先にアンケート1位を取ったのは「リメンバー」!!

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トーラス誌上の連載も始まってますます面白さが加速している「RiN」13巻です。先に「プレゼンス」の連載を開始して破竹の勢いで人気を取得していく天才の瀧、追いかける形で「リメンバー」の連載を開始して徐々に徐々に人気を取得していく努力の伏見、違うタイプだけど、目指すところは二人とも同じという良いライバル構成となっていて読み応えがありますな。

毎回書いてるけど、作中で読める「リメンバー」のネームが結構ガチで面白そうな、良い少年漫画しててそれだけで一本作品作れそうな勢いだと思います。そのうちスピンオフとかで本当に連載しそうなレベル。RiNとしてのストーリーも考えながら、作中作品の内容もレベルが高いというのは本当に凄い。だからこそこの作品に引き込まれる。

一方、後半では再び旅回が始まります。こういう漫画から離れた展開になるとパンチが弱くなるのが惜しいですね。そもそもが、伏見が見る夢とヤタガラスと凛との関係がずっとぼかされたままで中々進展しないのがなんとも。正直この要素はRiNに本当に必要だったのか疑わしいレベルでまだ浮いていると思います。どういう伏線で落とすのかも全然予想が付かないので、まだ漫画家の話の蛇足にしかなっていない気さえしてしまいます。伏見の姉の話は「リメンバー」のシナリオに大きく絡んでいるので必要だとは思いますが、こっちはまだなんとも言えないですね。「リメンバー」の次回作に向けてとかになるんだろうか、要注視。

それと、以前も書きましたが蒼天航路の王欣太が描いた「リメンバー」も面白いぞ!!


12巻の感想はこちら (R i N 12巻 - 連載開始と女の影)
14巻の感想はこちら (R i N 14巻 - まさかの最終巻!リメンバーの連載はまだまだここからだ!)

眠気覚め度 ☆☆☆☆