2015年07月

弟の夫 - 真面目にゲイを描く

死んだ弟の結婚相手は男でした
設定だけで門前払いにちょっと待った。同性愛者への理解を深めるための作品です。

弟の夫。そのままです。弟の妻ではありません。夫です。男の旦那です。同性愛です。
世界中で徐々にその存在が認められてきている同性愛者。
本人達ももちろん大いにその環境に苦しんでいるのでしょうが、我々一般人としてもやはり理解し難い異質なものという印象です。
そんなマイノリティだからこそ長年苦しみ続けているのでしょうが。

しかし、10年間会っていない弟が結婚していて、その相手がゴツい外国人だったらどう思うでしょうか。
絶対に戸惑うでしょう。そして少なくともすぐにはその事実を受け入れられないはず。
そんな苦悩の主人公視点で弟の夫という異質なものに対する理解を徐々に深めていく、それが「弟の夫」です。

異質なものだからやはり受け入れ難くて、それでも理解しようとして、しかし全然理解できていなかったことにまた気づいて。
そんな至って真面目な漫画です。
絵も話もわかりやすく、心理描写もはっきり描かれているので取っ付き易いと思います。
機会があるなら、見逃す手はありません。

ただ、作者が作者なだけに、ホントにそのままアッーな展開があってもおかしくないのが恐ろしいところでありますが。 


2巻の感想はこちら (弟の夫 2巻 - 同性愛者の現実を描く問題作)

眠気覚め度 ☆☆

あれよ星屑 - 終戦直後を生き抜く大人の世界

酔うて狂うか醒めて狂うか どちらがシアワセでしょうな

時は太平洋戦争終戦直後、米兵が闊歩しヤミ市が賑わう敗戦国日本。
そこでまさしく生きるために生活を営む大人の世界を描くのが「あれよ星屑」です。
最近評判になっているのでご存知の方も多いでしょう。 

主人公達はかつて中国に駐屯した時の上官と部下。
何故戦争で人を殺したのに死なずまだ生きているのか、そんなことを考えながら毎日酒をあおっている川島。
生き抜いたものの帰る家はなく、川島と出合ったことでそこに身を寄せる門松。 
そんな二人を中心に回る終戦直後のお話です。

タイトルに「大人の」とつけたのはまさしくその通りの意味です。
終戦直後の日本は、誰もが生き抜くのに必死です。
それは男女問わず、そして一部の女性はパンパンとなって生活していきます。
この「あれよ星屑」はそんなパンパンの生活に大きく触れており、生き抜くための必要なこととして描かれています。
あくまで楽観的に、否定的にではなく、そういった生活を選んだものもいるという肯定的な描き方です。 
一般論としては目を背けがちな部分にしっかり焦点を当てた形ですね。こういった人間くささを描くのは大切なことだと思います。

また、2巻では戦時中の軍隊生活の話になるのですが、そこでもやはり女郎屋の女遊び、売春に重きをおいています。
性欲、特に死と隣り合わせの世界では性欲と死は決して切り離せないものですよね。
兵士というストレスとその発散の場として深く描かれています。
それ以外は新兵の境遇や人を殺すということを深く表現しています。ただの百姓やまだ学校を出たばかりの子供が兵士に入ってどんな生活を送るのか、淡々と描かれます。


と、まあそのような雰囲気で描かれる終戦直後の日本「あれよ星屑」
しっとりと読ませる作品なので、続きも楽しみなところです。


眠気覚め度 ☆☆☆


     

アニメ 「ゲート」3話 - 面白くなってきたじゃないか

はい、ようやくニコニコで観ることが出来たのでゲート3話の感想です。
3話でやっとレレイ、ロウリィ、テュカが揃って、炎龍と初バトルでしたね。 
炎龍と自衛隊のバトルは原作準拠ですが、躍動感のある車両の動き、統率の取れた射撃、そして鉄の逸物と見ごたえ十分でした。

話の展開はやや遅いものの作りこみは丁寧な感じで、1話より2話、2話より3話という順で盛り上がってきましたね。
ただキャラデザがなあ。実は私はもそうですが、妙に可愛く描きすぎな気が。
漫画版ファンとしては、やはり原作の絵の方が好みなんですよね。
今週出番無かったけどピニャ殿下とかはやっぱり。

とはいえ、アニメ版も全然悪くないと思いますし、やはり好きな人はアニメ版の方が好きなようなので、これは単なる好みでしょう。

次回は難民キャンプが始まる内政編ですね。ゲートの半分は内政が肝なので、ここの描写は楽しみです。
戦闘は次は市街戦までお預けかな?しっとりじっくりねっとり内政シーンを描いて欲しいところです。
 

