誰もが考えそうで考えなかったダンジョンの生態系、生きるためには他の生命を犠牲にするのだ!

既に世間で話題沸騰で大人気の「ダンジョン飯」、2巻もその思わぬ生態系にハッとさせられます。 
ウィザードリィ系が好きな私としても、まさしくウィザードリィ+サバイバルという大好物×大好物の作品というだけでよだれが出てしまうのに、それでいていつもいつも意表を突かれる発想が出てくるのだから、このダンジョン飯という作品は1枚も2枚も上手です。

ダンジョン飯1巻の時点で「動く鎧が食べられる」という発想の時点で度肝を抜かれたのに、
今回の2巻ではゴーレムをダンジョン内の動く畑として扱ったり、聖水で霊体をを倒していったら自然と聖水アイスが出来たり、金貨に化けた虫のモンスターを食べたり、それの寄生先のミミックまで食べてしまうという発想。
関心するとともに、「そうきたかwww」という笑いを引き起こす素晴らしさです。
ついでにそれで作り上げた料理が割りと普通に美味しそうというのがまた。

いやホント、単純な発想ではこんなの思いつかないですよ。
せいぜいドラクエのあばれうしどりは牛肉なのか鶏肉なのかみたいな外見が一般の家畜に似たものでのイメージがほとんどだと思うんですよ。
ましてや、ウィザードリィ系だとそもそも食欲が沸くようなモンスターもいないわけですし。
それがバジリスクとかマンドラゴラだけじゃなくて、ミミックや擬態モンスターまで食の対象にしてしまうのだから、これはもう完全に発想の勝利だと思います。

あとは食に関する場面だけでなく、蘇生魔法が普通に存在する世界観を利用して簡単に人が死んだりするところを面白おかしく使っているのもまさにRPGあるあるみたいな感じですごくうまく表現しています。
ウィザードリィによくあるトラップで即死とか、開けたらミミックで喰われたとか、そういったところとか。

ホントうまいなぁ、この作品。最終的には目的の火竜を食べるんだろうけど、道中どんなのを食べていくのか。
グレーターデーモンみたいな知性があるモンスターは倫理的に厳しいだろうから、やっぱり動植物に似た生態のものしかいかないだろうし、そうなるとやっぱり限られてくるわけで。
キマイラ系とか、魚系とか。やっぱり思いつかない。
というわけで、次巻も楽しみですね。


眠気覚め度 ☆☆☆☆☆