2015年10月

怪談少年 - 有名怪談の現代意訳版

「古今東西を問わず、有名な怪談、怪奇小説のタイトルだけを拝借してお話を作ってみようという主旨の、いつもどおり、いきあたりばったりな出たとこ勝負で始めた企画です。」
※作者のあとがきより引用

上記の通り、有名怪談のタイトルをベースに新たなシナリオで描かれているのが「怪談少年」です。
耳なし芳一から猿の手、黒猫、幽霊屋敷などなど、いわゆる怪談になりそうな要素を元にしています。
耳なし芳一なんか割とそのままで、

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うん、そのままです。
とはいえ、身体に呪文を書くというところだけが一致しており、その他の設定はオリジナルとなります。


これが黒猫だと、

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となったり。
人面犬と黒猫の不吉な噂が合わさったような感じですね。


さてさて、肝心のそのお話の方なんですが、実はなかなか読みやすくてサックリ読めます。ラクな部類に入るかと。
というのも、ひとつのテーマで10数ページというショート構成だから簡潔に完結しているのと、
話が決して暗い方向に行かないのですね。
怪談というよりは、ショートコメディという捉え方が正しいと思います。
怖さなどほとんど無く、逆にクスりと笑えてしまいます。
なので、ホラーとして読んだ場合は肩透かしを食らいます。

そしてショートであるがゆえ、テンポもいい。ポンポンポンと読めてしまいます。 
うん、読み返すにも手ごろでいいやね。

あと、主人公の同級生の西本さんが可愛い。恋する乙女は可愛い。


というわけでグッド。気楽に多少ホラー要素が入ったコメディが読みたいならオススメです。


眠気覚め度 ☆☆☆


そして今調べたら紙版の高いこと。
紙版1400円に対して、Kindle版は350円で買えるのでグッドですねー。

 

女子大生の日常 3巻 - このひとコマが全てを物語っている!

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蛍はケツが光ってるゴキブリ!!

ホントこの漫画は日常も日常、本音を語っちゃう漫画なんだから。
もう、こういうの大好き。


4巻の感想はこちら (女子大生の日常4巻 - 突然の最終巻もいつも以上にキレが増したいい最後だったぞ!)

眠気覚め度 ☆☆☆☆
  

レイチェル創々 - 発明家レイチェルはおっぱいで化学する

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冒頭からなんてこったい。でも大体こんな漫画です。


こんなグラマー美人(死語)な発明家が色々なものを作って試していく、そんな半分エロ漫画的な作品がこの「レイチェル創々」です。
もうこれがすべて。これ以上でもこれ以下でもなし。

冒頭の乳もみは痴漢対策の電流ブラジャーの実験なわけです。
実験だからね、揉むしかないよね。

その後も、服の繊維を溶かすクスリを作ったり、透明になるクスリを作ったり、服を脱がすことのできる介護ロボットを作ったり。
もう狙い目がわかりますね。そういった層を狙い撃ちです。
ぶっちゃけもう設定もクソもないです。そういう作品。

面白いかどうかは、各人の判断で。
こういうの嫌いではないけど、特段面白くは。。。


眠気覚め度 ☆☆


女子大生の日常 2巻 - 戦車が出てくる日常漫画です

「あら私は免許あるもの、大型特殊免許(戦車などのカタピラ車)までだけど…」

そんな女子大生の日常を描く「女子大生の日常」、面白くて一気に読んでしまいました。
さてこの2巻、冒頭でカレンたちも2年生に。学校の描写で単位取っているところは全く無いのに2年生に。
まあ2年生までは必修取ってなくてもなれるからね、2年生まではね。 

そんな2巻の冒頭では遂に名前のある男のレギュラーキャラが出現。
しかも入学した理由が1巻のコンビニでカレンが言っていた「親の目を気にせずに夜中までゲームやって深夜にカルビ弁当食べるために大学生になった」という言葉に感銘を受けたっていうんだから。 

とはいえ、どうもキャラが弱くてHOMO路線でしかネタが無いような展開に。
というか、もとからいるキャラが濃すぎるのかこれは。


HOMO路線から男の娘の話になった時も
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ってな流れになってしまうわけだし。単純ながら笑ってしまったわ。 


そして冒頭の通り今回は戦車が出てきます。日常漫画ですが戦車が出てきます。
作者が日常漫画と言ったら日常漫画なんです。
これが日常じゃないなら何が日常なんだってばよ、日常の定義ってなんだってばよ。