 

実は私は アニメ第2話 感想と少し原作比較

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はい、「実は私は」アニメ第2話感想と若干の原作比較になります。
1話よりもグッと面白くなりましたね。だけどだいぶ原作を改変、もとい編集してる感じです。
2話は委員長回。原作のみかんとのいざこざとか白神の家に行ったりとかはカットされてます。
たぶんみかん関連は3話でまとめるのかな。ババ抜きはやらなさそう。

はい、画像そこそこ多めなので畳んでおきます。
続きからどうぞ~



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決してマネしないでください。 2巻 - ニュートンが大活躍するウンチク漫画

「12月25日に生まれたのはアイザック・ニュートン!!! よってクリスマスは廃止、12月25日はニュートン祭りです!!」

そんな「決してマネしないでください。」第2巻。 
今回は、ニュートンもそうですがノイマン等のコンピュータ誕生にも触れていて理系にはなかなかたまらないです。
また、
 - 安物ワインを一工夫で高級にするには?
 - ワインに空気を含ませてまろやかにする画期的な方法
 - 鶏ムネ肉を高級地鶏にするには?
 - 偽装霜降り

等々、食に関しても様々なウンチクが披露されます。まさに科学ならではです。


さてそれでは、恒例の目次を見てみましょう。

Q7. ハードディスクのデータを完全に消去するには?
Q8. シュレディンガーのネコは箱から出られるのか?
Q9. 12月25日はなんの日なのか?
Q10. 迷子を素早く探すには?
Q11. 「1メートルの長さ」はどう決まったのか?
Q12. 安い食材を高級にするには?
Q13. 相手にちゃんと想いを伝えるには?


うん、目次だけでもそそられますね。
中身は実際に読んでみてください。


眠気覚め度 ☆☆

監獄学園アニメ第2話 - 原作とアニメ比較

はい、第2話も素晴らしかったですね、アニメ監獄学園。
正ヒロインの花ちゃん回であり、練馬一の智将ことガクトが活躍し始めました。
1話同様、ほとんど原作準拠ですが、差分もちらほらと。
そんな監獄学園第2話の原作とアニメ比較、第1話と同様にいってみましょう!

続きは畳んでいるので、続きからどうぞー

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かつて神だった獣たちへ - 力を持ちすぎた兵士の戦後の末路

「擬神兵の誓い覚えている?」
「心無くした者は仲間の手で葬る」
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戦争に勝つために肉体改造をされて人ならざるものの力を持つことになった兵士 "擬神兵"。 
戦争終結後、その力のやり場を無くし、尚且つその力がゆえに一般人に恐れられることになった英雄達。

そんなドキワクな切ないストーリーが 「かつて神だった獣たちへ」です。
この設定、「ドラクエモンスターズプラス」でもありましたね。ドラクエ2のローレシアの王子がシドーを倒した後に "破壊神を破壊した者" と呼ばれて恐れられるようになったとか。
あと「天空の扉」でも魔王を倒した勇者は毒殺されたとか。

とにもかくにも、戦争の先の英雄達は例外なく排除されるということに基づいた話ですね。
こういう人間臭い設定、大好きなんですよ。やっぱ綺麗ごとばかりではなく、政治や感情も絡んだ人間のドロドロとした闇って怖くて気持ち悪くて純粋で面白い。


3巻のレビューはこちら (かつて神だった獣たちへ 3巻 - 戦時中の英雄と戦後の悪魔と)

眠気覚め度 ☆☆☆

  

trash. 7巻 相変わらず登場人物のほとんどが死ぬ結末

エロ要素有りの死体増えまくりストーリー。trash.7巻もいつものtrash.でした。

女子高生プロ殺し屋のバレット&フランチェスカ。そんな彼女達が活躍するほとんどの敵対殺し屋が可愛い女の子だけどほぼ全員死ぬtrash.。
頭からっぽで読めるタイプですね。可愛い女の子が暴れまわって頭四肢臓物が飛び散る、そんな漫画です。

主人公のバレット&フランチェスカの雇用主も女子高生ヤクザの頭ともう筋金入り。
この作者、欲望むき出しで描いてるんだろうなこれw

とまあ、ノリはいつものままなので、ただ単に相手が毎回変わるだけという感じなんですが、
なんと7巻ではこれまでにないほどの凶悪犯罪者が相手になります。でも結末は大体いつもどおりです。

なので、既刊を楽しめるなら7巻も楽しめるでしょう。
では、読んで可愛い女の子があんな姿になったりこんな姿になったりを楽しんでください。


8巻の感想はこちらから (trash. 8巻 - いつも通り新キャラどころか旧キャラも無残に死んでいくぞ!)

