2016年07月

ぼくらのふしだら 2巻 - 性欲と引き換えに時を止める少女、その結末

自己愛の塊が行う性欲発散の疑似性交、そこに愛はあるのか。

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2016年7月16日の「わたしのふしだら」発売記念として、まだ感想を上げていなかった「ぼくらのふしだら」2巻について書きます。発売当時に読んで簡単には感想書けないなと思い早半年、このために読み返したところその面白さを再認識した次第でございます。

ひょんなきっかけで時間を止める能力を得た美菜実ちゃん、その代償は止めた時間に比例して増える性欲です。その性欲解放として、幼馴染で自分のことを好いている信一を利用し、そのテクでひたすらイカされて発散するというのが基本のストーリーです。でもヤラせない。悪い女。果たしてその行為に愛はあるのでしょうか。

あるわけねえんだよなあ、これが。究極の自己中である美菜実ちゃんの前ではそんな他人を思いやる気持ちがあるわけがない。

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この性格が非常に!非常に人間臭い!!自分では他人を思いやれる良い子だと思ってたのに窮地に追い込まれ他人を凌駕する能力を手に入れたことでその本質が究極の自己愛に帰すことを他人から諭されるまで気づくことが出来ないというのがまさに人間、これこそが人間ドラマですよ。社会生活に溶け込むことで自らを取り繕って良い子を演じたとしても、その深層心理にあるのは他者への愛ではなく、自己愛、これが現実、これが本質、これが人間。こういうドロドロした話が本当に好き。読んでてぞくぞくするし、そのあとは開き直るのか表面上だけは取り繕うように振舞うのか、どっちに転がっても面白い展開になるってものですよこれは。

そしてこの美菜実ちゃん、決して開き直るわけではないのですが、取り繕うとしても取り繕うとしても自分に降りかかる災難を回避するために能力を使い続けることになります。それはもう泥沼ですわ。足首までしか入ってなかったはずなのにいつの間にか首までずっぽりですよこりゃ。そして事件も起こしてしまいますよこりゃ。


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「キミって他人を排除することしか考えないよね?傷つけず穏やかに済ます方法は考えなかったわよね?なんで?」



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「だってキミは自己愛の塊で、疑り深く酷薄なニンゲンだもの。今度こそ人を殺すことになるから」

これが美菜実ちゃんの真実なわけですよ。自分のために人間として度を過ぎた能力を使い続けるも、その歯車は当然カッチリとはまるわけもなく、少しずつ、少しずつ噛み合わなくなり、やがて能力に頼らざるを得なくなる深遠の闇への堕ち方、いわゆる弱い人間、自分のことしか考えられない人間が最も堕ちやすいパターンに完全にはまってしまうわけです。

そんな彼女に追い討ちを掛ける様に訪れるのが、能力を駆使して得た大学推薦の取り消し。しかし、その原因は「かつて彼女のことを嫌っていた同級生が、彼女のことを好いたあまり同じ大学に行こうと決意したこと」に起因しています。能力を使えば推薦などなくとも大学合格は可能でしょうし、何より自分への好意に喜ぶことはあれど、憎むことは無いはず、それがいわゆる一般的な人間の思考でしょう。



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堕ちるところまで堕ちた自己愛の塊はそれを憎悪にしか変換出来ないのである。

自分のためなら他人を犠牲にすることを厭わない美菜実ちゃんにとってこの思考回路はすごく真っ当であり当然の帰結です。どうして私ばかり不幸に、どうして私の邪魔をするの、そういったことしか考えられません。他人の気持ちというものを考えられない美菜実ちゃんにとっては、自分への弊害は全て悪意とみなします。これが堕ち続けて、人を疑うことしか出来なくなった人間の末路です。

但し、美菜実ちゃんにはひとつだけ救いがあります。信一です。

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さあ信一は美菜実ちゃんを救うことが出来るのか!?信一の美菜実ちゃんへの愛は本物なのか!?性格ブスは付き合いが長くなるほど辛くなるし取り返しがつかなくなるぞ!

というわけで、美菜実ちゃんの人間性をまとめますと、

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ごくごく普通の下衆なニンゲンでした!!