にしても、本編もそうだけどおまけ漫画の作者の話も結構面白いんですよねこれ。
下手したら本編より面白いこともあるかも。センスあるわこの作者。


眠気覚め度 ☆☆☆☆


2015年週刊スピリッツ48号ざっくり感想

2015/10/25 週刊スピリッツ48号のざっくり感想となります。
表紙の島崎遥香の一言に「コスプレ七変化!?」と書きながら三変化してないのになんだかなーと思ったり。
あの性格の悪さをキャラでやってるなら大したものだと思うけどガチなんでしょう。

■闇金ウシジマくん
  結局加納は死んだのか生きてるのか。

■しあわせアフロ田中
  やっぱり大ゴマ使ってインパクト出すように描き方変えてきてるね。面白いけど勢いだけでどこまでいけるか。

■あさひなぐ
  遂に薙の心が折れたッ!!ここからの展開が楽しみ。

■世界はボクのもの
  うーん、まだ設定紹介の段階かな。方向性が見えない。

■アイアムアヒーロー
  だからとっとと色々説明してくれよ。もうわけわからんよ。

■シェアバディ
  これだから高齢童貞は。

■土竜の唄
  やっと野良犬の唄が終わりました。
 「そこまでオレを怨んでいたのかッ!!」って裏切られて手首切るハメになって死に掛けて恨まない方がどうかしてるだろw頭沸いてんのかコイツwww

■アオアシ
  なんだまだ心折れないのか

■健康で文化的な最低限度の生活
  前回の最後の展開が今回の最後の展開になるとか今回のそれまでの展開は必要だったのか?

■デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション
  なんか読む気なくして斜め読みしたわ。読みにくい。

■僕はコーヒーが飲めない
  やっぱこれもう最終回なんじゃないの?(違う

■させよエロイカ
  ただのエロ漫画です。

■ふつつかなヨメですが!
  すっかり忘れてたけどこの旦那最悪だな。自分が当事者ならキレてるわ。

■天そぞろ
  ホント面白くないなこれ(マジレス

■1518!
  一度こういう専門家に靴の相談してみたい。すぐ靴擦れしたり、歩き方が悪いのか靴の中があっというまに磨り減って精々一年くらいしか持たない。

■夕空のクライフイズム
  おっと実は最終回が近いのか?

■モッシュピット
  打ち切り決まってからなんか適当になってませんかね?

■村上海賊の娘
  これもあんま面白くないなあ。どうしたいのか全くわからん。



天空の扉 7巻 - 各勢力の思惑、そして始まる三つ目族の戦争

剣と魔法の世界に登場した銃、それを武器に三つ目族は領土奪取の戦争を仕掛ける

武器の射程の概念や論理的な戦術、一枚岩ではない魔族の各勢力のそれぞれの思惑が交錯する「天空の扉」の7巻です。
この作品の一番の特徴と言えば、敵対しているのがかつて魔王を倒した勇者であるということと、主人公は世界最強の運送業者だということでしょう。
だって荷物を運ぶために音速を越えて移動するんだから。そしてそれを移動じゃなくて攻撃に転化できるんだから。

さてさてそんな作品の第7巻、散り散りになったルーシュたちのそれぞれの動きと、領地奪取の戦争に向けて動きだした三つ目族がメインです。
面白いんだけど、それぞれの話を丁寧にやってるから進みは遅いかな。なんとももどかしい。

何よりもメインで話が動いたのはやはり三つ目族の話。
戦争を始めることの準備から、その戦争を正当化するためのコネ、裏への根回し、そしてそれぞれの勢力の思惑と、政治的な動きが大きかった本巻です。
こういう話も好きなんですが、なによりも

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っていうような熱くなれる展開がいいね!
徹底的に戦争の準備をして確実な勝利をもぎ取るための決意。
あとこの準備の描写も、剣と魔法の世界観にも関わらず手先が器用な三つ目族が銃を作り上げたということで、

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というような細かい描写があるところもグッド。
特に軍隊にしっかり娼婦をつけてるところが、略奪も強姦も認めず軍としての機能を果たすというところが窺えて尚グッド。
戦争だからね、綺麗ごとじゃないからね。欲を吐き出すところを用意するのは大事だね。

そんなこんなで、ちゃくちゃくと戦争準備が進み、まるで三つ目族の勝利が確約されているようなところがグッド。
だけどおそらくただではすまないのでしょう、どうなることやら。


あとルーシュと竜魔族との交渉も実によかった。
あそこまで追い詰められる展開、しかも論理的には全く正しい展開になると思わなかった。
むしろその後の展開に疑問を感じたくらい。
こういう合理的に、理知的にものごとを進めていくからこの作品は面白いのです。


8巻の感想はこちら (天空の扉 8巻 - 戦いの覚悟)

眠気覚め度 ☆☆☆☆

実は天空の扉はいつか時間があればおおきく取り上げたいと思っています。
が、なかなか方向性が定まらない。。。

スピーディワンダー 14巻 - これまでの名馬が勢揃いした有馬記念の行方は!?

