レヴォルズ、ティオティコン、ポップチューン、そしてスーパーキングオー、有馬記念を制すのは!?

タイトルの「スピーディワンダー」がやっと2歳デビューしたにも関わらず、まだまだそれまでに活躍してきた馬がその力を示し続ける本作、この有馬記念でおそらくこの世代の争いに終止符が打たれるということでしょう。

この作品、競馬の血統をメインにレース展開や脚の使い方を元に馬を表現するにとどまらず、馬自身の性格や気持ちをとてもうまく表現していて、本当に各馬を応援したくなります。そんなところが好き。

さてさて、この有馬記念、これまで話の中心にいた人気馬が勢揃いして争うという形になっています。


- レヴォルズ : 現役最強馬で凱旋門賞に挑むも届かず。まさにディープインパクトそのもの。
- ティオティコン : 適切な走り方を見極めてからは連戦連勝の六冠馬。巨体の逃げ馬とか最高。
- ポップチューン : 相手が弱いとやる気が無くなるという気分屋。 2勝目が天皇賞秋という最強の2勝馬。アメリカ的な勝ち方してるね。
- スーパーキングオー :  研究され尽くした上での血統によるスピード馬。菊花賞勝利後の怪我から復帰戦で有馬記念勝利を狙う。


というそうそうたる面子です。
この作品を読み続けてる人に取っては正直どの馬も応援したくなるような展開です。
特にずっと敵対していたのはレヴォルズくらいだし。残り3馬は主人公側が育てたようなものだしなあ。

そして展開されるレースも白熱ものですよ。
とにかくスローペースで進め続ける戦闘のティオ、 それをマークするポップ、あくまでも自分のレースをするレヴォルズ、最後方にずっとついていくキング。
そんなに後ろで最後は届くのか?その影響でのスローペースはティオに逃げ切りをさせるのか?
そういったお互いの作戦、展開が繰り広げられていきます。


そのまま最後のコーナーに差し掛かると、
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一気にスピードを加速させるキング!
そうして最後の直線勝負になるわけですよ、競馬で最も熱い最後の直線に。
抜きつ抜かれつ、そうして最後は誰が勝つのか?

この巻では決着は判明しないので次巻まで待たないといけないのですが楽しみですね。
まあおそらくシナリオ的にはメインになるスーパーキングオーが勝つのではないかと思うのですが、
レヴォルズが勝って有終の美を飾り、その雪辱をディープザグレイトとスピーディワンダーで晴らすというのも面白そうですね。
たぶんティオとポップの勝利は無いんじゃないかなー、この展開だと。

なんにせよ面白かった、なんだかんだ安定して面白いんだよなーこれ。


15巻の感想はこちら (スピーディワンダー 15巻 - 競馬における最強装備)

眠気覚め度 ☆☆☆