美菜実ちゃんと信一の壊れた愛の行方は2巻で完結します。そして続く続刊は、この美菜実ちゃんと信一の話を聞いた上で能力を受け取ることを決めた次の女性の話となります。それが「わたしのふしだら」です。

いやあ、このドロドロで下衆な最高の人間臭さ、たまらないですね。現実世界で関わるのはごめん被りますが、こういった物語の中では極端なほどのエゴの塊の方が読んでいて面白いです。偽善や綺麗事ばかり言ってる話なんて嘘くさくてリアリティが無くてよろしくない。蒼天航路の曹操だって花の慶次の慶次だってエンバンメイズの烏丸徨だって惑星のさみだれの夕日だって自分の信念、エゴが原動力です。だからこそキャラが立つし物語も面白く動くのだと思っています。そういう作品が本当に好き。

まとめると、7月16日発売の「わたしのふしだら」もうこのような人間臭い作品であることが予想されるので要チェックだ!!


1巻の感想はこちら (ぼくらのふしだら - 等価交換となる対象は性欲)

眠気覚め度 ☆☆☆☆☆

2016年週刊スピリッツ32号ざっくり感想

2016/07/04 週刊スピリッツ32号のざっくり感想となります。
唐突の憲法が付録でついてて驚愕。左寄りの記事かと思えば別にそんなこともなく、今週の参院選に起因したものでした。読者層がこれでわかるね。とはいうものの、中には各連載のイラスト付きの付録になっていて、ジャンプで記念号の時に打ち切り同然の作品も記念絵描いてるのをなんか思い出してしまった。

それでは今回も適当にいってみましょー


■あさひなぐ
  持つものと持たざるものの対比が素晴らしい。同じコートに立って相対することになっているのに、その心境はまるで反対。薙刀を楽しむものと薙刀が全てのものの対峙、素晴らしいね。 正直連載当初はこの作品ここまで化けると思わなかったなあ。
  
■アイアムアヒーロー
  あれ、このシーンって単行本の表紙にあったやつかな。なんにせよシーンは変わるは話の進展は遅いわでいい加減にしろとは思うよね。
  
■しあわせアフロ田中
  ここに来てコンビニバイトwwwwwwww アラサー無職はつらいのうつらいのうwww
  
■土竜の唄
  パピヨン無双じゃねーか相変わらずだなwww
  
■アオアシ
  このままDFに転向するんだろうか。転向しつつも点取り目指して福田の考えを凌駕するという展開になりそう。
  
■王様達のヴァイキング
  おいおいヴァルキュリア出てきて面白くなってきたんじゃねーか!?
  
■かなたかける
  そうなんだよなあ、任せたとかの信頼を受けると凄く生きてる実感沸くんだよなあ。自分の存在価値を再認識出来る。それさえあればきつい仕事も乗り切れるというものですよ。
  
■トクサツガガガ
  おしゃれなアクセサリー置くやつにクリップとか輪ゴムとか相変わらずこの作品は小ネタに吹きだすwww
  
■くーねるまるた
  スイカ食べたいなあ。メロンの方がいいなあ。
  
■1518!
  感情の起伏が乏しい娘がたまに見せる笑顔とかそれ男を堕とす最大にスパイスだから。
  
■猫のお寺の知恩さん
  休日はだらけ虫ですいませんすいませんほこりと一緒にすいこんでついでに朝起こしてご飯も作ってください。
  
■団地ともお
  さすがにここまで遊びつくしたおもちゃはないか。。。
  
■デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション
  毎回思うんだけどさ、浅野いにおの作品って台詞多すぎない?
  
■WILD PITCH!!!
  投手として地道に成長していくのを描くのだろうか。
  
■つりぼり松田さん (読切)
  アフロ田中に続きこちらでも釣り堀ネタが。
  
■ダンス・ダンス・ダンスール
  久しぶりに都ちゃん出てるじゃないか!最近面白さが少し下降してるけどまだまだ盛り返すと信じてるぞ!
  
■ぐりこカミングスーン
  ぴのちゃんステージで顔変わってるというかぐりこと同じになってるじゃないか
  
■ふろがーる!
  うーん銭湯編はいまいちだな、昼のセント酒と大した違いがない。
  
■100万円の女たち 
  なんだこの展開wwwギャグ漫画かよwwwwwww
  
■もしもし、てるみです。
  結局うさくんはエロ漫画が描きたいんだなというのがひしひしと伝わってくる。
  


勇者が死んだ! 5巻 - 全てはフトモモのため

悪魔は…変態だらけ!!

