行のテンプレでびっくりするくらい北海道そのままでこれ取材も全く同じルートだっただろと言ってしまうような出来の「それでも町は廻っている」15巻となります。

それでは歩鳥たちの軌跡を辿ってみましょう。(15巻のおまけに書いてあった日程を参考にしています)

■1日目
- 羽田から新千歳へ移動。
- 新千歳から白老のポロトコタンへ。バスで1時間半ほど。ポロトコタンは行ったことないなあ。
- そのまま層雲峡温泉へ。
実は層雲峡は大雪山のある上川町にあるのですが、ここは白老からはめちゃくちゃ遠いです。地理的には旭川の東側辺り。ちょっとルートを引いてみると、高速ぶっ飛ばして3時間半は掛かるので大半がバス移動ということになりますね。これ本当にあるルートなんだろうか、わざわざ大雪山まで行かなくても羊蹄山とか洞爺湖とかでいいんじゃないだろうか。まあ次の日のアイスパビリオンのために層雲峡まで来たってことなのかな。


■2日目
- 大雪山のロープウェイに乗って山景色鑑賞。
- アイスパビリオンで-41度を体験。
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- アイスパビリオン横のクマ牧場で飼い慣らされたヒグマを愛でる。
- スーパーカムイ (旭川 - 札幌 の特急列車) で札幌に行き夕食のジンギスカン
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ここでちょっと騙されたのが、クマ牧場というのがあくまでアイスパビリオンのクマ牧場で、登別クマ牧場であるということ。おそらく道民にとってはあの有名なCMの為にクマ牧場は登別という刷り込みがあるはず。アイスパビリオンも登別クマ牧場も小さい頃に行ったことはありますが、どうも両方が隣り合わせになっているというのが頭の中で結びつきませんでした。ちょっと調べたらアイスパビリオンの横にクマ牧場があるということで、まだまだ層雲峡で楽しんでいたわけですね。

アイスパビリオンの記憶は曖昧なのですが、なかなか面白いところだったはずなのでオススメ。真夏でも真冬を体験出来るし、超低温は停止の世界を直に感じることが出来ます。クマ牧場はどうだったかな。まあクマ専用の動物園として楽しめばいいのではないでしょうか。

札幌のジンギスカンはこれどこのジンギスカンなんだろうか。すすきのの代名詞であるNIKKAが描かれているということはすすきの側、やはり「だるま」なんだろうか。だるまはいつも人が並んでるイメージで、地元民はあまり行かないイメージがあります。他のジンギスカン屋でもそんなに大差無いしね。個人的おすすめのジンギスカン屋はソープ街の外れにある釣具屋の上の「さっぽろジンギスカン」カウンターしかなくて席も10人から15人くらいまでだけど、座った瞬間に鍋が用意してあって何も言わなくてもとりあえず肉が出てくるという、本当にジンギスカンだけを食べるための店です。ここの生ラムが美味いんだなあ。


■3日目
- 小樽で自由行動
- 羊ヶ丘展望台でボーイズビーアンビシャス
- 時計台をバスで通過
- 千歳から帰国

札幌から小樽は近いので、お手軽に行ける海産物の名所というイメージでしょうか。もちろん観光地料金なのでそれなりに高いです。そして別に小樽まで行かなくても札幌でも食べられるところは意外とあるという。他は小樽運河とかガラス工房とかが小樽のメインですね。まあ、一度散策したらもういいかなと思うと思います。行けるところ少ないし。個人的には小樽は釣り場というイメージなので、たまに観光地だということを忘れてしまいます(運河とかのある通りの裏が漁港で良い釣り場)。

そして気づいた、自分はボーイズビーアンビシャス行ったことない。あるのかもしれないけど記憶が無い。正直別に興味も無い。最後の札幌時計台はがっかり観光スポットとして有名ですね。ホントに街中にあって、時計台より高いビル群に囲まれているのでまず普通に歩いていたら気づきません。気づいても「えっ、これが時計台?」と思うはずです。バスで通過とありますが、通過中に見つけられない可能性もあります。それくらいがっかりスポットなので、絶対に期待しないでください。人によってはテレビ塔を時計台と勘違いしてしまう人もいるくらいですから(テレビ塔は大通り公園の端にあり、塔の途中に電子時計もついているので時計台と言えなくも無い)。たぶん時計台よりも道庁見た方が楽しいです。通勤で道庁の中通っていましたが、朝も夜も中国人の観光客がいたくらいです。

というわけで、まさしくテンプレのような修学旅行でした。石黒正数本人もこれ絶対楽しんで取材しただろうなあ。実際楽しめるルートだし。


もちろん、修学旅行編だけじゃなく、いつも通りの話もいつも通りに展開していて、今回も面白さ据え置きの15巻でした。

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「「底」は底に一本ないと底が抜けちゃうだろ。あと視界の視もこの点いらない、目にゴミが入ってたら視えないだろ?」

こういう発想が出来る歩鳥はやはり着眼点が一味違いますなあ。実際、こういう覚え方が出来たら勉強自体が楽しいだろうし、絶対に忘れないだろうし。勉強ってやっぱりただ詰め込むものではないんですよね、良い例や良い覚え方があれば習熟も早いですし、知識の定着もします。こういう柔軟な発想が出来る人間になりたい。


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それとこういう言葉遊びも好き。「でかして!!」と、良い結果を出せという意味の言葉。本来こんな言葉はありませんが、この「でかして!!」がタッツンの心境、余裕の無さを表しています。「何が何でも当たりを引いて!」のような一般的な、少し長い台詞ではなく、端的に心情を表すのが「でかして!!」。表現もそうですが、こういう言葉遊び的なものは普段から自分もやったりするので尚更共感できるんですよね。


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加えて、こういう軽快なボケがたまらなく好き。淡々とシュールにボケるの好き。たぶん自分自身もこういう意味の無いようなことをよく言うからだと思う。


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あとこれ小学生の頃スゲーやってたwww 液体のりを下敷きとかに出して乾かすやつwww 何が楽しいのかよくわかんないんだけど、凄く楽しかった覚えがある。そして授業参観に来てた母ちゃんに見つかって怒られた記憶まであるwww なんで小学生ってこういうの好きなんだろうな。何かを精製するのが楽しかったってことなのかな。


というわけで、今回も非常に面白い「それでも町は廻っている」15巻でした。ホント安定して面白いって石黒正数すごいな。

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