大罪人ハロー・アヒンサー、彼に課せられた懲役は339年、肉体死すとも魂は輪廻し、贖罪は完全に果たされるまで続く。

割と話題になってたような。
絵はまだまだですが、ストーリーが抜群の懲役339年の感想となります。
ちなみに全4巻で5部構成、そのうち1部と2部はオンラインで読むことが出来ます。

1部2部の試し読みはこちら


ストーリーは書いたとおりで、339年の懲役を科せられたハロー・アヒンサーは獄中で死んでもすぐに次の生まれ変わり、輪廻転生先のハロー・アヒンサーが新たな囚人となっていくという話です。
世界観として、輪廻転生、前世の行いや地位があれば、現世の地位もそれに伴って確約されるという宗教のような文化が根付いたものになります。
例えば、前世が軍の大将だったら、現世では本人の努力無しにその地位が保証されるということです。
つまり身分の低いものは低いまま、高いものは高いままでその時生きてる人生の背景はさほど影響がありません。 
また、前世の診断は本人にはわからず国が用意した機関を通して知ることが出来る状況です。
そんな世界だからこそ、 そんな歪な世界だからこそ、生死を越えた次の世代へ懲役が引き継がれるということも当然のように行われていきます。


そうなんです、そんなシステムで組み上げられた世界に疑問を抱き、本当に前世と現世に関連性があるのかを解明していくのがこの懲役339年のテーマです。


こういう言い方は身も蓋もありませんが、こんな話で描けば面白くないわけがありません。
ただ絵が上手くないので、そこだけちょっと違和感あるかも。話は面白いです。
まあ極端に上手い絵じゃないからこそこのテーマが映えたという考え方も出来るかも。
読んでみると、この絵柄でもしっくりきます。逆に絵柄のおかげでラクに読めるかも。
絵が上手くないということは書き込みが少ないということで、一度に入る情報量が抑えられてその分要点がわかりやすくなると思うのです

というわけでオススメ。 このテーマにしたのはグッド。


眠気覚め度 ☆☆☆☆