過去作品の主人公対本作の主人公、勝つのはどっちだ!?
バンブーブレード という剣道漫画は、実は今まで作画を変えて3シリーズ出ています。
BAMBOO BLADE : 室江高校を舞台に、部活の剣道、仲魔との交流を描く
BAMBOO BLADE B : 飛鈴中学を舞台に、部活を通して試合に勝つ為の練習と勝ち上がる為の心の成長を描く
BAMBOO BLADE C : 本作。中学で全国2位になり一度剣道を諦めるが、一心不乱に練習を続ける仲魔に影響を受け、再び日本一を目指す
そしてこの5巻では、全国大会トーナメントの場で遂に初代主人公の川添球姫(たまき)と本作の主人公の朝比奈希輝(きき) が激突します。
川添球姫は紛れも無い天才。家が道場、母親も剣道家だったことから、生まれて以来自然と剣道に触れていく。
本人に自分が強いという自覚も無ければ、大会で勝ちたいという自尊心も無い。しかし、部活の仲魔と交流を続けていくうちに団体戦による勝利の嬉しさや皆の声援を受け、優勝を目指すこととなる。
一方、朝比奈希輝は、一般の家庭で育つも幼少より剣道を初め、その才能を見出されて家族一丸で応援される。それにより本人も焚きつけられて日本一を目指すようになり、毎日の剣道漬けの生活を過ごしていく。
つまり、一般人から見れば十分天才に見えるが、それ以上に人生を剣道に捧げてきた努力型と言える。(もちろん才能もあるのだろうが)
その二人が激突するわけです。
正直、どっちにも勝ってほしいし、どっちにも負けてほしくないところです。
シリーズのファンなら尚更でしょう。しかもどっちが勝ってもおかしくないのがこのシリーズですし。
この5巻では決着が着きませんので、時間が楽しみなところです。
とはいえ、どっちが勝ったにしても、次に当たるのが本物天才の斎村カグヤなのでどっちが進んでも負け確定なんですよね。
この大会にはこの二人のさらに上をいく天才、榊心と斎村カグヤがいるわけですから、球姫の優勝も希輝の優勝もないはずです。
というよりも、ここで二人のどちらかが優勝してしまうと、天才たる理由をしっかりともっている榊心と斎村カグヤの全てが壊れてしまうので。
今回、天才と凡才の比較で書かれていますが、才能とかは実は関係ないんですよね。
それよりも、どれだけの時間を剣道に捧げられるかというのが天才か凡才かの境界になっています。
球姫は生まれたときから剣道が生活の一部になっていた。
榊心はその球姫以上に練習を続けていた。(ちょっとこの辺、初代バンブレが手元に無いので正確に確認できません)
斎村カグヤは一度練習を始めると身体が壊れるほど続けてしまう。手のマメひとつとってみても、ひたすら練習を続けた希輝よりもひどい。
それに対して、希輝はまるで一般人代表のような。上記3人と希輝の違いは、日本一を目指すという俗物的だが人間として最も単純で純粋な目的があるかどうかなんですよね。
やれ生活の一部として人生を捧げているかのようだったり、ひたすら楽しいからという理由で続ける3人とはやはり意識が違うわけです。
そして真に強くなれるのは、3人のような思考ということですね。
この5巻には、もの凄く悔しいという素晴らしい表現があるのですが、それが最近終わったグフタの鉄風と少し被ってしまって。
努力しても適わず、猛烈な悔しさを表現するというのはやはりグッときます。それがあってからこその勝利だと思うので。
それで、記事を書いてて思ったのが、この剣道をするということの目的の違いが鉄風と共通するかななんて。
鉄風の方も、主人公の夏央は相手をへこましてやりたいという理由だけで格闘技を覚えていく努力家です。
それに対して、ライバルのゆず子はひたすら楽しいから格闘技をしているだけ。勝利なんてあまり関係ないんです。
これが今回の希輝と3人の天才と被ってしまって、ああなるほどなと。
ということは、しっかり設定も面白い構図になっているということか。
うーん、続き気になる。
眠気覚め度 ☆☆☆
バンブーブレード という剣道漫画は、実は今まで作画を変えて3シリーズ出ています。