眠気覚め度 ☆☆
  

ぼくらのふしだら - 等価交換となる対象は性欲

「その数値はキミの性欲を表している。使うたびに増えるから気をつけた方がいいよ」

人一倍勉学に励み課題を解くことは出来るが、基本的な頭の回転が遅いために会話もたどたどしく、試験の結果も思わしくない女子高生 結城美菜実。彼女が欲したのは考える為の時間。それを得るために差し出すものは性欲の上昇。

そんなまさしくエロ漫画的な設定が「ぼくらのふしだら」です。 
というかエロ漫画です。掲載誌が違えばこの設定を理由に毎回毎回あんなことやこんなことやの話になっていたでしょう。
しかしこの漫画の違うところは、この設定をサスペンス風に持っていっていることです。(作品の半分はエロですけど)

最近、異様に性欲が高まり勉強どころではなくなってしまった結城美菜実。
そしてそこに悪魔の囁きが。。。

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その結果、いつの間にか胸には数字が刻まれていて。。。
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時間を止める能力を持つことになった結城美菜実ですが、時間を止めれば止めるほど性欲が溜まっていき、男に少し触れられるだけで大いに反応してしまう身体になってしまいます。
それどころか、理性が抑え切れずに見知らぬ男性を襲ってしまうようなことも。
つまり、時間を止める能力の代償に理性を失うほどの性欲を持ってしまうんですね。
使うのであれば、性欲を発散する方法を確立しなければならないわけですし、そもそも今後性欲に耐えられるかどうかもわかりません。

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が、それを受け入れ、能力を積極的に使っていくことを決意する結城美菜実。そこにはこれまでのコンプレックス、ストレス、未来への希望、そんな溜めるに溜められ続けられた負の感情が前提になっています。
常人ならば危険だと察しすぐに手放すところを、そんなことが出来ないくらいまで追い詰められていたんですね。
そういう原因も色々と表現しているのでその心理状態への持っていき方も無理が無く納得できます。こういう描き方は上手い。
それをエロに結びつけるのはさすがだとは思いましたが。


さてさて、そんな時を止める能力、性欲さえなければ無敵なわけです。スタープラチナだって数秒しか時を止められないのに、こっちは性欲さえどうにかすれば無制限ですからね。
とまあ、そんな力があれば事件が起こらないはずもなく、結城美菜実は危険な領域に突入していきます。

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うん、なかなか読ませるなあ「ぼくらのふしだら」
エロじゃない設定だったらどうなるんだろうとか、エロだからこそこんなに良く出来ているのかとか思ったり思わなかったり。
これは続きが楽しみ。


2巻の感想はこちら (ぼくらのふしだら 2巻 - 性欲と引き換えに時を止める少女、その結末)

眠気覚め度 ☆☆☆☆ 

2015年 週刊スピリッツ34号 ざっくり感想

2015/07/18  週刊スピリッツ34号のざっくり感想です。
今週は3連休なので土曜日発売ですね。ではいってみましょう。

■るみちゃんの恋鰹
   あんま好きじゃないので読んでない

■アイアムアヒーロー
   設定膨らませるだけ膨らませまくってる感がある。おそらく回収はされないだろう。

■あさひなぐ
   これまさかこのままじゃないよな。このままだったら救いが無さ過ぎるぞこれ。

■夕空のクライフイズム
   サッカー編完結!今週からキックベース編スタート!!

■土竜の唄
   さあ、月原が裏切るぞー!

■くーねるまるた
   これちょっとやってみたいけどきっと買ってきた方が早いしおいしい。

■忘却のサチコ
   珍しく食事シーン以外もしっかり面白い回だった。

■モッシュピット
   結果としては次週のバンドが選ばれるか、誰も選ばれないかということになりそう。

■トクサツガガガ
   ピンク可愛いじゃないですかー

■しあわせアフロ田中
   遂に田中が会社を辞めた理由が明らかに!!

■王様達のヴァイキング
   なかなか気持ちのいい締め。

■天そぞろ
   うーん。。。

■茄子とアルタイル
   バック!バック!!

■特別サービス
   これもっと読みたい。面白い。

■団地ともお
   偶然も重なれば必然に

■アオアシ
   予想通り同室の相手はトラブルメーカーか

■させよエロイカ
   スパンキング!!

■ケダマメ
   過去編より現代編の方がわかりやすいな

■1518!
   また来週から休載かよ!!


スピリットサークル完結!!
今のイチオシ!!
少し前のイチオシ!!
結構前のイチオシ!!
タイムリープサスペンス!!
ゲームとギャグが好きなら!
漫画もいいけど山賊もね!
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