「いやだ死にたくない!!死にたくない!!!」
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惡の華 」や「ぼくは麻理のなか 」の押見修造の最新作、「ハピネス」は現代吸血鬼物です。

夜に町へ出歩いていたら吸血鬼に襲われ、このまま死ぬかそれとも同じになって生きるかという選択を迫られる岡崎誠。
そして生きるという選択をした誠は知らず知らずの内に血に反応するようになったり、日に弱くなったり、ふとした瞬間にとてつもない力を発揮できたりの状態で生活に戻るわけです。

そんな不意に不思議な状態になってしまった少年の話しですが、それと実生活を絡めた話がなかなか面白い。
いじめっ子が、ふとしたきっかけで誠に助けられて、心を許して仲良くなっていくくだりは読んでいてほっこりする。
逆にその光景を見ていた、一緒にいじめられていた相手が段々と誠に対して負の感情を持っていくというのも実に人間くさい。

それでいて、しっかりとベースになる吸血鬼話も進んでいるのがいいね。
1巻だとそんなにって感じだったけど、2巻読んで、上記のようなほっこり展開もして、一気に面白くなってきました。
急展開した終盤の引きのまま3巻も待ち遠しい!


3巻の感想はこちら (ハピネス 3巻 - 吸血鬼の孤独と葛藤)

眠気覚め度 ☆☆☆☆