今度の敵はカマキリだ!!

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1/100の世界で外来種である T-Dragon を探すというどこかで見たことあるような設定のミクロバトル漫画「T-DRAGON」ですが、2巻から既におかしな方向になってきました。2巻でまず出てきたのがカラーで表現されたカマキリです。カマキリといえば大きいものでも一般的には約10cm前後の大きさです。一方、主人公たちは1/100サイズになっていますので、元のサイズが170cmだとしても今は1.7cmほどです。つまり、5倍以上の大きさのカマキリと対峙することとなるわけです。いやー、怖いですねえ、恐怖ですねえ。




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これ10cmどころか30cmかそれ以上ないか?(実際数十センチって作中で言ってるし)

右下で直立不動しているのが主人公の光太郎です。単純にそのまま高さをあわせると、このカマキリは約6光太郎あるので、光太郎が1.7cmだとしたら10.2cmの高さとなります。ですがそれはあくまで単純な高さであり、カマキリに沿わせる形で計測すると約9~10光太郎ありますので、17cmはあるでしょう。

とりあえず比較として光太郎単位(1.7cm)を使いましたが、絵を見ただけでもっと簡単に比較できますね?イスの高さと台所の棚の高さです。イスの高さが10cmしかないというのはまず考えられませんし、台所の高さも同様です。どう低く見積もっても40cm~50cmはあると考えて間違いないでしょう。つまり対するカマキリのサイズもそれと同じくらい、40cm~50cmということに。普通に考えて、40cmのカマキリがいるという時点で人間にとっては大きな脅威です。普通の人間の大きさであれば負けることはありませんが、それなりの覚悟を持って対峙する必要があるでしょう。つまりこの時点で主人公たちが小さいサイズのまま戦うべき理由が皆無です。もう大きくなっていいんじゃないかな。



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こんなカマキリ相手じゃ普通サイズの人間でも殺されるよ。

さっきの比較に使われた木材製のイスがカマキリの攻撃でバラバラですから。ミクロサイズでいるべきでもなければ、直ちにこの規格外生物を殺虫するべき駆除ツールを作成するべきです。こんなのが現実にいるとしたら恐ろしすぎる。このサイズのカマキリが集団で襲ってくるってだけでパニックホラー映画1本作れるでこれ、ミクロにならなくてもな。




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既にパニックホラーになってるけどね。

前述したけど、こんな巨大カマキリやら巨大蜂やらが集団で襲ってくる時点でミクロになっている理由なんて微塵もなくて、通常サイズの人間でも太刀打ち出来るか怪しいでしょうに。何回も書くけど、この時点でもうミクロサイズでいる必要性がなくて、一旦大きさを戻して一掃してからT-Dragonを探すべきだと思います。もしくは通常サイズの殲滅部隊とミクロサイズの探索部隊の混成軍であるべき。全員が小さいサイズでいる必要性が無いし、小さいサイズだと全滅しかしない。




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そして隊長の台詞がこれですよ。

そこは戦うんじゃなくて戦術的撤退して一度大きさを戻してから体勢を立て直すべきでしょうに(元の大きさに戻れないんだっけ?)。この絶望の中で隊員に掛ける言葉が作戦や指令じゃなくて単に戦えってそれは無能過ぎるんじゃないかと。なんていうか、読者と現場の意識が乖離しちゃってるというか、そのせいでどうしても冷めた目で見てしまう。うーん、勿体無いなあ。

巻の最後の方では現実的な戦いじゃなくてスーパーサイヤ人的な展開を匂わせてるし、まともなサバイバルものとして見たらダメなのかもしれません。レーベルもヒーローズコミックスだから、主人公を根拠も無く覚醒させて無双させるつもりなんだろうか。そうだとしたらちょっと期待している方向とは違うかなあ。上手くストーリー展開すれば化けそうな気もするんだけどなあ。


1巻の感想はこちら (T-Dragon - 1/100 の世界でのサバイバル!!)

眠気覚め度 ☆☆