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相変わらずの足フェチ全開で悪魔の巣窟でもハダカニーソ教を普及する「勇者が死んだ!」5巻はいつも通りフトモモだらけのシリアスありギャグあり思考バトルありの良展開でした。

話自体はユナとトウカの過去話あり、ネクロマンサーと魔術師部隊とのバトルで屍術師の強さの証明あり、おっぱい悪魔を策略にはめるのあり、師匠を騙して連行するのありと、「魔方陣グルグル」にエロとバトルシーンが加わった感じでしょうか。設定も凝ってるしやはり面白く読めます。良作だなあ。


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オッパイ教とハダカニーソ教が手を組んだ瞬間

この直前のコマで「別にフトモモは好きだけど、オッパイだって好きだぜ。男だから当たり前じゃねーか。(ホントはどうでもいいけどな…)」のさりげない一言がホント面白くてw 徹底的な足フェチなんだなwww



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これだもの仕方ないか


いやー、いつも通り変態しかいない「勇者が死んだ!」はラクに楽しく読めますなあ。変態ギャグもそうだけど、悪魔の巣窟に侵入する時にもなんだかんだ色々計略を仕掛けて行くところも見所ありでグッド。次も楽しみです。


4巻の感想はこちら (勇者が死んだ! 4巻 - 勇者は死んだ、俺がやらねば誰がやる!)

眠気覚め度 ☆☆☆☆

2016年07月発売コミック一覧、今月はこの漫画がオススメ!!

2016年7月発売予定のオススメ新刊まとめです。取り上げてみると、今月はちょっと少なめ。アニメ開始直前の甘々と稲妻7巻や、ハイスコアガールがメインでしょうか。あと個人的に抑えておきたいのはHelckとか第3のギデオンです。

それでは今月も適当にいってみましょー


07/07
■甘々と稲妻 7巻

good!アフタヌーンの完全なる癒し枠。料理って楽しい!子供って可愛い!お父さんって苦労してる!を全面に押し出した作品。アニメ放映もすぐのはずなので、そちらもチェックだ!



07/08
■魔法少女・オブ・ジ・エンド 12巻

過去編終わったところまでは覚えてる。そのあとどこに戻るのかは覚えてない。



■刃牙道 12巻

ピクル出てきてこのあとどうなるのってところ。

11巻の感想はこちら (刃牙道 11巻 - あの本部以蔵)


07/12
■Helck 7巻

怒れ!アズドラ!

6巻の感想はこちら (Helck 6巻 - ヘルクの過去編終了、アズドラの計略始動!)



■読者ハ読ムナ(笑): いかにして藤田和日郎の新人アシスタントは漫画家になったか

タイトルどおりですね。どうやら漫画家を目指してる人向けのよう。藤田和日郎からは様々な漫画家が巣立っていったはずなので、漫画読みとしても抑えておく一品でしょう。


■柊様は自分を探している。 1巻

西森博之の新作!それだけで大期待!!



■双亡亭壊すべし 1巻

藤田和日郎の新作!それだけで大期待!!



07/15
■世界八番目の不思議 2巻

何気にグッドな短編集。1巻が面白かったので期待です。

1巻の感想はこちら (世界八番目の不思議 - 奇抜なアイデア満載のショートコミック)




07/16
■わたしのふしだら 1巻

ぼくらのふしだらの続編!衝撃的な2巻の完結からこの続編へ、話はどう繋がるのか!?ぼくらのふしだらの2巻レビューやってなかったので近いうちに終わらせたいぞ!(願望)

ぼくらのふしだらの感想はこちら (ぼくらのふしだら - 等価交換となる対象は性欲)



07/19
■ジョジョリオン 13巻

説明不要ッ!!


07/22
■GIANT KILLING 41巻

あれ、また2ヶ月で刊行か、早いなー。

40巻の感想はこちら (GIANT KILLING 40巻 - 慢心)


■おおきく振りかぶって 27巻

さーて、発売までに26巻読み直すかー(完全に話忘れてるやつ)



07/25
■ハイスコアガール 6巻

ようやく出るよハイスコアガールの新刊!キャラ名は覚えてないけど大野さんじゃないほうとサムスピかヴァンパイアかなんかで決闘する直前だったはず!期待!

ついでに既刊の新装版が書き下ろし追加で発売だ!

■ハイスコアガールCONTINUE 1巻
■ハイスコアガールCONTINUE 2巻
■ハイスコアガールCONTINUE 3巻
■ハイスコアガールCONTINUE 4巻
■ハイスコアガールCONTINUE 5巻



07/29
■アオアシ 6巻
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スピリッツでキラリ輝くサッカー枠。何気に面白くなってきてるので要注目!



■第3のギデオン 3巻

「医龍」や「幽麗塔」の乃木坂太郎が書くフランス革命!2巻まで既読済みだけど感想書けてないぞ!書きたい!(願望)



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