祈る者は目を閉じる。しかしその時、考える者は目を開いているのだ。
修道女復讐劇「辺獄のシュヴェスタ」の2巻は復讐を果たすためにひたすら修道女であることを徹しながらその時へ向けて準備する話でした。
特に重要として扱われていたのが食事。前巻の時点で食事にクスリが盛られていることに気づいたエラ達ですが、その食事を吐き、別の手段で食事をしようとします。
そんなこんなで、修道院の外の森に脱出する方法を確立し夜の森で食べる食事はというと、
虫だったり
ネズミやカエルです。
うーん、この修道院で立派な食事が出るのにサバイバル。
復讐するためとはいえ、ここまでしなければならないのがどれだけ大変なことか。
ってか虫とかネズミ食って大丈夫なのかよ。たんぱく質うんぬんの前に寄生虫とか病気がやばいと思うんだが。
とはいえ、途中でひょんなことがあって、
魚も食べられるようになりましたね。よかったよかった。
この魚の流れは修道院が石灰を作っているということから得た技術となります。
実はこの石灰の流れが、修道院の役目と、時代背景を大きく表しています。
それが、こういった技術や医療技術は修道院内のみに封じられて、一般知識としては普及していないこと。
上流階級による知識の独占ということですね。
今なら考えられませんが、当時としては明確に階級を分けるためにも必要なことだったはずです。
こういう修道院の政略的なところも見えてくるのはいいね、どうして修道院がこんなにも大きな意味を示しているのかを上手く表現しています。
また、後半ではそんな修道院に対して個別に恨みを持っている暗殺者なんかも出てきたりして、いよいよ舞台の回りも動き出したという感じです。
その中で徹底的に強くたくましく育っていくエラは、本当に実直で合理的で手段を選ばなくてすごい。
周りに流されること無く、その復讐を果たすためだけに生活、行動していく。
続きも実に楽しみであります。
以前のレビューはこちら (辺獄のシュヴェスタ 1巻 - 魔女、修道、復讐)
3巻の感想はこちら (辺獄のシュヴェスタ 3巻 - 拷問成分多目でお送りいたします)
眠気覚め度 ☆☆☆☆
修道女復讐劇「辺獄のシュヴェスタ」の2巻は復讐を果たすためにひたすら修道女であることを徹しながらその時へ向けて準備する話でした。
特に重要として扱われていたのが食事。前巻の時点で食事にクスリが盛られていることに気づいたエラ達ですが、その食事を吐き、別の手段で食事をしようとします。
そんなこんなで、修道院の外の森に脱出する方法を確立し夜の森で食べる食事はというと、
虫だったり
ネズミやカエルです。
うーん、この修道院で立派な食事が出るのにサバイバル。
復讐するためとはいえ、ここまでしなければならないのがどれだけ大変なことか。
ってか虫とかネズミ食って大丈夫なのかよ。たんぱく質うんぬんの前に寄生虫とか病気がやばいと思うんだが。
とはいえ、途中でひょんなことがあって、
魚も食べられるようになりましたね。よかったよかった。
この魚の流れは修道院が石灰を作っているということから得た技術となります。
実はこの石灰の流れが、修道院の役目と、時代背景を大きく表しています。
それが、こういった技術や医療技術は修道院内のみに封じられて、一般知識としては普及していないこと。
上流階級による知識の独占ということですね。
今なら考えられませんが、当時としては明確に階級を分けるためにも必要なことだったはずです。
こういう修道院の政略的なところも見えてくるのはいいね、どうして修道院がこんなにも大きな意味を示しているのかを上手く表現しています。
また、後半ではそんな修道院に対して個別に恨みを持っている暗殺者なんかも出てきたりして、いよいよ舞台の回りも動き出したという感じです。
その中で徹底的に強くたくましく育っていくエラは、本当に実直で合理的で手段を選ばなくてすごい。
周りに流されること無く、その復讐を果たすためだけに生活、行動していく。
続きも実に楽しみであります。
以前のレビューはこちら (辺獄のシュヴェスタ 1巻 - 魔女、修道、復讐)
3巻の感想はこちら (辺獄のシュヴェスタ 3巻 - 拷問成分多目でお送りいたします)
眠気覚め度 ☆☆☆☆