レヴォルズ、ティオティコン、ポップチューン、そしてスーパーキングオー、有馬記念を制すのは!?

タイトルの「スピーディワンダー」がやっと2歳デビューしたにも関わらず、まだまだそれまでに活躍してきた馬がその力を示し続ける本作、この有馬記念でおそらくこの世代の争いに終止符が打たれるということでしょう。

この作品、競馬の血統をメインにレース展開や脚の使い方を元に馬を表現するにとどまらず、馬自身の性格や気持ちをとてもうまく表現していて、本当に各馬を応援したくなります。そんなところが好き。

さてさて、この有馬記念、これまで話の中心にいた人気馬が勢揃いして争うという形になっています。


- レヴォルズ : 現役最強馬で凱旋門賞に挑むも届かず。まさにディープインパクトそのもの。
- ティオティコン : 適切な走り方を見極めてからは連戦連勝の六冠馬。巨体の逃げ馬とか最高。
- ポップチューン : 相手が弱いとやる気が無くなるという気分屋。 2勝目が天皇賞秋という最強の2勝馬。アメリカ的な勝ち方してるね。
- スーパーキングオー :  研究され尽くした上での血統によるスピード馬。菊花賞勝利後の怪我から復帰戦で有馬記念勝利を狙う。


というそうそうたる面子です。
この作品を読み続けてる人に取っては正直どの馬も応援したくなるような展開です。
特にずっと敵対していたのはレヴォルズくらいだし。残り3馬は主人公側が育てたようなものだしなあ。

そして展開されるレースも白熱ものですよ。
とにかくスローペースで進め続ける戦闘のティオ、 それをマークするポップ、あくまでも自分のレースをするレヴォルズ、最後方にずっとついていくキング。
そんなに後ろで最後は届くのか?その影響でのスローペースはティオに逃げ切りをさせるのか?
そういったお互いの作戦、展開が繰り広げられていきます。


そのまま最後のコーナーに差し掛かると、
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一気にスピードを加速させるキング!
そうして最後の直線勝負になるわけですよ、競馬で最も熱い最後の直線に。
抜きつ抜かれつ、そうして最後は誰が勝つのか?

この巻では決着は判明しないので次巻まで待たないといけないのですが楽しみですね。
まあおそらくシナリオ的にはメインになるスーパーキングオーが勝つのではないかと思うのですが、
レヴォルズが勝って有終の美を飾り、その雪辱をディープザグレイトとスピーディワンダーで晴らすというのも面白そうですね。
たぶんティオとポップの勝利は無いんじゃないかなー、この展開だと。

なんにせよ面白かった、なんだかんだ安定して面白いんだよなーこれ。


15巻の感想はこちら (スピーディワンダー 15巻 - 競馬における最強装備)

眠気覚め度 ☆☆☆

衛府の七忍 - 山口貴由の新作は江戸初期に蘇る葉隠覚悟!?

「我に埋まりし刃、熱血に溶融り我が身を玉鋼と化す」

「シグルイ」や「覚悟のススメ」の山口貴由の新作「衛府の七忍」 は江戸初期の家康による豊臣残党狩りを背景にしたびっくり不思議能力バトル作品です。
どうやらタイトルの通りに家康に対抗すべく七忍が主人公のようで、まずは一人ずつその背景を描いていく流れのようです。

この1巻では最初1人目 葉隠カクゴ の話と、2人目の途中までが描かれています。
この葉隠カクゴ、見た目もそのまま「覚悟のススメ」の覚悟くんのようです。

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 ね、まんまでしょ。
とはいえ、この時代背景、当然強化外骨格もありませんし、鉄球も身体についてません。
時代は江戸初期だからね、1600年代初期だからね、当然だね。