BAMBOO BLADE : 室江高校を舞台に、部活の剣道、仲魔との交流を描く
BAMBOO BLADE B : 飛鈴中学を舞台に、部活を通して試合に勝つ為の練習と勝ち上がる為の心の成長を描く
BAMBOO BLADE C : 本作。中学で全国2位になり一度剣道を諦めるが、一心不乱に練習を続ける仲魔に影響を受け、再び日本一を目指す
そしてこの5巻では、全国大会トーナメントの場で遂に初代主人公の川添球姫(たまき)と本作の主人公の朝比奈希輝(きき) が激突します。
川添球姫は紛れも無い天才。家が道場、母親も剣道家だったことから、生まれて以来自然と剣道に触れていく。
本人に自分が強いという自覚も無ければ、大会で勝ちたいという自尊心も無い。しかし、部活の仲魔と交流を続けていくうちに団体戦による勝利の嬉しさや皆の声援を受け、優勝を目指すこととなる。
一方、朝比奈希輝は、一般の家庭で育つも幼少より剣道を初め、その才能を見出されて家族一丸で応援される。それにより本人も焚きつけられて日本一を目指すようになり、毎日の剣道漬けの生活を過ごしていく。
つまり、一般人から見れば十分天才に見えるが、それ以上に人生を剣道に捧げてきた努力型と言える。(もちろん才能もあるのだろうが)
その二人が激突するわけです。
正直、どっちにも勝ってほしいし、どっちにも負けてほしくないところです。
シリーズのファンなら尚更でしょう。しかもどっちが勝ってもおかしくないのがこのシリーズですし。
この5巻では決着が着きませんので、時間が楽しみなところです。
とはいえ、どっちが勝ったにしても、次に当たるのが本物天才の斎村カグヤなのでどっちが進んでも負け確定なんですよね。
この大会にはこの二人のさらに上をいく天才、榊心と斎村カグヤがいるわけですから、球姫の優勝も希輝の優勝もないはずです。
というよりも、ここで二人のどちらかが優勝してしまうと、天才たる理由をしっかりともっている榊心と斎村カグヤの全てが壊れてしまうので。
今回、天才と凡才の比較で書かれていますが、才能とかは実は関係ないんですよね。
それよりも、どれだけの時間を剣道に捧げられるかというのが天才か凡才かの境界になっています。
球姫は生まれたときから剣道が生活の一部になっていた。
榊心はその球姫以上に練習を続けていた。(ちょっとこの辺、初代バンブレが手元に無いので正確に確認できません)
斎村カグヤは一度練習を始めると身体が壊れるほど続けてしまう。手のマメひとつとってみても、ひたすら練習を続けた希輝よりもひどい。
それに対して、希輝はまるで一般人代表のような。上記3人と希輝の違いは、日本一を目指すという俗物的だが人間として最も単純で純粋な目的があるかどうかなんですよね。
やれ生活の一部として人生を捧げているかのようだったり、ひたすら楽しいからという理由で続ける3人とはやはり意識が違うわけです。
そして真に強くなれるのは、3人のような思考ということですね。
この5巻には、もの凄く悔しいという素晴らしい表現があるのですが、それが最近終わったグフタの鉄風と少し被ってしまって。
努力しても適わず、猛烈な悔しさを表現するというのはやはりグッときます。それがあってからこその勝利だと思うので。
それで、記事を書いてて思ったのが、この剣道をするということの目的の違いが鉄風と共通するかななんて。
鉄風の方も、主人公の夏央は相手をへこましてやりたいという理由だけで格闘技を覚えていく努力家です。
それに対して、ライバルのゆず子はひたすら楽しいから格闘技をしているだけ。勝利なんてあまり関係ないんです。
これが今回の希輝と3人の天才と被ってしまって、ああなるほどなと。
ということは、しっかり設定も面白い構図になっているということか。
うーん、続き気になる。
眠気覚め度 ☆☆☆
BAMBOO BLADE C 5巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス)
posted with AmaQuick at 2021.06.02
土塚理弘(著), 高尾じんぐ(著)
¥628
¥628