まあそんなカクゴくんもいますが、話の本筋は最初に書いた通り豊臣家ないし西軍に与した者たちの残党狩りです。
徳川家から残党狩り御免となる「覇府の印」が配布され、武士崩れから武家に怨みを持つ百姓までが落人狩りを行うという背景。
基本はその「民兵」から逃げる側の話になります。
逃げて逃げて逃げ続けるも執拗に追い詰められ、命を狙われ続けられる。
そんな相手と繰り広げられるバトルになるわけですなあ。



まあ、なんだかんだで強化外骨格的なものになっちゃうんですけどね。
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そんなこんなで相変わらずはらわたが飛び出たりな感じですが、話自体は読みやすくて面白いです。
過去作のファンなら問題無く楽しめるでしょう。


桃太郎も出るしね!
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眠気覚め度 ☆☆☆


最近読んだ続刊ざっくり感想 - 20151023

読んだけど一本の記事にするほど気力は無いなーという続刊ざっくり感想です。
今回は3冊。いってみましょー。

■刃牙道 8巻


えっ、これ烈海王死んだの?ホントに?
こんなところで烈海王死んだら途中になってるボクシング編はどうなるんだよォッ!!(元からもう絶対始まらないと気づいてるくせに)


■ケンガンアシュラ 14巻


実はこの作品大好きです。バキの一番面白い地下闘技場トーナメント編を、バキ好きが描いてる印象。
1試合毎もキャラの描写もして深いし、何よりも本当に誰が勝ち残るのかわからないのが素晴らしい。
王馬もなんだかんだで2回戦の雷庵に負けそうな感じがするし、そもそもトーナメントもこのまますんなりトーナメントだけで終わらないような気がするし。
ずっと特集組みたいと思ってるんだけどなかなかそこまで至っていない状態です。
第2部が楽しみだぜ!!


■アルスラーン戦記 4巻


面白いんだけど人気作品過ぎていまさら1つの記事にしてもなあという感じ。
漫画版だけ読んでると既にキャラの名前と勢力がわからなくなってきました。


FLIP-FLAP - 恋する相手と付き合うために始めたピンボール、次第にそれ自体が目的になる!

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「好きなもんは好きなんだよ!!! 意味ばっか求めてんじゃねーよ!!!!」


もう7年近く前の作品になりますが、Kindle版が170円だったので再購入。やっぱり面白い。
「FLIP-FLAP」はひょんなきっかけで好きな女の子と付き合うためにはピンボールのハイスコアを更新してと言われて始めたものの、ピンボールの奥深さ、その楽しさに目覚め、気づいたらピンボールを楽しむこと自体が目的になってしまった物語です。

うーん、手段が目的になったとか仕事じゃやっちゃいけないことなのでなんともそう書いてから違和感が。
まあ、この作品の場合は手段も目的もどっちも最終的に行き着く先は同じだからいいのか。

当初はピンボールなどやったこともない主人公の深町でしたが、片思いの相手のピンボールに真摯に、本気で向かう姿に圧倒され、徐々にそれに惹かれていき、遂には彼女と同じ領域に入ってしまうほど本気でピンボールに立ち向かい始める様は本当に見てて気持ちのいいものです。

人が何かを好きになる、そしてそれに本気で、命を懸けて向かっていく。
例えそれが他人から見て滑稽であっても、本人が本当に本気なら、それは誰にも馬鹿にできないことだし、素晴らしい尊いものなのです。
そういった熱い展開が1冊中ずっと続くのが本当に心地よい。人の本気とはなんと美しいものなのだろうか。

そのままあっという間に片思い相手の山田さんを越える腕前になり、ハイスコアアタックは続き、
遂にはギャラリーが大勢発生し大いに盛り上がらせるまでになってしまう深町。
それに反するかのように、深町の集中力は増しに増して、

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完全にギャラリーの騒音をシャットダウン。
研ぎ澄まされた集中力の前には自分とピンボール。
その世界に没頭する。自分だけの世界で本気で「好きなもの」に熱中する。



そこまでの変遷も深町の成長、心境の変化、ピンボールに対しての好きの度合いの変化がゆっくりと確かに感じられた上でのこの表現ですよ。
興奮しないわけがないですね。最高。
読んでるこっちも没頭して、思わず時間も忘れて読みふけってしまいます。


いやー、良かった。1巻完結で読みやすいし、今はKindleで安かったから170円で買えたし。
万人にオススメ出来る傑作です。


眠気覚め度 ☆☆☆☆☆


 
スピリットサークル完結!!
今のイチオシ!!
少し前のイチオシ!!
結構前のイチオシ!!
タイムリープサスペンス!!
ゲームとギャグが好きなら!
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